厄年に結婚はしてもOK?厄年の意味や考え方確認すれば大丈夫
Date:2018.07.19
日本には「厄年」と言って、何か良くないことが起きるとされている不吉な年があります。
しかもこの厄年は男女で違うため、カップルのどちらかが厄年を迎えることを理由に、結婚を踏みとどまるケースも少なくありません。
もちろん厄年には何の科学的根拠もありませんが、周囲の人から「厄年の結婚は不吉だからやめなよ」と止められることもあるはず。
この記事では、厄年に結婚をするのは本当に危険なことなのか、避けるべきなのかについて掘り下げていきます。厄年を理由に結婚をためらっているカップルは、よくチェックしてみてくださいね。
この記事の目次
そもそも厄年って?男性と女性で違う厄年の年齢
厄年とは、「何らかの大きな災厄を被る」とされている年齢のことです。日本でずっと伝えられている厄年の年齢は”数え年”の考え方。
- その年の誕生日を迎えている…満年齢+2歳
- その年の誕生日を迎えていない…満年齢+1歳
例えば女性であれば、33歳に厄年が訪れますから、今年の誕生日で32歳を迎えるor迎えた人は数え年33歳…つまり厄年ということになります。
厄年には次の3つがあります。
- 前厄…翌年の厄年に向けて気を付ける年
- 本厄…最も大きな厄(不吉なこと)が起きる年
- 後厄…厄年を終えても気を抜いてはいけない年
つまり厄年に気をつけようと考えている人は、3年単位で厄に注意する必要があると言うこと。
厄年はそれぞれ男女で次のように異なっています。
前厄 | 本厄 | 後厄 | |
---|---|---|---|
女性 | 18・32・36・60歳 | 19・33・37・61歳 | 20・34・38・62歳 |
男性 | 24・41・60歳 | 25・42・61歳 | 26・43・62歳 |
例えば女性が22歳で厄なしだとしても、男性が24歳なら男性の方が前厄。男性が30歳で厄なしだとしても、女性が33歳なら本厄…ということになるわけです。
前厄や後厄を含めて厄年を気にしていると、長ければ3年×2人で6年間も結婚をずらすことになってしまいます。
厄年への考えは様々ありますが、もしも「今すぐに結婚したい」と考えているカップルなら、厄年は大きな障害になってしまうでしょう。
厄年は良くも悪くも人生の転換期。危惧される理由とは?
厄年は昔から「人生の大きな転換期」だとされています。人生を変えるような大きな出来事が起こる年で、それが悪い方向に転べば最悪の事態を招くと怖れられているのです。
ですが、もちろん転換期と言えば良い方向に転ぶこともありますよね。厄年に結婚することで考えられる未来について見ていきましょう。
厄年で考えられる不吉な出来事
人生の転換期である厄年に結婚をすることで、次のような人生の災いが起きるかもしれないと怖れられてきました。
- 嵐や地震、雷、火事と言った災害
- 大きな病気にかかる
- 妊娠や出産が望むようにいかない
- 仕事や人間関係でのトラブル
せっかく結婚して住み始めた新居が天災で壊されては意味がありませんし、病気やトラブルでふたりの結婚生活が台無しにされるのも避けたいですよね。
また、異動や転勤と言った人生の転機は、結婚後に訪れることで夫婦の生活に悪影響を及ぼすことも考えられます。単身赴任になったり、引っ越しの必要に迫られたり…ですね。
転機なら良いことだってある
人生の転換期ということで、もちろん良いことだって起きる可能性があります。
- 新たな人間関係ができる
- 昇給や昇格する
- 妊娠や出産
- 長年の悩みの解消
人生は良いことが起こっても悪いことが起こっても大きく変わるものです。ですから、厄年の大きな転機が幸いして、より結婚生活を良いものにかえてくれることだって期待できます。
そのため「厄年だから」と言って結婚を避ける必要はない、と考える人もいます。
厄年の結婚・出産はむしろ「厄払い」になる
厄年に敢えて結婚することで「厄払い」になるという考え方もあります。厄払いとは、厄を払って不吉な予兆を払拭すること。
結婚のようなおめでたい出来事を敢えて厄年に行うことで、そのハッピーな気持ちで厄を払うという考え方です。
ですから厄年でも普通に結婚する人は増えていますし、むしろ厄年だということに気づかずに結婚してしまうカップルも多くいます。
愛し合うふたりが決めたことなら、厄年を気にせずに結婚に踏み切っても構いません。
厄年の結婚で気をつけたいこと。厄払いも忘れずに
「ただの迷信」そう言って頭を切り替えられる人もいれば、もちろんそうでない人もいるでしょう。
もしも厄年の結婚が決まって「厄が来たらどうしよう」と不安になっている人は、次のことを気を付けていればOKです。
神社やお寺で厄払いをする
「厄払い」とは、神社やお寺などで神様・仏様にお願いをして厄を払ってもらうことを言います。厄除けは
- お正月(元旦、もしくは三が日の間)
- 年明けから節分まで
の期間に行うのが一般的とされていて、各地域の神社仏閣でお願いできます。
厄除けは前厄・本厄・後厄と3年間続けて行った方が効果的とされています。厄除けに行くときは、きっちりとした清潔感のある格好をしましょう。可能ならスーツやワンピースが望ましいです。
事前に厄払いを済ませておけば、厄年の結婚もそこまで心配する必要はありません。厄年が終わった後は、神社にお礼参りに行くのも忘れないでくださいね。
心配なら厄除けのお守りを用意
厄払いを終えてもまだ厄が不安、もしくは厄払いに行く時間を取れなかったので不安…そんな人は、厄除けのお守りを用意しておくと安心ですよ。
- お守り
- 絵馬
- お札
これらのお守りを結婚後の新居に厄年の期間中だけ飾っておくと良いでしょう。お守りならいつも鞄やお財布に入れておくと良いですね。
厄年であることに常に注意する
厄年が昔から危険視されている理由は、「何か起こるかも知れない」と常に注意を促すためです。
人生はいつどんな転機が訪れるか分からないから、「厄年」を通して注意力を高めておこうということ。注意喚起のために必要な風習だという捉え方もできますね。
ですから厄年の結婚と言っても特に避ける必要はありませんが、注意を怠らないことは大切。これはいつ結婚しても変わらないことですね。厄年に結婚をするカップルは、特に意識して人生の転機やトラブル、事故に気を付けておくと安心ですよ。
厄年に捉われないで!結婚のタイミングはふたりで決めるべし
厄年は確かに証拠も根拠もないため、ハッキリと証明することはできません。ですが「絶対にない」とも言い切れないので、注意しておいた方が良いのは確実。
厄年だからと言って結婚を避ける必要はない、というのが結論です。むしろ「厄年」を言い訳にして結婚を先延ばしにしては、ふたりにとって最適なタイミングを逃してしまいます。
厄年を理由に結婚をとまどっていたカップルは、ぜひ厄年にとらわれずにふたりなりの考えで選択してくださいね。
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