いつも不機嫌な人にはどう接する?不機嫌のパターンと対処法
Date:2018.05.02
なぜかいつもムスッと不機嫌な人、どこにでもいますよね。イライラとした雰囲気は話しかけにくいですし、一緒にいて気まずく感じてしまう人も多くいるでしょう。
厄介なのは、一人の不機嫌は他の人にまで伝染してしまうというところ。当然ですが、不機嫌な人につられてこちらも不機嫌になるのはNG。喧嘩が勃発してしまいます。
では、いつも不機嫌な人たちとはどう付き合っていけば良いのでしょうか?不機嫌な人たちの対処法について見ていきましょう。
この記事の目次
どうして不機嫌なの?不機嫌な人に考えられるパターン
不機嫌な人たちには本人たちなりの理由があります。つまりその人の不機嫌の理由によっては、取るべき対処法も違うということ。
まずはあなたを困らせている不機嫌さんが、どのパターンの不機嫌に属するのかをチェックしてみましょう。
実は不機嫌じゃなくて調子が悪いだけ
ムスッとしかめっ面で、口数が少なく、あまり笑わない…いかにも機嫌が悪そうな特徴ですが、もしかしたら不機嫌ではなくて単に調子が悪いだけかもしれません。
頭痛や腹痛を抱えていたり、忙しくて寝不足だったり…こんな体調不良を抱えていれば、確かに笑顔なんて出せませんし、一見不機嫌そうな態度を取ってしまいますよね。
不機嫌な人は扱い方に困りますが、不調を抱えている人が相手なら何か助けになれるかもしれません。
機嫌の悪そうな人に近づくのはちょっと怖いですが、不機嫌と誤解したまま相手の不調を見過ごすわけにもいきませんから、勇気を出して体調が悪いのかどうか確かめてみる必要があります。
何かのストレスを抱えている
不機嫌な人の中には、何らかのストレスを抱えている場合があります。つまり、それを解消すればその人の不機嫌はいくらか改善できるということ。
- 誰か人に対する不平や不満
- 忙しさによるイライラ
- 何か不明な点があって困っている
- 我慢していることがある
不機嫌な人を見つけたときは、その人にこんなストレスが降りかかっていないかよくチェックしてみてくださいね。
あなたが少しの助け舟を出すだけで、その人の不機嫌が解消されることもありますよ。
不機嫌な態度で八つ当たりしている
ツンツンした言い方や妙に棘のある言葉…これらは、単なる八つ当たりの可能性があります。
不機嫌な態度であなたを含む他の人を攻撃し、八つ当たりでストレスを発散させているのです。
このタイプの不機嫌さんは手に負えません。八つ当たりなら本人のストレスの原因はあなたと無関係かもしれません。いくらあなたや周囲の人が頑張っても、その人の不機嫌な態度はなかなか改善されないことがほとんどなのです。
場合によっては愚痴を聞いてあげることで不機嫌が緩和するかもしれませんが、接点が少なくその人の八つ当たりで実害が及ばないのであれば、もう放っておくに越したことはありませんね。
嫌いな相手にのみ機嫌が悪い人
もしも不機嫌な態度があなたや特定の人にのみ向けられているのなら、不機嫌な態度を向けられる相手が嫌われている可能性が非常に高いです。
ツンとした態度は「関わりたくない」「構わないで欲しい」のサインとも取れます。
もしもその人が相手によって不機嫌or上機嫌と態度をコロコロ変えるようなら、その人の不機嫌が「嫌い」のサインではないか考えてみましょう。
構って欲しい・話しかけて欲しい
不機嫌になる人の中には、「どうしたの?」「何か嫌なことでもあった?」と話しかけてもらいたいタイプの人もいます。
このタイプの不機嫌さんは、不機嫌でいるときに話しかけてもらうと不機嫌が改善することがほとんどです。
逆に不機嫌を放置しておくと、「機嫌悪いのにどうして声をかけないの!」とさらに不機嫌が悪化してしまいます。
もしもあなたの身の回りに不機嫌な人がいる場合は、構いすぎない程度に一度だけ話しかけてみましょう。構ってほしいタイプの人なら、「どうしたの?」と訊ねてみれば困ったことや嫌なことなど…何かしらをお話してくれますよ。
単に機嫌が悪そうに見えるだけの人
「あの人機嫌が悪そうだな…」と思える人の中には、実は機嫌が悪いのではなくて、単に”機嫌が悪そうに見えてしまう”人もいます。
- 元から目つきが悪い
- あまり表情が変わらない
- 感情を表に出さないクールな性格
こんな特徴を持っている人は、不機嫌だと誤解されがち。
まだ相手のことをよく知らなければ、相手が本当に不機嫌なのか単に不機嫌そうに見えるだけの人なのかが分かりにくいです。
一見不機嫌そうに見える人は、相手の性格や特徴をよくチェックした上で本当に不機嫌なのかどうかを見極めたいですね。
機嫌が悪い人にはどう接する?不機嫌さんへの基本の対処法
不機嫌な人と同じ空間にいるのって、ちょっと気まずいものがありますよね。実際に一緒に何かをするとなった場合、どのように立ち回るのが正解なのでしょうか?
