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つらい妊娠中の咳…市販薬を飲めない妊婦さん向け咳対処法

Date:2017.11.09

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つらい妊娠中の咳…市販薬を飲めない妊婦さん向け咳対処法|女性の美学
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普段、咳が止まらい時は市販薬を飲んだり、うがい薬を使って喉の不快感を取り除いて咳を抑えようとします。

しかし、妊娠中は市販薬を飲んだり殺菌力の強いうがい薬を使っていいのか分かりません。

妊娠中は自分の症状を抑えようと薬などを飲むと、お腹の赤ちゃんにも影響を与えてしまうことがあるので、妊婦さんはいろいろと悩んで自分なりに対処をしています。

咳の場合、少し咳が出るくらいだから大丈夫という妊婦さんもいますが、咳が続くと自分の体調だけではなくお腹の赤ちゃんにも影響を与えてしまうことも考えられます。

そのため、咳が続く時は、早く咳を抑える必要があります。そのため、市販薬に頼らず咳を抑える方法を知っておきましょう。

妊婦さんでも安心して咳を抑える対処方法

普段、咳が止まらないと市販薬を飲んで症状を抑えることもできますが、妊娠中は難しいですね。

妊婦さんでも安心して咳を抑える方法は、あるのでしょうか。世間一般でよく咳を止めるために使われている薬を使わない方法をいくつか紹介します。

その1.水分補給をしっかりとして喉を乾燥させない

妊娠すると、水分不足になり喉が乾燥して咳が止まらなくなることがあります。

妊娠前に飲んでいた水分を補給しているから大丈夫と思っていても、妊娠するとお腹の赤ちゃんにも水分を与えないといけないので、足りません。

こまめに水分を補給し、喉を乾燥させないようにすることが大事です。

なかなか水が飲めないという人は、保湿効果のあるマスクを付けたり、部屋自体を乾燥させないように加湿器を付けるなどして、喉が乾燥させないようにすると咳は治まっていきます。

また、こまめに水分を補給することができない場合は、飴なども効果的です。飴を舐めると唾液が分泌されるので、自然と喉も潤います。

この時、薬用のど飴などは成分が分からないので市販されている普通の飴やのど飴がオススメです。

あまり食べすぎると糖分を多く摂取してしまうので、どうしても咳が出たら困る時などに飴は使いましょう。

その2.ハチミツやマヌカハニーを舐める

風邪などで咳が出る場合、殺菌作用のあるハチミツが効果的です。特に、マヌカハニーは強い殺菌作用があるので、喉の炎症を抑えてくれる働きがあります。

マヌカハニーは手軽に購入できませんが、通販や高級スーパー、ハチミツ専門店などで取り扱っています。マヌカハニーには、次のような効果があります。

  • 喉の炎症を抑える
  • 風邪、インフルエンザの予防
  • 口内炎や虫歯の予防
  • 整腸作用
  • 炎症抑制

その他、ガン予防などの効果もあると言われています。もちろん、普通のハチミツでも喉の炎症を抑えることはできます。

この時、気を付けたいのがハチミツの選び方です。ハチミツには、100%純粋ハチミツのものと、オリゴ糖などが混ざっているものがあります。

喉の炎症を抑えるには、100%純粋ハチミツを選ぶようにしましょう。

摂取方法ですが、咳が出そうな時に舐めるのもいいですが、1日3~4回時間を決めて舐めるようにします。

量は、ティースプーン1杯をゆっくりと舐める程度で十分です。食後や寝る前など、喉が潤っている時に舐めると粘膜保護にもなります。

その3.大根とハチミツで作る「大根飴」

薬が飲めない子供の頃、舐めたことがあるという人も多いと思いますが、大根とハチミツで作る「大根飴」は咳止めにとても効果的です。

作り方も簡単なので、常に作って置いておくと便利です。

【材料】

  • 大根 適量
  • ハチミツ 大根が浸る程度

自分が作りたい量の大根を用意し、ハチミツは大根が浸る程度の量を用意します。

常に常備しておきたいという場合や、咳が良く出るという人は、多めに作っておくと便利です。

【作り方】

  1. 大根を綺麗に洗う
  2. 皮を剥かず、1cm程度の角切りにする
  3. 容器に大根を入れ、その上から大根が浸るまでハチミツを入れる
  4. 蓋をして冷蔵庫に入れる

一晩程度で大根から水分が出てきます。大根を取ってみて、水分が出切っていたら大根は取り除きます。(2日程度つけていると大根の水分は全て出てきます)

