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ローリングストックで無駄なく備えるのが主婦の防災新常識!

Date:2018.11.19

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ローリングストックで無駄なく備えるのが主婦の防災新常識!|女性の美学
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地震に、台風に、豪雨被害。日本各地で頻繁に起こる自然災害に、今まで防災意識が低かった人たちも、少しずつ不安や危機感を感じるようになってきたのではないでしょうか。

特に台風や豪雨による被害は気になります。地震に比べて発生頻度が高い上に、暴風の威力や豪雨量がすごく、被害が大きいものも増えています。

台風時に多い停電も、オール電化の家庭では大問題です。電子レンジも調理器具も使えなくなるため、停電が長引けば食べるものにも困ることになります。

買い出しに出ても、物流が寸断されていて品薄状態だったり、店舗自体が被災したりで、思うように食べものが手に入らないことも。

もはや、人ごとではありません。いつ、自分が被災者になってもおかしくない状況にあるのです。いざというときに慌てることがないよう、万が一に備えておく必要があります。

そこで紹介したいのが「ローリングストック」という備蓄法です。

「非常食を備蓄」というとたいそうな感じがしますが、ローリングストックなら、日常の中のちょっとした心がけで、いざというときのための備えができます!


無駄なく無理なく備える「ローリングストック」はオススメ!

「ローリング = 回転」
「ストック  = 備蓄」

ローリングストックとは、備蓄した食品を回転(食べる→買い足す→食べる→買い足す)させながら保持し続けるという備蓄法です。

賞味期限切れで無駄にすることがない!食べては補充する備蓄法

今までは備蓄というと、3~5年くらいの長期保存がきく非常食をいざというときがくるまで、ずっと使わずにしまい込んでおくのが普通でした。

賞味期限が非常に長いため、ちょこちょこ気にする必要がなくて楽なのですが、長すぎてその存在を忘れてしまい、気づけば賞味期限を過ぎていた!なんてこともしばしば。

そこで、ローリングストック法です。

  • 賞味期限1年程度のものを備蓄
  • 毎月、少しずつ日常の食事に使用
  • 消費した分を買い足す

これを繰り返すので、うっかり賞味期限が切れるということがなくなります!

賞味期限が短くてすむ分、食材の選択肢が広がる!

賞味期限が5年の食品はなかなかありません。今までの備蓄方法では、食品の選択肢も少なく、非常食用としてつくられた、日頃食べなれないものを用意するしかありませんでした。

でも、ローリングストックではこまめに食べては回転させていくため、賞味期限は1~2年もあれば十分。そのくらいの期限のものなら、日常的に食べているものの中にもたくさんあります。

食べなれた缶詰やレトルト食品を多めに買ってストックする。それがもしものときの備えとなるのです。これなら腰の重い人も、すぐにでもとりかかれるでしょう。

上手にやりくり!家計にもやさしいローリングストック

災害対策用の非常食セットなどは、

  • 3日分
  • 一週間分
  • 家族5人分

など、まとまった量を一度に買うことになり、非日常的な出費額になってしまいます。

でも、ローリングストックであれば、安売りしているレトルトや缶詰などを探しては蓄えていくこともできますし、一度品数を揃えてしまえば、後は食べた分だけ補充する形になるので、日常の食材を購入するのと変わりません。

ドリンク類や缶詰などは賞味期限も2~3年もつものも多いので、安売りしている時期にまとめて購入しておくなど、上手にやりくりして節約することも可能です!

失敗しないための上手なローリングストック実践方法!

「食べ忘れがない!」と謳うローリングストックですが、うっかり食べ忘れてしまう人たちも中にはいます。

レトルト食品など日持ちのする常温保存のものは、野菜や肉などの冷蔵庫に入れる食材に比べて、その存在は忘れられがちです。

ある程度ルールを決めて、うっかり忘れを防ぎましょう。

適当にストックしない!人数・日数をしっかり把握してストック!

