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汗をかく効果を知っていい汗をかこう!良い汗と悪い汗の違いとは?

Date:2016.07.05

shutterstock_145692161あなたの汗は大丈夫?汗には良い汗と悪い汗があるのをご存知でしょうか?

適度な汗をかくことは美容のためにも必要ですし、健康なら当たり前のこと。しかし汗によっては病気が隠れていることも!

どのような汗が悪い汗で、良い汗をかくためにはどうしたらいいのか、汗にまつわるあれこれを解説します。

汗が出る仕組み。エクリン腺から出る汗とアポクリン腺から出る汗の違い

汗は汗腺から分泌されます。

汗腺は体にある外分泌腺のひとつで、唾液腺、涙腺などと同様、外に体液を分泌する役割があります。

体全体にあるエクリン腺から出る汗

エクリン腺は小汗腺ともいい、体のほぼ全体に見られます。

特に、

  • 手の平
  • 足の裏

に多く、体全体では200~400万個もあります。

しかし、すべての汗腺が働いているわけではなくおよそ半分程度しか活動していないようです。これを「能動汗腺」といい、汗をかきにくい人はこの能動汗腺が少ないということです。

エクリン腺から出る汗の99%は水分で、肌の表面で皮脂と混ざって皮脂膜を作る大切な役目があります。

肌を弱酸性に保ち、バリア機能で肌を外敵から守ります。残りの1%は塩分なのでほとんどにおいはなく、この汗は1日に1.5~2リットルも分泌されます。

特定の部位にあるアポクリン腺から出る汗

アポクリン腺は大汗腺とも呼ばれ、思春期になると急速に発達していきます。

エクリン腺よりも肌の深いところにあり毛穴と連結しているので、

  • 脇の下
  • 外陰部
  • 乳首の周り
  • 肛門周辺

などに存在します。

汗の成分としては

  • ホルモン
  • 脂肪分
  • 色素
  • 尿素
  • アンモニア

などを含んでいるので、これがエクリン腺の汗と混ざって体臭になります。

なぜ人は汗をかくのか?汗の種類と役割

汗がなぜ分泌されるのか、その仕組みを見てみましょう。

体温調節をする温熱性発汗

汗をかく一番の大きな理由は体温を一定に保つためで、汗の最も重要な役割といえます。

エクリン腺から出る汗は自律神経と密接な関わりがあり、

  • 気温の上昇
  • 運動
  • 風邪による発熱

など、体温が高くなった時に汗をかいて、その水分が肌の表面で蒸発する時に気化熱となって熱が奪われるので、体温を一定に保つことが出来るのです。

汗をかかないと体の中に熱がこもってしまい、最悪の場合は死に至ります。汗は生命維持装置としても大切な働きをしているのです。

緊張した時の冷や汗などの精神的発汗

ドキドキしたり、緊張した時に、暑くもないのに手に汗をかいたことはありませんか?

この汗は精神的発汗といい、体温調節とは関係がありません。

原因としては、

  • ストレス
  • 緊張
  • 不安

などを感じることにより、自律神経の交感神経が優位になり、汗腺の活動が活発になってしまうのです。

顔や頭、手の平などにたくさん汗をかきやすくなり、ひどい場合には多汗症と診断されることもあります。

辛いものを食べた時の味覚性発汗

唐辛子など辛いものを食べると汗をかきますよね。これが味覚性発汗です。

体の自然な生理現象で辛いものだけでなく、

  • 苦味
  • 甘味
  • 酸味

など、他の味覚でも汗をかきます。

例えば唐辛子を食べたときに「カプサイシン」という物質に反応して汗をかく、というのではなく、「食べる」という行為そのものに発汗神経が刺激されて汗が出るのです。

イメージとしては、何かを食べた時に唾液が出るのと同じことなので、辛いから汗をかくわけではないんですね。

チョコレートやチーズを食べても汗をかく方は多いそうですよ。

実際、汗に影響する味覚は酸味が一番のようです。次いで苦味>辛味>塩味>甘味の順に反応は小さくなるようですが、辛いものだけに反応するというわけではないんですね。

味覚性発汗の神経機構の詳細は明らかではないが,体温調節系と摂食調節系との間には機能的関連がある)とされているところから,味覚性発汗は生理機能として働いているものと思われる。

酸っぱいもののにおいを嗅いだり、においを想像しただけでも汗が出る人がいます。この場合は精神的発汗も起こしているようです。

病気ではありませんが、汗が出過ぎて困るという場合には「自然なこと」とあまり気にしないことも必要です。

良い汗は水分だけでてくるサラサラとした汗!

