生理中の運動はOK?身体が喜ぶ効果的なエクササイズを!
Date:2017.06.22
始めたばかりのダイエットや運動。ヨガにダンススクール。やっと慣れてきた!効果が出てきた!と思ったら月イチの生理が…
生理は女性にとって大事なもの。生理中はカラダのために、ゆっくりすべきとはわかっているけど、「せっかくの習慣を途中で止めたくない!」世の頑張り屋の女性たちは、ついつい無理をしてしまいがち。
でも、実際生理中の運動ってしてもいいの?身体には負担がかからない?そんな疑問に、今回はお答えします。
この記事の目次
生理中の運動はOK!でもカラダの声を聴いてから
生理中、女性は誰でもカラダの不調に悩まされがち。下腹部や腰、頭などの痛みや倦怠感など、症状は人それぞれ。なかには、吐き気やめまいがある人も…。
こんな不調なときに運動してもいいのかな?と、不安になるかと思います。ですが、生理中は絶対に運動はNG という決まりはないんです。
むしろ、生理痛がそこまで重くなければ、軽い運動は生理中の不快な症状を和らげてくれる場合があるんです。
生理中の運動のメリット
生理中は血の巡りが悪く、冷えたりむくんだりしやすい時期。その冷えが痛みやコリの原因になることもあるので、軽い運動で血の巡りを良くしてあげれば、生理痛の緩和になります。
また、些細なことでイライラ、そんな自分に自己嫌悪…なんて、ウジウジ、くさくさしてしまいがちな生理中のメンタルにも効果が。軽い運動は気分の切り替え、ふさぎがちな心のリフレッシュに最適です。
生理中の運動のデメリット
とはいえ、生理痛が辛いときや、体調が思わしくないときには、運動は避けるのがベターです。
また、生理の症状がたとえ軽くても、長時間にわたるジョギングやランニングなどの激しい・極端にキツイ運動は避けましょう。腹筋に力を入れる筋トレや、雑菌に弱くなっている時期なので水泳もオススメできません。
また、生理期間中は貧血になりやすいので、出血量を多くしてしまう運動は避けたいところです。
特に日頃ジョギングやランニングを頑張っている人は「アスリート貧血」なんて貧血の種類もあるので、注意が必要です。
- アスリート貧血(行軍貧血)
- ジョギングやランニングで、足裏に衝撃が加わることで赤血球が破壊され、貧血に。加えていちどに汗をたくさんかくこと、筋肉量が多いほど運動時に鉄を消費するので、日頃走る運動をしている女性は特に鉄分を多くとる必要があります。
また、生理期間中はどうしても生理用品や下着との摩擦で肌トラブルが起きがち。運動で汗をかいてムレたり、モレたりも気になるところ。
カラダ喜ぶ!生理中にオススメの負担のない運動
ここでは、生理中でも身体に負担をかけずにできる運動を紹介しますね。
ヨガ・ストレッチなどのエクササイズ
全身を気持ちよくのばすエクササイズは、生理中に凝り固まったカラダに優しい運動方法。
骨盤回りをやわらかくするもの、滞りがちな脚の付け根の血行をよくしてくれるものがオススメです。
- 合蹠前屈(がっせきぜんくつ)
- 下半身の血の巡りを良くしてくれる、ヨガのポーズ。骨盤と股関節をゆるめてくれるので、生理痛に効果があります。
【やり方】
- 両足の裏をくっつけて、ひざを開いて座ります。
- 両手で足首を持ち、ゆっくりと自分の股関節方向に引き寄せます。
- そのままゆっくりと上体を倒していきます。呼吸は止めず、息をゆっくりと吐きながら。
- 背中が丸まらないように気をつけながら、10秒~20秒キープします。
- ネコのポーズ
- こちらも、身体のこわばりをラクにしてくれるヨガのポーズ。生理中の、肩や背中の緊張をほぐしてくれます。
【やり方】
- 四つん這いになり、両肘と手首は肩の真下あたり、両ひざは腰の真下あたりにくるようにします。
- 目線はおへそを覗き込むように、息を吐きながら背中をアーチのようにして、天井へ突き出します。
- 息を吸いながら、目線は斜め上に。腰をそらしながら、四つん這いのポーズへ戻ります。
- 呼吸に合わせて背中を丸める、反らすを3~5回ほどくりかえします。
お散歩程度に、軽いウォーキング
生理中は血行が悪く、少し全身運動を取り入れたい、そんなときにオススメなのがウォーキング。
近所に公園や河原など、自然を感じられる場所があればリフレッシュに最適。散歩や買い物のついでなどに、出かけてみましょう。
生理中に運動しなくたって、すぐに適した時期がやってくる!
それでも頑張り屋な女性は多いもの。ストレッチや多少のエクササイズじゃ、習慣にしていた運動量には満たないし…
なんて、運動しない罪悪感を溜めちゃったりしては、生理時のウツウツした気分がひどくなるだけ。
生理が終わったあと、次の排卵までの期間は、エストロゲンというホルモンが優勢になります。
- エストロゲンとは
- 美容ホルモンとも言われ、身体の新陳代謝を促して、老廃物やむくみを排出・改善してくれるホルモンになります。
逆に、排卵後から生理期間中は、プロゲステロンというホルモンが優勢に。
- プロゲステロンとは
- 身体に水分や栄養を蓄え、体温を高めたりするホルモンになります。
赤ちゃんを守るためのホルモンなので、プロゲステロンが優勢の生理前は、外部からの刺激に敏感になってイライラ・鬱々…PMSの症状が出る人も多いんです。
だから、女性の身体の周期を大まかに2つに分けると、生理後というのはチャンス期間!
生理前・生理中にため込んだ水分や栄養を、しっかり吸収・余分なものは排出して、美しくギュッと絞っていく期間と心得ましょう。
エストロゲンという、もともと女性が持ち合わせているホルモンが、自然と運動をサポートしてくれるんですよ。
生理中はカラダもココロもゆっくり、のびのびと
生理中は、理由もなく心身共にドンヨリ、不調になりがち。さらに、ダイエットの為に始めた運動も出来ない・続けられない自分…もう嫌!なんて自分を責めては、負のループまっしぐらですね。
身体の不調が軽くなったら、栄養と鉄分をしっかりと摂って、軽い運動でリフレッシュしましょう。
公園の緑のなかや、流れる川沿いの遊歩道をウォーキングするだけでも身体と心がほぐれるのを実感できるはず。
月に1回、一週間の「カラダの準備期間」を大切に過ごすことは、忙しい現代の女性にとって必須事項なのかもしれませんね。
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