睡眠と温活で免疫力を高めよう!風邪に負けない体づくりの方法とは
季節の変わり目や寒い時期になると、どんなに気をつけていても体調を崩しやすくなりますよね。
しかし私達女性は仕事や家事、育児に忙しく、体調を崩しても休んでいられないのが辛い現状です。
せっかくのバッチリメイクも鼻をかみすぎてボロボロに…なんて事も。
風邪をひきやすい時期を乗り越えるための対策と、ひいてしまった場合の対処法をご紹介します。
病院でよく聞く「風邪」。実は風邪という病気はない?
頭が痛い、喉が痛い、体調の変化を感じて病院に行くと「風邪ですね」と言われる事が多いと思います。
そのくらい、風邪は私達にとって身近なものです。でも実は「風邪」という病気は存在しない事を知っていますか?
風邪は、よくある
- 熱っぽい
- 鼻水が出る
- 喉が痛い
- 頭が痛い
- 関節が痛い
など、呼吸器系の急性炎症からくる様々な症状の総称で「風邪症候群」が正式な名称です。これを簡単な表現で「風邪」と呼んでいるのです。
そもそもどうして風邪をひくと鼻水が出たり、喉が痛くなったりするのでしょうか。
風邪の原因は8割〜9割がウィルスによるものといわれており、そのウィルスの数は200種類以上あるといわれています。
これだけの種類があり、高温・多湿を好んだり、寒冷・乾燥を好んだりと季節によっても流行するウィルスの種類も変わってくるので、体に現れる症状も違ってきます。
夏(5月〜8月)に多くみられる風邪の症状
夏はクーラーのかけ過ぎや冷たいものを大量にとることなどにより体を冷やし、自律神経が乱れてしまい、体温調整がうまくできなくなる事が多く、それにより免疫力も低下して体調を崩しやすくなります。
免疫力が低下すると、体が最近やウィルスと戦う機能も低下してしまい、その結果、風邪の症状が現れます。
- 高熱
- 頭痛
- 腹痛
- 喉の腫れ
- 下痢
- 嘔吐
この夏にひく風邪も、やはりウィルスによるものがほとんどです。
夏のウィルスは、胃腸に影響する事が多く、通常の風邪といわれる症状にプラス、下痢や腹痛、嘔吐が見られます。夏に風邪をひく原因となる主なウィルスは以下の通りです。
子供だけじゃない!大人も気をつけたい「アデノウイルス」
アデノウイルスは幼稚園や学校などの屋外プールで感染する事が多く、特に子供に感染しやすいと言われています。
プールから感染する事が多いので、よく「プール熱」と言われています。
しかし、強い感染力を持つウィルスなので、プール以外にも、くしゃみや咳による飛沫感染(ひまつかんせん)や接触感染でも感染し、大人にも感染します。
このウィルスは呼吸器と腸で繁殖するウイルスで、夏風邪の原因となるウイルスのなかの代表です。
症状としては
- のどの痛み・腫れ
- 38度以上の高い熱
- 激しい咳
- 目の充血
などがみられます。
体内に潜伏している期間が一般的には5〜7日間程と、発症するまでがやや長いという特徴もあります。
感染力が強いので、ウィルスをばら撒かない為にも職場へ行くのは控えましょう。
どうしても休めないといった場合は、感染を完全に防ぐ防止とはいえませんが、飛沫感染を防止する為のマスク着用とうがい、接触感染を防ぐ為の手洗い・消毒は徹底して行ってください。
手足口病の原因⁉「エンテロウイルス」
手足口病は日本だけでなく、世界的に見ても暑い季節に子どもを中心に感染します。
しかし、やはりウィルス性なので抗体を持たない大人も感染する可能性は十分にあり、感染すると子どもよりも皮膚症状が重症化するとさえ言われています。
症状としては
- 口内の痛み・白いポツポツ発生
- 手のひら、手の甲、足の裏に2~3mm程度の水疱ができる
- 38度前後の発熱(約3人に1人の割合)
- 下痢や腹痛
などがみられます。
手足口病の原因とされるウィルスは確認できているだけでも10種類以上あり、その代表がエンテロウイルスです。
種類が多いので、一度感染しても再度、別のウィルスにより感染し、水疱が出る場所や症状が違う事もあります。
また、感染力が強く、3日〜5日程あるとされる潜伏期間のあいだにも人に感染します。
さらに症状が治まってから1〜2週間は感染力が残っているとされ、便からは2〜4週間という長い間、ウィルスが排出されるといいます。