日常的に食べているものをざっくり多めに買ってストックするだけでは、ローリングストックとは言えません。

非常時に備えての食品は、やはり非常用として日常の食品とは別に保管することをおすすめします。

防災における備蓄は、「最低でも3日分、できれば1週間分程度」用意することが望ましいとされています。

実際には、家族が多ければ1週間分のストックはかなりの量になるため、3日~4日分ストックされている方が多いかと思います。

1日3食を4日分ストックした場合、毎月1食分消費していけば、ちょうど1年ですべての食品が入れ替わることになるので、4日分にするとわかりやすいかもしれませんね。

保管は、

  • 防災用のケースなどを1つ用意してまとめる
  • ケース内でも「非常時1日目(朝)」「非常時1日目(昼)」など、小分けに仕切る
  • 買い足した分は一番後ろに補充。最前列を常に「1日目」にする

など、食べ忘れしにくい工夫をするとよいでしょう。

「食品ごとに収納したい」、「消費期限が1年持たないものもストック食品として使いたい」という人は食品ごとの管理でも構いません。

ただ、1食ごとに管理する方が、1食分の食品中、消費期限が最も短いものの日付のみチェックすればよいため、食品ごとにまとめるより管理項目が少なくて楽かと思います。

非常食を食べる日をイベント化!必ず毎月忘れずに食べる工夫を!

防災用のケースを用意して管理した場合も、食品ごとに普段使いの戸棚に入れて管理した場合も、食べ忘れる人は食べ忘れます。

そこで、毎月「1日」、もしくは「末日」、もしくは「第○日曜日」など、非常食を食べる日を設定することをおすすめします。

ストックしてある非常時用の食事を1食分(×家族分)、その日に消費するのです。

非常食をそのまま食べて品評会(今後も採用する・しない会議)してもよし!
缶詰やレトルトをちょい足し食材として使った料理にアレンジするもよし!

缶詰を使った料理レシピはネット上にもたくさん紹介されています。いろいろ試してみるのも楽しいですね!
recipe-of-canning

“缶たし”オススメレシピ – マルハニチロ株式会社
http://www.maruha-nichiro.co.jp/recipe/cantasi/

ローリングストックにオススメの食品&必ず用意したいもの

では、実際、非常食としてどんなものを準備すればよいでしょうか。最終的にはその家族の食生活にあわせて考えればよいと思いますが、おさえておきたいポイントを紹介します。

農林水産省が推奨する「これだけは備えたい!」もの

農林水産省は、大規模災害などで食料品不足や避難所不足が起きた場合や、新型インフルエンザなどで外出を控えなくてはならなくなった場合を想定した「緊急時に備えた家庭用食料品備蓄ガイド」の中で、「これだけは備えたい!」ものとして、以下の4つを挙げています。

飲料水としては、体重1kgあたり15mlを目安に用意します。調理用の水も忘れずに。
カセットコンロ
被災経験のある人の話として「温かいものが食べたかった」という意見も多いと言います。熱源があれば、お湯を沸かしてカップ麺を食べることも可能。食事の幅が広がります。

ガスボンベは1本で60分くらい燃焼が可能だと言われています。温める必要のある食品の数などから、用意するボンベの数を計算しましょう。

熱源があれば米や湯せんでできるパックご飯を。熱源がない場合を想定して、ご飯の缶詰や、水を入れただけでできるアルファー米なども用意しましょう。
缶詰
調理も温めも必要なく便利なので、ぜひとも用意を!賞味期限も長く、商品の種類も多いため、備蓄するにはもってこいです!

水にも賞味期限があるので、他の食品同様、毎月消費しては買い足していきましょう。

ガスコンロのボンベもあまり古くなると容器が劣化して危険ですので、冬場のお鍋などで使うようにしましょう。

ローリングストックだから食べ慣れた食品、好きな食べものも!

