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亜鉛不足が起こす症状と対策。生理不順・髪や爪が傷む原因に

Date:2016.11.14

shutterstock_376662454ミネラルは、人の身体の調子を整えて生命活動を健康的に維持するために欠かせない栄養素です。

亜鉛はそんなミネラルの中でもなかなか目立ちにくい存在ではありますが、不足すると身体に大きな影響を及ぼします。

食事を摂ったときにあまり美味しく感じなかったり、風邪を引きやすかったりすることはありませんか?

ストレスが溜まりやすい人も要注意!もしかしたら亜鉛不足の症状かもしれません。

この記事では、亜鉛不足のもたらす症状や原因、対策方法についてご紹介します。


身体のあらゆる部分を構成している亜鉛の必要性・働きとは

亜鉛は必須ミネラルの一つで、主に動物性食品に多く含まれています。人の体内には約2g含まれていて、何と300種類以上もの酵素を構成するのに深く関わっています。

亜鉛には、次のような働きがあります。

  • 健康的な皮膚を守る
  • 身体の成長を促進させる
  • 視覚・聴覚・味覚を正常に維持する
  • 免疫機能を高めて怪我・病気を治す
  • 髪の毛を含む体毛を丈夫に維持する
  • 爪を丈夫に維持する
  • インスリンの働きを安定させる
  • 身体・精神の状態を安定させる神経を整える
  • ホルモンを正常に分泌させる

亜鉛の半分は血液中に存在していますが、もう半分は臓器を構成している細胞の中に含まれています。

亜鉛は人が自ら体内で作り出すことができないため、食事などで外から積極的に摂り入れる必要があります。

健康も美しさも失われる!身体中に不調を招く亜鉛不足の症状

数えきれないほどたくさんの身体機能に関わっている亜鉛は、不足すれば当然身体に不調が現れます。

亜鉛不足によって起きる症状は次の通りです。

髪の毛や体毛が抜けやすくなる

亜鉛は細胞分裂を助けて成長を促進する働きがあります。

「成長」と聞けば大人には関係ないと思う人もいるかもしれませんが、もうある程度身体が大きくなった大人でも成長しているのです。

成長とは、もともと細胞分裂のことを現します。細胞が分裂して身長が伸びたり身体が大きくなったりするのですが、体毛が伸びたり生え変わったりする現象も「成長」と呼ぶのです。

人の身体に生えている様々な体毛は、毛の一本一本が細胞分裂を繰り返して伸びています。細胞分裂を促す働きを持つ亜鉛が不足することで、髪の毛を含む体毛の成長が妨げられて薄毛や脱毛症の原因になってしまいます。

また、髪の毛を構成するのにはたんぱく質の存在が欠かせません。亜鉛にはそのたんぱく質を髪の毛に栄養として届ける役割もあるのです。

薄毛は男性だけではなく女性にとっても深刻な問題です。髪の毛にブラシを通したとき、抜け毛が多ければ亜鉛不足を疑ってみてください。

爪が傷みやすくなる・伸びにくくなる

爪は女性を魅力的に見せる部位の一つです。

手や足の先に存在する爪が綺麗に整っているのを見ると、それだけで「綺麗」な印象が持てますよね。

逆に爪が割れていたり欠けていたりするのを見ると、ちょっと不潔な印象を与えがちです。

ネイルアートをよくやる女性にとって爪の健康状態は死活問題ですよね。亜鉛の不足によって爪には次のような症状が現れます。

爪が脆くなる
よく爪が割れたり欠けたりすることはありませんか?亜鉛が不足すると、細胞の新陳代謝が滞ってしまって爪が外部からのダメージに弱くなってしまいます。

爪の表面を良く見ると小さな溝や亀裂が入っていたり、二枚爪になったりするのも亜鉛不足が原因であることが多いです。

爪が伸びにくくなる
細胞分裂を促す亜鉛の不足は、髪が伸びにくくなるのと同じように爪も伸びにくくなります。

爪は常に生え変わりながら健康な状態をキープしています。爪の伸びるスピードが遅いと、爪が古い状態のままになるので汚れや傷が残ったままになります。割れたり欠けたりした爪もなかなか修復されません。

ホルモンバランスや子宮の調子が崩れて生理不順になる

体調を崩したり激しい運動をしたりした前後に起きやすい生理不順は、多くの女性が経験したことがあるものです。

だからこそほとんどの女性が生理の不順であまり危機感を感じていないのが現状です。

「ちょっとくらい予定とズレても想定内だし」と思っていませんか?

もし思っていたなら危険です!生理不順は子宮の病気やホルモンバランスの乱れ、様々な身体の不調を訴える大切な危険信号。亜鉛不足も生理不順が知らせる危険信号の内の一つです!

