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体臭を防ぐ、体の正しい洗い方。シンプルに丁寧にが大正解

Date:2019.03.13

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体臭を防ぐ、体の正しい洗い方。シンプルに丁寧にが大正解|女性の美学
https://josei-bigaku.jp/taisyu9873/


色々な美容誌やメディア特集によって、ボディケア、美肌、というキーワードは幅広い世代に浸透しています。

中には目新しさを狙ったような情報もたくさんあるので、いつの間にか間違った方法や自己流の方法にすり替わってしまうことも少なくないお肌のケア。中でも体の洗い方は範囲が広い分、各家庭によっても違うと言ってもおかしくはありません。

最近は間違った体の洗い方によって肌荒れを起こしたり、洗いすぎによって乾燥肌になってしまうなどのトラブルも少なくありません。

一度じっくりと自分の体の洗い方を見直してみてください。案外と細かいところで自己流になってしまっていませんか?


間違いだらけの体の洗い方、実はやってませんか

自分の体の洗い方は間違っていないはず…と思ったら、一度次のポイントをチェックしてみて下さい。むしろ良いことと思ってやっていたことが、実は皮膚医学的には間違いであることもあるのです。

硬めのタオルでゴシゴシこすり洗い

垢を落とす、汚れを落とす、というのが本来の体洗浄の目的です。これを考えすぎて、徹底的に体をゴシゴシと目の粗いタオルでこすっている人が実はとても多いのです。

油汚れなどは別として、垢というのは自分の「古い皮膚」ですよね。その古い皮膚の下にはナイーブな「新しい皮膚」が存在していますが、その古い皮膚と新しい皮膚の隙間は目に見えない0・0001mm程度と言われています。

そのあるかないかさえわからない垢と新しい皮膚の差は、硬めのボディタオルには見極められません。つまり繊細で脆い新しい皮膚も、垢と一緒にこそげ落としてしまっているのです。

ニオイ対策とマッサージも兼ねて足から洗う

あまり多くはないと思いますが、足から洗うという人もいます。

足裏は汗腺も多く、かつ皮膚に生息している常在菌(人間の体に元々いる菌類)も多い場所です。ここから洗い、そのまま体の上を洗う、となると足裏にしか生息していない常在菌を胸や首筋まで広げているということになります。

なぜこのような勘違いが起きるのかというと、理由は大きく分けて2つでした。

  • 足裏はニオイが強いから先に洗ってニオイ対策にする
  • 足先から石鹸を使ってリンパマッサージを兼ねて洗う

どちらも美容誌や美容コラムなどで紹介されていたこともあるため、意外と実践している方が多いのかもしれませんね。

熱めのシャワーでさっぱりするまで流す

熱いお湯は確かにさっぱり感が強くなるように感じます。きれいに洗い流せたような感覚が強くなるため、シャワーは高め温度にするといった人も少なくはないでしょう。

ですが、熱いお湯は何故さっぱり感が増すのかご存知でしょうか?

そう、皮膚上に必要な「油分」までも熱いお湯によって洗い流されているからこそ「さっぱり」したように感じるのです。

石鹸も油分、皮脂も油分なのでその違いはなかなかわかりにくいのですが、石鹸の洗浄成分を落とすだけならぬるま湯で十分と言われています。熱いお湯でシャワーを浴びるのが癖になっている方は注意してください。

香りの強いもので防臭効果に期待する

最近販売されているボディウォッシュはどれも華やかな香りがするものが多く、特に女性に人気があります。

が、裏の成分表を見て「合成香料」の文字が載っていたら少し注意が必要です。

合成香料には賛否があるのですが、肌が弱い人や皮膚疾患を持っている人が使用すると香料の化学成分によって肌トラブルを起こす場合があります。

特に香りが強いボディウォッシュなどは、その化学成分によって乾燥が進んでしまうなどの報告もあるため注意が必要です。

フレグランス効果を期待したいという人や、入浴中に良い香りで癒やされたいという人は必ず裏の成分表を確認し、天然香料(植物性香料や動物性香料と記載されているものもあります)、天然エッセンシャルオイルなどの表記があるものを選びましょう。

体の正しい洗い方を大人も子供も今日から実践

先のチェックポイントでいくつか当てはまった方も、知っていたという方も最終確認で正しい体の洗い方をマスターしましょう!大人も子供も安心安全な洗い方なので、今日からすぐに実践してみて下さい。

体はシャンプーの後!すすぎ残しを体に残さない

私も一度や二度は考えてしまった記憶があるのですが、体を洗うのはシャンプーの後?前?という問題。

正解はシャンプーやリンス、トリートメントなど洗髪をした「後」になります。

洗髪用洗浄剤はシリコンなど、体表面に「残りやすい」成分のものが多くなっています。これらは髪の「毛」についても問題はありませんが、毛穴に詰まるとそこから炎症などの肌トラブルを起こします。

