「30代・貯金なし」でも間に合うマインドチェンジで貯め体質に
Date:2017.04.20
現代日本で、「貯金ゼロ」の人はどれくらいいるのでしょうか?
金融広報中央委員会から発表された「家計の金融行動に関する世論調査」によると、平成28年度、成人が二人以上いる世帯のうちの30.9%が「金融資産を保有していない」と答えています。
また、一人暮らしでは「貯金ゼロ」世帯の割合がさらにグッと上がり、およそ4〜5割のシングルが貯金ゼロであるといいます。
そんなふうに感じている女性も、やはり多いのではないでしょうか?
そこで今回は、「どうしても貯金できない……」と悩む女性が「できた!」に変わる、とっておきの「貯まるマインド」をご紹介。
さらに、それぞれのマインドを、
- 買い物
- 生活
- お財布
- 貯金
- 節約
- 余暇の楽しみ
という、6つのシーン別にまとめました。
それでは早速、スタート!
この記事の目次
【1】支出の基本「買い物するとき」のマインド
日常の中でお金が出て行く場面、「買い物」。まずは、頻繁に訪れる買い物シーンでのマインドをチェンジしていきます。
(1)クレジットカードを使わない
クレジットカードはとても便利です。ネットでの買い物や、定額サービスの支払いなど、出番は数えきれません。
支払いを後回しや分割払いにできるので、大きな買い物をする際にも役に立ちます。
でも、貯金ゼロから貯め体質に変わりたいなら、いったん「使わない」と決めましょう。
手元のお金がなくなるわけではないので、
- お金を使った実感が湧かない
- 今月いくら使っているのか把握しづらい
- 現金がなくても我慢する必要がない
といった理由から、つい使いすぎてしまいます。
それしか決済方法がないなど、どうしても!という場面以外では、クレジットカードは基本使わないのが「貯まるマインド」の第一歩です。
(2)使ってよい金額を把握する
当たり前ですが、収支のバランスが「収入>支出」にならなければ貯金することはできません。
収入を元に、月ごとに使える予算を計算し、「今いくら残っているのか」「今日この買い物でいくらまでなら使えるのか」を把握しましょう。
金額で把握するのが苦手な人は、「一日ごとに使える予算を袋分け」など、目に見える形で管理しましょう。
(3)目的もなく店に寄らない
塵も積もれば山となる、と言います。
- スーパー
- コンビニ
- ドラッグストア
仕事帰りになんとなく寄りがちなこれらのお店、一度に使うのはほんの小額かもしれませんが、積もり積もって計算すると思わぬ金額になりがちです。それが家計を圧迫しているのかも。
また、ネットショッピングやウィンドウショッピングもそうです。流行の服や可愛い小物を見て回るのは楽しいですが、見たら欲しくなるのが人情というもの。
買っても落ち込み、買わなくてもストレスが溜まるだけです。貯金を始めたばかりの時期はやめておいた方がよいでしょう。
(4)「欲しい」+「必要」が揃ったときだけ買う
欲しい!と思ったらすぐ手に取って、迷わず買ってしまう人。レジに持っていく前に、「これはただ欲しいもの?それとも必要なもの?」と自分に質問してみましょう。
そしてもし、「必要じゃないけど欲しい」と答えが出たら、一度棚に戻してください。そしてまず、必要な買い物を済ませましょう。
必要なものや最初から買う予定だったものを全て買った上で、それでも予算が余ったら、もう一度検討してみるのが良いでしょう。
(5)一度、家に帰って考える
欲しいものを見つけてしまったとき、その場できっぱり諦めるのはどうにもつらい!という人もいるでしょう。
そんなときは、いったん家に帰って、冷静になるのがコツです。
「一週間考えて、まだどうしても欲しかったら検討しよう」と決めるのも手です。見た瞬間は強烈に「欲しい」と思っていても、一定の時間を置くと案外「なんであんなに欲しかったんだろう?」と不思議になることも多いですよね。
(6)ポイント、安売り、キャンペーンは無視する
ポイントカードでお財布がパンパンになっていませんか?
大安売り!とか、ポイント○倍キャンペーン!とか聞いてしまうと、行かなきゃという義務感のような思いに駆られていませんか?
貯金初心者にとって、
- ポイント
- 安売り(特売)
- キャンペーン
これらは鬼門と思うべし!
