他人に興味がない人の特徴と改善策。良好な関係の築き方とは
Date:2019.06.11
自分は自分、他人は他人という考えが強く、自分以外の人に興味がないという人は、意外に少なくありません。
他人には全く興味がないという人には、どのような心理や特徴があるのでしょうか?
他人に興味がない人自身、実はそんな自分に悩んでいるという場合もあります。他人に興味が持てないことで人間関係を構築することが苦手であったり、心から信頼できる友人ができないということがあるからです。
また逆に、他人に興味がない人の理解に苦しみ、どう接したらうまく付き合っていけるのかと悩んでいる人もいるでしょう。
そこで今回は、他人に興味がない人の特徴と改善の仕方・他人に興味がない人と上手く付き合う方法についてご紹介します!
この記事の目次
他人に興味がない人の心理状態とは?
他人に興味がなく、他人に関心を抱くことがないという人は、なぜそのように思うのでしょうか?
人は皆、性格も違えば考え方も違いますし、どんな人生を送ってきたかなどでも、どんな心理が影響しているのかは変わってくるでしょう。
しかし、他人に興味がない人のよくある心理パターンを知れば、どのような心理が影響して他人に興味を持てないのかを理解することができるかもしれません。
明らかに自分に全く興味を持っていない人と関わるのは気が重く感じてしまいそうですが、相手の心理をある程度理解しておくことで、さほど気が重いとは感じなくなるでしょう。
また、他人に興味がないことで人間関係の築き方に悩む人も、自分の気持ちと比較してみたり、客観的に考えてみることで自分を見つめ直すきっかけになるはずです。
それではさっそく見ていきましょう。
1.何事も損得で決めることが優先の心理
他人に興味がない人というのは、損得勘定することが優先の心理状態であることが多いようです。
自分にとってメリットのある人との付き合いはしますが、そうでない人とは極力関わりたくないという心理を持っているのです。
しかし、自分にとってメリットがあるとわかっている相手というのはそうそういないのです。なので周囲の人には「他人に全く興味がない人」と見られることが多いのです。
- 一緒にいる時間が楽しいと感じること
- 嬉しいと思うことを分かちること
- 悩み事や愚痴を言い合えること
など…、一般的な人がメリットだと感じるようなことでも、他人に興味がない人にとってはメリットと感じることはありません。
よほどのメリットを感じない限りは、その人と深く関わろうとはしない心理を持っているのです。
2.自分のしたいことが優先という心理
他人に興味がない人は、自分のしたいことを優先させたいという心理があり、他人と過ごしている時間をとても窮屈に感じていることがあります。
些細なことのようですが、「ゲームで遊んでいたい」「テレビを観ていたい」というのも、他人といることによりかなわなければ、その時間を惜しいと思ってしまうのです。
どんな時でも自分のしたいことを優先したいという心理をもっているために、自己中心的だと思われてしまうことも珍しくないでしょう。
3.喜怒哀楽を表に出さない(出ない)心理
他人に興味がない人が喜怒哀楽を表に出さない(出ない)のは、興味がないものに対して、感情が揺さぶられることがないからだといえます。
自分の好きなことや興味のあることをしている時はまた別ですが、他人の感情に揺さぶられるということもまずありません。
つまり、他人が悲しいんでいても、苦しんでいても、楽しそうにしていても、他人に対して強い感情が生まれることはないので、喜怒哀楽に表れることもほとんどないのです。
4.一人でいるのが楽だという心理
他人に興味がない人は、人と一緒にいることを窮屈に感じることが多いので、「一人でいることが楽」だという心理を持っています。
ただし、ここで勘違いしてはいけないのが、「他人に興味がない=一人でいることが好き」というわけではないということです。
他人に興味がないというわけではなく、元々一人いること・一人でいる時間が好きだという人もいるでしょう。
後者の場合、「一人でいる方が楽だけど、人と過ごす時間が嫌いなわけではない」という程度の心理状態だといえます。
他人に興味がない人の心理としては、「興味のない人と一緒にいてもつまらない」という心理から「一人でいたほうが楽」という考えに直結するという心理的特徴があるのです。
勘違いされやすい?他人に興味がない人の特徴とは
生きていると色んな人との出会いがありますが、中には「この人は自分に全く興味がないんだな」と感じ、ショックを受けてしまうこともあるのではないでしょうか?
