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自営業者におすすめのカードローン!審査に通りやすくするコツを解説

Date:2021.12.23

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自営業者におすすめのカードローン!審査に通りやすくするコツを解説|女性の美学
https://josei-bigaku.jp/self-employed159607/


自営業者はカードローンの審査に通りにくいという噂があるため、お金を借りたいのにためらっている方もいるのではないでしょうか。自営業者でもカードローンの利用は可能なので、必要以上に心配する必要はありません。

ただし、自営業者がカードローンを利用する場合には借入目的によって借入先をきちんと選ばなければならないなど、注意すべき点はあります。注意点を知らずに申し込みをすると、審査に落ちる可能性もあるのです。

今回は自営業者におすすめのカードローンと、審査に通りやすくするためのコツを解説します。ぜひ借入をする際の参考にしてください。

自営業者でもカードローンが利用できる根拠を確認しよう

自営業者とは、自分で事業を営んでいる人を広く指す言葉で、法人化している場合も含めます。

近年では働き方が多様化して、個人事業主・個人事業者・フリーランスなどの言葉もよく聞かれるようになりました。自営業は自分で事業を営んでいる人を広く指す言葉なので、個人事業主やフリーランスなどはすべて自営業者に含まれます。

自営業者でもカードローンが利用できるとわかると、安心して借入ができます。自営業者でも借入ができる根拠を紹介するので、チェックしてみてください。

利用条件を見ると自営業者でも借入可能と確認できる

カードローンに申し込む際には、カードローンごとに設けられている利用条件を満たしている必要があります。利用条件を見ると自営業者でも借入が可能だとわかるので、いくつかの商品を例に確認しましょう。

カードローンの種類 自営業者に関する案内
SMBCモビット 安定した定期収入があることを条件として自営業者も利用できる
プロミス 現在仕事をしていれば審査のうえ申し込みができる
アコム 自営業者(個人事業主)でも安定収入と返済能力があれば契約できる
アイフル 定期的な収入と返済能力があれば申し込める
イオン銀行カードローン 本人に安定かつ継続した収入が見込めれば自営業者も申し込める
楽天銀行スーパーローン 毎月安定した定期収入があれば申し込める
三井住友銀行カードローン 原則安定収入があれば申し込める

自営業者について明記しているカードローンもそうでないものもありますが、安定収入があれば自営業者でも申し込みが可能です。

どれくらいの自営業者が借入に成功しているかデータを元に確認しよう

どれくらいの自営業者がカードローンの借入に成功しているのか、データを元に確認しましょう。

令和2年に日本貸金業協会によって行われた調査の結果を報告する「資金需要者等の借入意識や借入行動に関する調査結果報告の公表について」という資料によると、借入経験がある事業者のうち63.3%が希望した金額で借入できたという結果が出ています。

調査では、借入経験のある事業者に対して、貸金業者への直近 3 年間の借入申込状況について質問が行われました。結果の詳細は以下の通りです。

回答の内容 割合
希望した金額で借入できた 63.3%
借入はできたが希望した金額ではなかった 26.2%
希望した金額ではなかったので借りなかった 5.2%
借入を断られた 5.3%

希望した金額ではなくても、審査に通った事業者は95%程度であることがわかります。

アイフルでは、借入をしている人の職種の割合を公表しています。公表されている内容を見ると、借入をしている人のうち7.6%が社長や代表者です。

どちらのデータからも、安定収入があると認められれば自営業者でも借入ができるという結果を示しています。

自営業者がカードローンを利用するなら借入目的に気をつけて

自営業者がカードローンを利用する場合、借入目的に注意が必要です。

お金を借りる目的が日常的な資金なのか、事業資金としてお金を使いたいのかによって、申し込むべきカードローンが異なる場合があります。

たとえばイオン銀行カードローンの商品概要を見て見ると、借りたお金の使い道は原則自由とされていますが、事業性資金には利用できないと明記されています。

プロミスのカードローン商品(フリーキャッシング)は、借りたお金の使い道は生計費に限りますが、個人事業主が借入をする場合のみ生計費と事業費に利用可能です。

事業のためにお金を借りたいのに事業費には使えないカードローンに申し込むと、審査に通りません。カードローンには一般向けのカードローンと事業向けのカードローンがあるので、目的に合わせて申し込む商品を選びましょう。