多くの臓器を構成するのに使われる亜鉛は、子宮や卵巣にも多く含まれています。そんな亜鉛が不足することで毎月の生理を行う子宮や卵巣に不調が起きるのは当然のこと。

また、亜鉛にはホルモンバランスを整える働きもあります。生理は黄体ホルモンや卵細胞刺激ホルモンによって促されますから、亜鉛不足によってホルモンの調整が上手くいかずに生理が予定とズレてしまうこともあります。

子宮や卵巣に不調を招く亜鉛不足は、生理不順だけでなく妊娠しにくい身体をつくることもあります。

女性のデリケートな身体を保つ上で亜鉛はとっても重要な存在なのです。

免疫機能が下がって怪我や病気をしやすくなる

人が病気になったり怪我をしたとき、それを治そうとするのは免疫細胞です。

細胞の代謝や働きを促進する亜鉛の存在は、この免疫細胞の働きを大きく左右しています。

亜鉛不足によって人の免疫機能をつかさどる白血球の働きが低下すると、

  • 風邪菌に対する免疫が弱まって風邪を引きやすくなる
  • 病気をしたときに治りが遅くなる
  • 怪我をしたときに治りが遅くなる
  • 免疫の過剰反応によるアレルギーやアトピーが悪化する

といった症状が現れます。

肌にシミやそばかすが出来やすくなる

亜鉛と肌には深い関係性があります。亜鉛が不足すると細胞の新陳代謝に不調が起きます。

なぜなら、亜鉛不足が細胞の新陳代謝を悪くすることで、肌のターンオーバーが乱れるからです。

おそらく多くの人が耳にしたことのある「ターンオーバー」とは、肌の細胞の新陳代謝のサイクルを意味しています。

このターンオーバーが乱れることによって肌トラブルが起き、シミやそばかすが消えにくくなります。

また、肌は細胞の生まれ変わりによって紫外線や化粧品などの外部から受けたダメージを回復しています。

亜鉛不足で細胞の生まれ変わりが妨げられると、そうしたダメージを上手く回復できずにシミやそばかすが出来やすくなってしまいます。

舌の働きが悪くなって味覚障害が起きる

人が味を感じるのは、舌にある「味蕾(みらい)」と呼ばれる器官の働きが作用しています。

味蕾を構成する細胞は、とても短い周期で新しいものに生まれ変わっています。つまり、頻繁に細胞の生まれ変わりをするにはそれに見合った量の亜鉛が必要になるということです。

味蕾の細胞の生まれ変わりに対して亜鉛の量が不足してしまうと、味蕾が上手く機能されずに味覚障害を起こしてしまいます。

味覚障害の例として、

  • 甘い物が辛くor辛い物が甘く感じる
  • 何を食べても何の味もしない
  • 調味料をいくら使っても味を薄く感じてしまう
  • 塩や砂糖など、特定の味のみわからなくなる

といった症状が挙げられます。心当たりがあった人は亜鉛不足に注意してみてください。

インスリンが減って糖尿病を招く

血糖値の上昇が原因で起きる糖尿病は、血糖値を下げる働きをするインスリンの存在が重要なポイントになります。

亜鉛が不足することでインスリンを分泌している膵臓の働きが鈍ります。インスリンの分泌量が減ることによって、血糖値の上昇を抑えることができなくなって高血糖を招きます。

高血糖は糖尿病を発症するリスクを大いに高めます。

二日酔いの症状が重くなる

亜鉛を普段から摂っている人とそうでない人とでは、二日酔いの度合が圧倒的に変わります。

飲酒によって体内に入ってくるアルコールを分解するためには、酵素が使われています。

数多くの酵素に関わっている亜鉛は、不足することでアルコール分解の働きが低下してしまいます。

体内に摂取したアルコールを分解するには、アルコール脱水素酵素やアルデヒド脱水素酵素という酵素が必要になります。

それらの酵素はアルコールを分解するときに多く使われるため、必然的に亜鉛も一緒に使われて減ってしまいます。飲酒の際にはなるべく多めの亜鉛を摂取することが大切です。

赤血球が減って貧血になる

貧血と言えば鉄分不足を連想する人が多いですが、最近では「亜鉛欠乏性貧血」と呼ばれる亜鉛不足による貧血が問題視されています。

亜鉛は赤血球を構成している成分です。赤血球は酸素を運ぶ重要な役割を持っていて、亜鉛不足によって赤血球の数が減ることで貧血をを起こしてしまいます。

毎月生理のある女性は特に貧血を起こしやすいため、亜鉛不足によって顕著に体調を崩してしまいがちです。

記憶力の低下やうつ症状が起きる

亜鉛が分泌を調整している体内の物質の中に「神経伝達物質」というものがあります。神経伝達物質には

  • ドーパミン(快感をもたらす)
  • セロトニン(精神の安定や睡眠などの生理機能)
  • ノルアドレナリン(ストレスを感じる)
  • アセチルコリン(学習や記憶力を保つ)

