目の疲れは老け顔を招く原因に!今すぐできる疲れ目解消法
Date:2017.01.18
現代の情報社会において欠かせないパソコンやスマートフォン。その普及により、昔と比べて目を酷使する頻度は増えてきましたよね。
どちらも生活の中で必要不可欠であるため切っても切り離せないものですが、日々目の疲れを感じている方は多いのではないでしょうか。
目の疲れは放置しておくと健康面で様々な症状を起こしますが、実は美容面でも大きな影響を及ぼします。
今回は目の疲れが体に及ぼす影響と簡単にできる疲れ目解消法をご紹介します。
この記事の目次
あなたは必要以上に目に負担をかけてない?疲れの仕組み
目の疲れとは目の周りの筋肉が疲労した状態を指します。
眼球は外眼筋と呼ばれる筋肉によって支えられていますが、この外眼筋が長時間動かない状態が続くと疲労を起こします。
また、その他にも水晶体を調節する毛様体筋に負担がかかることでも疲労は生じます。
長時間近くのものを見たり、ブルーライトを発する画面を見続けるなどすると必要以上に毛様体筋に負担がかかってしまい、それが目の疲れへと発展するのです。
老け顔の元!目の疲れを引き起こす日々の習慣とは
誰にでも起こりうる目の疲れですが、放置していると老け顔を作ってしまいます。そして目の疲れは日々の習慣により知らず知らずのうちに起きています。
まずはその原因となる習慣についてご紹介します。
パソコンやスマートフォンなどによる目の酷使
まず、一つ目の原因としては酷使することにより、目の周りの血行が悪くなることが挙げられます。
具体的にはパソコンやスマートフォンの使用、さらには細かい手作業等が挙げられるでしょう。目を酷使することで筋肉を凝り固まらせ、血液の循環を悪くします。
血液の循環が悪くなると
- 目のかすみ、痛み、乾燥、充血、重たさ
- 肩こり
- 頭痛
- めまい
- 倦怠感
- 吐き気
さらには血行不良により、頭皮に栄養が行き届かなくなってしまうため、薄毛の原因にもなります。
そして、美容にも悪影響を及ぼす血行不良は
- 肌のくすみ
- 目の下のクマ
を招きます。
それだけでなく、血行不良に陥ってしまうと肌に充分に酸素を行き渡らせることが困難になるため、ハリが低下し、
- たるみ
- しわ
の原因にもなります。このように、目の疲れは健康や美容の大敵であり、放置しておくのは大変危険なのです。
他にも、パソコン作業をしているとどうしても画面をじーっと見つめてしまいますよね。
それが、眼球やまぶた等の運動機能の低下を招き、まぶたが下がってしまう原因を作ります。
まぶたが下がると目が小さく見えるようになり、周りに老けた印象を与えてしまいます。
根本的な解決を望むならやはり目の疲れをとるのが一番でしょう。
ブルーライトを発する機器の使用
今やほとんどの方が持っているスマートフォン。パソコンももちろんそうなのですが、これらの機器からはブルーライトが発せられています。
ブルーライトとは、人が見ることのできる光の中で最も波長の短く、強いエネルギーを持っている青色光のことを指します。
そのエネルギーの強さは網膜にまで到達することがわかっています。
そんなブルーライトは
- 網膜へのダメージ
- 目の疲れ
- 目の痛み
- 睡眠障害
- 肥満
- 癌
- 精神状態の悪化
- ホルモンバランスの乱れ
といった様々な問題を起こします。
ホルモンバランスの乱れは肌トラブルを招き、こちらも美容面で多く関係していると言っても過言ではないでしょう。
度の合っていない眼鏡・コンタクトの使用
度の合っていない眼鏡やコンタクトを使用しているのも目の疲れを招く原因の一つ。度の合っていないものは目の疲れを引き起こします。
ただ、度の強いものに変えれば良いというわけではありません。度の強すぎるものでも目を疲れさせてしまうので、好ましくないと言えます。
- 一日にどのくらい目を使うか
- どんな作業をすることが多いか
しっかり把握した上で、自分の視力に合った眼鏡・コンタクトを使用することが大事です。
老眼の場合も自分の視力に合った眼鏡・コンタクトを使用するようにしましょう。
何気なくやっているスマホ使用時の姿勢も老け顔を招く!
スマホ使用時はどうしても下を向くことが多くなりますが、これも老け顔を作ってしまう要因です。
下を向く際の顎を引く姿勢は頭を支える筋肉が緩みます。この筋肉が緩むと頬もたるみ、さらに目の筋肉も緩んでしまいます。
頬のたるみや目の筋肉の緩んだ状態が長く続くと老け顔に繋がります。
スマホは目の酷使だけでなく使用の際の姿勢も老け顔を作ってしまう恐れがある機器なんです!
