玉ねぎがダイエットに効く!9つの効果と正しいやり方
Date:2017.11.02
玉ねぎで血液がサラサラなるというのは割と知られていると思いますが、そんな玉ねぎの健康効果がダイエットにも役立つことをご存知でしょうか。
食べないダイエットはもう古い!玉ねぎを使って上手にダイエットしませんか?
玉ねぎは調理法が色々あるので飽きずに続けられるダイエット法なのです。
玉ねぎにはどのようなダイエット効果があるのか、どう食べればいいのかなど、詳しくご紹介します。
玉ねぎダイエットの9つの効果
玉ねぎは、それ自体も低カロリーな野菜なので、たくさん食べてもあまり太る心配もないのですが、太らないだけでなく、ダイエットに役立つ栄養素が豊富に含まれているのです。
1.巡りの良い身体を作る
ケルセチンはポリフェノールの一種で、血液サラサラ効果が有名な成分です。血液がサラサラになると何がダイエットに役立つのか、それは血液循環が良くなるからです。
また、玉ねぎの辛味成分である硫化アリル、硫黄化合物であるアリシンにも血液をサラサラにする効果があります。
2.血行を促進して身体を温める
玉ねぎのポリフェノールにもアリシンという臭い成分にも、血流を促進する働きがあります。血流が良くなれば冷えた身体も温まり、体脂肪を燃焼するサポートをしてくれます。
血管も丈夫にしてくれるので、生活習慣病の予防にも役立ちます。
3.腸内環境を改善する
玉ねぎには食物繊維が含まれています。不溶性食物繊維も水溶性食物繊維も両方含まれているので、便秘の改善にも役立つでしょう。
お腹の中の老廃物など不要なものをごっそり外に出してくれますが、ごぼうなどより玉ねぎの方が料理に使いやすいですよね。
ですから便秘でなかなかダイエット効果が出にくい人にはとてもおすすめの食材なのです。
また、玉ねぎにはオリゴ糖も含まれています。オリゴ糖はお腹の中にいる善玉菌の餌となり、腸内環境を改善する働きがあります。
便秘がちで身体の巡りの悪い人は、玉ねぎを摂ることで腸内環境を整えていくと、お腹の中からスッキリ出来ます。
4.デトックス効果で身体もスッキリ
ケルセチンにはデトックス効果も期待できます。
身体の中にある有害物質と結びついてを体外に排出するキレート作用があるので、毒素がたまるのを防いでくれます。
5.内臓脂肪の燃焼をサポート
ケルセチンには内臓脂肪の燃焼を助け、それを排出する働きが期待されています。
また、脂肪の吸収を抑える働きもあるので、ダイエットにはとても役立つ栄養素なんです。
6.血糖値を下げて脂肪を溜め込みにくくする
硫化プロピルという成分は、血液中の糖分の代謝に関わる成分です。代謝を促進することで血糖値を下げる働きがあります。
血糖値は上がりすぎると、インスリンというホルモンがたくさん分泌されます。
それによって血液中の糖をエネルギーに変えていくのですが、余った糖分はすべて中性脂肪として蓄えられてしまいます。
ですから、ダイエットには血糖値を上げない、ということがとても大事になってきます。
玉ねぎの硫化プロピルで血糖値を下げることによって、脂肪を溜め込みにくい身体を作るのです。
7.むくみを解消してスッキリ
玉ねぎにはカリウムも含まれているので、むくみが気になる方にもおすすめです。余分な水分や塩分を排出して、スッキリさせてくれる働きがあります。
8.ビタミンB1の吸収を高めて代謝を良くする
ビタミンB1は糖の代謝に関わる重要なビタミンで、ダイエットにも欠かせない栄養素です。アリシンは体内でビタミンB1と結びつき、アリチアミンという物質に変化します。
体内に長くとどまりビタミンB1の働きを助け、糖の代謝を促進します。
9.コレステロール値を下げる
硫化プロピルは加熱するとトリスルフィドという成分に形を変え、今度は中性脂肪値やコレステロール値を下げるのに役立ちます。
コレステロールというと高血圧や動脈硬化など生活習慣病の原因とされていますが、コレステロール値が高いということは血液中の脂質が多いということです。
この脂質が身体のあちこちに運ばれるわけですから、当然ダイエットには良くありませんよね。
脂っこいものが好きな人は、玉ねぎでコレステロール値を下げて脂肪を減らし、血液もサラサラにして欲しいと思います。
玉ねぎダイエットの正しいやり方
それでは、玉ねぎダイエットはどのように行うのか、その具体的な方法をご紹介しますね。
毎日玉ねぎを食べる
やり方といっても、本当に簡単なんです。毎日玉ねぎを食べるだけ、それだけなんです!
