種類別、ヨガウェアの正しい選び方!快適な服装でヨガに集中
Date:2018.01.10
習い事として人気の高いヨガはウェア選びも楽しみのひとつです。
しかし、ヨガの初心者にとってはそんなウェア選びこそが最初の難関。
また、常温のヨガ、ホットヨガなどの定番ものに加えて、最近はカラフルなスリングを使った空中ヨガや海やプールでするサップヨガなど新スタイルのヨガがでています。
せっかくヨガをするならそれぞれのスタイルに最適な心地良いものを選びたいですよね。
そこで今回はヨガの服装についてのご紹介です。ヨガ初心者も新しいジャンルに挑戦する人も、ぜひ参考にしてくださいね。
ヨガウェア選びの基本!シンプルで体も心も快適なものを選ぶ
ヨガのレッスンに申し込むと多くのところで「動きやすい恰好で」と言われますが、ヨガ初心者にとってはそれが分からないから悩みます。
筆者もヨガを始めた頃、手持ちの動きやすそうなウェアで参加しましたが、ゆるっとしたシルエットが邪魔に感じたり気になったりと大失敗した経験があります。
まずはヨガ初心者が知っておきたい、ヨガウェアの基本的な選び方から説明します。
心地良いヨガをするには着心地が良いウェアが必要
ヨガは深い呼吸を繰り返しながら動いていくことで体と心の両方の調子を整えていくもの。
だから体にとっても心にとっても”着心地の良さ“は重要なんですね。
- フィット感が強すぎる(キツい)もの
- 締めつけがあるもの
- サイズが小さすぎるもの
などは動きを制限することもありますし、正しい呼吸もしにくいので避けましょう。
また、着ていてチクチク、ゴワゴワするような素材も不快に感じるのでNGです。気になってポーズに集中できなくなってしまいます。
実際に触ったり試着をして、
- 肌触りが良いもの
- 着心地が良いもの
を選ぶとポーズや動きに集中してヨガそのものを楽しむことができます。
トップスは適度にフィットする動きやすいもの
では実際はどんなウェアが良いのか、まずはトップスについてです。
ヨガはリラックス度が高いのが特徴ですが動き自体はとてもダイナミック。
- 胸元がぱかっと開いて胸が見えてしまう
- トップスの裾がめくれあがっておなかが見えてしまう
といったことがあると気になってポーズに集中できません。
ヨガスタジオには大きな鏡があることも多いので、自分では気がつかなくても周囲の人に見えてしまっている…なんてことも。
胸元の開きやウエスト部分のめくれを防ぐにはこのようなトップスやインナーがおすすめです。
- カップ付きのトップス
- ブラトップのようなカップ付きのTシャツ、タンクトップ、キャミソールなどを選ぶとブラジャーを別につける必要がなく便利です。
- スポーツブラ
- ワイヤーやホックがある普段使いのブラジャーは動いているうちにズレたりして気になったりするのでヨガには不向きです。スポーツ用ブラジャーならストラップが見えても大丈夫ですし、胸をしっかりホールドしてくれるので動きやすいでしょう。
- トップスの裾にゴムや絞りがあるもの
- トップスの裾部分に平たいゴムが入っていたり、紐で絞るタイプのトップスは裾がめくれあがることがないので安心ですね。
- 体にフィットするもの
- 適度に伸縮性があり体にしっかりフィットする素材のものは裾がぺらぺらめくれません。体の動きもしっかり確認できるのでヨガのポーズもスムーズです。
トップスを選ぶときは動きやすいという機能性と適度なフィット感で選ぶと失敗しにくいでしょう。
ボトムスは伸縮性のある素材
三角のポーズや英雄のポーズのように、ヨガには脚を前後や左右に開くポーズがたくさんあります。
快適に脚を動かしていくには、
- 脚を開けるもの
- 柔らかい素材
- 伸縮性
を基準に選びましょう。
- レギンス
- 下半身全体にぴたっとフィットするレギンスは足さばきも良く動きやすいのでヨガに最適です。自分自身で脚の動きもしっかり確認できますしインストラクターも見やすいのでより正しいポーズがとれるようになります。レギンス一枚で着るのが不安なら上からショートパンツを重ねても良いですね。