一般向けカードローンと事業向けカードローンの違い

一般向けカードローンと事業向けカードローンには、以下のような違いがあります。

カードローンの種類 一般向け 事業向け
借りたお金の利用目的 生計費
※商品によっては事業費にも使える場合あり
事業費
※商品によっては生計費にも使える場合あり
借りられる金額の上限
※貸金業者から借りる場合
年収の3分の1まで 年収の3分の1を超える借入も可能

借りたお金の使い道は商品によって決まりが違うため、事前に確認してから申し込みましょう。

一般向けカードローンと事業向けカードローンで大きく違うのは、借りられる金額の上限です。消費者金融など、貸金業者に分類される借入先からは、年収の3分の1を超える借入ができません。

これは貸金業者が守るべき法律の一つ貸金業法に定められているルールで、総量規制と呼ばれます。総量規制は借り過ぎによって多重債務に陥る人が出るのを防ぐ目的で制定されたルールです。

しかし、総量規制には例外とされる借入があります。上限がはっきりと決められると、たとえば病気になった時や事業にお金を使いたいときなどに、お金が借りられず困る可能性があるからです。

個人事業者が借入をする場合、以下の点をチェックして返済能力を超えないと認められれば、例外的に年収の3分の1を超える借入が可能です。

  • 事業計画
  • 収支計画
  • 資金計画

総量規制の例外とされる貸付は、借入している残高として計算はされますが、例外的に年収の3分の1を超える借入が認められている状態です。

総量規制には、事業者に対する貸付以外にも例外とされる貸付があります。また、住宅ローンやマイカーローンなど、総量規制から除外される貸付もあります。年収の3分の1を超えて借入をしていると、例外貸付けや除外貸付けを除いて新たな融資は受けられません。

カードローンを利用する際に必要な書類の準備も忘れずに

カードローンを利用する場合、基本的には以下の2種類の書類の提出が求められます。

  • 本人確認書類
  • 収入証明書類

貸金業者で借入をする場合、収入証明書類の提出は法律で義務付けられる場合とそうでない場合があります。

貸金業法によると、1か所の業者で50万円を超える借入をする場合か、複数の業者からの借入金額を合計すると100万円を超える場合に提出が義務とされています。

法律上義務付けられていない場合でも、借入先から求められれば提出しなければいけません。銀行で借入をする場合は、商品ごとにルールが定められているため事前に確認して指示に従いましょう。

自営業者が借入をする場合、上記の2点の書類に加えて、営業状況の確認ができる書類の提出が求められるケースがあるので注意が必要です。

たとえばSMBCモビットでは、個人事業主が申し込む場合は「営業状況確認のお願い」という書類の提出が求められる場合があると公式サイトで案内されています。

自営業者の在籍確認の方法を知っておこう

カードローンを利用する場合、原則として勤め先に電話を入れて本当に仕事をしているか確認する在籍確認が行われます。

会社員などの場合は勤務先を記入してそちらに電話をしてもらえば在籍確認ができますが、個人事業主やフリーランスとして自宅で仕事をしている場合どうすればいいか迷うのではないでしょうか。

自営業者の場合、いくつかパターンがあるため、パターン別に在籍確認の方法を確認しましょう。

働き方 記入する勤務先 電話をしてもらう場所 記入すべき電話番号
法人化している自営業者 法人名 事務所や店舗 事務所や店舗の電話番号
法人化していない自営業者 屋号があれば屋号を記入
屋号がなければ自営と記入
または個人名を記入
仕事をしている場所
自宅で仕事をしている場合は自宅
仕事をしている場所の電話番号
自宅で仕事をしている場合は自宅の番号
携帯しかない場合は携帯番号
個人事業主
フリーランス
屋号があれば屋号を記入
なければ個人名を記入
仕事をしている場所
自宅で仕事をしている場合は自宅
仕事をしている場所の電話番号
自宅で仕事をしている場合は自宅の番号
携帯しかない場合は携帯番号