いつもよりお得だと思うとつい買いたくなってしまう人は、いっそこうした言葉を徹底的に無視するつもりで生活しましょう。
ポイントカードも、思いきって引き出しの奥にしまいましょう。
(7)「安い」を理由には買わない
大安売り以外でも、「安い」の罠は潜んでいます。次のような選択を迫られたとき、あなたはどちらを選びますか?
- すごく気に入ったけど「ちょっと高いな」と感じる服
- そんなに魅力的ではないけど「すごく安い」と感じる服
もしも「安い方を選ぶ」と思った人は、節約しているつもりで無駄遣いしている危険性が大、注意が必要です。
着ても大事に扱わないか、悪くすると全く着ないままタンスのこやしになることもあるのではないでしょうか。
「安いから」という理由で買うものは、本来は必要のないものだと思ってOKです。だって、必要なものを買うときは、「安いから」じゃなく「必要だから」という気持ちで買うはずなのですから。
安いからという理由でモノを買うのはやめましょう。どんなにお得に思えても、です。
(8)最安値を探す手間を惜しまない
安いという理由でモノを買うのはやめるべきですが、買うことが決まっている商品の場合はとことん「底値」を探りましょう。
ネットもどんどん活用してください。
面倒がらずにリサーチすると、同じ商品を数千円、数万円もお得に購入できるケースもあります。浮いたお金は「つもり貯金」で貯金箱へINです♪
(9)目的のものを手に取ったら即レジへ行く
お店では、目的のものを手に取ったら、あちこち見て回らずにすぐレジへ向かう癖をつけましょう。
「つい買っちゃった」を避けるため、「目的達成→即レジ」を習慣付けましょう。
(10)自分へのご褒美は「メリハリ」を意識する
仕事、家庭、人間関係。いつも頑張っている自分にご褒美をあげたい!……それは自然な思いです。
問題なのは、「自分へのご褒美」が予算オーバーしている場合。とくに小額のもの(スイーツなど)を毎日のようにチョコチョコ買ってしまう、というタイプはちょっと注意が必要です。
自分へのご褒美はメリハリつけて、「たまに、本当に欲しいものを」と意識すると、かなり効果的に自分を鼓舞できますよ。
【2】身の回りを小さくチェンジ…「生活」のマインド
続いては、生活の中のふとしたシーンの中で、チェンジすべきマインドです。
(1)鞄の中や身の回りを整理する
「整理整頓ができない人は貯金が苦手」と言われます。また、「自分の頭の中は、身の回りの様子に現れている」とも言われます。
頭の中がごちゃごちゃしていると、お金の流れもやっぱりごちゃごちゃしてきます。
どちらもスッキリさせて貯金を成功させるためには、「身の回りの整理整頓」が意外と効果的です。
- 鞄の中身
- お部屋
- デスクの上
- 冷蔵庫の中身
など、小さな範囲からで良いので、きれいに整理してみましょう。
要らないものを捨て、ものの配置を整えていくうちに、自然と頭の中もスッキリしてきます。「捨てるものを増やしたくない」という気持ちも自然に芽生え、無駄遣いも減りますよ。
(2)少しずつでも自炊する
無理のない範囲で自炊するのも、貯金を楽にするコツです。外食と自炊では、やはり食費にかなりの開きが出てきます。
と言っても、急に凝ったお弁当を持っていく、なんてことはなかなかできません!
