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ダイエット臭に注意を!間違ったダイエットは悪臭を招く

Date:2017.08.09


「ダイエット臭」という言葉をよく耳にするようになりました。間違ったダイエットをし続けることにより、口臭や体臭が発生してしまうというのです。

美しくなるためにダイエットをしたはずが、人を不快にするにおいを発することになっては、ダイエットの努力も無駄になってしまいます。

人の臭覚には「臭覚疲労」といって、いつも嗅いでいるにおいには慣れてしまうという特性がありますから、自分の発するにおいにはとても鈍感です。

気づかないうちに悪臭を放っていた!ということがないよう、「ダイエット臭」のしくみや予防・対策法についてしっかりと学んでおきましょう!


段階を踏んで徐々に臭くなる!「ダイエット臭」のしくみとは?

「ダイエット臭」という言葉は、においのスペシャリスト、医学博士・五味常明先生が考えたものです。

ダイエットは本来、

  • 食事の摂取カロリーを減らす
  • 運動することにより代謝アップを図る

2つのアプローチをするのが正しいやり方。

なのに、運動は疲れるからか、手っ取り早く食事を減らすことだけで痩せようとする人が多いのです。

そんな間違ったダイエット方法を続けていると、においを発するようになると言います。段階を踏んでにおいはきつくなり、最終的に強烈な「ダイエット臭」を放つようになるそうです。

軽いにおいと口臭が多少気になる?「第一段階」脂肪臭

食事制限ダイエットを行った場合、以下のような流れで脂肪燃焼&エネルギー生成が行われます。

食事制限により炭水化物やタンパク質が不足

エネルギーを得ようと、ストックしておいた中性脂肪を燃やす

中性脂肪は、におい成分でもある「脂肪酸」に分解される

ミトコンドリアの「TCA回路」に運ばれ、エネルギーがつくられる

TCA回路は、別名「クエン酸回路」「クエン酸サイクル」。そう、あのダイエットに重要な、燃焼系回路のことです。

食事制限をしていても、運動も取り入れた正しいダイエットを行っていれば、このTCA回路で脂肪酸は燃焼されるため問題はないのですが、運動不足で代謝が低下していると完全燃焼されずに、余った脂肪酸が血中に増加していきます。

これが汗や皮脂とともに体外に出るとにおいます。油っぽい脂質系のにおいです。

ただ、そんなに強いにおいではないため、周囲に気づかれないことも多いでしょう。

この段階ではそれよりも、空腹状態が唾液の分泌を低下させることによる、口臭が気になりだします。

なにやら汗臭い!と気づき始める「第二段階」アンモニア臭

第一段階でにおいが発生しているにも関わらず、代謝が低下したままダイエットを続けていると、エネルギー生産が少なくなるだけでなく、血行が悪くなってきます。

血行が悪くなるとどうなるか。

血液が行き渡らなくなり、末梢組織への酸素の供給が減少

酸素不足が起こり、TCA回路ではなく、「解糖系」という方法でエネルギーを生成

副産物として「乳酸」がつくられる

乳酸はアンモニアとともに汗の中に出てしまうので、汗のにおいにアンモニア臭さが強くなってきます。

この段階になると、汗臭さに気づき、体臭について気になりだす人も出てきます。

強烈なにおいに本人も周囲も気づく!「第三段階」ケトン臭

体臭を気にしながらも、それがダイエットのせいとは思わずに、間違ったダイエットをひたすらに続けていると、最終段階に突入してしまいます!

TCA回路に入っても燃焼されずに血中に増加した脂肪酸ですが、これが別の経路で「ケトン体」というにおい物質に合成されてしまい、「ケトン臭」となるのです。

ケトン臭は、甘酸っぱい、独特で強烈なにおいです。

ケトン体が血液中に増加

呼気から口臭としてにおう

汗の中に体臭としてにおう

尿の中にも排出されてにおう

体全体からツーンと鼻をつくような「ダイエット臭」を発散!

こうなるともう、本人も周囲も気づくわけですが、このしくみを知らない人は、においの原因がダイエットにあるとは気づきません。そのまま、ダイエットをし続けてしまう人も多いのです!

ダイエット臭は代謝NGの危険信号!気づいたら即対処して!

ダイエット臭は嫌なにおいがする時点で「なんとかしなくちゃ!」な出来事なのですが、ただ悪臭が発生していると受け止めるのではなく、「あなたの体は今、代謝機能が正常に働いていません」というサインを受けたのだと思ってください。

ダイエット臭そのままに、放っておくとどうなる?