仕事をして収入を得ているという確認が取れればいいので、仕事をしている場所に電話をかけてもらって、電話に出られるようにしておきましょう。

従業員を雇っている人の場合、自分が電話に出られなくても電話に出た人が「外出している」「今日は休んでいる」などと答えてくれれば、在籍確認が取れたことになります。

自営業者におすすめなのはどちらなのか銀行と消費者金融の商品を比較

自営業者におすすめなのは銀行カードローンなのか消費者金融カードローンなのか、商品を比較して検証しましょう。

銀行カードローンのメリット

銀行カードローンのメリットは、低金利で借入が可能な点です。消費者金融カードローンの金利の上限は年18.0%程度が一般的ですが、銀行カードローンはそれよりも低いケースが多く見られます。

いくつかの商品を例に、金利がどれくらいか確認しましょう。

カードローンの名称 金利(年)
りそな銀行カードローン 3.5%~13.5%
ソニー銀行カードローン 2.5%~13.8%
イオン銀行カードローン 3.8%~13.8%
楽天銀行スーパーローン 1.9%~14.5%
みずほ銀行カードローン 2.0%~14.5%
三井住友銀行カードローン 1.5%~14.5%
三菱UFJ銀行カードローン「バンクイック」 1.8%~14.6%

多くの商品で、消費者金融カードローンよりも金利が低いのがわかります。初めて契約をする場合には、上限の金利が適用されるケースが多いため、金利を比較する際は上限の金利に注目して比較しましょう。

銀行カードローンの注意点

銀行カードローンを利用する際の注意点は、以下の通りです。

  • 急ぎの融資には対応できない
  • 金利が低い商品は審査が厳しくなる
  • 借入先によっては口座の開設が必要

銀行カードローンは、どの商品を利用しても急ぎの融資には対応できません。

銀行では、貸したお金が犯罪に使われないようにするために、融資の際に警察庁のデータベースを照会してから審査結果を出す独自ルールが設けられています。

データベースの照会に時間がかかるため、審査結果が出るのは早くても申し込み日の翌日です。申し込み先によっては、審査結果が出るまでに数日かかるケースも見られます。

銀行カードローンを利用する最大のメリットは金利の低さですが、金利が低いカードローンは審査が厳しくなる点にも注意が必要です。借りたお金に金利をつけて返す理由は、主に3つあります。
  • お金を貸すためにかかるコストを回収する
  • 利益を得る
  • 貸したお金が返ってこない場合に備える

お金を貸すには手続きを行う人の人件費などさまざまなコストがかかるため、金利には、コストを回収する意味も含まれています。お金を貸すのは業務の一環なので、利益も見込まれています。

融資をする際の審査は書面上で行うため、実際に貸してみなければ本当に貸したお金が返ってくるか判断ができません。お金が返ってこないと経営がダメージを受けるため、あらかじめ金利をつけておいて、万が一に備える意味も込められています。

金利の低い商品は、回収できる利息が少ない商品です。貸したお金が返ってこなかったときのダメージが金利が高い商品に比べて大きいので、金利が低い商品はより審査を厳しくして本当に返してくれると思う人にしか融資をしません。

経営状況が安定している自営業者は問題なく借りられますが、経営状況に不安がある場合は注意しましょう。

借入先によっては、申し込んだ銀行の口座を開設しなければいけない商品もあります。口座が増えると管理が煩雑になる可能性もあるため、口座を増やして問題がないか確認したうえで申し込み先を決めましょう。

銀行カードローンのおすすめ商品4選

銀行カードローンのおすすめ商品を4つ紹介します。今回は、申し込みやすいように申し込みの際に口座の開設が不要な商品を紹介しています。借入先を検討する参考にしてください。

おすすめ商品 金利(年) 理由
イオン銀行カードローン 3.8%~13.8% 金利が特に低い
イオン銀行以外の口座からも引き落としで返済できる
口座を持っていればローンカードを受け取る前に振込融資ができる
楽天銀行スーパーローン 1.9%~14.5% 楽天会員ランクに応じて審査優遇が受けられる場合がある
申し込みで楽天ポイントがもらえる
楽天銀行に口座を持っていると原則24時間365日即日振込ができる
三井住友銀行カードローン 1.5%~14.5% 返済日が選べる
返済しやすい返済額になっている
三菱UFJ銀行カードローン「バンクイック」 1.8%~14.6% 返済の自由度が高い
メールサービスで返済をサポート