くしゃみや咳などの飛沫感染、接触感染、だけではなく、排出された便からも感染しますので、感染した子供のオムツ交換などで大人が感染するケースが多いのです。
手足口病にも発熱した場合の内服薬などはありますが、
有効なワクチンなどはなく、特別な治療方法がありません。手足口病は症状が軽く済む病気ではあるのですが、まれに髄膜炎など合併症が起こる事もあります。
高熱が出たり、視点が合わない、苦しそうなどの症状が見られた場合は、すぐに受診しましょう。
- ※髄膜炎(ずいまくえん)とは
- 髄膜炎とは、脳や脊髄の表面をおおっている髄膜にウイルスや細菌などが感染してしまい、炎症が起こることで、激しい頭痛や発熱、吐き気などの症状がみられます。
エンテロウイルスの仲間!「コクサッキーウイルス」
手足口病と症状が似ていて判別が難しい「ヘルパンギーナ」の原因とされているウイルスです。
エンテロウイルスの仲間なので、感染した場合の症状も似ており手足口病を発症する事がありますが、主な症状として
- 口の中にポツポツと水疱や口内炎ができる
- 突然、39度以上の高熱が出る
- 喉に炎症がおき、強い痛みを感じる
- 下痢や腹痛
などがあげられます。
熱が下がったからと薬を飲むのをやめてしまうと、合併症を引き起こす可能性があるので、処方されたものはしっかり飲みきる事が大切です。
ウイルスでも細菌でもない⁉「マイコプラズマ」
小学生や中学生に多く発症が見られますが、発症までの潜伏期間が1~4週間と長く、以前は4年に1度のペースで流行するといわれていましたが、最近ではそれほど間隔をおかずに流行しています。
マイコプラズマは、細菌にもウイルスにもない性質をもつ微生物と言われていて、細菌に効果的といわれる抗生物質は効かず、気管から肺で増殖します。
主な症状として
- 鼻水
- 喉の痛み
- 発熱
- 咳や痰(1ヶ月近く続く)
などがあげられ、初期の段階では普通の風邪と判別するのは難しく、軽症で終わる事も多いので、マイコプラズマと気づかれずに感染し、重症化してしまう事もあるのです。
風邪かな?と思った時に、市販の風邪薬を飲む事もあると思いますが、マイコプラズマに風邪薬は効かないので、改善しない場合は速やかに医療機関を受診してください。
受診する際は、飛沫感染で他の人にうつしてしまう可能性もありますので、うがい・手洗い・マスクをしましょう。
出社時期も、自己判断せずお医者さんの指示に従い、安静にしましょう。
毎年死者が出ている最大級のウイルス!「インフルエンザ」
冬の時期になるとニュースでもよく耳にするインフルエンザ。
風邪の原因の言われるウイルスの代表をこれまで紹介してきましたが、それらのウイルスとは分けて考えるべきウイルスとされ、毎年、死者も出ています。
インフルエンザは、鼻やのどから体内に入り、粘膜に付着して体内に侵入してきます。
インフルエンザは主に、咳やくしゃみによる飛沫感染と言われています。
主な症状として
- 急激な高熱(38〜40度)
- 関節痛、筋肉痛
- 寒気
- 頭痛
- 喉の痛み
- 咳
- 鼻水
- 倦怠感
などがあげられます。
鼻水や喉の痛みからではなく、突然、38〜40度の高熱がでる事が多いのですが、厄介なのは形を変えて違うウイルスとなって感染したり、たった1つのウイルスが1日で約100万個に増殖したりする恐ろしいウイルスです。
また、重症化すると肺炎などを併発して最悪の場合は死に至ることもあります。
B型はA型に比べると重症化する可能性は低く、ただの風邪と同じような症状で終わる事も多いのですが、長期に渡り、風邪のような症状が続く事があります。
C型は多くの人が免疫を持っているとされ、症状も軽く、流行する事はほとんどありません。また、1度感染すると2度目はほとんど感染しないとも言われています。
インフルエンザは毎年少しずつ型を変えて、新型ウイルスとして突如、現れ流行する事もあります。
65歳以上の高齢の方や呼吸疾患などを持つ方、妊娠中の方、乳幼児は免疫力が弱いので、特に重症化が心配されます。
急な高熱はインフルエンザを疑い、すぐ病院へ‼
もし急に38度以上の高熱が出て、咳が出る、喉が痛い、なんだか体がダルいなどの倦怠感を伴う場合、インフルエンザを疑ってください。
症状改善の為はもちろんですが、周りへの感染被害を増やさない為にも早めに医療機関を受診しましょう。