最初は、どんなに簡単な調理法でもOK。なんなら買ってきたお惣菜を盛りつけるだけでもOK、という気持ちで行きましょう。
おうちごはんに慣れてくると、自然と料理もできるようになっていきます。
(3)夜更かしはやめ、朝型になる
貯金マインドを身につけるなら、夜更かしよりも「早起き」することを断然おすすめします。
国内外問わず、年収が多く成功しているビジネスマンの多くが「朝型人間」であることを公言しています。これは、夜遅くよりも朝早くの方が仕事の効率が良いという理由が大きいでしょう。
また、夜更かししているとつい食べたくなるスナック菓子も、朝には不思議とそんなに欲しくなりません。エアコンを含む電気代も、夜から朝に切り替えればおそらく、節約できます。
(4)丁寧な暮らしを心がける
自然体で貯金できる人の多くが、周囲より少しだけ丁寧な暮らしを営んでいます。
具体的には、
- 自分でできることは自分でやる
- 新しいものを買う前に既存のもので工夫する
- 気に入ったものを修繕して使う
- 面倒がらずにチョコチョコ動く
など。
無理のない範囲でいいのです。「丁寧」を意識して暮らしましょう。
(5)ゴミの量を減らす
これは、「捨てるな」ということでは決してありません。むしろ「入れるな」という方が近いです。
あなたがいつも出しているゴミの量を見てみてください。
多いなあと感じた人は、要注意。ゴミがいつも多いということは、余計なものを常態的に買い込んでいるせいかもしれません。
家じゅうから要らないものを集めても、「今日はゴミが少ないな」と思える生活を、目標にしてみましょう。
【3】大事にしてる?「お財布」に関するマインド
何気なく持ち歩いている、お財布。
その中身にも、貯金できないマインドがたくさん隠れています。
(1)財布の中身をこまめに整理する
お財布は、いわばお金の家。貯金できる人は、この「お金の家」を丁寧にきれいに扱います。
使わないポイントカードまで、全部詰め込まれて膨れたお財布。
これらは「貯められないマインド」の象徴的存在です。
- レシート
- ポイントカード
- 小銭
- 買い物メモ
- 何かの会員証
あなたのお財布が、もしこれらでパンパンになっているなら、今日帰宅したらすぐに中身を全部取り出してください。要らないものを取り除き、お金だけを戻しましょう。
(2)お財布と口座の中身を把握する
お財布の中に「今いくら入っているか」、急に訊かれると答えられない人も多いですよね。
でも貯金マインドを鍛えるためには、お財布の中身を把握しておくのが大切です。
また、口座についても
- どの銀行に
- 全部でいくつの口座を持っていて
- それぞれに、いくら入っているのか
このことは把握しておきましょう。
(3)使いやすく、愛着の湧くお財布を持つ
お金を丁寧に扱うために、お財布選びは慎重に行いましょう。
お財布を選ぶ基準は、使いやすく、気に入ったデザインで愛着が涌き、長く使えるものが良いです。お財布は、お金の家。乱暴に扱わず、丁寧に接する癖を持ちましょう。
ちなみに、一般的には「長財布が良い」などと言われますが、折りたたみの方が使いやすいなど、相性もあります。形は好きなものを選んで大丈夫です。
(4)余分なお金、クレジットカードを持ち歩かない
お財布の中にたくさんお金が入っていると、何か欲しいものがあったときについ予算を超えて使ってしまうことがあります。
貯金マインド初心者は、「今日使う分しか持たない」と決め、一日分の予算だけお財布に入れておくと良いです。
また、現金がなくても後払いでものが買えてしまうクレジットカードは、お財布から出しておき、持ち歩かないようにしましょう。
【4】具体的なコツ!「貯金」に関するマインド
さて、いよいよ「貯金」そのものについてのマインドチェンジを行います。
「自分にはやっぱり出来ないのではないか」と不安な人もいるでしょう。
「よしやるぞ」と決めても、いつも挫折してしまう人もいるでしょう。
でも、しっかりとマインドを変え、それに伴い行動が変われば、貯金は誰にでもできます。具体的な行動も含めて、見ていきましょう。
(1)家計簿をつける
貯金するためには、「収入>支出」のバランスをキープすることが不可欠、と書きました。これは、なんとなくの感覚でやっていてはなかなか身につきません。
収支、とくに支出の傾向を把握するために、一番手っ取り早いのが「家計簿をつけること」です。
難しい計算をしなくても、極端な話、記録するだけでも「ああ、今月は使いすぎているかも」などと気づく感覚が身につきます(これは、レコーディングダイエットと同じような効果ですね)。
(2)貯金専用口座をつくる
お金が出たり、入ったり……。
お金の流れが激しい口座に、貯金を一緒に入れておくのはあまりおすすめできません。達成感も得にくいですし、うっかり貯金分まで使ってしまう、ということも起きてきます。
貯金用に、一つ口座を作りましょう。携帯代や光熱費が引き落とされる口座とは別に、貯金のためだけに口座を作るのです。
こうすることで、純粋に「いくら貯まったか」という数字もはっきり見えて、モチベーションの維持にも繋がります。
また、キャッシュカードをあえて作らず、引き出しにくくしておけば、衝動買いのために貯金を崩すリスクを減らすことができますよ。
(3)給料から、最初に貯金分を抜く
毎月決まった日にお給料が入る人は、入ったその日に貯金の分を抜いてしまうのが一番ラクです。
最初に貯金を分けて、さらに引き出しにくい専用口座に入金してしまえば、残ったお金でやりくりせざるを得ません。
一番のおすすめは、自動積立システムです。このシステムなら、お給料が振り込まれたら即日、貯蓄用の口座に自動的にお金が送金されます。
会社や銀行によっては取り扱いがない場合もありますが、ぜひ一度問い合わせてみてください
(4)貯金は「出費」の一つと考える
「ちょっと貯まるとすぐ崩してしまい、思うように積み重ねられない」と悩んでいる人におすすめなのが、このマインド。
貯金に対して「余ったお金」という認識を抱いていると、生活費が不足したときなどに、つい取り崩してしまいがちです。
貯金を貯めるときに「出費」と思えば、そのお金はそこで消えたも同じ。一度分けたら、一つの支出項目として「使ったんだ」と意識するようにしてみましょう。
(5)貯金の目的を明確にする
ところで、あなたが貯金したい目的は何ですか?