イオン銀行カードローンは、上限の金利が13.8%と銀行カードローンの中でも特に低いので、金利に着目したいときにおすすめの商品です。

楽天銀行スーパーローンは楽天会員に特におすすめのカードローンで、楽天会員ランクに応じて審査が湯遇される可能性があります。すべての会員が優遇されるわけではありませんが、審査が不安な自営業者にはメリットのある仕組みです。

楽天銀行に口座を持っていると原則24時間365日即時振込が受けられるので、ビジネスチャンスを逃さないためにも便利です。

三井住友銀行カードローンは返済のしやすさが魅力のカードローンで、返済日が5日・15日・25日・月末から選べます。

三菱UFJ銀行カードローン「バンクイック」は、返済の自由度が高いカードローンです。35日ごとに返済をするパターンと、毎月決まった日に返済をするパターンが選べます。返済日を忘れないように、Eメールで連絡がもらえるサービスも利用できます。

消費者金融カードローンのメリット

消費者金融カードローンのメリットは、以下の通りです。

  • 借入までがスピーディー
  • 無利息サービスが設けられている業者もある
  • 借入先によっては生計費にも事業費にもお金を使える

消費者金融のカードローンは審査の結果が出るのが早く、最短であれば申し込んだその日のうちにお金が借りられる即日融資が可能な場合もあります。

業者によっては初めて借入をする人を対象として利息がかからない無利息期間を設ける無利息サービスが提供されているため、お得な借入も可能です。

借入先を選べば、借りたお金を生計費にも事業費にも使えます。両方に使えれば、理由に関らずすぐにお金が借りられて便利です。

消費者金融カードローンの注意点

消費者金融カードローンの注意点は、銀行のカードローンより金利が高くなる傾向が見られる点です。

しかし、無利息サービスを利用したり余裕があるときに繰り上げ返済をしたりすれば、利息を節約しながら借入ができます。

繰り上げ返済とは、余裕があるときに決められた金額よりお多くのお金を返済したり、任意の日に追加で返済をしたりする方法です。カードローンの金利は日割りでかかるので、1日でも早く返済をすればその分利息が軽減できます。

消費者金融カードローンのおすすめ商品4選

消費者金融カードローンでおすすめの商品を、4つ紹介します。以下の業者は、どこを選んでも最短であれば即日融資も可能です。

おすすめ商品 金利(年) 理由
SMBCモビット 3.0%~18.0% 自営業者の手続きがわかりやすい
Tポイントサービスと連携できる
プロミス 4.5%~17.8% 他の商品よりも上限の金利が安い
アプリローンがあって便利に使える
スマホで申し込めば最短15秒で事前審査結果がわかる
新規成約率が高め
個人事業主なら借りたお金を生計費にも事業費にも使える
アコム 3.0%~18.0% 新規成約率が高め
アイフル 3.0%~18.0% 最短25分で審査結果がわかる
原則自宅や職場への電話がない

SMBCモビットは、自営業者が申し込む際の手続きがわかりやすく便利です。申し込める人として自営業者も挙げられていて、個人事業主が借入をする場合は「営業状況確認のお願い」の提出が求められる場合があるという案内もあります。

Tポイントサービスとの連携も可能で、Tポイントを貯めたり返済に使えたりします。事業の内容によっては、Tポイントサービスと連携すればお得に利用できる可能性もあり、お得です。

プロミスは他の消費者金融と比較して上限の金利が安いため、少しでも金利をおさえたい場合におすすめの業者です。アプリローンが便利で、申し込みから借入・返済までアプリを利用してできます。

スマホから申し込めば最短15秒で事前審査が確認できる場合もあるので、早く審査結果が知りたい時にも便利です。プロミスは新規成約率が高めなので、審査が不安な場合にも向いています。

新規成約率とは、申し込んだ人のうちどれくらいの割合の人が審査に通ったかを示す数字です。審査が甘いという意味ではなく、業者ごとの基準できちんと審査を行っていますが、審査に通りやすいかどうかの一つの指標にはなります。