置き換えダイエットではないので、玉ねぎを食べたらご飯を減らすなど、他の食材を減らす必要はありません。
もちろん、1日の総摂取カロリーは考慮することは必要ですが、普段の食事のメニューの中に玉ねぎを組み込んでいけばいいのです。
摂取目安量は1日50gまで
玉ねぎダイエットでは、1日に食べていい目安量が50gとされています。中くらいの玉ねぎで、1/4くらいの大きさになります。
小さいものなら半分食べてもいいかもしれないですね。
生のままサラダで食べてもいいですし、煮たり焼いたり、スープやお味噌汁に入れるのもおすすめです。色々な方法で食べてみてください。
玉ねぎのケルセチンを増やす方法
ケルセチンというポリフェノールは玉ねぎの皮に多く含まれています。
ですから、皮を乾燥させてお茶にするなどの方法もあるのですが、もう少し手間をかけずにケルセチンをたっぷり摂る方法があります。
それは、玉ねぎを干すこと。
玉ねぎをダイエットに役立てるなら、かってきてまず皮をむき、干してから食べるといいでしょう。
ちなみに、1週間干しても玉ねぎはしなびたりしないので、そのまま普通に調理できます。
玉ねぎダイエットの効果を高めるアレンジ法
タマネギをそのまま食べてももちろんいいですし、日々の食事の中に取り入れていけば良いのですが、どうせならもう少しダイエット効果を高める方法を知りたいと思いませんか?
酢と一緒に食べる「酢玉ねぎ」
お酢も健康効果の高い食材として知られていますね。お酢にも内臓脂肪を減らす効果などがあるので、相乗効果が期待できます。
作り方は簡単です。玉ねぎをみじん切りにして保存瓶に入れ、かぶるくらいのお酢を加えるだけです。
硫化アリルをそのまま摂りたいので、水にはさらさずに、20分ほど空気にさらしてから漬け込んでください。
甘味の欲しい人ははちみつを加えるといいでしょう。
これをサラダに加えてもいいですし、炒め物に加えるのもおすすめです。
オリーブオイルと一緒に使う
ビタミンEを豊富に含み、美容にも嬉しい効果がたくさんあるオリーブオイルと組み合わせることで、ケルセチンの効果を高めます。
オニオンスライスにかけてもいいですし、炒め物にする時にオリーブオイルを使うのもいいですね。
私のおすすめは納豆と一緒に食べることです。
納豆1パックにみじん切りにした玉ねぎとオリーブオイル、ほんの少しの塩を加えてよく混ぜます。ご飯のお供としてではなく、そのまま一品料理として食べられます。
納豆の大豆イソフラボンや食物繊維も摂れますし、これを夕食の最初に食べておくと、ご飯を食べる量も自然と減らせるので、一石二鳥なんですよ。
玉ねぎ氷にして毎日食べる
レンジで加熱した玉ねぎをミキサーで水と一緒に撹拌し、冷凍庫で固めたのが玉ねぎ氷です。
これがあれば、スープや味噌汁に氷を2個(1人分)入れればいいので、毎回調理しなくても簡単にタマネギを摂取することが出来ますよ。
玉ねぎダイエットの注意ポイント
食べるだけの簡単なダイエット法ですが、注意してほしい点もあります。
食べ過ぎには注意!
玉ねぎは、食べれば食べるほど痩せるというものではありません。
ですから、1日3食全部に玉ねぎを使うとか、ご飯の代わりに玉ねぎを食べる、というようなことはやめましょう。
玉ねぎの辛味成分である硫化アリルは刺激のある成分です。
臭いも強いので、大量に食べると口臭や体臭の元にもなりますし、それが元で胸やけなどを起こすこともあるからです。
あまり水にさらさない
生で食べる時には辛味を取るために、水にさらす人が多いと思います。しかし水にさらしてしまうと、せっかくの硫化アリルが水にとけ出してしまうのです。
水溶性の硫化アリルの作用をそのまま取り入れるには、水にさらすのではなくてそのまま空気にさらしておきましょう。
加熱する時には空気にさらしてから
また、硫化アリルは熱にも弱いという性質があります。でも、玉ねぎは加熱すると甘みが増しておいしくなりますよね。
そんな時には切ってから20分ほど空気にさらしてから加熱すればOKです。硫化アリルが安定して、加熱しても大丈夫になります。
鮮度のいい玉ねぎを使うこと
周りの皮が乾燥している黄玉ねぎは常温で保存できます。賞味期限は1〜2ヶ月です。
期間限定で出回る新玉ねぎは冷蔵庫で保存し、1週間くらいで食べきりましょう。
黄玉ねぎなどはあまり腐りませんが、買いだめせずにこまめに買って、鮮度のいいうちに食べきりましょう。
玉ねぎを美味しく食べて健康的に痩せよう!
玉ねぎは生でも煮ても焼いても美味しい!調理法がたくさんあるので、好きな方も多いと思います。
日常的に取り入れやすい食材ですし、1年を通して価格が安定していることも嬉しいところです。
手軽に利用できるダイエット食品としてとてもおすすめなので、玉ねぎをもっと有効活用しませんか。
玉ねぎを美味しく食べて、キレイに痩せていきましょう!
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