「ないと不安」「老後のため」と答えた人は、要注意です。貯金ゼロの原因は、目的の曖昧さにあるのかもしれません。
貯金する目的を、より具体的なものに設定してみましょう。たとえば、
- シャネルのあのバッグが欲しい
- 英会話教室に通いたい
- イタリア旅行に行きたい
など、具体的な計画の方が、目標金額も具体的に決まります。
もっと小さな金額、身近な目標でももちろんOK!「○円貯めて、思いっきり焼肉が食べたい」でも構わないんです。
それを繰り返せば、貯金グセはしっかり身についてきます。
金額と目的がはっきりしていればいるほど、貯金が現実的に思えてモチベーションが上がります。
(6)目標と残高に、ワクワクする
たとえばですが、
という夢と、
という計画、どちらの方がよりワクワクできると思いますか?
後者の方がワクワクできて、元気が出るのではないでしょうか?
具体的で現実的な計画は、人をワクワクさせます。このワクワクこそが、じつは「貯金できるマインド」に不可欠なものなんです。
また、お金がだんだん貯まっていく口座を眺めるのも、やっぱりワクワクできるもの。上手に自分をワクワクさせて、モチベーションをキープしましょう。
(7)無理な計画を立ててはいけない
貯金の計画は、無謀であっては絶対にいけません。たとえば年収200万円の人が「一年で150万円貯めるぞ」と思っても、無理なものは無理です。
生活費をあまりにも露骨に削るような貯蓄目標は、必ずどこかで破綻し、挫折してしまいます。欲張り、焦りは禁物です。
一回の金額は小さくてもいい、貯まるのがゆっくりでもいいので、「身の丈に合った貯蓄目標」を意識しましょう。
【5】効率よく、リバウンドを防ぐ「節約」に関するマインド
「節約」は、貯金へ向かう大きな近道の一つ。
でも、やり方を間違えると苦しくなって途中で挫折し、赤字方向にリバウンドしてしまうことも。
自分に合った節約マインドを見つけて、無理のない範囲で実践していきましょう。
(1)効率よくできる節約に的を絞る
節約に関する本やサイトは、たくさんあります。方法も星の数ほどあり、どれが合っているかは人それぞれです。
節約の中にも、向き不向きがあるということです。家電のコンセントを全部抜くのが合うタイプもいれば、通話料など大幅な見直しを行う方が向いているタイプもいます。
精神的な負担を減らし、効率的な貯金をするには、
- 自分に合った方法は徹底してやり遂げる
- 合わない方法にはあまりこだわらない、無理しない
というふうに、割り切ることも大事です。
(2)不要な交際費をなくす
交際費は、人付き合いにかかるお金です。
- 飲み会
- デート
- 友達との外食
- プレゼント
- 慶弔費用
など、日常のさまざまな機会を狙ってお財布から飛び出していきます。
貯金できない人の多くが、支出に占めている交際費の割合を、実際より少なく見積もりがちです。家計簿をつけてみて初めて「交際費にこんなに使ってたんだ」と驚くケースもしばしば。
この無意識に使っている交際費は、意識することで効果的に削ることができますよ。たとえば、
- 飲み会は一次会までと決め、二次会、三次会は参加しない
- 気の進まない集まりには行かない
- やりたくないことはやらない
こんなことを意識してみるだけで、支出がグッと減るかもしれません。
(3)あらゆる料金プランを、定期的に見直す
たとえばスマホの使用料。プランを変更したのはいつですか?
たとえば保険。契約時には良いと思った、でも今思えば要らない特約、ついてませんか?