誰でも人に嫌われるよりは好かれたいと思うものですし、無関心な態度を取られれば、嫌われているのではないかと思ってしまうこともあるでしょう。
しかし、実はそれは勘違いで、本人は悪気もなければ、嫌っているというわけでもないかもしれないのです。
そんな勘違いをされがちな「他人に興味がない人の特徴」を見てみましょう。
1.自己顕示欲が強い
他人のことには興味がないけれど、「自分の話は聞いてほしい」「自分のことは気にしてほしい」という、自分中心な考え方をします。
「自分以外の人=他人」という意識なので、自分以外の人には興味がなく、自ら深入りしようともしません。
2.決定権を持たない
他人に興味がない人は、何かを決めるときに、「決定権を相手に委ねる」というところがあります。
何をするにしても、そのこと自体にあまり関心を抱くことができないので、積極的に決定権を持つことはなく、相手に委ねるというわけです。
3.他人の情報は覚えない
忘れていたというわけではなく、そもそも覚える気がないので、本人も悪い気はしていないのです。
4.他人に平等でコミュニケーション力は高い
他人に興味がない人は、コミュニケーション力が低いイメージがあるかもしれませんが、実は逆にコミュニケーション力は高いといえます。
平等に接します。「自分のことはよく思われたい」という気持ちはあるので、表面上の付き合いをするのは得意だといえるでしょう。
誰かを特別扱いするということがないのは、特別だと思うほどの感情を抱くことがないからともいえます。
5.いつでも自分優先
他人に興味がない人は、自分のしたいことや自分にとってメリットになることを第一優先に考えます。
自分優先の考え方を覆すことは絶対にないので、恋人がこの手のタイプだと、寂しい思いをさせられたり、気持ちを疑ってしまったりすることは必ず付きまとい、割り切ることができなければ辛い恋愛となってしまうでしょう。
6.人の話を聞き流す
他人に興味がない人は、人の話を真剣に聞いているようで、実は聞き流しているというところがあります。
しかし、自分が話す場面ではとても生き生きと自分の話をします。
それを聞いている側がきちんと聞いていなくても、自分の考えを相手に伝えられたことに満足するので、まったく気にしません。
7.妙に冷めている
人間関係のトラブルがトラウマとなって、人に対して壁を作るようになってしまったということもあるでしょう。
「他人は所詮他人でしかない」という考えを持っているので、「深入りしてもいいことはない」「できる限り関わりたくない」という気持ちを抱くようになってしまったのです。
それゆえ、他人に対してどこか冷めた目をしていたり、冷たい態度を取っているつもりはなくても、妙に冷めているように感じられてしまうのです。
他人に興味がないことで悩んでいる人の改善策とは?
「他人に関心を抱けないとで悩んでいる」という人も中にはいるでしょう。
「他人のことなんて興味ない」なんて言っている人でも、実は開き直っているだけで、本当はもっと人と上手く関わりたいと思っているのではないでしょうか。
表には出しませんが、「自分のことを知ってほしい」「この人のことをもっと知りたい」という感情が心の中にはあるのです。
ここからは、どうしたら他人に興味が持てるのか、他人に興味がないことで悩んでいる人の改善策についてご紹介します。
人には相談できないそんな心の悩みを、解消するヒントが見つかるかもしれませんよ。
相手のプライベートにも興味を持ってみる
他人に興味がない人は、職場では「仕事は仕事」と、完全にプライベートとは境界線を張っているので、他人がプライベートではどのように過ごしているのか、仕事以外ではどのような人なのか、自ら詮索するようなことはまずないでしょう。
しかし、人とのコミュニケーションをとる上で、「相手に興味があることを示す」というのはとても重要なことです。
まずは相手のプライベートにほんの少しでも興味を持ち、「休日はどのようにお過ごしですか?」などと尋ねてみるとよいでしょう。
それにより話が広がっていけば、コミュニケーション力ににも力が付き、積み重ねれば、自然と人間関係が築けるようになるでしょう。
相手の立場になって物事を考えてみる
自分の考えだけで物事を解釈していてばかりでは、周りのことは見えてきません。「相手の立場になって物事を考えてみる」ということを少しでも意識してみてください。
そうすることで、その人がどんなことを思い、どう行動しているのか、見えてくるものがあるでしょう。
今までは気づけなかったことに気づくことができ、コミュニケーションの取り方にも違いが出てくるはずです。
相手の大事な情報をメモする
他人に興味がないがゆえに、相手の名前を覚えることが苦手であったり、聞いた誕生日を覚えていなかったりということが多々あるでしょう。
相手に失礼なだけでなく、自分が損をしてしまう場面も多いのではないでしょうか?