汗が血液から作られているのをご存知でしょうか。先ほどエクリン腺から出る汗は99%が水分であるとご紹介しました。

血液からさらさらした水分だけの汗を出すための仕組みがきちんと働いていれば「いい汗」を出すことが出来るのです。

汗腺での再吸収の機能が正常に働くこと

血液には様々な栄養素や老廃物が流れていますね。

  • カリウム
  • ナトリウム

など体の浸透圧を正常にするためのミネラルも流れています。

これらが血管からすべて流れ出てきてしまっては大変なことになるので、汗腺では血しょう(薄黄色の液体)を汲み取ってからミネラルを血管に戻します。

これを「ミネラルの再吸収」といい、この機能が正常に働いていれば、水分だけのさらさらした「いい汗」が出てきます。

いい汗の特徴は蒸発しやすい

いい汗はさらっとしていて小粒なので、肌の表面で蒸発しやすいのが特徴です。

つまり、少ない量でもしっかりと体温調節が出来るということです。

悪い汗はべたついていたり必要以上にかく汗

一方で、べたべたしていて何だかにおいのある汗もありますよね。それが悪い汗なのですが、べたついてしまうのでしょうか。

また、体温調節の必要もないのにやたらと出る汗もいい汗とは言えないでしょう。汗はかき方が大事なのです。

ミネラルまで一緒に出てしまっているから

血管から血しょうをくみ出した時に、ナトリウムなどのミネラルや老廃物を戻すことが出来ずにそのまま汗として出てしまったのが「悪い汗」です。

エクリン腺から出ていてもネバネバしていてにおいもあります。大粒で蒸発もしにくいため、体温を下げるために多くの汗を必要とします。

汗をたくさん必要とするということは血液を無駄にたくさん使うということ。体力を消耗し、疲労につながります。

悪い汗をかく原因のひとつが運動不足です。運動をせずに汗をかかない生活を続けているとどんどん汗腺の機能が低下していきます。

悪い汗は熱中症を起こしやすくなる

汗の元は血液でしたね。大量の血液を必要とする悪い汗は皮膚の血流を増やし、脳への血流を一時的に減少させます。

また神経伝達に必要なミネラルも汗とともに大量に失われ、手足の痙攣を起こしやすくなります。

そして最後は脱水症状。大量の汗で体内の水分が足りなくなり汗も止まってしまうと体温を下げられなくなって意識を失うことさえあるのです。

更年期障害などの病気が原因でかく汗

更年期障害の不定愁訴のひとつに「ホットフラッシュ」というものがあります。顔がのぼせてやたらとを汗をかいてしまう症状で、これも自律神経と深い関わりがあります。

血管の収縮や拡張がうまくコントロールできずに汗の量が増えてしまうのです。

ただし、糖尿病や脳梗塞など別の病気が原因で同じような汗をかくこともあるので、これまでにないような汗をかく、という場合には1度病院を受診した方がいいかもしれません。

暑くなくても大量の汗が出る多汗症

精神的発汗とも深い関わりがあるのが多汗症の症状です。

特に、

  • 手の平
  • 足の裏

に汗をかくことが多く、あまりの汗の量に日常生活にも支障をきたしてしまう場合があります。

また汗をかいてしまうかもしれない、という不安からさらに症状がひどくなる人もいます。

女性は特にホルモンバランスの乱れなどによっても起こりますし、多汗症の原因はまだはっきりとはわかっていないのですが、精神的な理由が大きいようです。

多汗症の対策としては、

  • 塩化アルミニウムが配合された手汗用の制汗剤を使う
  • ミョウバン石けんを使う
  • 手汗を止めるツボを押す(合谷、陰げき)
  • 辛いものなど刺激物を食べない
  • ボトックス注射
  • イオントフォレーシス
  • 胸部交感神経遮断手術