- サルエルパンツ
- フィットし過ぎるのが苦手ならサルエルパンツはいかがでしょうか。締め付けがないのでリラックスして取り組めますし、下半身の気になるボディラインも隠せます。
また、色、柄、サイズ選びにも注意が必要です。
- 屈んだ時にずり落ちないか
- ショーツが透けないか
など実際に試着をして、ヨガのポーズを邪魔しないかどうかを確認しましょう。
手持ち服から選ぶならシンプルなものを
手持ちのスポーツウェアやジャージ、カジュアルな服の中からヨガウェアを用意して参加する場合は、こうした装飾がないものを選ぶようにしてください。
- ジッパーや金具がついているもの
- 体勢によって顔や体にあたることがあります。硬さのある飾りがついているとケガの危険もあるので避けましょう。
- フリルやリボンなどの飾りがついているもの
- 体と体の間や体とヨガマットの間に挟まって違和感を感じることがあります。
- フード付き
- 顔や首に当たったり、前屈のような下向きのポーズで頭にかかるなどして邪魔に感じることがあります。
余計な飾りは動きを制限するだけでなく、ケガや痛みにもつながることがあるので注意が必要です。
ヨガウェアはヨガの種類や特徴に合わせて選べば失敗しない
ヨガウェアはゆとりのある楽ちんな恰好、とイメージする人が多いかもしれません。
しかし、ヨガの種類によっては体にフィットしたウェアのほうが動きやすい場合もあるので、一概にリラックス系のウェアが最適とは言えません。
新スタイルのヨガはどんどん増えていっているので、そのヨガの運動量やスタジオの環境などによって最適な恰好もまた違うもの。
- 素材
- サイズ
- デザイン
の順で選んでいくことです。
ここからはヨガの種類別におすすめの服装を紹介します。
常温ヨガ:運動量に合わせてウェアを選ぶ
常温で行うヨガといってもハードに動くものからリラックス系のものまで内容は様々です。
常温ヨガで使うウェアは参加するヨガの運動量に合わせて選びましょう。
ここでは運動量のレベルを低・中・高の3つに分けて説明します。
- 運動量(低):リラックス系のヨガ
- ハードな動きよりも呼吸法や瞑想に重点を置いたリラックス系のヨガの場合は、体の締め付けのない服装がぴったりです。体にフィットしないTシャツや優しい素材で着心地が良いトップス、サルエルパンツなどのリラックスできるボトムスなどを選んで、ゆったりとした気持ちでいられる服装を心がけましょう。
- 運動量(中):ハタヨガなどの一般的なヨガ
- ハタヨガ、骨盤調整のヨガなどはゆったりとした動きと呼吸法で体の柔軟性を鍛えていきます。体をねじったり伸ばしたりとストレッチのように大きく動かしていくので伸縮性があるヨガウェアを選びましょう。全体的にぴたっとしている必要はありませんが、動き自体は大きいので胸元の開きやおなかのめくれが気になる人はその部分だけフィットしたものを選ぶと良いですね。
- 運動量(高):ハード系のヨガ
- パワーヨガなどエクササイズ効果の高いヨガをするなら動きやすいことはもちろん、汗をたくさんかくという前提でウェアを用意しましょう。上半身も下半身もしっかり動かしていけるよう体にフィットしたウェアを着て、さらに激しい動きに対応できるインナーを付けるのも忘れずに。吸汗速乾素材のものや汗染みが気にならない色のものなら思う存分デトックスできますね。
ホットヨガ:汗をかいても気にならないもの
高温多湿のスタジオで行うホットヨガやビクラムヨガは当然ながら大量の汗をかきます。
厚手の素材や汗を吸わない素材は汗を吸って重くなるのでやめましょう。
また胸元にドレープがあるトップスや布面積が多いサルエルパンツも、代謝が良くたくさん汗をかくという人は汗で肌にくっつくので不快に感じることもあります。
- 通気性
- 速乾性
に優れた素材のウェアを用意することが快適にヨガを楽しむポイントです。
ホットヨガの場合は多くのスタジオが女性専用となっているので、露出が多い服装でもOK!