公表されている業者の新規成約率を見てみましょう。

消費者金融 新規成約率
アコム 42.6%
プロミス 37.3%
アイフル 37.0%

記事記載時点で公表されている最新の新規成約率(2021年5月分)を記載しています。

アコムは、新規成約率に着目したときに最もおすすめの業者です。

アイフルは最短25分で審査結果が出るスピーディーさと、原則自宅や職場への電話が無い点で使いやすい業者だと言えます。

総量規制を超えて借りられる事業融資におすすめのカードローン

借入先によっては、一般向けのカードローン以外に事業向けのカードローンを取り扱っているところもあります。おすすめの商品を紹介するので、借入先を選ぶ際の参考にしてください。

生活費にも事業にも使いたいならプロミス

プロミスには、一般向けのカードローン(フリーキャッシング)以外に、「自営者カードローン」という商品もあります。自営者カードローンは総量規制の例外の扱いになるため、審査結果によっては年収の3分の1を超える借入も可能です。

商品内容を確認しましょう。

項目 内容
金利(年) 6.3%~17.8%
利用限度額の上限 300万円
借りたお金の使い道 生計費及び事業費
必要書類 本人確認書類
収入証明書類
事業実態を疎明する書類

収入証明書類とは、確定申告書・青色申告決算書または収支内訳書です。

事業実態を疎明する書類とは、以下のような書類を言います。

  • 【例1】営業許可証や入館証明証など
  • 【例2】受注書・発注書・納品書・請求書・領収書・報酬明細など

希望額が100万円以下の場合はいずれか1点、100万円を超える場合は例1と例2両方からそれぞれ1点ずつの書類の提出が必要です。

借りたお金は生計費としても事業費としても使えるため、申し込んでおくと安心感があります。

個人プランと法人プランがあるアイフルの事業サポートプラン

アイフルで事業資金を借りたい場合、「事業サポートプラン」が利用できます。個人事業主が利用する個人プランと法人プランがあり、個人プランならカードローン形式も可能です。法人プランの場合は、カードローン形式は選べず一度借りたら返済のみを行います。

審査結果によっては、年収の3分の1を超える借入も可能です。

商品内容を確認しましょう。

項目 内容
金利(年) 3.0%~18.0%
利用限度額の上限 500万円
借りたお金の使い道 事業資金(運転資金・設備投資資金)
必要書類 本人確認書類
収入証明書類
その他の書類

収入証明書類は、個人プランでは確定申告書が必要です。法人プランの場合は2期分の決算書を提出しましょう。

その他の書類は、以下の通りです。

  • 個人プラン:アイフル所定の事業内容確認書
  • 法人プラン:商業登記簿謄本

状況によっては、それ以外の書類の提出が求められる場合もあります。

借りたお金は事業資金としてしか使えません。

個人事業主が対象のアコムのビジネスサポートカードローン

アコムで年収の3分の1を超えて借りられる可能性がある事業向けの商品は、ビジネスサポートカードローンです。融資の対象となるのは業歴1年以上の個人事業主で、法人化している場合は利用できない点に注意しましょう。

商品内容を紹介します。

項目 内容
金利(年) 12.0%~18.0%
利用限度額の上限 300万円
借りたお金の使い道 自由
必要書類 本人確認書類
収入証明書類
直近1期分の確定申告書B

契約額が100万円を超える場合は、以下の書類の提出も必要です。

  • 青色申告の場合:直近1期分の青色申告決算書
  • 白色申告の場合:直近1期分の収支内訳書

借りたお金の使い道は自由なので、事業以外にも利用できます。

地方銀行でもビジネスカードローンが扱われている可能性あり

メガバンクでは事業向けのカードローン商品は扱われていませんが、地方銀行ではビジネス向けのカードローン商品が扱われているケースがあります。

繰り返し借入をするのではなく、必要な資金を借りて後は返済するだけのビジネスローンなら、メガバンクでも見かけます。

地方銀行のビジネスカードローンの例をいくつか見てみましょう。

商品名 金利(年) 利用限度額の上限 借りたお金の使い道
りそな銀行「りそなビジネスローン活動力」 6.0%、10.0%、14.0% 500万円 事業性資金
東京スター銀行「スタービジネスカードローン」 4.5%~14.5% 1,000万円 事業性資金
山口銀行「マイカードワイエムビジネス」 6.8%~14.8% 500万円 事業性資金
千葉興業銀行「ビジネスカードローン」 5.8%~14.8% 500万円 事業性資金
青森銀行「あおぎんビジネスカードローン」 個別に設定 2,000万円 事業性資金