そこでおすすめなのが、相手の覚えておくべき情報はメモをしておくことです。社会人であれば、名刺をもらうのも良いでしょう。その人の特徴などもメモしておけば、顔と名前が一致しないということも防ぐことができます。
無理に関心を持たない
他人に興味がないといっても、社会人にもなれば最低限の興味を持つことは必要になってくるでしょう。
普通に生活していく上でも様々な場面で人付き合いというのは生まれるものです。そんな中で相手の気持ちを少しでも読み取ろうとする気持ちを持てば、全く興味がないということにはならないでしょう。
他人に興味が持てないことを克服しようと意識することは良いことですが、一緒にいても面白くない人や、全く関心を抱けない人に対してまで、無理に自分を繕うことはありません。
人間誰しも馬が合わない人というのはいるものですし、無理に仲良くなろうとする必要はないでしょう。
最低限の交流で済ませるということもあって良いのです。
他人に興味がない人と上手く付き合う方法とは
身近に他人に興味がない人がいて、付き合い方に悩んでいる人は意外に少なくありません。苦手な人に対して、無理に距離を縮めようとする必要はないでしょう。必要最低限の会話などで済ませるのも一つの手です。
しかし、それが仕事上良好な関係を築いていきたい相手などであれば、そうもいきませんよね。
自分に全く関心を持ってくれない人と上手く付き合うには、どうしたら良いのでしょうか?
その人のいいところを見つける
人は皆それぞれ悪いところもあれば、必ずいいところもあります。しかし、大概は悪いところにばかり目が行きがちで、その人のいい部分を見つけようともしません。それが苦手な相手であれば尚のことそうでしょう。
意識して相手のいい部分に目を向けることができると、その人の悪い部分が和らいで見え、その人自身の印象が変わるかもしれません。あなた自身もイライラの気持ちも和らぐはずです。
ごくたまに会うような相手であれば我慢もできるかもしれませんが、高い頻度で顔を合わせなければならない相手であれば、ストレスになってしまうでしょう。
何に興味があるのかを知る
「自分に全く興味を抱かない人と上手く付き合うなんて無理!」そう思う人がほとんどでしょう。
ですが、どんなに苦手な相手であっても、なんとか距離を縮めなければと思う場面も必ずと言っていいほどあるはずです。
誰でも自分が興味のあることに対しては自然と会話も弾むものです。あなたは「自分の興味のあることで会話が弾んだ人」として、周囲の人よりもその人に一歩近づけたと思ってよいでしょう。
ただ何気なく会話を持ちかけるのではなく、相手の興味があることを意識して話を持ち掛けてみてください。
相手の興味のあることがわからないという場合は、ダイレクトに聞いてみても良いでしょう。基本的に「他人に興味がない=誰にでも平等」なところがあるので、自分のことを聞かれて嫌な顔をすることはないはずです。
気軽に考えてみる
他人に興味がない人と同じ時間を過ごしていると、自分にだけ特別素っ気ない気がしてしまったり、「もしかして嫌われてる?」なんて思ってしまうことがあるでしょう。
しかし、それであなたが悩んだり、ストレスを感じたりするのは、実はとても無駄なことなのです。
「こういう性格の人なんだ」と割り切って、あまり深く考えるのはやめましょう。
悩んだところで相手は変わらないのですから、時間の無駄になってしまいます。自分ばかりが真面目に悩むのは馬鹿らしいことと考え、少し適当になる部分があっても良いのです。
まとめ:何事も程よくが一番良い
他人に興味がない人の心理や特徴、改善の仕方。そして他人に興味がない人との付き合い方についてご紹介してきましたが、いかがだったでしょうか?
世の中には色んな感性の人がいますから、誰とでも分かり合おうと思うのは難しいことです。
そして、自分自身の性格や感性に悩む人もいれば、人とは違う感性である自分が好きな人もいます。
自分自身を変えたいと思うのも、相手に嫌悪感を抱くのも、全ては自分の心が決めていることです。
ご紹介したように、心の持ち方・考え方次第であなたの心はずっと楽になることでしょう。
他人に無関心な人は、人と深い関係になることが難しいことで、友人や恋人ができにくく離れやすかったり、婚期が遅れるといったことが考えられるので、この先の幸せを逃してしまうかもしれません。
何事も程よくが一番です。適度に他人に無関心で生活し、仕事や人間関係のストレスから自分の心を守ってあげてくださいね。
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