シャンプーやリンスなどをよく流した後で体を洗う、というのがこの毛穴トラブルを防ぐポイント。もちろん頭部も、頭皮に残るとトラブルの原因になるため丁寧に洗い流してください。

石鹸はよく泡立てる!最近は泡タイプのボディウォッシュも

石鹸をあまり泡立てない人だけでなく、中には直接石鹸を擦り付けたりボディウォッシュ液を塗りつけるという人もいます。これだと洗浄力が落ちますし、肌の刺激が強すぎてあまり良い効果は見込めません。

石鹸、ボディウォッシュは必ずよく泡立てるようにしましょう。イメージは生クリーム状の泡、洗顔時のふわふわ泡です。

泡立てが面倒くさいという人は、最近は各メーカーが「泡で出るタイプ」のボディウォッシュを開発・販売していますので、そちらをお試しいただくのもよいと思います。優しい泡で体を洗うことで癒やし効果も高まります。

ぬるめのシャワーでかけ流しをしてから洗浄剤を使う

乾いた体にいきなり石鹸泡やボディウォッシュをつけていませんか?

髪の毛の予洗いと同じで、体も事前にかけ流しの予洗いをしておくことで体表面の6〜7割の汚れは落ちると言われています。

逆にこの手間を惜しむことで汚れが凝り固まったような状態のまま洗浄することになり、余分な力が必要になりますので、体に必要な新しい皮膚細胞まで削り落としやすく、乾燥も招きやすくなります。

熱いお湯での予洗いは皮脂も落としてしまいますので、ぬるめのお湯で1分ほどかけ湯をしてから洗浄剤を使いましょう。

体もできれば手で洗う!疲れる人は柔らかいボディタオルで

ほとんどの皮膚科医が推奨しているのが「手洗い」です。

ナイロン製のタオル、ヘチマタオル、絹のタオル…色々なボディタオルが販売されていますが、どれも人間の皮膚よりも固いものなので肌の弱い人にとっては強烈な刺激になりかねません。

この刺激によって洗いすぎた状態が起きやすくなり、乾燥や肌荒れの原因になります。また、埋没毛や毛穴の炎症などの原因の大半もこうした材質による刺激という研究もされています。

手ならば洗いすぎの刺激はほとんどなく、また丁寧に洗えばその密着感や圧迫などによって洗わな過ぎという状態も少ないと言われています。肌に最も負担の少ない方法は手洗いであるということを覚えておいてください。

体が固くて背中など洗えない部分がある、あるいは疲れてしまって丁寧に洗えない、という人は柔らかいボディタオルを使いましょう。

綿素材やブラシ、硬めのポリエステルは肌にとって刺激が強めなので、泡立ちの良い絹や、とうもろこしのデンプン成分などを用いた合成ポリエステルなどがおすすめです。

順番は基本的に上から下へ。感染症予防にも

体の部位をどこから洗うか、というのは多くのメディアが定期的に取り上げるほど個人差があります。

子供の頃からこうして洗ってたから…といった習慣も強く影響するので「絶対にこうでなくてはならない」というものでは無いのですが、基本的には上から下に洗うのが原則のようです。
  • シャンプー類などの汚れは首筋〜背中に残りやすい
  • 皮脂分泌は上半身に多く下半身には少なめ
  • 下から上に向かうと感染症のリスクなどがある

というのが主な理由です。

特に3番目の感染症についてですが、白癬菌(水虫の原因)などの常在菌は足裏や陰部に多く存在しており、あまり多くない上半身の方に広げてしまうリスクは洗う順番にも影響されます。

また、皮脂分泌の多い上半身から洗うことで洗い残しを防げますし、シャンプー類など皮膚に残したくない成分も丁寧に洗えるので上半身から下半身に向かって洗うのが最も「楽」とも言えるのです。

分泌腺が多いところは丁寧に洗うのが原則

手のひらで、たっぷりの泡で…となると起こりやすいのが「つもり洗い」。つまりさっと泡をひと塗りするだけで洗った気分になってしまい、肝心な「洗浄」が出来ていないパターンです。

実は、腕や足など分泌腺の少ないところはこの程度でも十分です。かけ湯で予洗いをしっかりしていればこうした洗い方でも汚れは十分落ちます。

しかし、分泌腺から分泌されたものはやや粘着性が高いため、このつもり洗いだと十分に落としきれない可能性があるのでもう少し丁寧な洗浄が必要。泡をクッションにしながら3度〜5度ほど手のひら全体で円を描くように洗うようにしてください。