賞味期限が1年あればいいということで、普段から食べ慣れているもの、好きな食べものをストックしておくことも可能です。

缶詰類はたいてい1年以上もちますし、レトルトのカレーなども賞味期限2年くらいあるものが普通です。

大好きなお菓子も賞味期限が長いものを探せば大丈夫!美容・健康によい、

  • ナッツ類
  • ドライフルーツ

なども日持ちするのでおススメです。

ドリンク類では、栄養面を考えて、

  • 野菜ジュース
  • トマトジュース

なども用意するとよいかもしれませんね。

ペットボトルよりも缶ジュースがオススメです。缶だと賞味期限が1~2年と長めになります。

非常食もおいしいものいろいろ!おすすめストック食品

非常食というとおいしくないものというイメージがありましたが、最近ではおいしくいただけて長期保存も可能という食品がたくさん出てきています。

ご飯ものでは、一度炊いたご飯を乾燥させたアルファ米を用いた商品が人気です。

熱源がなくてもお水さえあればご飯に戻すことができるので、いくつか用意しておきたいところです。

亀田製菓のグループ会社である尾西食品のアルファ米は人気があります。白飯だけでなく、五目ごはん、赤飯、梅がゆ、えびピラフ、ドライカレーなど、全部で12種類もあるので、いろいろ食べて気に入ったものを探すのもよいですね。

尾西のアルファ米シリーズは、亀田製菓のネットショップで購入できます。

亀田製菓ネットショップ
https://www.kameda-netshop.jp/

アルファ米を使った商品としては、サタケの「マジックライス」シリーズも人気のようです。サタケでは、水を入れただけで食べられるパスタ「マジックパスタ」も販売しています。

サタケオンラインショップ 保存食・非常食館
http://www.satakeshop.com/

江崎グリコの「温めずにおいしく食べられるカレー職人」もオススメ!非常食は通常少しお値段高めになっていますが、こちらは普通のレトルトカレーと同価格。

冷めたカレーなんておいしくないのでは?と思うのですが、味もなかなか好評です。非常食としてではなく、夏の暑い日に冷たいカレーとして好んで食べる人もいるくらいです。

ネット通販でも買えますが、スーパーや100均などで買う方が安いみたいですね。

最低3日分!プラスアルファがあればなお安心!

救援物資が届くまで3日程度かかることを想定して、最低3日分の備蓄をと言われていますが、非常事態は起きてみなければどうなるかわかりません。

水道・ガス・電気のうち、電気は比較的復旧が早いと言われているので、電子レンジで温めれば食べられるようなパックご飯やレトルト食品を多めにストックしておくとよいかも。

また、地震などの自然災害のほかにも、新型インフルエンザが猛威を振るった場合など、ライフラインは無事でも食材の買い出しがかなわない(もしくは集中的な買い出しで品薄状態)というケースもあります。

カップ麺など、日常的にも好んで食べるようなインスタント食品や冷凍食品を多めにストックしておくことも、いざというときの助けになるでしょう。

じゃがいもやさつまいも、タマネギなどの日持ちする野菜や、みかんやりんごなどの果物類も、普段から多めに買っておくとよいでしょう。

チョコレートやビスケットなどのお菓子類も、全部食べ切ってしまわずに、常にストックがある状態にしておきたいですね!

几帳面な人は几帳面に、雑な人は雑に!自分なりにストックを

何においてもそうですが、大切なのは続けること。食べちゃった!ストックない!では、いざというとき大変なことに。

農林水産省のHPからダウンロードできる「緊急時に備えた家庭用食料品備蓄ガイド」には、備蓄食品のチェックリストもついています。プリントアウトして活用するのもよいでしょう。

【pdf】緊急時に備えた家庭用食料品備蓄ガイド – 農林水産省
http://www.maff.go.jp/j/press/kanbo/anpo/pdf/140205-02.pdf

チェックリストにいちいち買い足した品目や期限などを書きこんでいくのは面倒!という人は、付箋に期限を書いて「消費したら剥がす」、「買い足したら新たに貼りつける」で管理するなどでもOK。

それすら面倒な人は、先に紹介したように、1食分ごとざっくり管理ですね。買い足したときに収納する場所さえ間違わずに振り分ければ、ざっくりで大丈夫です!

きちっとやりたい人はきちっと管理し、大雑把な人はザックリ管理。自分なりのやり方で、ぜひ、ローリング&ストックを継続させてくださいね。

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ライター:iroha

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