銀行の商品は、利用目的が事業性資金に限られています。生計費と事業費療法に使いた場合は、プロミスかアコムの商品を選びましょう。

クレジットカード会社などが提供している事業向けカードローン

クレジットカード会社や事業者向けの中にも、事業向けカードローンを提供しているところがあります。いくつか例を挙げて、商品内容を見てみましょう。

商品名 金利(年) 利用限度額の上限 借りたお金の使い道
オリエントコーポレーション「CREST for Biz」 7.8%~18.0% 300万円 事業性資金
ライフカード「ライフローンカードビジネス」 4.5%~14.5% 1,000万円 事業性資金

事業性資金として利用できるカードローンはいくつか見られます。

自営業者が審査通過率を高めるために知っておきたい5つのコツ

自営業者が審査に通る可能性を高めるには、知っておきたいコツが5つあります。それぞれについて紹介するので、チェックして借りられる可能性を高めましょう。

借入目的に合ったカードローンを選ぶ

自営業者が利用できるカードローンには、大きく分けて生計費として使えるものと事業資金として使えるものがあります。利用目的が違うと審査に通らない原因になるため、借入目的に合ったカードローンを選びましょう。

プロミスとアコムには両方に利用できるカードローンがあるため、用途を分けずに便利に使いたい場合はどちらかの商品がおすすめです。

借入希望額を少額にする

事業向けのカードローン以外を利用する場合、最大でも借りられるのは年収の3分の1までです。消費者金融やクレジットカード会社などの貸金業者では、法律で決められているためその範囲を超えての融資はできません。

銀行カードローンの場合は法律は関係しませんが、貸し過ぎを防ぐ目的で自主的な規制をしていて、年収の3分の1を目安としてお金を貸しています。

会社員など給与を受け取っている人は毎月同じくらいの給料が得られるため、今後の収入の予想が立てやすいメリットがあります。しかし自営業の場合は月によって収入の増減が激しいケースも多いことから、会社員よりも審査上不利になるのは事実です。

会社員などであっても、最初から法律のギリギリの範囲である年収の3分の1近いお金は借りられません。書類上の情報だけでは、本当に返してくれるかを判断するのは難しいからです。

そのため、自営業者がカードローンに申し込む場合は、年収の3分の1よりもさらに低い金額で申し込む方が審査に通りやすくなります。

事業向けのカードローンの場合は例外的に年収の3分の1を超える借入が認められますが、借りれば借りるほど返すのが難しくなるため審査がより厳しくなります。最初は少額で申し込んで、返済をきちんとして信用を積み重ねてから増額する方法がおすすめです。

収入証明書類を提出して安定収入があると示す

自営業者であれは無条件でお金が借りられるのではなく、安定収入が必要です。

自己申告をしても証拠がないと信じてもらうのは難しいため、収入証明書類をきちんと提出して安定収入があると示せれば信憑性が高まり、融資をしてもらいやすくなります。

収入証明書類は、必要書類として提出を求められるケースも多いため、提出できなければ借入ができない可能性もあります。確定申告書や青色申告決算書などの提出が必要なので、手元に用意しておきましょう。

固定電話の番号を記入する

近年が自宅に固定電話を引いていない人も珍しくなくなったため、カードローンの利用は携帯電話の番号でも可能です。しかし、携帯電話だと嘘も言えるため、事業をしているかどうかを確認する意味では固定電話よりも信用度が低くなります。

固定電話がある場合は、固定電話の番号を記入しましょう。自宅が職場の人でも、自宅に固定電話がある場合は自宅の番号を記入しておくと、信用度が上がります。

在籍確認ができるよう準備をしておく

在籍確認の際には、職場の番号として記入した番号に電話がかかってきます。自宅の番号を記入したのに確認の際に自宅にいないなどの理由で電話に出られないと、仕事をしている確認が取れず審査に通らない可能性があります。