医療機関を受診する際も、完全な対策ではありませんが、最低限、マスクをして手洗い・うがいもしていきましょう。
また、インフルエンザの疑いがある事をあらかじめ医療機関に電話で伝えておくとなお良いと思います。
症状が軽減されても、熱が下がってから3日後でも、まだまだ感染力が強いので最低でも治療開始から5日間は無理をして職場に行くのはやめて、自宅で安静にしましょう。
インフルエンザ対策として私達ができる事
インフルエンザウイルスにできるだけ感染しないように、もしくは感染してしまった場合は周りにうつさない為に、自分でできる対策はしっかり行いましょう。
- うがい、手洗い、マスクの徹底
- 人混みを避け、外出を控える
- 部屋の湿度を調整して乾燥を避ける
最低限、この3つは守りましょう。
また、大流行の原因は感染者が人混みの多いところに外出する事です。
ニュースなどでインフルエンザ流行を知った場合、外出は控えるように少し多めに食材を買ったりと人混みを避けるようにしましょう。
自宅では、乾燥しているとウイルスは活動的になったり、より遠くへ飛沫するので、加湿器などを使って、湿度を50%〜60%維持できるようにしましょう。
インフルエンザの予防接種について
インフルエンザの予防接種を打てば、インフルエンザに感染しないと思う人もいると思いますが、あくまで「感染しにくくする」「重症化するのを抑える」という点に効果が見られるものです。
インフルエンザの予防接種を受ける事により、体内にウイルスを排除する抗体を作り、同じウイルスが入ってきた時に発症を抑えたり、重症化するのを防ぐのです。
しかし、予防注射を受けたのに発症したり重症化したりという経験がある人もいると思います。
それでも、厚生労働省の研究班の分析によると各年代において予防接種する事で100%ではないものの、高い割合で発症のリスクは抑えられているようなので、重症化を防ぐ為にも接種した方が良いでしょう。
インフルエンザのワクチンは接種してから2週間後に効果を発揮すると言われています。
また、その持続性は3〜5ヶ月と言われていて、インフルエンザは〜3月にかけて流行が見られるので、それに合わせて接種するのが望ましいです。
早めに医療機関に予約をしましょう。
ウイルスや細菌を寄せ付けない正しい手洗い方法
小さな頃から手洗い・うがいは大切だと言われていましたが、大人になってもやはりこの基本的な手洗い・うがいは大切なのです。
ウイルスや細菌は空気感染だけではなく、感染した人が触れたドアノブやお店の商品、電車の吊り革など、私達が日常的に触れる物からの感染も多いです。
手洗いの方法
1.流水で汚れを簡単に洗い流す
2.石けんをつけて十分に泡立てる
3.手のひらを合わせてよく洗う
4.手の甲を伸ばすように洗う
5.指先、爪の間をよく洗う
6.指の間を十分に洗う
7.親指と手のひらをねじり洗いをする
8.手首も忘れずに洗う
9.流水で石けんと汚れを十分に洗い流す
10.清潔なタオルやペーパータオルで手をふく
11.消毒薬があれば手に取り、よくすり込む引用…,山口県公式ウェブサイト
飛沫感染防止のため、マスクの着用もエチケットです
咳やくしゃみであっという間に何万と空気中に菌やウイルスが放出され、しかも飛距離が数メートルもあります。
飛沫感染を防ぐためにも、特に外出時はエチケットとしてマスクをしましょう。
- マスクをするだけでも、だいぶ菌の放出は軽減されますが、できるだけ医療現場でも使われている、サージカルマスクを使用しましょう。
- すき間があいていてはあまり意味がありませんので、口、あごを覆うようにマスクを装着し、鼻の部分を抑えてすき間がないようにフィットさせる。
- マスクを使用中、外す際は口周りを覆っているフィルター部分は触れないようにして、ゴムひもを持って顔から外します。
正しくつければカット率は断然上がり、感染を防ぐ事ができます。着用する際は鼻の横のすき間と、ほほの部分をピタッとくっつけて、あごまでしっかりマスクを伸ばしましょう。
自分の顔に合ったマスクを選ぶ方法
よく1箱マスクを買っておいて家族で同じサイズを使っている人も多いのですが、経済的には良くても、菌やウイルスから身を守る事を考えると、サイズの合わないマスクはほぼ効果がないとされるので、それぞれに合ったマスクを購入しましょう。
店頭にはたくさんの種類や大きさがあります。
