
お尻のセルライトを除去する方法。代謝アップで美尻を目指す!
Date:2017.12.04
お尻のセルライト、見て見ぬふりをしていませんか?
お尻は手や脚と違って普段なかなか人に見られるということがないので、ケアも後回しになりがちです。
後になって「ちゃんとケアしておけばよかった!」なんて後悔しないよう、今こそ重い腰をあげてお尻のセルライトケアを始めましょう!
今回はお尻のセルライトを除去する方法のご紹介です。
この記事の目次
お尻にセルライトができやすい理由は?注意すべきは血行不良
セルライトは一日にしてできるものではないので、その分除去するにも時間がかかります。
本気でセルライト対策を始めるなら、
- お尻にセルライトができる理由
- 効率よくセルライトケアをするためにセルライトのタイプ
を知っておきましょう。
血行不良が起きやすいお尻はセルライトの危険ゾーン
お尻は以下のような理由からセルライトが出来やすい危険ゾーンです。
- 筋肉が少なく脂肪が多い
- 下半身の中でも特にお尻は筋肉量が少なく脂肪が多い部分。脂肪細胞が膨らむと毛細血管やリンパ管を圧迫してしまい、血液やリンパ液の巡りを妨げるので血行不良に陥りやすいのです。
- 冷えやすくむくみやすい
- 足先に冷えを感じる人は多いですが、そもそも下半身は心臓から離れているため冷えやすいもの。また、重力に逆らって血液やリンパ液を心臓に押しあげなくてはならないので、冷えなどによって巡りが悪くなるとむくみも生じやすくなります。
- 座り姿勢など圧迫されることが多い
- デスクワークなど長い時間を座ったままの状態で過ごしていると下半身はほとんど動くことがありません。その間ずっとお尻は圧迫されたままなので、血流が悪くなりセルライトができやすい状態になります。
セルライトができやすいからこそ外側からのケアだけでなく、普段から骨盤周りや下半身の血行を良くしておくことが大切です。
セルフケアしやすいセルライトとしにくいセルライトがある
お尻に限ったことではありませんが、体にできるセルライトには以下のように4つの種類があります。
それぞれの種類と対策を以下にまとめました。
種類 | 特徴 | おすすめの対策 |
---|---|---|
脂肪型 | ・脂肪が増えることで起こる ・年齢問わずにできやすい ・最も多いセルライトタイプ |
・脂肪を落とす運動 ・脂肪解消のための食事制限 |
むくみ化型 | ・むくみが原因で起こる ・脂肪型の次に多いセルライトタイプ ・冷え性の人が発症しやすい |
・リンパマッサージ ・筋トレ ・冷えやむくみの原因となる生活習慣の見直し |
繊維化型 | ・脂肪型やむくみ型セルライトを放置すると発生する ・肌表面にボコボコとした凹凸が現れる |
・サロンでの本格的な施術が効果的 |
筋肉質型 | ・筋肉の上に脂肪が蓄積してできる ・過去に運動をしていて現在は運動不足の人に多い |
・サロンでの本格的な施術が効果的 |
脂肪型、むくみ化型はマッサージや運動、生活習慣の見直しなどセルフケアでの改善が見込めますが、脂肪やむくみが重症化した繊維化型、筋肉質型はセルフケアでは限界がありそうです。
この後、説明していきますが、自宅でもサロンのようにセルライトにアプローチできるマシンや成分があります。
まずはセルフケアでやってみてそれでも無理ならサロンに行く…というステップを踏んでセルライト対策をしていくのはいかがでしょうか。
リンパマッサージやツボを押してセルライトを除去する方法
ここからはセルライトの除去方法について紹介していきます。
まずはハンドマッサージで巡りを良くする方法です。
以下の2点に注意して始めてください。
- オイルやクリームを使う
- マッサージをするときは皮膚に直接行うのではなく、オイルやクリームを使うと滑りが良くなります。肌に必要以上に刺激を与えないためにも必ず用意するようにしてください。
- お風呂あがりなど体が温まっているときにする
