まつ毛が多く抜けるのはなぜ?原因と抜けすぎを防ぐ方法
Date:2019.03.18
「最近、まつ毛が頻繁に抜けているような気がする…」
「なんだかまつ毛の量が少なくて、メイクをしてもパッとしない」
そんな思いをしたことはありませんか。まつ毛は髪の毛など他の体毛に比べて範囲が小さく、問題がなければあまり気にかけない場所かもしれません。
しかしまつ毛も他の体毛と同じように、一度抜けると新しく生えるまでに一定の期間を要します。
大量に抜けてしまうと全体のまつ毛の少なさが目立ってしまい、とても気になりますよね。
まつ毛が多く抜けると感じる時、いったいどんなことが起こっているのでしょうか。
この記事ではまつ毛が多く抜ける原因と、これ以上まつ毛を減らさないための対策もお伝えします。
この記事の目次
まつ毛にも生えてから抜けるまでの周期がある!その仕組みを知ろう
まずはまつ毛が生える仕組みを知りましょう。脱毛の経験がある人は、毛が生え変わる周期についての知識が多少あるかもしれませんね。他の体毛と同じように、まつ毛にも生えて抜けるまでの期間や一日に抜ける本数がだいたい決まっています。
あなたのまつ毛が生え変わる周期や、一日に抜ける量は大丈夫ですか?
まつ毛が生え変わる“毛周期”
まつ毛を含め、体毛には生えてから抜けるまでの“毛周期”というものがあります。まつ毛の場合、次のような過程を1ヶ月から3ヶ月の周期で繰り返していると言われています。
- 成長初期…皮膚の下で毛が育ち、生える準備をする期間
- 成長期…毛が皮膚の外に出て伸びていく期間
- 退行期…毛の成長が止まり、抜けるまでの期間
- 休止期…毛が自然に抜け、また新しく生えるまでの期間
日本人を例にすると、まつ毛の長さは平均7mm、1ヶ月で5〜7mm伸びると言われています。周期が短い人であれば、1ヶ月で生え変わることになりますね。
まつ毛は毎日抜けている!まつ毛全体の平均本数と、一日に抜ける量
まつ毛はだいたい、何本くらい生えているものだと思いますか?日本人の平均は次のようになっています。
- 上まつ毛 100〜150本
- 下まつ毛 40〜80本
この中でまつ毛が一日に抜ける量は、だいたい5本前後です。まつ毛は毎日抜けるものであり、まつ毛が抜けること自体は自然な現象です。これよりも明らかに抜ける量が多い場合は、何らかの問題が絡んでいることになります。
まつ毛が多く抜けるのには原因がある!あなたもあてはまるかも
続いて、まつ毛が多く抜ける原因を見ていきましょう。何気ない日頃の動作が、あなたのまつ毛を抜けさせている可能性があります。あなたも何気ない癖が習慣になっていませんか?
また、アイメイクに時間をかけている人はメイクの内容を見直す必要があるかもしれません。
まつ毛メイク
目を大きく見せて明るい印象を与えるために欠かせないまつ毛メイクですが、まつ毛に当然負担がかかります。ただ使うだけでなく、使い方や頻度によってもまつ毛に悪い影響を与える原因となってしまいます。
- ビューラー
- 必要以上に力を入れたり引っ張ったりしてビューラーを使っていると、まつ毛にとって大きなダメージとなります。ゴムが劣化したビューラーを使い続けている人は要注意です。また、汚れたビューラーを使っていると、まつ毛の生え際から雑菌が入り、まつ毛が抜けやすくなるとともに新しいまつ毛も育ちにくくなってしまいます。
- マスカラ
- マスカラは化学剤でまつ毛に色や繊維をつけていくものなので、基本的にマスカラの使用やクレンジングはまつ毛にとって負担になります。特にウォータープルーフのマスカラがまつ毛への負担が大きく、使い続けているとまつ毛が傷んで細く弱くなりやすいです。
- つけまつ毛
- つけまつ毛をつけると、そのぶんまぶたが重くなります。私たちが重みをあまり感じなくてもまぶたにとっては結構な負担となります。また、つけまつ毛の接着剤がまつ毛の生え際から入り込み、炎症を起こす可能性があるほか、取る際に引っ張ることも大きな負担となり、まつ毛を傷めるリスクがたくさんあります。
- まつ毛エクステ
- まつ毛エクステはまつ毛に接着剤で繊維をつけているので、その重みでまつ毛が弱くなり、成長しきらないうちに抜けてしまうなど抜ける時期を早めやすくなります。そして取る際には繊維とともにまつ毛が抜けやすいので、まつ毛の量が一気に減ってしまうこともあります。