など、自分で出来ることから病院での治療まで色々あります。

多汗症は単なる汗っかきではなく、立派な疾患ですから恥ずかしがることなく皮膚科などを受診してみましょう。

体臭の元になるアポクリン腺からの汗

アポクリン腺からの汗がすぐににおうわけではなく、時間が立って汗の中にある脂質やタンパク質が酸化し分解されることによってイヤなにおいを発するようになります。

体臭の成分は数百種類もあることがわかっており、汗をかく場所によってもにおいが違ってくるんですね。

女性ホルモンには汗を抑える働きもあるので、閉経後の女性は汗が増えたり体臭が気になるようになったりすることがあります。

体臭対策には、とにかく汗はかいたらしっかり拭く!これが基本です。

汗は「天然の美容液」!いい汗をかくと美容にも健康にもいい

いい汗をかくことは実はお肌のためにもなることなのです。「天然の美容液」とも呼ばれる汗をしっかりかいて、美肌効果を高めましょう。

抗菌物質ダームシジンが肌を清潔に保つ

汗自体に抗菌物資が含まれているという事がわかっていて、

  • ドイツの生物物理科学研究所
  • フランスのストラスブール大学
  • イギリスのエジンバラ大学

が汗に含まれる「ダームシジン」という物質の共同研究を行っています。

それによると、ダームシジンは細菌に感染しないように分泌される物質で、肌の黄色ブドウ球菌に対して効力を発揮することがわかっています。

健康な美肌を保つためにはかかせない物質といえます。

肌の角質を落としてターンオーバーを正常化する

しっかりと汗をかくと肌の表面がふやけるので角質がはがれやすくなります。

ごわごわとした角質が自然にはがれるのを促し、肌のターンオーバーを正常化し、ハリのあるお肌を取り戻せますよ。

体内の毒素を排出する効果

汗には尿と同じで体の余計なものを排出する役目があり、

  • 体内の毒素
  • 有害物質
  • 脂肪分

を体外に排出します。

ただ、普通に運動をしたくらいではデトックスできるような汗は出ないんですね。

  • 運動なら有酸素運動を30分以上しっかりする
  • 半身浴をする

などして、体の奥から汗が出てくるように時間をかけてしっかり汗をかくことが必要です。

汗をかくとストレス解消になる

運動した後など、汗だくになっているのに何だかスッキリ!という気分を味わったことは誰しもあるでしょう。

余分なものが体外に出るということもありますが、ただじっとりとかく汗ではなく

  • 運動をした後の爽快感
  • お風呂にゆったり浸かったあとのリラックス感

などと合わさってストレス解消になるようです。

美肌のために汗は放置しない!

せっかくいい汗をかいても、それを放置してしまうとこれが肌トラブルの原因となることもあるので注意が必要です。

◆汗をかいた時のケア

  • 柔らかい吸水性のよいハンカチなどでこまめに拭き取る
  • 拭いた後は化粧水などで保湿する

汗を放置すると雑菌が繁殖しやすくなり汗もやニキビの原因ともなります。

また、汗と一緒に保湿成分も流れ落ちてしまうため、汗をかくほどに肌の乾燥を助長してしまうことがあります。乾燥肌の方ほど、こまめな汗ケアが必要です。

市販の汗拭きシートもお肌に合えば良いのですが、エタノールなどが含まれていると逆に肌によくない場合もあります。

目立たないところで使ってみて肌に問題がないか確かめてから使うようにしましょう。

汗をかくだけではダイエットにはなりません

汗をたくさんかくと一時的に体重が減るのでダイエットが出来たような気分になりますが、これは体内の水分が減っただけ。

脂肪が燃焼したわけではないので汗をかいてもダイエットにはなりません。ダイエットは筋肉を動かして体脂肪を減少させてこそ効果の出るものです。

ただし、汗をかくことで代謝を高めることは出来るので、多少の役には立つかもしれません。

良い汗を出すために出来ること。今日から始めたい汗対策!

日常生活の中で汗腺を鍛えることによっていい汗をかくことができるようになることもあります。

1年中エアコンのきいた室内にいて「汗をかかない生活」をしていると汗腺の機能がどんどん低下していきますから、まずは汗をしっかりかきましょう!

適度な運動をしっかりして汗をかく!

手っ取り早く汗をかくなら運動が一番です。

  • ウォーキング
  • ジョギング
  • 念入りなストレッチ

など、毎日何らかの運動をして汗をかくように心がけましょう。

ストレッチもサウナスーツを来て真剣にするとかなり汗をかきますよ。その際は脱水症状をおこさないよう、くれぐれも水分補給を忘れずに。

シャワーだけでなく入浴をして汗をかく

普段の入浴をシャワーだけで済ませていませんか?湯船に入ることはとても大切。リラックス作用もありますし、一度体温を上げることで、寝つきも良くなります。

たまには

  • サウナ
  • 岩盤浴

などでしっかりと汗を出すのもおすすめです。

どうしても時間がないときは、手浴や足浴などでも十分汗はかけます。

洗面器に少し熱めの42~43度のお湯を入れて手や足をつけます。全身の血行が良くなってぽかぽかしてきます。

時々外に出て汗をかく

ずっとエアコンのきいたオフィスで仕事をしているとどんどん汗をかかなくなっていきます。

ランチの時間は食事が終わったらあえて暑い外に出て汗をかくなど、冷気から離れる工夫も必要です。

良い汗をしっかりかいてきれいになろう!

メイクも崩れるし汗はべたつくなどあまりいいイメージを持っていない人も多かったと思うのですが、しっかりいい汗をかけば美容にも健康にもいいことがおわかりいただけたでしょうか。

さやわかな汗は男性から見ると「健康的」というポジティブな印象なんだそうですよ。

さわやかな汗をかくと気持ちもすっきりしますよね。いい汗かいて、心もお肌も健康に!

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