子供用、小さめ、普通、大きめなど。どれを買ったら良いのか、購入する際に簡単に目安となるサイズを確認できる方法をご紹介します。
まず、片方の手の親指と人差し指でL字を作ります。
作ったL字をそのまま耳元に持っていき、親指の先端を耳の付け根の1番上の部分に、人差し指を鼻の付け根から約1cm下の部分に当てます。
親指の先端から人差し指の先端までの距離を測ります。
こうして測った距離がマスクのサイズを選ぶ上での目安になります。
マスクを購入する際のサイズ目安
1 ) まず、左手で親指と人差し指でL字形を作ります。
2 )次に、耳の付け根の一番高いところに親指の先端を当て、鼻の付け根から1 cm下のところに人差し指の先端を当てます。
3 )あとは、親指から人差し指までの長さを測るだけ。
この距離で、最適なマスクを選びます。
- 9 – 11 cm:子ども用サイズ
- 10.5 – 12.5 cm:小さめサイズ
- 12 – 14.5 cm:ふつうサイズ
- 14 cm以上:大きめサイズ
引用…医師のための転職ナビ
これを目安に購入するマスクを選んでください。
マスクを着用している人の7割〜8割は正常な使用方法ができていないと言われています。正しく着用し、汚れやニオイが出た場合はすぐに取り替えましょう。
汚れがなくても最低1日に1回は交換しましょう。
感染症・インフルエンザ・予防接種について不安な人は相談窓口を利用しましょう!
厚生労働省では、国民の不安や疑問に的確に対応する為、感染症全般について、その予防法、流行状況、ワクチンの疑問などに答えてくれる窓口があります。
感染症・予防接種相談窓口
電話番号:0422-70-1485(午前9時~午後5時まで)※土日祝日、年末年始を除く
「発熱」「鼻水」など風邪の症状はウイルスと戦っている証拠です
風邪の症状が出た時に発熱するのは、ウィルスは35~36度で活発に動き、38.5度で死滅するので、体内のウイルスを死滅させようと戦っているからなのです。
また、鼻水や咳が出るのも体内からウイルスを追い出す為です。
薬を頼りにする前に、感染しにくい・治りやすい体を作るために免疫力を高める事に努めましょう。
菌やウイルスに感染しにくい体を作るためにできる事
私達の体には約37兆個もの細胞があり、自分の細胞ではない異物が入ってくると、それを外敵と認識し、排除しようと体が働きます。その働きが「免疫」です。
私達はこの免疫によって、日常、数多く存在する菌やウイルスから守られているのです。
免疫低下は、体を守る力も低下させますので、この時に体内に菌やウイルスの侵入を許してしまい、体内で増殖した菌やウイルスにより、発熱や鼻水など、体の不調があちらこちらに現れます。
腸内環境を整えて免疫力アップしましょう!
腸は体内に入ってきたものが体にとって必要な栄養素なのか、排除すべきものなのかを判断して、栄養素を吸収し、細菌やウイルスなど体に害のあるものを排除して体を守ってくれています。
その為、善玉菌を増やす食品を摂って腸内環境を整え、免疫細胞を活性化させる事が大切なのです。
善玉菌を増やすと聞いて、ピンとくるのは恐らくヨーグルトなどの乳酸菌だと思います。
ヨーグルト以外にも、納豆や味噌などの豆類、キムチ、玉ねぎやゴボウなどの野菜、キノコ類なども善玉菌を増やすので、毎日取り入れていきたいところです。
「活性酸素」の増加を抑えましょう!
ダイエットや美容を意識した時に、「活性酸素」という言葉を聞いたことがありませんか?
どちらかというと、悪いイメージで使われる事が多い言葉ですが、実は本来は私達の体に必要なものなのです。
活性酸素は、体内に入ってきた細菌などを退治し、私達の細胞を守り、健康的な体に導いてくれます。
普段、呼吸によって酸素を体内に取り込んでいますがそのうちの2%が活性酸素になるとも言われています。
免疫細胞が攻撃されてしまうと、体調を崩しやすくなったり、なかなか症状が改善しなかったり、老化の原因にもつながります。
活性酸素は日々のストレスや食生活の乱れ、喫煙、紫外線に当たるなど、些細な事でも増加します。
運動が体に良いとされていますが、激しい運動により、体内に大量の酸素を取り込むと、活性酸素の割合も大きくなります。
まず今からできる事は、この増加を抑えるために、抗酸化力の高い食品を摂る事です。
活性酸素から細胞を守る!ビタミンA・C・E!
