
冷え性の人によく見られる4つのタイプと特徴。自覚ない冷えに注意
Date:2017.12.06
朝、布団から出るのがつらい…という人も多いのではないでしょうか。
とりわけ、2人に1人が「冷え性」と言われる女性にとって、寒い季節はつらいですよね。
そんな「冷え性」ですが、実は、冷え性にはいくつかタイプがあるのを、ご存知ですか?
ここでは、冷え性のタイプ別の特徴をご紹介します。
女性にとって、冷えは健康にも美容にも、大敵!ぜひ自分の冷え性タイプを知って、万全に備えてくださいね。
冷え性にはタイプがあった!タイプ別冷え性4つとその特徴
からだの構造的にも、多くの女性がなりやすい冷え性。その冷え性は、タイプ別に分けることができます。
末端冷え性タイプの特徴
この時期に、特に手足が冷えて、悪化すると痛みを感じたことはありますか?下記にあてはまる人は、末端冷え性タイプです。
- 手が冷たいとよく言われる
- 寒い季節は、寝るときにアンカや電気毛布が欠かせない
- 足が冷たくて目が覚めることがある
- からだを温めても、足は冷えている
- 冬はしもやけができやすい
- お風呂に入っても、寝る頃には足が冷えている
- 運動をほとんどしない
このタイプの冷えは、熱がうまくつくれていない、またはからだの末端部まで、うまく熱が運べていないことが原因です。
熱がうまく回らなくなると、末端の血管の細い部分から影響を受けます。末端冷えは、全身の循環の滞りにあり、からだの血巡り悪化のサインなのです。
内臓冷え性タイプの特徴
自覚症状の少ない、このタイプ。下記にあてはまる人は、内臓冷え性タイプです。
- 脇の下よりもおなかの方が冷たい
- 腰周りは常にひんやりしている気がする
- 厚着をしてもからだが冷えている
- 1年に2回は風邪を引く
- だるくてやる気が出ないことが多い
- 平熱は36℃以下だ
- つめたい飲み物をよく飲む
このタイプは、手や足の冷えに比べて、自分の冷えを自覚しにくいのが特徴です。直接的には、熱を逃しすぎていることによるものですが、ストレスや疲労、冷たいものの摂りすぎなど、その原因はさまざまです。
本来、熱を持っているはずの内臓が冷えてしまうと、臓器の働きが弱まり、消化や代謝、免疫力などが低化してしまいます。
さらに内臓冷え性は、卵巣も冷えた状態なので、女性ホルモンの分泌にも影響し、生理痛や不妊などの、婦人科系の不調の原因にもなります。
下半身冷え性タイプの特徴
からだの、下半身が冷えてしまうこのタイプ。下記にあてはまる人は、下半身冷え性タイプです。
- 胃腸の調子が悪い
- 夜中にトイレに起きることが多い
- 脚がぷよぷよして筋肉がない
- 下半身の下着は1枚のみ
- ジーンズやタイトスカートをはくことが多い
- むくみやすい
- からだのわりに下半身が太い
このタイプは、腰から足先までが冷えている状態です。
重力で足元には、血液や老廃物がたまってしまいがち。筋力不足や自律神経が乱れると、血液の循環がうまくいかず、足先から下半身が冷えていってしまうのです。
下半身冷え性は、悪化すると、下半身は冷たいのに、上半身はのぼせているように感じる、“冷えのぼせ”という症状が出てくる可能性があります。
のぼせているように感じると、入浴をしない、冷たいものを摂るなど、さらにからだを冷やしてしまい、結果的に冷え性をどんどん悪化させてしまう原因になるので、気をつけましょう。
全身冷え性タイプの特徴
からだの全身が常に冷えている、このタイプ。下記にあてはまる人は、全身冷え性タイプです。
- 体温が常に36℃以下で、一年中寒さを感じる
- 貧血気味
- 朝起きるのがつらい
- 夏でもあまり汗をかかない
- 肩こりに悩まされている
- 熟睡できないことが多い
- ちょっとの運動でも息切れする
このタイプは、冷え性の中でも、もっとも冷えレベルが高い、つまりからだが冷え切っているタイプです。
熱を作り出して放出する機能の働きが悪いため、全身で冷えを感じます。また風邪を引きやすい、疲れやすい、顔色が悪い、という特徴があります。
全身の冷えは、老化現象からくる新陳代謝の低下が、主な原因と言われています。また、甲状腺機能の低下からも、全身の冷えが生じることがあるようです。
自分の冷えタイプを知って、冷えを予防しよう!
冷えは、女性の美容と健康に、大きな影響をおよぼします。
からだが冷えやすい構造だからこそ、女性はもっと意識してからだを温める必要がありそうですね。
ぜひ自分の冷えのタイプを知り、効率よく冷えを予防していきましょう!

Sponsored Link