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友達親子の関係ってアリ?親子に適した距離感を保つことも大切

Date:2019.02.18

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友達親子の関係ってアリ?親子に適した距離感を保つことも大切|女性の美学
https://josei-bigaku.jp/tomodatioyako46997/

親になると自分が子供の頃の親との関係を思い返したり、我が子のためを願って子供との理想の関係性を考えることはあるはずです。

親であれば、いつまでも我が子と良い関係で居たいと思うことに違いありませんが、理想的な親子関係とはどのような関係なのか、考えれば考えるほど難しい問題かもしれません。

最近街中でもよく見かける友達親子の関係は理想的な関係なのでしょうか?今回は、友達親子のメリットデメリットを比べて、親子の在り方を考えてみましょう。


理想の親とは友達のような親?厳しい親?世の中の考え方

各家庭で方針はそれぞれ異なりますが、他の家庭はどのように考えているのか知ると参考になることもあるはずです。

他の家庭の方針を聞く機会はなかなかありませんが、調査結果から、現代の親の持つ考え方が垣間見えるでしょう。

文部科学省の行った「どういう親でありたいか」という調査では
  • 何でも話し合える友だちのような母親…83.2%
  • できるだけ子どもの自由を尊重する母親…79.2%
  • 子どもを甘やかさない、きびしい母親…11.7%
の調査結果から、現代の親の持つ考え方は「何でも話し合える友達のような関係」を求めたり、「子供の自由を尊重する」という考え方が多いということがわかります。

しかし、友達親子の関係で子供の自由を尊重しているばかりでは、子供に嫌われたくないと思うあまり子供を叱れない場合もあるようです。

家庭環境や子供の性格によって親の接し方を変える必要がありますが、本当に子供のことを考えた家庭方針でしょうか?親の気持ちや社会傾向に左右されていないかもう一度見つめ直す必要もあるでしょう。

子供とはいつまでも仲良しで居たい!友達親子のメリット

親子が友達のように仲が良い様子は、家庭内が明るく良い雰囲気になるように、親にも子供にもメリットがあるようです。

友達親子で、親子が友達のように仲良しでいることのメリットを詳しく見ていきましょう。

子供が相談しやすい雰囲気

友達と気軽におしゃべりをするように子供が親に気軽に話せれば、学校での嬉しかった出来事からちょっとした不満まで毎日気軽に話してくれるでしょう。

毎日の出来事を話してくれていれば、子供の些細な変化まで感じ取れるので子供のケアがしやすくなるはずです。

毎日の出来事を気軽に話せる関係を築けていれば、仲の良い友達と同じように相談も自然にできるでしょう。

いつも相談しやすい雰囲気であれば、子供がトラブルを抱えた時に一人で抱え込まずに親に相談してくれる場合も多いので、子供が孤独を感じずに済むかもしれません。

反抗期がないことも

幼い時期から友達親子の関係を築いている場合は成長しても関係性に変化がなく、友達と同じように接してくれるでしょう。

つまり、親への反抗心を抱かずに思春期を過ごせれば、多くの人が経験する反抗期がないことも考えられるのです。

反抗期は親子双方がストレスを抱えますが、その反抗期がないことは親子共に家庭内でのストレスを大幅に軽減できるでしょう。

親離れや子離れができないことも!?友達親子のデメリット

友達親子のメリットを見てみると嬉しいことばかりに思えますが、親子関係や子供の生活において心配な部分もあるのです。

友達親子に潜む危険はどこにあるのでしょうか?子供だけでなく親にとってもデメリットはあるようです。

親が子供をコントロールする危険がある

親が子供に「親友だよ」と言い続けることで、子供を自分の思い通りにコントロールする可能性が出てきます。

親は子供にとって一番身近で絶対的存在でもあり、自分の気持ちや考えを抑えてまで親の気持ちや考えを優先しようとする恐れがあるのです。

親の価値観を子供に押し付け、子供も親の考えを尊重し続けていると、親と子の双方が依存関係となり、子離れできない親と親離れできない子供を作り出してしまうことにも繋がります。

親離れできないことは子供の将来に支障が出てくることも考えられますし、子離れができない親になってしまうと子供が巣立っていった後、親自身が大きな孤独を抱えてしまうことも考えられるでしょう。

子供の交友関係の妨げになることも

子供が常に親に甘えられる環境に置かれるため、子供に甘える癖がついてしまい、自立心が育たない弊害も出てきます。

自立心を養うことは子供の心理的な成長に欠かせない部分であり、親が少し離れて見守ることも大切なことなのです。

子供がまだ幼い時期から友達親子の関係を築いてしまうと、友達よりも一緒にいて居心地が良い親を求めてしまうこともあるでしょう。

子供のコミュニティは成長に従って家庭から社会に広がっていきますが、そのコミュニティの広がりを妨げてしまうことも考えられます。

親と友達の存在の違いを知り、親から離れて自分の力で交友関係を築いていくことも子供の成長に欠かせないことなので、親子に適度な距離感は親が考えてあげるべきでしょう。

親や目上の人を敬う気持ちが育たないことも

親にも友達と同じように接することは、親や目上の人を敬う気持ちが育たない危険もあるのです。

子供が親のことを名前やあだ名で呼んでいては、親から注意や躾をされても受け入れ難いこともあり、親への敬意を払うことは難しくなります。

また、一番身近な親を敬えなければ、社会に出てからも目上の人を敬う気持ちを持てない人になってしまう可能性も秘めています。

子供は家庭で親と接することからも、対人関係や上下関係の経験や知識をつけていきます。こうしたトレーニングは子供の将来に大きくかかわることであり、親が威厳を持つことは子供にとって必要なのです。

友達親子の危険性をよく理解し、親子に適した距離感を見つけよう

友達親子は一見仲良しで幸せそうに見えますが、子供が幼い頃から友達のような関係を続けてしまったり近すぎる距離感になってしまうと、子供と親それぞれが精神的な問題を抱える原因となってしまいます。

また、子供が幼い頃から友達親子になってしまうと心の成長にも関わってくるので、年齢に応じた親子関係も必要だということです。

そういった危険性をよく理解し、我が子との適した距離感を見つけて保っていけるよう、親がしっかり考えてあげることが大切でしょう。

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ライター:Moe

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