産後なぜ旦那にイライラしてしまうのか?嫌悪感の原因を探る!
Date:2017.08.29
結婚したときはもちろん、新婚生活や妊娠したとき、旦那さんと幸せをかみしめていたはず。それが出産をして、子育てが始まったと思ったら、旦那さんに対するイライラが…。
こんなことは今までなかったのに、と自分のイライラの理由を理解できていない人もいるでしょう。
産後は旦那さんにイライラするという人は実はとても多いのです。それには理由はあります。
産後、旦那さんにイライラしてしまう理由についてみていきましょう。
子供の面倒を見ない?イライラの原因は旦那さんの行動にある
産後は自分の体の変化や生活環境の変化など、母親になった女性にとってはさまざまな変化があります。
そのため、体も心も疲れてしまうもの。さらに夫のさまざまな行動が産後の女性にはイライラの原因になるのです。
苦労の多い子育て。育児に協力的でない旦那さんの態度にイライラ
新生児のお世話は大変です。特に初めて出産したお母さんは、何事に対しても未体験。うまくいかなこともあります。心配したり、悩んだりしたりすることも多いでしょう。生まれたばかりの赤ちゃんにママが苦労することには、
- 抱っこしていないと寝てくれない
- 寝たと思ってベッドに横にしたら泣き出す
- オムツ替えは1日に何度もしなければならない
- ミルクや授乳は3時間置き
- 深夜でも授乳をしなければならない
- 夜泣きがある
- 睡眠不足になる
など、挙げればきりがありません。そんな母親の苦労を知ってか知らずか、夫は、
- お風呂に入れてくれない
- オムツ替えを嫌がる
- 泣いていてもあやそうとしない
- 休日は一人で遊びに出かけてしまう
- 夜も早く帰ってきてくれない
- ミルクを作ってくれない
など育児に協力してくれない態度には、イライラしてしまうのも無理はありません。
育児を手伝っても、妻の夫に対するイライラは解消しない
イクメンとまではいかなくても、それでも時々、お風呂に入れたり、家事を手伝ったりすることもあるでしょう。しかし、その行動に対しても、妻は旦那さんにイラっとしてしまうこともあります。
育児に慣れない旦那さんは、もちろんオムツ替えもスムーズにできません。今まで家事などやったことがなければ、分からないことは奥さんに聞きながら、ということになります。それは妻の仕事を増やしてしまうことになるのです。
さらに、少しくらい手伝ったからといって得意げになっている様子や、仕事で疲れているのにやってやった、などといった態度にも、奥さんは腹が立ってしまうのです。
育児に無関心で、子どもが泣くと嫌な顔をする旦那さん
育児に協力してくれないどころか、子育てに無関心、という旦那さんも中にはいるものです。自分は外で働いているのだから、家にいて子どもを育てるのは母親の仕事、と思っている男性です。
子どもが生まれれば、かわいがってくれる旦那さんばかりではありません。夜泣きなどをすると、露骨に嫌な顔をしたり、「うるさい!」などと怒鳴ったりする旦那さんもいます。
そんな旦那さんの態度にはイライラを通り越して、不安になってしまいますね。
自分のことを自分でできない旦那さんにイライラ
育児で大変な時期に、旦那さんが今までと同じように何でも奥さん頼り、という状態は、妻のイライラも積もるばかりです。
「僕の靴下どこ?」「夕ご飯まだなの?」「クリーニング出しておいてって言ったのに」など、自分のことを自分でできない旦那さんに対してはストレスも溜まってしまいます。
自分で食べた食器も片付けない、服は脱ぎっぱなしなど、奥さんに手間をかえさせる旦那さんの態度にはイラっとしてしまう妻も多いです。
出産後は、旦那さんも父親としての自覚を持ち、最低限自分のことは自分でできるようになっておかなければなりませんね。
産後ママの体の変化によってイライラしてしまうことも
旦那さんにイライラしてしまう理由の一つに、産後の女性の体の変化があります。
産後はホルモンバランスが乱れやすくなる
妊娠中に大量に分泌されていたエストロゲンとプロゲステロンは、出産後、急激に減少します。その代わりに、プロラクチンという母乳を作るホルモンがたくさん分泌されます。
このように大きなホルモンの変化は、ホルモンバランスの乱れにつながります。ホルモンバランスが乱れると、女性は精神的に不安定になります。情緒も安定しないため、ちょっとしたことに対してもイライラしてしまうのです。
産後のママの体にはさまざまなトラブルが起こる
産後は数時間置きの授乳や赤ちゃんの抱っこなどで、肩こりや腰痛などが起こりやすくなります。睡眠不足もあり、慢性的な疲労が蓄積されて疲労感も半端ではありません。
ウォーキングさえもできず、筋力が落ち、体力も低下するため、免疫力が落ちて風邪をひきやすくなることもあります。
育児のストレスや疲労によって母乳が出なくなることもあります。母乳育児は代わりがききませんし、母乳が出ないと心配になってしまいますね。
離婚の原因ともなる産後クライシス。産後は特に注意が必要
最近よく聞く産後クライシス。産後2年以内に夫婦間の愛情が冷めてしまう状態のことです。特に産後は夫婦間の愛情が冷めてしまうことも多いと言われています。離婚の原因となることもある産後クライシスとはどのようなものでしょうか?
夫は敵?!と思ってしまい産後クライシスに
産後クライシスは、感情の波が激しくなり、夫に対してイライラしたり、嫌悪感を強く感じてしまったりする状態です。出産前には気にならなかった旦那さんの行動に対してもイライラしてしまいます。
このホルモンをオキシトシンといい、赤ちゃんを守ろうとする愛情が生まれるとともに、周囲を敵と感じさせてしまう、という特長があるのです。旦那さんであっても、敵とみなして嫌いになってしまうこともあるのです。
産後クライシスの状態になると、夫婦中に亀裂が入り、それが離婚へとつながってしまうこともあります。そうならないためにも、早急に対策をすることが大切です。
離婚しないためにも夫とのコミュニケーションを
産後クライシスになってしまうと、すぐに元に戻れるケースもありますし、10年以上引きずるケースもあります。
産後クライシスが原因で離婚、といった最悪の状態を避けるためにも、夫とのコミュニケーションが大切です。
イライラする気持ちは仕方のないことですが、イライラを心の中にしまっておくだけではなく、どうしてほしいか?何をしてくれるとイライラしないのか?を考え、旦那さんに伝えるようにしましょう。
また、産後クライシスや産後の体や精神面においても、旦那さんに知ってもらうことも大切なことですね。
産後のイライラは誰にでもあるもの。妊娠中に対策を立てる
産後は誰でもイライラしてしまうものです。生活環境も変わりますし、体の変化もあります。そのせいで、心や体が病気になってしまうと、子育てにも影響します。
産後、どういった生活になるのか?夫婦でどう乗り越えていかなければならないのか?を妊娠中に夫婦で相談しておくことも大事です。
家事も最低限のことはできるよう、旦那さんに教えておくことも必要ですね。産後のつらい時期を、夫婦一緒に乗り越えていくことで夫婦の絆も強くなることでしょう。
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