- 例えばバターは冷蔵庫に入れているとカチカチの固形ですが、火にかけて温めると柔らかくなり溶け出しますよね。同じようにセルライトも冷えていると硬いのでうまく流れません。マッサージを行うのは体全体が温まっているお風呂上りがおすすめです。
コリをほぐすお尻のマッサージ
お尻が冷えるとお尻の筋肉がどんどん凝り固まっていくので、それだけセルライトもできやすくなります。
お尻全体をほぐし血行の改善を促すマッサージをマスターしましょう。
【やり方】
- お尻に力を入れた時にくぼむ部分(腰骨のななめ後ろ辺り)を左右の親指で5秒間押します。
- 太ももとお尻の境目あたりをつかんでもみほぐします。手のひら全体を使って温めるようなイメージで行いましょう。
- 親指以外の4本の指を揃えて曲げ(軽いグーのような形)、太ももとお尻の境目をこすりあげます。
- 手のひら全体でお尻を下から上へ引き上げるようにさすりあげましょう。お尻の付け根から腰骨に向かって少し強めの力加減で行います。
老廃物を集めて押し流すリンパマッサージ
リンパの流れを促進するリンパマッサージです。
お尻の老廃物を腰の真ん中の辺りにあるリンパ節に向かって押し流す方法です。
【老廃物を集める】
- 立った状態で片脚を少し後ろに引きます。脚を伸ばしかかとが床から離れないくらいをキープしてくださいね。
- 太ももの付け根から腰までを両手で軽く力を入れてさすりあげます。手の平全体を使いましょう。
- 続いてお尻の横の肉を腰の後ろへ寄せていくように揉みほぐしていきます。
- (2)~(3)を5回繰り返します。
- 脚を換え(2)~(4)を繰り返します。
【リンパ節に流す】
- 指先に少し力を入れて、腰の真ん中辺り(お尻の上)にあるリンパ節に集めた老廃物を流します。
- 次に両手をグーにします。リンパ節の周辺を三角形を描くようにこすりましょう。
- (1)~(2)を5回繰り返します。
以下の場合はリンパマッサージを行わないようにしてください。
- 体調が悪いときや疲労がひどいとき
- 妊娠中や生理中
- 食後30分
テニスボールを使った梨状筋マッサージ
梨状筋(りじょうきん)はお尻にあるインナーマッスルです。
梨状筋を刺激して冷えにアプローチすることは直接的ではなくてもお尻のセルライトの解消につながります。
ここでは100円ショップなどでも手に入れられるテニスボールを使った梨状筋マッサージの方法を紹介します。
【用意するもの】
テニスボール×2つ
【やり方】
- 仰向けに寝て膝を立てます。
- お尻を持ち上げて、左右それぞれの梨状筋の部分にテニスボールを当てます。
- 体重をのせて梨状筋の辺りをグリグリと刺激したり、圧をかけましょう。
動かずにその体勢で20~30秒キープするのもOKです。
坐骨神経痛や椎間板ヘルニアなど持病や腰痛を抱えている人は控えてください。医師に相談し適切な対処をとりましょう。
有酸素運動×無酸素運動のダブルでセルライトを撃退する
セルライトは脂肪細胞と老廃物から作られるので、適度に体を動かして脂肪を燃やすことはセルライト除去には欠かせません。
セルライトを解消するための運動をするならポイントとなるのは”筋肉量を増やすこと“です。
また、運動をした後は疲れて休みたくなるかもしれませんが、
- ストレッチ
- マッサージ
などで筋肉のコリをほぐしてあげてください。
運動不足の人は軽めの有酸素運動から始めること
普段、運動する習慣がない人や脂肪がつきすぎてセルライトが生じている人は軽めの有酸素運動から始めましょう。
- ウォーキング
- 水中ウォーキング
- ラジオ体操
- 軽いジョギング
- 踏み台昇降運動
など、自分のペースで「心地良い」「楽しい」と感じられる程度からやってみてください。
無理に慣れない運動をしてもひどく疲れたりストレスになってしまう場合もあります。心臓などの内臓に負担をかける恐れもあるので、頑張り過ぎない程度で行いましょう。
効果的なのは有酸素運動×筋トレの組み合わせ