大根飴は、大根の成分が出ているハチミツを食べます。食べる時は、大根の水分とハチミツをしっかりと混ぜることが大事です。

咳がつらい時にティースプーン1杯程度を舐めるか、温かいお湯などに混ぜて飲むと咳が自然と落ち着いてきます。

また、作った大根飴は衛生的なことを考えて1週間で食べきるようにしましょう。

その4.蓮根で作る「蓮根くず湯」

咳を抑える時、葛湯を飲むという人がいます。もちろん葛湯も効果的ですが、さらに効果があると言われているのが蓮根を使った「蓮根くず湯」です。

蓮根には、ムチンという粘りのある成分があり、これが水分を抱え込む働きがあります。

また、蓮根には炎症を抑える働きもあるので、喉の炎症にも効果的です。

【材料】

  • 蓮根のしぼり汁 50cc
  • 葛粉もしくは片栗粉 小さじ1
  • 生姜のしぼり汁 少々
  • 塩 少々
  • 熱湯 150~200cc
【作り方】

  1. 熱湯以外の材料を鍋に入れる
  2. 1に熱湯を入れて溶かす
  3. 弱火にかけてとろみが出るまで混ぜる

ゆっくりと飲んでいくと、喉の炎症だけでなくとろみで喉も潤います。あまり熱いのを飲むと喉を痛めてしまう可能性があるので、注意しましょう。

その5.ビタミンをしっかりと摂取する

咳の原因である風邪をひかないようにするためには、免疫力をアップさせる必要があります。

ビタミンの中でも、次の2つは特に積極的に摂取するようにしましょう。

ビタミンA 粘膜の保護
ビタミンC 免疫力アップ

咳にいいからといって過剰摂取するのはよくありません。ビタミンAは1日1500㎍が上限となっています。

また、ビタミンCも1日100mg以上の摂取が推奨されていますが、妊婦の場合はそれよりも多く摂取するようにと言われています。

ビタミンAは、次のようなものに多く含まれています。(100gの含有量)

卵黄 480㎍
牛レバー 11000㎍
豚レバー 13000㎍
鶏レバー 14000㎍

これを見ると、レバーを少量食べれば、1日のビタミンAは摂取することができます。

ビタミンCの場合、果物や野菜には多く含まれています。(100gの含有量)

レモン 100mg
ブロッコリー 120mg
キウイフルーツ 140mg
赤ピーマン 170mg

ビタミンCというと、レモンや柑橘系の果物のイメージがありますが、赤ピーマンやブロッコリーといった野菜にも多く含まれています。

ビタミンCを摂取する時は果物ばかりではなく、野菜からも上手に摂取するとバランス良い食事になります。

その6.梨やパイナップルなど咳止め効果のある果物を摂取する

果物の中には、咳自体に効果があると言われているものがあります。それが、梨とパイナップルです。

梨は、乾きを癒す働きがあり痰を除去するとも言われています。

そのままで食べたり、すりおろして食べるのもいいですが、薬膳の氷砂洋梨のようにして食べるとさらに効果的です。

【作り方】

  1. 梨を一口大(1cm角程度)に切って耐熱容器に入れる
  2. ハチミツを適量かける
  3. 生姜のみじん切りを2~3つまみ程度ふりかける
  4. 蓋(もしくはラップ)をして500Wのレンジで3分加熱する

梨の甘味が強い場合はハチミツを減らし、甘みがあまりない梨の場合は、少しハチミツを多めにすると甘くなります。

加熱するとかなり梨が熱くなるので、注意しましょう。

またパイナップルの場合は、缶詰ではなく生のパイナップルがオススメです。

パイナップルには「ブロメライン」という炎症を抑えてくれる働きがある成分が入っています。

生のパイナップルを自分でむくのは大変という場合は、果物コーナーやコンビニに置いてあるカットパインが便利です。

その7.体を十分に休ませて免疫力をアップさせる

妊婦さんは免疫力が低下しています。そのため、風邪などもひきやすい状態になっています。

免疫力を安定させるには、体をしっかりと休ませることが大事です。

寝る時に咳が出る人は、枕を高くしたり仰向けではなく横向きになって寝ると、肺の圧迫感がなくなり咳が出にくくなることもあります。

その8.首や肩が冷えないようにする

首や肩が冷えると、体全体が冷えてしまい風邪をひきやすくなります。特に、風邪をひくと扁桃腺が腫れたり喉を痛めてしまう人は冷やさないことが大事です。

室内の場合、ストールやネックウォーマーなどを使うと便利です。

ただ、風邪をひいて熱がある時は首を温めるとさらに熱が上がるので、この方法は効果がありません。

その9.喉の不快感は緑茶や紅茶を使ってうがいをする

咳が出て喉に不快感がある時、また風邪をひかないように予防をする時はうがいをします。

薬用うがい薬を使いたいところですが、薬なのでなるべく避けるようにしましょう。

日頃、口にしているものでも殺菌作用があるものがあります。それが、緑茶や紅茶です。

緑茶や紅茶はうがいをして間違って飲んでも、体に害はありません。うがいをする時は、ぬるめのお茶・紅茶で行うようにしましょう。

▼紅茶うがいについてはコチラを参考にしてください!

紅茶うがいの記事のトップ画像キャプチャ

その10.何をしても咳が止まらない時は病院で薬を処方してもらう

上記のような方法で咳が止まらない場合、市販薬を飲むのではなく必ず病院で診察を受けて、薬を処方してもらいましょう。

咳といっても、

  • 喘息
  • 風邪
  • アレルギー

と様々な原因があります。

咳が長期間続いたり、咳が出過ぎて精神的・肉体的負担が大きい場合は、すぐに病院へ行きましょう。

無理はしない!市販薬を使わなくても咳を止めることができる

妊婦さんは、咳が出ても「薬を飲んではいけない」と我慢してしまうことがあります。しかし、咳は腹圧などにも関係するので我慢することは危険です。

咳は市販薬を使わなくても止めることができます。日頃、口にするようなものを上手に使って咳を止めるようにしましょう。

咳が出やすい人は常に常備しておけば、急な時も慌てずに対処することができます。

咳がなかなか止まらない時は無理をせずに行きつけの産婦人科医に相談しましょう。

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ライター:ぴよこ

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