ビタミンA・C・Eには優れた抗酸化力だけではなく、体の免疫細胞を活性化し、菌やウイルスに感染しにくい体を作ってくれます。
これらを全て含んだ食材には
- ホウレンソウ
- 小松菜
- ブロッコリー
- キウイ
などがあります。
もし調理する場合、できるだけビタミンを多く取り込みたいので、切る場合には大きく、切ってから時間を置かずに食べましょう。
女性は不足しがち!ミネラル摂取で免疫アップ!ミネラルは主に、カルシウム・鉄・ナトリウムなどを言い、私達の骨や体の組織を作り、健康な体を作ります。
ミネラルを多く含む食材として
- 干しエビ
- 牡蠣
- うなぎ
- ナッツ類
- 大豆製品
- レバー
- 海藻
- 牛乳
などがあります。
体内ではミネラルを作り出す事ができないので、食べ物から摂取する必要があります。
不足すると、貧血になったり骨粗しょう症になってしまったりと、様々な病気を引き起こします。
特に女性は生理により鉄分が大量に失われたり、ダイエットを意識するあまり、食事の偏りからミネラルが不足してしまう事が多いのです。
また、料理の出汁を昆布などの海藻を使用すると美味しいだけではなく、ミネラルも一緒に摂れるのでオススメです。
起きたら朝日を浴びて、夜は体を休ませましょう!
私達が日中、活動している時は交感神経が働いています。
この自律神経が乱れると、体のあらゆる場所に不調が起き、免疫も低下します。
この自律神経を正常に保つために、起きたらまず朝日を浴びて、免疫細胞を活発化させるために朝食をしっかり摂りましょう。
そうする事で、体内リズムが正常に働きます。朝と夜の切り替えを正常に行うためにも、夜はできるだけ早く布団に入り、脳と体を休ませましょう。
シャワーで終わらず湯船に入りましょう!
体温が下がると風邪をひきやすくなるように、体温が1度下がると、なんと免疫力は3割低下するといわれています。
寒い季節はただでさえ体温が下がりがちなので、湯船に入って体温を上げましょう。
体温が上がると血流が良くなり、体全体をめぐることにより、体内に入ってきた異物を退治してくれる免疫機能を持った白血球も、異物に素早く対応してくれるようになります。
しかし、血流が悪くなると、異物が入ってきても素早く白血球が対応できなくなる為、菌やウイルスに感染しやすくなります。
平熱がそれだけ低いと免疫力の低下につながり病気になりやすくなってしまうので、血流を良くするために湯船に入ったり、足湯をしたり、体を温めるようにしましょう。
風邪をひいている時のお風呂はどうすれば良いのか
風邪を引いて熱が出た時は特に、お風呂に入るべきかどうか迷いますよね。
ただし、熱が38度以上ある、吐き気や下痢、ひどい倦怠感がある場合は入浴は避けた方が良いという事と、湯冷めをして体を冷やしたり、体を温めようと長湯して体力を使ったりすると、症状が悪化する可能性があるので、そこは気をつけましょう。
激しい運動よりも軽い運動を継続しましょう!
体温が下がると免疫力も低下すると説明しましたが、体温が下がる原因として、筋肉量の低下が考えられます。
車や便利な電化製品が普及した事で、歩く機会が少なくなったり、家事で筋肉を使う事が少なくなった事もあげられます。
そこでオススメなのは、ウォーキングやストレッチ、ラジオ体操などの簡単な運動を継続する事です。
激しい運動に比べたら、すぐに目に見える効果は現れないかもしれませんが、毎日少しずつでも行う事で、健康も美も手に入れる事ができます。
ストレスを溜めないようにと押さえ込まず、「好きな事」で軽減しましょう
現代社会は職場や家庭の問題でストレスを抱える人が多くなっています。そのストレスが体に及ぼす影響は計り知れず、複雑です。
ストレスは体の自律神経を乱し、免疫力をグンと低下させます。
ストレスを溜めないように…わかっていてもなかなかそれができずにいる人が多いのが現状ですよね。
無理にストレスを押さえ込んだり発散しなきゃ!と力を入れるよりは、好きな事を発散方法としてみませんか?好きな事は人それぞれあると思います。
例えば、お笑いのテレビを見る事が好きだったら、その時間は持ち帰った仕事も家事も何もせず、思い切りテレビを楽しみましょう。
本が好きなら時間を決めて、その時間内に余計な事は考えずに本を読みましょう。
これが私のストレス発散方法でした。このように、人それぞれ好きな事も発散方法も違うはずです。
それほど好きではない事を無理にやってみようと、気を紛らわそうとするよりは、好きな事を没頭してできる時間をを少しでも作っていく事が大切ではないでしょうか。
睡眠こそが免疫力を高めてくれるのです!