セルライト除去に効果的な運動は、
- 脂肪燃焼効果が高い有酸素運動
- 筋力を作る無酸素運動(筋トレ)
を組み合わせて行う方法です。
有酸素運動・無酸素運動のどちらかだけで行うよりも、脂肪と筋肉の両面からアプローチすることで効率的にセルライトの解消ができるというわけですね。
ちなみに、ウォーキングやジョギングよりも以下の有酸素運動の方が筋力アップもできるのでセルライト対策としては有効です。
- ヨガ
- 水泳
- エアロビクス
- ボクシング
相撲スクワットとドンキーキック
お尻のセルライトに効果の高い筋トレを2つ紹介します。
【相撲スクワット】
ヒップアップ効果の高いスクワットはお尻のセルライトへの効果てきめんです。
- 手を胸の前で組み、両足を開いて立ちます。幅は肩幅よりも広く、つま先は外側に向けてください。
- 背筋を伸ばして胸をはった状態で、ゆっくりを膝を曲げて腰を下ろしていきます。
- 床と太ももが平行になるまで腰を下ろしたら一旦ストップし、今度はゆっくりと(1)の状態に戻っていきましょう。
- (1)~(3)を12回繰り返します。
【ドンキーキック】
お尻のセルライト+太もものハムストリングにも効かせる筋トレです。
- 床に両手と膝をつけて四つん這いの姿勢をとります。
- まずは右足です。お尻の大殿筋を意識して、膝を折り曲げたまま天井に向けて蹴り上げていきましょう。
- 蹴り上げたら足を元の四つん這いの状態に戻します。
- 右足のまま、(2)~(3)を12回繰り返します。
- 左足も同じように(2)~(3)を12回繰り返します。
お尻のセルライト解消グッズ3選!クリームから家庭用マシンまで
クリームやマシンなど、セルライトを解消するための頼もしいグッズもいろいろ登場しています。
セルライト除去クリーム
血行促進の作用や温感効果などによって、セルライト解消をサポートしてくれるのがセルライト除去クリームです。
セルライトに働きかける以下のような成分が配合されています。
- カフェイン
- コーヒーや紅茶のイメージがあるカフェインですが、脂肪を分解する作用、血行促進の作用があります。どちらの作用も代謝アップにつながりセルライトの除去に有効です。
- ユーグレナ
- マッサージなどでせっかくセルライトを柔らかくしてもそのまま体内に残っていてはまた戻ってしまいます。ユーグレナは余分な脂肪を吸収して体の外に排出してくれる効果があるので、セルライトケア+痩身効果が期待できます。
- バニリルブチル
- 脂肪の分解と燃焼、血行改善の作用をもつのがバニリルブチルです。むくみの解消にも効果があり、エステサロンでも注目されている成分です。
- フィトソニック
- フランスの特許取得成分で植物生まれのスリミング成分です。脂肪にダイレクトに作用して分解します。
ただし、セルライトに効く成分が入っていても、ただ塗るだけではあまり効果は実感できないようです。
セルライトローラー
セルライトローラーは名前から分かるようにセルライトの減少や予防に効果的なローラーです。
セルライトが気になる部分にローラーをあててコロコロ転がすだけなので、手でひたすらマッサージをするよりも疲れにくいのがメリットです。
また、水中で使えるものも多いのでバスルームに持ち込んで使えるのも嬉しいですね。
家庭用のセルライト除去マシン
超音波を発生させてその振動で脂肪燃焼をするという、まるでエステサロンにあるようなマシンが家庭用として販売されています。
メリット、デメリットはこのような内容です。
- 手を使わないので疲れない
- 一日5~10分の短時間で使える
- 部分痩せがかなう
【デメリット】
- 電化製品のため高額
- 専用ジェルなどがある場合は継続するにもコストがかかる
機械なのでコストはかかりますが、マッサージや運動だけではセルライトの解消が見込めない人やエステサロンに通う時間がない人にとっては、あると便利なアイテムですね。
頑固な硬化セルライトはエステサロンの美容技術で徹底除去!
