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秋にも七草が存在していた!これを知ればあなたも文学少女?

Date:2013.12.01

「七草」という言葉を聞いて思い出す物と言えば、どのようなものがあるでしょうか。「七草がゆ」などを食べていたよ、という方も、多くいらっしゃるでしょうか。

学校の授業では、「せり・なずな、ごぎょう・はこべら、ほとけのざ、すずな・すずしろ、これで七草」……と、5・7・5・7・7のリズムで覚えたこともあるのではないでしょうか。このように「七草」と言われれば「春の七草」を想像する、という人はとても多いかと思います。

けれど実際には「七草」は、春だけでなく、秋にも存在しているのです。「秋の七草」には、春とは違い、お粥にして食べるなどの文化はありませんが、短い秋の季節を楽しむには、ぜひ、知っておきたいものでもありますね。

そこで今回は、まず「春の七草」のおさらいをした後、秋の七草について紹介してみたいと思います。

「春の七草」には何があったっけ?何をするんだっけ?

「春の七草」とは、上述の通り「せり・なずな・ごぎょう・はこべら・ほとけのざ・すずな・すずしろ」をさします。ちなみに「春」とは言っても、今でいうところの桜の咲く季節ではなく、年明けの頃のことを示しています。

日本には、この七草を刻み入れて炊き上げたお粥のことを「七草粥」と言い、1月の7日に食べるという風習が古くからありますね。

この1月7日というのは旧暦のことなので、現在のカレンダーで示される1月7日とは必ずしも同じではないのですが、それほど厳密にこだわっている家庭はあまり多くはないようです。

この風習は、実に古代から続いているものでもあるのですが、実は「七草」にあたる草(もしくは穀物・木の実など)は、時代や書物によって、大きく異なってしまっています。

何が“正しい”七草なのか、はわかりません。しかし現在の七草粥と言えば、「お正月のおせち料理続きで疲れた胃を休め、胃に優しいながらも栄養のあるものを食べる」ために存在しているようなものだと考えられています。

ただの風習ではなく、きちんとした効果のあるものだったのですね。

じゃあ「秋の七草」には何があるの?

「春の七草」はわかりました。それでは、「秋の七草」にはどのようなものがあるのでしょうか。

  • 1つ目は「おみなえし」……女郎花、と書きます。理科よりも、国語のテストなどで見かけたことがあるかもしれませんね。
  • 2つ目は「おばな」・・・尾花と書きますが、ススキのことです。
  • 3つ目は「ききょう」・・・桔梗です。
  • 4つ目は「なでしこ」・・・撫子と書きますが、「なでしこジャパン」であったり、「大和撫子」という言葉で知っている、という方は多いかと思います。
  • 5つ目は「ふじばかま」・・・藤袴です。お風呂に入れたりすることもあるようです。
  • 6つ目は「くず」・・・葛です。葛切りや葛餅、また葛湯などで、食べたり飲んだりしたことのある方も多いかと思います。「葛根湯」にも利用されていますね。植物のジャンルとしてはマメ科だというのが少し意外なような気もします。
  • 7つ目が「はぎ」・・・荻と間違いやすいですが、「萩」です。こちらもマメ科の植物なのですが、萩はその特性を活かして利用されることが多くあります。

    あまり栄養のない土地にもあまり苦労なく育つことができるため、緑化のための植物として多く利用されてきているのです。

地味に思える「秋の七草」は、意外と実用的&文学的!

「春の七草」と比べ、どうしても地味な印象を持ってしまう「秋の七草」ですが、意外と実用的であったり、文学的であったりする一面も持っているのです。

萩が荒れた土地の緑地化のために利用しやすい植物であることは上述しましたが、例えば中秋の名月の際には、お月見団子と一緒にお供えされることになっているのが、この萩ですよね。万葉集の中で一番多く詠まれている植物でもあります。

桔梗はその造形が紋になっていたりもしますし、撫子はいまや立派な象徴です。葛もまた食用・薬用のみならず紋にもなっています。

そもそも秋の七草の発祥は、万葉集で山上憶良によって詠まれた2首の歌がその由来であると言われています。

以上、いかがでしたでしょうか。「文学の秋」「食欲の秋」のどちらにもふさわしく、実用性まである「秋の七草」。今年の秋は、並べて鑑賞してみるのもよいかもしれませんね!

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