よく風邪をひくと「安静に」「よく休んで」と言われますが、これにはしっかりとした訳があるのです。
私達の体を菌やウイルスから守り、病気にならないようにしてくれている免疫機能の中に、白血球があります。
体調が悪い時にいつも以上に眠くなるのは菌やウイルスと戦う為に、白血球が増加しているからです。
睡眠時間をできるだけ多くとるにこした事はないのですが、快眠できれば20分でも30分でも、短い睡眠時間で免疫力はアップします。
睡眠の乱れが免疫力を低下させると言っても過言ではない程、質の良い睡眠は大切なのです。
食事の時間に気をつける
食べ物を消化するには約2時間〜4時間かかるとされています。
本来、体は寝ている間に休ませる事が必要なのに、寝ている間にも消化運動をさせてしまい、体が休まる時間がなくなり、寝つきが悪くなったり、眠りが浅くなってしまいます。
寝る前のパソコンやスマホ操作時間を減らす
寝る直前までパソコンを操作していたり、布団に入ってからもスマホでLINEやゲームをしていたり…なんて人もたくさんいると思います。
実はこの寝る前のパソコンやスマホいじりが、睡眠に悪影響を及ぼし、健康にも良くないという事で厚生労働省が2014年から注意を呼びかけているのです。
スマホやパソコンなどの電子機器に使われているLEDやブルーライトなど人口の光の影響で、脳が「今は昼間だ」と勘違いし、メラトニンの分泌を抑えてしまいます。
なんだか寝つきが良くない、眠りが浅い、と睡眠に関して何か感じているものがあれば、パソコンやスマホが原因となっている可能性があります。
寝る時はパジャマを着て寝ましょう
よく眠れない…と考えた時に、枕や布団を見直す人は多いと思いますが、実は寝る時に着るものも睡眠に影響しているのです。
ジャージやトレーナーに短パンなど、ラフな格好で寝ている人もいると思います。
しかし、ジャージやトレーナーなど、パジャマではないものは、活動する為に作られていて、寝る為のものとして作られてはいません。
寝る時には、吸収性があり、柔らかい素材のパジャマを着て、睡眠時に不快のないようにしましょう。
寝る前のアルコールやカフェインは控えましょう
ストレスや緊張を緩和してくれる効果があるとされるアルコールを寝る前に飲むと、寝つきが良くなるので寝酒をするという人もいると思います。
寝つきに悩む人にとっては良いかもしれませんが、アルコールの成分が、飲んでから3時間すると体内でアセトアルデヒドという毒素に分解されてしまいます。
アルデヒトは心拍数を上げたり、喉の渇きの原因になったり、眠りを浅くしてしまいます。
お茶やコーヒーなどに含まれるカフェインは、眠気覚ましに使用される程、覚醒効果があります。
個人差はありますが、カフェインの効果は場合によって4~14時間程度消えるまでに時間がかかるとされています。
また、カフェインは体内への吸収率が早く、体内に取り込んでから完全に吸収されるまで約45分、血液に乗って脳に作用するまでに30〜60分かかるようです。
昼間にカフェインを摂ったとしても、摂取する量によっては夜にまで影響します。
今までカフェインの量を意識していなかった人は、カフェインの含有量も意識し、できるだけ夜は摂取しないようにしたいですね。
周りを信頼して体をゆっくり休めましょう
女性は仕事に育児に大忙しです。いくら対策をしていても風邪をひいた子供との接触感染などを避けられず、体調を崩してしまう事も多々あります。
また、責任感の強さから、体調が悪くても無理して仕事をしている人も多いと思います。
無理をせず、体を十分に休ませ早く治す、という事も立派な責任感です。無理をせずにちょっと周りを頼ってみるのも大切な事なのです。