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種類ごとに違う便秘の症状と原因。どのタイプか見極めを!

Date:2017.08.29

「便秘」と言っても、実は何種類もの便秘があることは知っていましたか?

お通じがどのように悪くなるのか、どんな痛みや症状が生じるのか…。便秘は種類によっては全然違う苦しみを味わうことになります。

便秘の対処や改善方法を考えるにしても、まずは自分がどんな便秘になっているのかを知ることが大切です。

この記事では、便秘の種類や症状、特徴について見ていきます。自分がどのタイプの便秘になっているかをチェックしながら、便秘対策を練っていきましょう。


機能性便秘の1つ急性便秘。外出先などで起こりやすい

まず、便秘の種類は大きく2つのパターンに分かれます。1つが「器質性便秘」で、もう1つが「機能性便秘」です。機能性便秘はそこからさらに2つの種類があって、「急性便秘」は機能性便秘の1つです。

急性便秘とは、文字通り「急な便秘」のことです。生活習慣が乱れたり、体調を崩したりすることで一時的な便秘を起こしてしまうのが急性便秘です。

  • 外出先や旅行先で便秘になった
  • 緊張や不安などのストレスで便秘になった
  • ダイエットを始めて便秘になった
  • 風邪などで体調を崩して便秘になった

…のような便秘のケースが、急性便秘に分類されますね。

急性便秘の原因として多いのが、トイレのタイミングを逃して便意があるのに排便を我慢してしまうことです。そのため急性便秘は、周囲を取り巻く環境の変化によって起こりやすいとされています。

お仕事中や誰かといるときなど…なかなかトイレに立てないような状況はありますが、便秘を防ぐためにもなるべくトイレは我慢しないようにしましょう。

便秘がクセになっている慢性便秘。生活習慣に注意

慢性便秘は、機能性便秘に分類される便秘の1つです。文字通り慢性的に起きる便秘のことですね。「便秘がクセになってしまっている」といったものです。

慢性便秘はその人の生活習慣や体質などで、またいくつかの種類に分類されていきます。

弛緩性(しかんせい)便秘

弛緩性便秘は、特に日本人に見られがちなポピュラーな便秘の種類です。腹筋や大腸の力が弱くなってしまったため、便を押し出そうとするぜん動運動が弱まってしまったのが原因で起こります。

弛緩性便秘になると、黒に近くてコロコロとした便が出ます。よく「ウサギの糞」と呼ばれているものですね。便が硬いため排便時に痛みを伴いますし、残便感などに悩まされることもあります。

弛緩性便秘は次のような理由で起こります。

  • 運動不足で筋力が低下している
  • 偏った食生活で腸内環境が乱れている
  • ストレスや自律神経の乱れで腸内環境が乱れている
  • 水分不足で便が硬くなっている

日本では、運動量の少ない女性や寝たきりの高齢者などに弛緩性便秘の人が多い傾向にあります。

腸のぜん動運動は目に見えて分かるものではありませんから、日頃から運動は欠かさないようにしておきましょう。

痙攣性(けいれんせい)便秘

痙攣性便秘は、腸が痙攣することで起きる便秘です。

  • 下腹部に腹痛が起きる
  • 便秘だけではなく下痢も繰り返す
  • コロコロとした便が出る
  • 細くて少量の便しか出ない

以上のような特徴があれば、痙攣性便秘である可能性が考えられます。

痙攣性便秘は、精神的なストレスや自律神経の乱れで起こりやすくなります。何か不安・不快になる出来事が多いと起こりやすい便秘のタイプです。

また、自律神経が乱れやすくなる生理前の女性にも起こりがちです。生理前になると下痢と便秘を繰り返す…という女性も、痙攣性便秘に注意してくださいね。

腸が痙攣すると、必要以上にぜん動運動が働いてしまいます。そのため便に含まれる水分を吸収する時間が与えられないため、水っぽい下痢が起きてしまうのです。

便秘だからと言って過度に水分を取り過ぎても、痙攣性便秘のような下痢と便秘を繰り返すことになりますから要注意ですね。

また、腸が痙攣すると腸管がキュッと細くなって中の便が逆流してしまう恐れもあります。

なるべくストレスをセルフケアしながら、痙攣性便秘を防いでいきたいですね。

直腸性(ちょくちょうせい)便秘

直腸性便秘は、便が腸から外へ排出される出口の直腸が弱ることで起きる便秘です。

直腸まではスムーズに便が移動したとしても、その出口である直腸が弱ってしまうことで便が上手く外に出られずに便秘になってしまうのです。

便がいつも硬かったり、排便時や排便後に肛門に痛みを感じることが多いと直腸性便秘になりやすくなります。痔の傾向がある人は要注意ですね。

また、下痢気味になっている人も要注意です。下痢で出てくる水分は酸性ですから、下痢が多いと肛門を酸で傷つける形になります。その結果、肛門から直腸にまでダメージが加えられて直腸性便秘の要因になってしまうのです。
  • 便意を感じることが少ない
  • 比較的硬めの大きな便が出ることが多い
  • いきんでも上手く排便できない
  • 臭いおならが出る

のような特徴が、直腸性便秘に良くみられる傾向です。直腸性便秘になると直腸付近で便が溜まってしまいます。直腸管は大腸と比べて太いですから、直腸に溜まる便も自然と太く大きめのものになってしまうのです。

直腸性便秘になると排便自体が苦痛を伴う行為になるため、便意を我慢して更なる便秘を招く、といった悪循環に陥ることも少なくありません。排便が苦しければ、まずは食事などで腸内環境を整えるところからはじめてみましょう。