セルフケアや運動を頑張ってもなかなかセルライトが消えないなら、もしかしたらセルライトが重症化してしまっているのかもしれません。
- お尻の肌の表面がボコボコしている
- 運動をしてもお尻が冷たい
- 昔筋肉があった部分に脂肪がついている
ひとつでも当てはまるものがあればセルライトが硬くなる、”硬化セルライト“になっている可能性があります。
ひとりで頑張らずに時にはエステサロンでプロによる施術を受けることをおすすめします。
- キャビテーション(超音波)
- 超音波で脂肪を直接破壊する方法です。
- エンダモロジー
- 2本のローラーで深部の皮下脂肪まで揉みほぐすことで硬化したセルライトや脂肪を分解します。また、血管やリンパの流れを促し新陳代謝を高める効果もあります。
- ルミセルタッチ(マゼンタ光)
- 吸引とローリングで脂肪をもみほぐすと同時に光照射をするマシン。脂肪細胞の燃焼効果が高く、即効性もあります。
- サーモシェイプ
- 溶解して脂肪を減らすダイエットマシンです。コラーゲン繊維の引き締めや生成も促すので肌の若返り効果もあるとされています。
こうした美容技術に加えてエステサロンには知識豊富なエステティシャンもいます。分からないことや気になることを相談できるのも心強いですね。
お尻のセルライトを作らない、増やさない!食事や生活習慣を見直す
セルライトは、
- 不規則な生活
- 偏った食生活
- ストレス
などによっても作られます。
最後にセルライトの予防にもつながる食事や生活習慣について紹介します。セルライトケアの努力が実るよう、少しでも意識してみてはいかがでしょうか。
セルライトを予防する食事
体の巡りの悪さによってセルライトは作られます。
そのため、食事で意識したいのは体の循環を良くする以下のような食べ物です。
- 体を温める食べ物
- 野菜ならごぼう、にんじんなどの根菜類やねぎ、にら、にんにく、しょうがなどが体を温めてくれます。穀類ならお米を食べましょう。飲み物なら紅茶には体を温める作用が、コーヒーや緑茶は体を冷やす作用があるので注意してください。
- 利尿作用がある食べ物
- ほうれん草、りんご、アボカド、きのこ類、海藻類、ナッツ類などカリウムを含んだ食べ物には利尿作用があります。
- 血液をサラサラにして体内循環をスムーズにする食べ物
- たまねぎやねぎ、海藻類、きのこ類、納豆などがおすすめです。
- 代謝アップ、脂肪燃焼をサポートする食べ物
- 緑黄色野菜や大豆、魚類、玄米などビタミンB群を含む食べ物が良いでしょう。
- 脂肪が多い肉
- 揚げ物
- チョコレート、ケーキ、スナック菓子
- カフェインの多い飲み物
- インスタントラーメンなどの加工食品
血行不良を招く生活習慣は見直そう
体を冷やしたり、代謝を悪化させたり…私たちの生活の中には血行不良を招いてしまう生活習慣がたくさんあります。
できることから取り入れてみてくださいね。
- お風呂に浸かる習慣付け
- たった10分湯船に浸かるだけでもカロリー消費になりますし、体を温めることができます。自分では気がつかなくても実は体が冷えているということはよくありますから、ぜひお風呂に浸かる習慣をつけましょう。
- 質の良い睡眠をとる
- 質の良い睡眠は体内の代謝機能のアップにつながります。自律神経を整えることでストレスを緩和したり、ホルモンのバランスを整える効果もありますよ。長く眠れば良いというわけではないので、深い眠りについて朝はスッキリ起きられるよう睡眠環境を工夫してみるのもおすすめです。
- タバコをやめる
- タバコに含まれるニコチンは血行を妨げるので、セルライトの原因となる代謝機能の低下や冷え性を招きます。
お尻への美意識が高まっている今こそセルライト対策が必要
ここまでお尻のセルライトのケアについて紹介してきましたが、取り入れられそうなものはありましたか?
セルライト対策は早めが肝心!お尻への美意識が高まっている今こそ、お尻のセルライトケアを始めてみてはいかがでしょうか。

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