- タンクトップやキャミソール
- Tシャツよりもタンクトップ、キャミソールなど少しでも面積が少ない方が汗による不快感がないのでおすすめです。また、インナーブラを中に着るのも良いですが、カップ付きのトップスを選べば重ね着をしなくて済みます。
- ショートパンツやハーフパンツ
- ホットヨガでは脚からも大量の汗をかくのでショートパンツやハーフパンツも良いですね。ただし脚を上げたときなどに下着が見えないよう足口が開きすぎないものを選びましょう。
- レギンス
- 伸縮性、通気性、速乾性のあるレギンスなら長さがあっても快適に動けます。7分丈~10分丈でお好みの長さで選んでみてはいかがでしょうか。上からショートパンツを重ねたレイヤードスタイルも素敵です。
また、ビクラムヨガの場合は男性がいることもあるのでその場合はインナーやショーツが見えないよう注意してウェアを選びましょう。
空中ヨガ:布との摩擦を考慮した服装
空中ヨガは天井からハンモックのように吊り下げられた布を使って行うヨガです。
布を細くしロープのように使いぶら下がったり逆さまになったり、布を大きく広げてその中にすっぽりとくるまったりと、空中ヨガは常に布と体が接した状態でヨガを行っていきます。
そのため、布と皮膚との摩擦が起きることを前提にウェアを選ぶことが大切です。
- 体にフィットするもの
- ゆるゆる、ふわふわした服装はウェアの布と天井からの布が摩擦を起こして動きにくくなるので避けましょう。逆さまになることも多いので、トップスもボトムスも体にぴたっとフィットするウェアが最適です。トップスは胸元やおなかのめくれが気にならないものが良いですね。
- オールインワンタイプ
- トップスの裾がめくれるのが気になる人にはオールインワンタイプもおすすめです。
- 露出は控える
- ノースリーブタイプのトップスやショートパンツなどの丈の短いボトムスは布と皮膚が摩擦を起こす恐れがあります。ケガのもとにもなるため、脇の下までの長さがあるTシャツや膝の後ろ側がカバーできる7分丈のレギンスなどが安心です。
- 布を傷つけない恰好
- 教室の設備である布を傷つけてしまっては大変です。ジッパーやボタンなど布に引っかかってしまうようなものがついているウェアは避けましょう。
サップヨガ:水や紫外線対策ができるウェア
サップヨガはサーフボードよりも大きく浮力の高いボードの上で行うヨガのことです。
“サーフボード”の言葉から想像できると思いますが、サップヨガを行うのは室内の教室やスタジオではなく海やプールなどの水上です。
海の場合は波や風がありますし、プールだったとしても水面に浮かべたボードのうえでヨガポーズをとるのは難しいもの。バランスを崩せば当然ながら水中に入ることになります。
サップヨガをするときは濡れることを前提にしてウェアを用意してください。
- 水陸両用のもの
- トップスもボトムスもインナーも水陸両用の水着と同じ素材のものなら濡れても平気ですね。
また、プールなどの室内であれば問題ありませんが、海の場合は紫外線が強いのも気になるところです。
- UVカット効果のあるもの
- ラッシュガードのようなUVカット効果のあるウェアなら紫外線対策もできて安心ですね。もちろん、日焼け止めを塗るなどの対策も忘れずに行いましょう。
マタニティヨガ:締めつけがなく心地良いもの
マタニティヨガとは妊婦の人向けのヨガの総称です。そのためプログラムによって内容に違いがあります。
ポーズや動きを重視するヨガとは違い、マタニティヨガでは心と身体のリラックスが目的なので、服装も体に負担をかけないものを選びましょう。
- おなかをカバーするもの
- 大きなおなかもすっぽりと覆うことができるチュニックや丈の長いTシャツ、マタニティ用のスパッツなどがおすすめです。
- 体を冷やさないもの
- マタニティヨガはゆったりとした動きですがかなりの汗をかきます。体が冷えないように長さのあるものや保湿性のあるものを選びましょう。
- 授乳ウェア
- 授乳口がついているものを選べば産後も着用でき節約にもなりますね。
また、着替えるのも一苦労ですから、ウェアは着用して行きスタジオでは上着を脱ぐくらいにしておくとスムーズにヨガに入れますよ。
心地良くヨガをすることがママにとってもおなかの赤ちゃんにとっても大切なこと。締め付けがなく、肌触りや着心地の良い素材のウェアでヨガを楽しんでくださいね。
ウェア選びもヨガの魅力!素敵なウェアで楽しいヨガライフを
習い事として根強い人気のヨガですが、最近はヨガをする場所やスタイルがどんどん進化していて、楽しみ方が無限大に広がっています。
そのためには快適に動けて着ていて心地良いと感じるウェアは必要不可欠!
あなたもぜひ素敵なウェアを見つけて楽しいヨガライフを送ってくださいね。
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