食事性(しょくじせい)便秘

食事性便秘は、日頃の食事内容や生活習慣が原因になって起きる便秘のことです。

  • 食事制限で食物繊維が不足する
  • 断食などで便を作りにくくなる
  • 水分が不足して便が硬くなり、外に出にくくなる

…などの原因で起こりがちなのが食事性便秘ですね。ダイエットをする女性によく見られがちな便秘のケースです。

食事量を減らしたり食事の回数を減らしたりすると、胃腸の消化機能が鈍くなって便秘を起こしてしまいます。便秘になれば体重が増えてお腹も張り、ダイエットとは真逆の影響が出てしまいますよね。

食事性便秘になっていると、排便の回数が目に見えて減り、硬くてコロコロとした便が出ます。ダイエット中にこんな便が出ていれば、食事性便秘の可能性を考えてみてください。

ダイエット中でもしっかり食事を摂りましょう。特に栄養バランスには気を付けて、便をつくりやすく排出しやすい身体づくりを目指してくださいね。

身体的な問題で起きる器質性便秘。病気の兆候かも

器質性便秘は、急性・慢性便秘である機能性便秘とはまったく違うタイプの便秘のことです。「器質性」は、何か物理的な原因で起きている、という意味を持っています。

もとから胃腸や消化器官、肛門など身体に疾患があるせいで起きる便秘を「器質性便秘」と言います。

器質性便秘にも様々な種類や症状があるため、よくチェックしておきましょう。機能性便秘と比べて、深刻度が高い便秘もあるため注意ですよ!

先天性の器質性便秘

器質性便秘には、生まれついての体質が原因で起きているものもあります。

先天的な器質性便秘には次のような疾患が挙げられます。

  • 結腸過長症
    …S状結腸が生まれつき長いため、便がなかなか出てこない
  • 先天性巨大結腸症(ヒルシュスプルング病)
    …腸のぜん動運動が生まれつき低下しているため、便が溜まって腸が巨大化する

腸が大きく・長くなっているために、排便の回数が少なかったりお腹が張ったりといった症状がよく見られます。

人と比べて排便が困難である、といった意識があれば先天的な器質性便秘の可能性が考えられます。排便回数を記録したり、病院でカメラなどを使っての造影検査をして自分の便秘のタイプについて調べてみましょう。

ちなみに先天性巨大結腸症だった場合、排便訓練や腸洗浄などの施術が必要になります。放っておくと肛門の機能が悪化してしまい、最悪人工肛門を造設する可能性も出てきます。

市販の下剤や便秘薬などでは解決しないケースがほとんどですから、専門家に相談するのが一番ですね。

後天性の器質性便秘

後天性で起こる器質性便秘は、何らかの病気や疾患の影響で便秘になるケースのことです。

後天的な器質性便秘には、次のような病気の疑いがあります。

  • 大腸がん
    …血便や残便感、腹痛やおう吐などが起きる
  • 腸閉塞
    …ほとんど前触れがなく、急に激しい腹痛が起こる
  • 潰瘍性大腸炎
    …大腸に潰瘍やびらんができ、血便や下痢、便秘が起こる
  • 腹膜炎
    …細菌感染で腹膜が炎症。発熱、おう吐、悪寒、腹痛が起きる
  • 子宮筋腫
    …月経時の経血量や月経時以外の貧血、腰痛や頻尿などが併発

便秘と一緒に激しい腹痛や頭痛のような症状があれば、それはただの便秘ではなくて何らかの病気の症状としてあらわれている、と考えられます。

「便秘にしてはやけにお腹が痛いな」などと感じたときは、早めに受診しましょう。特にがんの類は早期発見が大切です。便秘の後ろに恐ろしい病気が隠れているかもしれないことを覚えておきましょう。

胃腸に問題がない場合。過敏性腸症候群で起きる便秘

過敏性腸症候群は、最近になって特に発症する人が増えた病気のことです。

病院での検査で特に胃や大腸に異常が見られないのに、下痢や便秘、腹痛などを起こす症状のことを言います。

  • 便秘と一緒に下痢も繰り返される
  • 排便することで腹痛が和らぐ
  • 学校や職場、緊張する場面などで腹痛・下痢が起こる
  • 腹痛だけでなく吐き気や頭痛もある

以上のような症状があれば、過敏性胃腸症候群である可能性が考えられます。

過敏性胃腸症候群の主な原因はストレスであると考えられています。精神的なストレスの他に、周囲の環境や温度差による身体的なストレスも関わっています。

過敏性胃腸症候群の検査には問診やレントゲン、血液検査などがありますが、治療にはカウンセリングなどの心理療法も検討されます。

普段からストレスを溜めやすい人であれば、特に過敏性胃腸症候群による便秘を起こしやすい傾向にあります。

種類も解消法も人それぞれ。自分に合った便秘解消を

何か心当たりのある便秘の症状・特徴はありましたか?便秘の対策や予防法は便秘の種類によって様々です。自分の便秘がどのタイプかを確認することは、便秘解消の第一歩ですよ。

便秘は、タイプによっては病院の手助けを借りる必要性も出てきます。逆に日常の些細な習慣を正すことで解消できる可能性も。

それぞれの便秘の兆候と自分の抱えている便秘とを照らし合わせながら、便秘解消のヒントに役立ててくださいね。

▼便秘の解消法についてはコチラも参考にしてください!

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