などの様々な働きを持ったホルモンが存在しています。

これらのホルモンバランスが崩れることによって、記憶力が低下したり精神が安定しなくなってストレスを感じやすい・うつ症状などが現れます。

精神的な症状はなかなか目に見えて気づくことが難しいため、知らない間に深刻化しがちです。

特にうつ症状と亜鉛の関係はまだまだ知名度が低い為、精神の不安定と亜鉛不足が関連していると気が付かない人も少なくはありません。

亜鉛不足になってしまう原因は土地やストレス・食生活だった

身体のあらゆる場所に影響を亜鉛不足は、次のような原因で起こります。中には意識することで避けられる原因もあるので、もし心当たりのある人は極力原因をなくすように心がけてみてください。

日本の土地が亜鉛不足を招いている

日本は全国的に見ても、圧倒的に亜鉛不足の人が多い国です。

なぜなら日本は土地が狭い上に火山が多く、火山灰で土壌のミネラルが失われてしまうからです。しかも雨の多い日本では、せっかく土に含まれていたミネラルが水で流されてしまいます。

亜鉛はミネラルの一種ですから、ミネラルの少ない土地で育った食べ物には当然亜鉛はそんなに含まれてはいません。

日本は土地的な意味で亜鉛不足に陥りやすいのです。

加工・インスタント食品を多く食べている

よく一人暮らしの人に多いのが、自炊をせずに加工食品やインスタント食品ばかりの食生活です。

加工食品やインスタント食品によく含まれている成分の「フィチン酸」は、亜鉛の吸収を妨げてしまいます。

特にパンを食べる頻度が高いという人は要注意です。パンは小麦を中心とする多くの食材を加工して作られた、いわば加工食品の王道とも言える存在。

米や小麦、トウモロコシなどの穀物にはフィチン酸が多く含まれています。

無理なダイエットをしている

「この日までにこれだけ痩せたい」と言って無理なダイエットに励んだ経験…ありませんか?身体に負担をかけるダイエットの例として、

  • 過度な食事制限
  • 激しい運動

が挙げられます。

食事制限は身体に入ってくるカロリーの量を減らせますが、同時に栄養成分の量まで減らしてしまいます。栄養が偏ると免疫が落ちて病気や怪我をしやすくなり、使われる亜鉛の量が増えてしまいます。

激しい運動をしたときも同じように亜鉛の量が大きく減ってしまいます。亜鉛は汗や尿で多く排出されますが、運動によってたくさん汗をかくことによって体内にある亜鉛が排出されてしまいます。

ストレスを溜めている

既述の通り、亜鉛は人のストレスを左右する神経伝達物質に大きく関わっています。

ストレスには精神的なものの他にも、寒暖差や空気の密度などの変化による身体的なものもあります。

様々なストレスを感じたとき、人は神経伝達物質を操ってそれに対応しようとします。神経伝達物質を分泌するのには亜鉛が使われるので、ストレスを感じることは亜鉛の消費を意味しているのです。

亜鉛不足は食べ物で改善する!亜鉛不足を防ぐために摂りたいもの

亜鉛不足の対策や解消法と言えば、ずばり「積極的に亜鉛を摂取する」というものです。

亜鉛は人が身体の中で自発的に作り出すことができませんから、食事の中で補うことで不足を予防・改善します。

亜鉛を多く含む食べ物は次の通りです。

  • 魚介類(牡蠣、ほや、カニなど)
  • 大豆食品(豆腐、納豆、味噌、豆乳など)
  • 種実類(落花生や、アーモンドなど)
  • 豚や牛のレバー

もし普段の食事で亜鉛の摂取が難しければ、サプリメントを飲むのも良い手段です。

サプリメントを選ぶときは、原材料名をよく見てみてください。亜鉛と一緒に含まれている成分の中に

  • ビタミンC
  • マカ
  • 亜鉛以外のミネラル成分

があると、相乗効果によって亜鉛単品を摂るよりも効率よく亜鉛を身体に吸収することができます

少しでも疑いがあれば要注意!亜鉛不足はなかなか気が付かれにくい

亜鉛不足は身体をどこもかしこも蝕んでいくとっても恐ろしい存在です。美容も健康も失われてしまうなんて、絶対に嫌ですよね!

亜鉛不足の症状はただの風邪や他の病気と勘違いされがちで、なかなか亜鉛不足であることに気が付かれにくいものです。

亜鉛不足は悪化すれば全身に不調を招いてしまいます。この記事を読んで、もし「これって亜鉛不足かも?」と心当たる症状があったら、ぜひ亜鉛の摂取を考えてみてください。

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