警告を無視してダイエットを続けた場合、においがひどくなるだけでは済みません。そのうち、自律神経系やホルモン系が乱れることになり、

  • 疲労感
  • 生理不順
  • めまい
  • しびれ
  • 冷え

など。体調にも異変が起きてしまいます。体に異常が出る段階まで放っておくと、たとえダイエットをやめ、体重が元に戻ったとしても、ダイエット臭だけが消えずに残ることもあります。

早めに対処すれば、比較的早くダイエット臭はなくなります。気づいたらすぐにでも、なんらかの対策をとるようにしてください。

対処法その1:運動をとり入れて代謝アップを!

代謝の悪さが引き金となるダイエット臭なのです。解消するためには、体の代謝をアップさせることが大切。

有酸素運動
20分以上の持続的運動が理想。できない人は、日常生活の中で「こまめに動く」だけでも効果あり!こまめに掃除、こまめに物をしまう、など。体を動かすことを怠らないことが大切です。
グーパー運動
ケトン体を消去するためには、筋肉の燃焼力も必要。その方法として効果的なのが、手足の「グーパー運動」です。お風呂の中で、手と足、それぞれ、「むすんでひらいて」を50回くらい繰り返します。

対処法その2:汗腺を鍛えることで代謝もアップ!

エアコンの効かせすぎにより、汗腺機能が退化している人も増えていますが、汗腺機能がうまく働かないことも、基礎代謝低下の原因のひとつなのです。

汗腺が退化すると代謝で生じた熱をうまく放出できず、自分の体の代謝を抑えて熱を出さないようにして対応することになります。

【おすすめ汗腺トレーニング入浴法】

  • 肘から先と膝から下を高温のお湯(43~44℃)に10~15分浸す
  • お湯の温度を36℃まで下げ、10~15分ゆっくり温まる

この入浴法を3週間も続けると、汗をかくことができる体へと変化してくるでしょう。代謝アップだけでなく、夏の冷房対策にもおすすめです。

対処法その3:ダイエット臭を防ぐ食べ物を摂る!

ダイエット臭を防ぐ食材を積極的に摂ることで対処する、という方法もあります。

【ダイエット臭を防ぐ食べ物】

クエン酸等の有機酸を多く含む食べ物
TCA回路の回転を維持し、燃焼力を高めます。
《酢、梅干、かんきつ類など》
「アスパラギン酸」等のアミノ酸を含む食べ物
TCA回路の材料になり、代謝を高めます。
《昆布やワカメなどの海藻類》
アルカリ食品
代謝は体液が弱アルカリ性の状態で活性化。ケトン体が多くなると体が酸性に傾く傾向があるため、アルカリ食品を積極的に摂ることは非常に有効です。
《梅干、海藻類、こんにゃく、椎茸、大豆、バナナ、緑黄色野菜》
発汗作用のある食べ物
汗腺機能を高めて血行をよくします。
《ショウガ、葛など》

極端な糖質制限ダイエットは避ける!

炭水化物(糖質)を食べないようにすると脂肪の燃焼が進むため、「糖質制限ダイエット」は短期間で効果を実感できるダイエットとして人気があります。

ただ、極端に糖質を制限しすぎたり、運動をせずに糖質を制限し続けたりすると、ダイエット臭を発することに。

本来、エネルギー源として使うべき糖を制限し、エネルギー不足の状態をつくる糖質制限ダイエットでは、足りないエネルギー源を補うために脂肪を燃焼します。ケトン体が増え、ケトン臭がきつくなります!

痩せるのと引き換えに臭くなる…。糖質制限ダイエットは、そんな危険性の高いダイエットなのです。炭水化物を極端に制限してケトン体を増やしすぎると、臭くなるだけでなく、健康面にも悪影響があるとも言われています。

糖質制限はほどほどに。食事制限に頼りすぎないダイエットを心がけましょう。

ダイエットしていない人も要注意!ダイエット臭対策で予防を!

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食事制限ダイエットをしていない人でも、ダイエット臭を発することがあります。

夏の暑さや体調の悪さなどにより、

  • 食欲が落ち、栄養をしっかり摂れていない
  • だるくて、運動量が落ちている

こんな状態になれば、運動を伴わない食事制限ダイエットをしているのと同じこと!夏場などはクーラーによる冷えや汗腺機能の低下も代謝をさらに悪くし、ダイエット臭を発する危険性を高めます。

先に挙げたダイエット臭対策は、予防策としても有効です。また、夏の暑さなどに負けない元気な体づくりにもつながります。ぜひ、取り入れてみてください!

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