あらゆるサービスの料金プランは、提供する企業側に有利にできています。あなたのライフスタイルがどんなに変化しても、自動的に安いプランに切り替わるなんて親切なシステムはありません。
- 携帯、スマホの使用料
- ネット接続料(Wi-Fi含む)
- ケーブルテレビ
- 保険
これら料金プランは、一年に一度くらいの頻度で定期的に「必要かどうか」「安くならないか」見直してみるのがおすすめです。
(4)使っていないサービスは今すぐ解約する
契約した当時は必要だったけれど……、今はもう要らないサービスにお金を払っていませんか?
たとえば、次のようなもの。
- スポーツジム
- 有料アプリ
- オークションサイトの会費
- 動画サイトの会費
- 宅配サービス
などなど。身の回りを見直してみましょう。
もう使っていないサービスは、この場で今すぐ解約・退会手続きをしましょう!
「あとでいいや」と思ってしまうと、また忘れて月額料金を支払うことになりかねません。解約手続きこそ、今すぐするのがおすすめです。
(5)お金をおろす日を決める
銀行口座にあるお金、どのくらいの頻度でおろしていますか?
「週に何度もATMでおろしている」という人は、お財布の中の現金がなくなるたびに補充しているのかもしれません。
貯金のためには、月のうち、決まった日にだけおろすようにするのがポイントです。
「おろす日にち」と「金額」を決めて、それ以外はお財布の中の現金だけでやりくりしてみてください。
計画性が自然と身につき、浪費が控えられますし、ATM手数料という無駄な出費もなくせます。
【6】本当にしたいことは?「余暇の楽しみ」に関するマインド
貯められるマインドのご紹介、最後は「余暇の楽しみ」についてです。
この章の最初に断っておきたいのは、「好きなものを無理にやめるのはおすすめできない」ということ。
以下でご紹介していることでも、自分がすごく好きでやっていることなら、お金をかける価値があるのかも。他人ではなく、自分を基準に考えてみてくださいね。
ただし、「ほんとはそんなに要らないのかも」と感じたら、その感覚から目をそらさない勇気も必要です。
では、最後のマインドチェンジ、行ってみましょう!
(1)惰性でやっていることをやめる
帰宅してすぐテレビをつけて、「面白い番組全然ないなぁ……」と思いながらも、ダラダラと見続けてしまう。そんな癖がついていませんか?
楽しみのために始めたことでも、今この瞬間「なんとなく続けているだけだな」「惰性になっているな」と感じているなら、思いきってやめましょう!
何事も、嫌だなぁと思いながらダラダラ続けるのは損です。
- テレビ
- SNSチェック
- スマホゲーム
- ネットサーフィン
- スポーツジム
- 習い事
- 人間関係
これらを、今一度見直してみてください。
「本当は関わりたくないのに、惰性で続けている」
そんなふうに感じたことがあれば、無駄にしているのは時間だけではありません。大事なお金を守るためにも、やめましょう。
(2)行き当たりばったりにことを運ばない
仕事はもちろん、プライベートで楽しいことをするときにも、下調べは大事です。
初めて行く土地へ旅行に出かけて、何の下調べもしていなかったために、時間やお金を無駄にしてしまったことはありませんか?
無駄な出費を削るためには、やろうとしていることに対してシミュレーションをしてみて、どこにどれだけお金をかければ可能なのか、しっかり計画するクセをつけましょう。
(3)やりたくないことはやらない
貯金ができるマインドになるには「具体的な目標を立てるべきだ」と先ほど書きました。
立てるべき目標とは、つまり「やりたいこと」です。
できれば、やりたくないことから優先的にやめて、その分のお金を回すというのが理想なのではないでしょうか。
「やりたくないことはやらない」。シンプルなルールですが、お金を貯められない多くの人が、これをなかなか実践できません。
しっかり貯金ができるマインドを持った人たちには、よく見るとこんな特徴があります。
- 自分の意見を持っている
- 人がどう思うかより、自分の主観を大事にする
- 自分にとって不要なものと、冷静に距離を置いている
やりたいことのために、やりたくないことをやめてみる。このシンプルな貯金ルール、一度試してみませんか?
マインドチェンジの実践で「脱・貯金ゼロ」生活!
貯金体質が身につくマインドチェンジのポイント、たくさんご紹介してきました。「できそう!」と感じたものから、早速始めてみてくださいね。
マインドを変えて具体的な行動が変われば、誰にでも貯金はできます。
貯まり始めると楽しい貯金!あなたも今日から、脱・貯金ゼロにチャレンジしてみませんか?
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