まぶたをこする
まつ毛が生えているまぶたは、体の中でも皮膚が薄い場所です。そしてまつ毛は皮膚に埋まっている割合が小さいので、摩擦など外部からの刺激に弱いのが特徴です。
まぶたをこする動作をするのはクレンジングの時や目がかゆいと感じた時など様々ですが、どれも過剰に行ってしまうとまつ毛が抜けやすい状況を作ってしまいます。
生活習慣や体の変化によるもの
生活習慣の乱れや体調・年齢の変化で髪の毛が薄くなったり細くなったりなるように、まつ毛も抜けやすくなることがあります。
また、アレルギーなどで目に症状が出ていると頻繁に目をこすって摩擦による抜け毛が増えたり、まぶたの皮膚が炎症を起こしてまつ毛が抜けやすい状態になったりします。
まつ毛が必要以上に抜けるのを止めたい!今日からできること
まつ毛の量を通常に戻すには、抜けすぎを食い止めることとまつ毛を生えやすくすることが必要です。
まつ毛が生えてくるのには少し時間がかかりますので、まずは今あるまつ毛をこれ以上抜けすぎないようにする対策を取りましょう。
特別なことではなく、今日からすぐにできるものばかりですよ。
毎日のまつ毛メイクを見直す
まつげメイクは毎日行うものですから、方法を見直すだけでも効果は絶大です。
ビューラー、マスカラなどはまつ毛を抜けやすくさせるリスクがありますが、使い方に気をつければ異常にまつ毛が抜ける状態は防げます。ビューラーとマスカラ、それぞれ使用の際に気をつけたい点をまとめました。
- ビューラー
- 使用は一日一回にとどめ、力を入れすぎたり引っ張ったりしないように気をつけながら使いましょう。また、ゴムの定期的な交換も忘れずに行いましょう。快適に使えていれば、まつ毛への負担も少ないことになります。
- マスカラ
- お湯で落とせるタイプのものを使うとまつ毛の負担を減らせます。それ以外のマスカラを使う際は、ポイントメイク専用のリムーバーでクレンジングしましょう。なるべくこすらないようにすることも大切です。
一番効果的なのは、どちらも頻度を減らすことです。例えば一週間の中で、一日くらいは万全なメイクでなくてもいい日があるのではないでしょうか?時々でも、ビューラーやマスカラを使わない日を設けてみてはいかがでしょう。また、帰宅したらすぐにクレンジングするのもおすすめですよ。
まつ毛エクステ・つけまつ毛の頻度を減らす
まつ毛エクステとつけまつ毛に関しては、まつ毛が抜ける量が気になるのであればすぐにやめた方がいいことになります。負担になっているものを取り除くことが何よりの対処になりますし、まつ毛に接着剤や繊維がついたままの状態でケアをしても十分な効果は得られにくいです。
すぐにやめるわけにはいかない!という人は、こちらも頻度を減らすようにしてみましょう。それだけでもまつ毛への負担が全然違います。まつ毛エクステやつけまつ毛を使わない日を作り、まつ毛や周りの皮膚を休ませてくださいね。
生活習慣に気をつける
睡眠不足やストレス、食生活の乱れなどが思い当たる人は、それを改善することも必要です。
特に睡眠と食事は、まつ毛の成長に大きく影響します。どちらも十分にとることで、切れたり抜けたりしにくい丈夫なまつ毛を作ってくれますので、おろそかにしないようにしましょう。
また、目をこする癖がある人はそれをやめる必要があります。
目をこする原因がアレルギーによるかゆみやコンタクトレンズの違和感である場合は適切な対処をし、目をこすらずに済むようにしましょう。
まつ毛への負担を減らして、必要以上に抜けるのを防ごう
まつ毛が生えているのは全身の中で本当にわずかな範囲であり、まつ毛にメイクをしていても負担がかかっているとは感じにくいものです。
しかし、まつ毛は私たちが思っている以上に繊細で、メイクや摩擦でダメージを受けやすくなっています。
記事を読んでいただいて、今までまつ毛を酷使していたと気づいた人は、今日から少しずつまつ毛への負担を減らすように心がけてみてください。
早く対策すればそのぶん、状態が回復するのも早くなります。まつ毛が必要以上に抜けるのを食い止めて、気にせずメイクやおしゃれを楽しめるようになりましょう。
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