従業員がいる場合は従業員が電話に出ても構いませんが、一人で仕事をしている場合は確実に電話が取れるよう準備しておきましょう。

カードローンの審査に通らない場合に考えられる6つの借入先

自営業者がカードローンの審査に通らなかった場合、考えられる借入先が6つあります。利用できるローンを利用しながら、収入が安定したら改めてカードローンの審査通過を目指しましょう。

生計費目的の借入なら目的ローンやフリーローンを試そう

交際費・ショッピング・車の買い替えなど、日常的な用途にお金を借りたい場合は、カードローンよりも目的ローンやフリーローンの方が審査に通りやすい可能性があります。

目的ローンやフリーローンの性質を確認しましょう。

ローンの種類 性質
目的ローン 教育ローンやマイカーローンなどお金を使う目的がはっきりしている
必要な金額を借りたら後は返済するだけ
フリーローン 借りたお金をさまざまな目的に使える
借入前にお金を使う目的が決まっている
必要な金額を借りたら後は返済するだけ

カードローンと目的ローンやフリーローンの違いは、繰り返しお金を借りられるかどうかです。カードローンは利用限度額が決められていて、その範囲内であれば何度でも借入ができます。目的ローンやフリーローンは、一度借りたら返すだけです。

繰り返し借入ができると、何度も借りているうちに返済が難しくなる可能性もありますが、一度しか借りられない場合は借りたら返すだけです。そのため、繰り返し借りられるカードローンの方が審査が厳しくなる傾向にあります。

事業目的ならビジネスローンの利用を検討しよう

自営業者が事業目的でお金を借りたい場合は、繰り返し借入ができないタイプのビジネスローンの利用を検討しましょう。目的ローンやフリーローンと同様に、繰り返し借りられるカードローン形式のビジネスローンの方が審査に通りにくい傾向が見られます。

カードローンに通らなかった場合は、まずは必要な金額だけ借りる方法を検討しましょう。

株式会社セイビーが2020年に行った法人経営者・個人事業主・自営業者に対するビジネスローンの利用経験に関する調査によると、ビジネスローンの借入先は以下の通りです。

借入先 割合
消費者金融・事業者金融・クレジットカード会社などの銀行系以外 43.7%
地方銀行 36.6%
信用金庫 30.8%
都市銀行 28.9%

大手の銀行よりも、銀行系以外や地方銀行などから借入をしている事業者が多く見られます。身近なところで、利用しやすいビジネスローンを探してみましょう。

信用保証制度を利用したうえで銀行から融資を受ける方法も

信用保証制度とは、47都道府県すべてに存在する信用保証協会が提供している制度で、中小企業や小規模事業者の金融円滑化を目的としています。

信用保証協会に保証を申し込むと、万が一金融機関から借りたお金の返済が滞った場合に信用保証協会が代わりに返済をしてくれます。代わりに返済してもらったお金は、信用保証協会に返済していく仕組みです。

返済が滞っても信用保証協会からお金を受け取れるため、金融機関は安心して融資ができます。信用保証協会を通せば、直接金融機関に融資を申し込んだ際に審査に落ちた自営業者でも、審査に通る可能性があるのはそのためです。

ただし、信用保証協会を利用するには別途保証料を支払う必要があるため、審査に通りそうな借入先があるならそちらを優先して申し込んだ方がいい場合もあります。

日本政策金融公庫なら低金利で融資が受けられる可能性あり

日本政策金融公庫とは、国の政策の下で民間金融機関の補完を目的として社会のニーズに対応できるようなサービスを提供する金融機関です。自営業者が利用できる融資もあるため、上手に活用しましょう。

自営業者が利用できる融資制度には様々な種類があるため、いくつか例を挙げて紹介します。

融資制度の名称 対象者 使い道 金利(年) 融資の上限額
一般貸付 事業を営んでいる人 設備資金・運転資金 2.06%~2.55% 4,800万円
※特定設備資金7,200万円
セーフティネット貸付
※経営環境変化対応資金・金融環境変化対応資金・取引企業倒産対応資金
経営環境変化対応資金:業況が悪化している人
金融環境変化対応資金:取引金融機関の破綻などで資金繰りに困っている人
取引企業倒産対応資金:取引企業の倒産によって経営に困っている人
設備資金・運転資金 2.06%~2.55% 経営環境変化対応資金:4,800万円
金融環境変化対応資金:別枠4,000万円
取引企業倒産対応資金:別枠3,000万円