いつも不機嫌な人への基本的な接し方を見ていきましょう。
こちらは至って普通に接する
不機嫌な人と接すると、不愉快な思いをさせられることも多くあるでしょう。ですが、だからと言ってこちらも不機嫌に接してしまえばトラブルは必至。言い合いや喧嘩に発展することもあります。
不機嫌な人と接するときは、至って通常通りの態度でいましょう。いつもと同じように笑顔を浮かべ、相手の不機嫌など全く気にしていない…といった雰囲気をつくってください。
反論しない。肯定的に接する
不機嫌な人と話していると、否定的な言葉を受けることが増えます。相手の言っていることが間違いなら指摘せざるを得ませんが、よほどのことを言われない限りはなるべく肯定的に接してください。
「はい」「そうですね」と相手の言うことに頷いていれば、事態を悪化させることは免れます。
逆に「でも」「そうですか?」と否定的な言葉を使っては、相手の神経を逆なでして不機嫌をさらに煽ってしまいます。
ちょっと反論したくなるようなことを言っていても、できるだけ相手にせず、肯定的な返事をしてください。
何かあったのか聞いてみる
あくまで普通の態度で接し続け、相手の機嫌がずっと悪いままなら「何かあったんですか?」と聞いてみるのも一つの手です。
不機嫌な人の中には、「どうしたの?」を待っている人もいます。「どこか具合が悪いんですか?」と心配するような感じで訊ねてみましょう。
心配されて気を悪くする人はいません。何があったかを訊くだけで機嫌が良くなる人もいますし、愚痴や困ったことを話してくれることもありますよ。
必要以上に関わらず、そっとしておく
不機嫌な人には、しつこく関わりを持とうとするのは危険です。しつこくすれば相手の不機嫌をさらに煽りますし、八つ当たりをされることだって有り得ます。
「何かあったのか」を一度訊いて、それでも相手が何も言わずに不機嫌を続ける場合なら、後はそっとしておきましょう。
必要以上に会話をしようとせず、本人のしたいようにさせてください。人と関わらずに一人で考え、解決するタイプの不機嫌さんも少なくはありません。
こんな場合はどうする?ちょっと難しい不機嫌さんへの対処
中には、どうしようもない不機嫌さんもいます。敢えて人を傷つける言葉を使ってきたり、理由を教えてくれずに不機嫌のままだったり…。
ちょっと厄介な不機嫌さんへの対処法をご紹介します。
間違ったことを言い続ける人
不機嫌な態度で自分の言いたいことを押し付けるあまり、間違ったことを言い続ける人…残念ながら少なくありません。
もしもその人の言っていることが
- 恥をかくような間違い
- 実害を及ぼすような間違い
- 放っておくと誰かが困るような間違い
であるなら、勇気を出して指摘しましょう。
不機嫌な人に間違いを指摘するのは怖いですが、放っておくと「私に恥をかかせるつもりだったの!?」とあらぬ疑いをかけられます。
本人の機嫌が落ち着いた頃に改めて指摘するだけで済むような、小さな間違いなら様子を見るのもアリかもしれません。ですがすぐに指摘するべき間違いであれば、「私の間違いじゃなければ~」とやんわり指摘してみてくださいね。
八つ当たりや嫌がらせは無視
あなたに対してのみ不機嫌な態度を取って、理不尽な八つ当たりや嫌がらせをしてくる人もいるでしょう。
悪意を持った不機嫌な態度には、できるだけ反応せず意識していない素振りを見せてください。
反応を見せれば見せるほど相手の嫌がらせや八つ当たりは悪化していきますから、どんな態度を取られても気にせず、マイペースに接してください。
理由がわからないなら周囲に相談
相手の不機嫌の理由がどうしても分からない場合は、いっそ周囲の人たちを頼るのもおすすめです。
「あの人が不機嫌で困っている」と言うよりは、「あの人は何か困ってるのかな?」と悪意を感じさせない言い方で周囲に相談してみましょう。
もしかしたらあなたが知らないだけで、周りの誰かは不機嫌の理由を知っているかもしれません。また、その人の扱い方をよく知っている人なら、有益なアドバイスを貰えることもあるでしょう。
後々にその不機嫌さんとトラブルに発展したとしても、誰かに相談したという事実があれば、あなたが不利になることは避けやすいですよ。
とにかく動じないこと!機嫌の悪さは一種の個性と考えて
いつも不機嫌な人と接するときは、とにかくその人に心を乱されず、毅然とした態度でいることが大切です。
相手の機嫌が悪いからと言って接し方を変えていては、こちらだって疲れます。おまけにこちらの態度が変わったことを敏感に悟られ、相手の不機嫌をこじらせることだってあります。
- 本人がストレスを抱えていないかチェックする
- 本人に直接「何かあったの?」と訊いてみる
- 周囲に相談してみる
この3つをこなしてもまだ不機嫌が治まらないようなら、もうそっとしておきましょう。
不機嫌な人に振り回されるとストレスが溜まるだけです。本人の言っている内容やこなしている仕事内容に問題がなければ、機嫌の良し悪しには注目しないのが得策。
機嫌の悪さも本人の個性、くらいに捉えておけば、あまり不機嫌さんにも気を取られなくて済みますよ。
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