特に分泌腺が多く、丁寧洗いが必要なところは次のような場所です。

  1. 首筋…汗腺が多く、また構造が入り組んでいるためニオイ成分が残りやすい
  2. デコルテ(鎖骨下)…汗腺と皮脂腺が多いためくすみやすい
  3. 脇の下…汗腺と皮脂腺が複雑に絡む場所でニオイが強くなりやすい
  4. 背中(肩〜肩甲骨の間)…皮脂腺が多くニキビができやすい
  5. おへそ周り…脇の下同様にニオイが強くなりやすい
  6. 陰部…分泌物が多く発生する場所で菌が繁殖しやすい
  7. 足裏、足指の間…常在菌が多く菌が繁殖しやすい、ニオイが出やすい

多い、と感じるかもしれませんが1箇所あたり3〜5回丁寧に円を描くだけなので、なれてしまえばトータルで5分以内には完了します。ぜひ練習してみて下さい。

ゆすぎもぬるめのお湯で。こすらず指先で泡を落とす

体全体に泡を行き渡らせたら、最後に丁寧にゆすいでいきます。

この時にゴシゴシとこすりながら流すと、石鹸成分とお湯でふやけた皮膚に傷を作ってしまいます。こすらず指先とお湯の力だけで洗い流してください。

お湯の温度は37〜38度程度のぬるま湯が理想。じっくり流せばぬるつきが気にならなくなるので、丁寧に洗うと同時に丁寧に流すというポイントを意識してみて下さいね。

ここがポイント!美ボディ肌の達人がやっているひと手間

お顔だけでなく、体の皮膚もつややかで光沢のある美肌を保っていらっしゃる方々は同性から見ても異性から見ても魅力的ですよね。このような美ボディ肌を持っている方々が、実際に日々の生活の中で行っている体の洗い方をチェックしましょう!

こすり洗いはせず1週間に一度ボディスクラブを使う

美ボディ肌の人たちの多くに共通しているのが、「ボディタオルやボディブラシは使っていない」というポイントでした。

そしてそれと同時に、週に1度、あるいは2週に1度ボディスクラブを使って角質が溜まりやすいところ、汚れが残りやすいところのケアをしています。

ボディスクラブは硬めのものではなく、ソフトなシュガースクラブなど肌に優しいものを使用しましょう。

まずは首筋、デコルテ、お尻、肘、膝などに伸ばし、手のひらに残ったものでおへそ周りや脇の下、ウエストラインに伸ばします。

ぬるめのお湯を通常の倍くらいの時間を使って体に当て、かつ人差し指〜薬指の3本の第一関節を使って円を描きながらスクラブを洗い流しましょう。

牛乳石鹸を泡立てネットでモチモチ泡にする

多くの美ボディ肌の持ち主だけでなく、芸能人やモデルさんも愛用しているのが牛乳石鹸。

添加物が少なく、合成の香料なども使用していないことで優しい洗い上がりとなります。実際に筆者が皮膚トラブルに見舞われた際、皮膚科医からも牛乳石鹸を使いなさいとアドバイスを受けました。

美ボディ肌の達人はこの牛乳石鹸を惜しみなく泡立てネットでたっぷりと泡立てて手のひら洗いをしている方がとても多いようです。

近年ではフェイス用だけでなく、ボディ用の泡立てネットというものも販売されていて、短時間でたっぷりの泡が立つので時短も非常に簡単になっています。ぜひお役立ちグッズを上手に活用して、たっぷりもこもこの泡を作ってみてください。

毎日入浴!シャワーのみは代謝力低下でニオイの元

美ボディ肌の人が必ず実践しているのが「きちんと入浴する」ということ。

シャワーだけで済ますと流し足りないということが起こりやすいだけでなく、皮膚表面の温度が下がりやすいために代謝力が落ち、古い細胞が体に残りやすくなってしまうのです。

古い細胞が体に残ると、それは常在菌の格好の餌となります。上質な餌を狙って常在菌が繁殖するため体臭が出やすくなり、ニオイのもととなるのです。

また、代謝力が落ちた体は冷えやすく、乾燥もしやすいですので肌トラブルのリスクは3〜5倍となります。しっかりと入浴し、洗い残しを防ぐだけでなく体の内側から代謝力を高めてピカピカボディを作りましょう。

神経質にはならないで!洗いすぎ乾燥肌の人が急増中

最近は「スメハラ(スメルハラスメント、臭害)」なる言葉を頻繁に耳にするようになりました。

清潔感、衛生観念が大事というのはその通りですし、社会的にも個人的健康的にもきちんとした洗浄は不可欠です。

しかし、そうした風潮に煽られ一日に2度3度と入浴しないと不安になったり、ゴシゴシと肌が赤くなるほどこすり続けないとスッキリしなかったりなどの状態は「やりすぎ」です。

神経質になってしまうとストレスホルモンが多く分泌され、より体臭がきつくなったり皮脂が多く分泌されたりして悪循環になりますので、適切な入浴と洗浄を心がけてください。

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ライター:Utako

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