紹介している金利は基準金利で、担保の有無などの条件によっては異なる場合もあります。

他にも以下のような融資があり、状況に合わせて利用可能です。

  • 新企業育成貸付(5種類):新たに事業を始める人向け
  • 企業活力強化貸付(8種類):情報化投資をするなど特定の条件に当てはまる人向け
  • 環境・エネルギー対策貸付(2種類):環境対策の促進を図る人向け
  • 企業再建資金:企業の再建を図る人向け

そのほか災害に遭った人向けの融資など多くの融資制度が用意されているため、利用できるものがないか確認しましょう。

小規模企業共済に加入している人が利用できる貸付制度

小規模企業共済に加入している自営業者の場合、貸付制度を利用すれば事業資金の借入が可能です。

小規模企業共済とは、小規模企業の経営者や役員が廃業や退職の際に備えて生活資金などを積み立てる制度で、掛金が所得控除できる・事業資金が借入できるなどのメリットがあります。

借入には以下の7つの種類があり、掛金の納付期間に応じて借りられる金額が決まります。

制度 内容 金利(年) 借りられる金額
一般貸付制度 もしもの時に事業資金が借りられる 1.5% 掛金の7割から9割
最高2,000万円
緊急経営安定貸付け 一時的な売上の減少の際に経営を安定させる 0.9% 掛金の7割から9割
最高1,000万円
傷病災害時貸付け 疾病・負傷による入院や災害の際に経営を安定させる 0.9% 掛金の7割から9割
最高1,000万円
福祉対応貸付け 本人や家族の福祉向上のための住宅改造や福祉機器購入など 0.9% 掛金の7割から9割
最高1,000万円
創業転業時・新規事業展開等貸付け 新規開業や転業の際に必要な資金
新規開業後や転業後に再び共済契約を結ぶ意思があることが条件
0.9% 掛金の7割から9割
最高1,000万円
事業承継貸付け 事業継承に必要な資金 0.9% 掛金の7割から9割
最高1,000万円
廃業準備貸付け 個人事業の廃止や会社の解散を円滑に行うための資金 0.9% 掛金の7割から9割
最高1,000万円

生活資金の借入は不可能でも、事業に関連するお金が借りられるためいざというときに便利です。

自社に従業員貸付制度を設けていれば自分も利用可能

従業員がいる自営業者が自社に従業員貸付制度を導入していれば、事業者本人も融資の対象となるため制度が利用できます。

従業員貸付制度は、福利厚生の一環として会社の判断で取り入れるものです。借りたお金の使い道も、会社の規定によります。

一般的には生活に必要な資金として融資できるようにしているケースが多いため、生活資金としての借入も可能です。

自営業者がカードローンに申し込むなら借入目的に合わせて選ぼう

自営業者が利用できるカードローンは、主に生計費に利用するものと事業費として利用する者とに分かれます。借入目的に合わない商品を選ぶと、審査に通らない可能性もあるため注意が必要です。

プロミスとアコムなら両方に利用できる商品があるため、目的を限りたくない人は利用を検討しましょう。

自営業者の収入は月によって変動が大きいケースが多いため、会社員など定期的に同じくらいの給与を受け取っている人よりも審査に通りにくいと言えます。

しかし、安定収入があると判断してもらえれば借入は可能なので、収入証明書類を提出する・借入希望額を少額にするなどの方法を試して、審査に通る可能性を少しでも上げましょう。

カードローンの審査に通らない場合は、繰り返し借りられないタイプのフリーローンやビジネスローンを選択する方法もあります。日本政策金融公庫など公的な機関も利用できるため、借りられるところはないか試してみてください。

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自営業者におすすめのカードローン!審査に通りやすくするコツを解説|【女性の美学】
https://josei-bigaku.jp/self-employed159607/
ライター:mm

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