老け顔は努力次第で防げる!今すぐできる疲れ目解消法
老け顔から脱出するには疲れ目へのケアをしっかり行なっていくことが何より大事。
今は大丈夫と思っていても、いつ顔に現れるかわかりませんし、早めの対策をしておいて損はないでしょう。
休憩時間におススメ!目のストレッチ
先程も書きましたが、パソコンやスマホを使っているとどうしても画面をじーっと見てしまい、自然とまばたきが少なくなります。
まばたきが少なくなると、まぶたが下がり、目が小さく見えてしまう原因に。それを防ぐためのストレッチをご紹介します。
- 目をギュッと閉じて開ける、この動作を数回繰り返してみて下さい。
- その後、目を上下左右に動かします。
- 最後に、右回りに1回、左回りに1回、それぞれゆっくりと両目を回します。
凝り固まった目の周りの筋肉をほぐすとともに眼球の運動にもなります。
もちろん本来の目的である眼精疲労にも効きます。何も道具を使わずにできる点が嬉しいですね。
また、これは普段パソコンをよく使う方に試して欲しい方法なのですが、パソコンを使っていて目の疲れを感じたら、数分、遠くを見るようにしましょう。
たったこれだけで目の周りの筋肉が緩み、疲れを和らげることができます。
また、パソコン作業をするときは1時間に10~15分の休憩を取るなど、適度な休憩を挟むようにしましょう。
より効果を得たい場合は眼球体操も取り入れてみて
上記のストレッチだけでも効果は得られるのですが、さらなる効果を望むのなら同時に眼球体操を取り入れてみても良いでしょう。
- 眼球体操のやり方
- まず、姿勢をまっすぐ伸ばし、真正面を向きます。
- そのまま、視線を上下にゆっくり動かします。このとき顔は動かさないようにして下さい。
- 次に左右、左斜め上、右斜め下、右斜め上、左斜め下の順に動かします。
- 最後に右回り、左回りに回します。
この眼球体操は顔や首を動かさず、視線だけを動かすのがポイントです。
蒸しタオルで血行促進
目の疲れを感じた時には蒸しタオルを使って凝りをほぐすのも手。蒸しタオルが目の周りの血行を良くしてくれます。
- 蒸しタオルの作り方
- タオルを濡らす。
- 濡らしたらほどよく絞る。このときタオルに水分が残りすぎないようにして下さい。
- くるくる丸めて電子レンジで温める。500Wで約1分が目安です。
- 加熱したら適温になるまで冷まします。
加熱しすぎるとかなり熱いのでやけどには気をつけましょう。
熱すぎるまま顔に乗せると肌を傷つけたり、顔の水分が失われる恐れがありますので、適温になるまでしっかり冷ますようにして下さい。
上手くできなかった場合にはタオルをサランラップでくるんでから加熱すると上手くできます。
サランラップを使うと電子レンジの汚れがタオルに付かなくなりますので衛生面が気になる方にもサランラップはおススメです。
また、電子レンジの種類によって温め具合は違います。一回温めて充分な温かさにならなかったら加熱時間を追加するようにして下さい。
蒸しタオルによる疲れ目解消法はたったこれだけで簡単にでき、またドライアイにも効果のある方法です。
蒸しタオルだけを使っても良いのですが、さらなる効果を望むのであれば冷やしたタオルを用意し、交互に使うのも手。
蒸しタオルのみより血行促進効果を望めます。
また、市販のもので蒸気を使った疲れ目に効くアイマスクも売っています。
- 繰り返し使えるタイプ
- 使い捨てタイプ
それぞれありますので、蒸しタオルが面倒な人は試しても良いかもしれませんね。
中には香り付きのものもありますのでリラックスすることができますよ。
目の疲れに効くツボマッサージ
目の疲れを感じたら疲れに効くツボを押しても効果的。
- 晴明(せいめい)
目頭から鼻よりのくぼみにあるツボです。
- 薬指の先を使ってこめかみを押し、目の下を通って晴明を押します。
- 今度は同じ要領で目の上を通ってこめかみを再び押します。
- 最後に指を4本使ってこめかみから首にかけて撫で下ろします。
このツボ押しは眼精疲労だけでなく
- 血行不良
- 頭痛
の改善にも効果が期待できます。
- 風池(ふうち)
後頭部の髪の生え際にあるツボです。後頭部の中央にあるへこみと耳の後ろにある骨との中間に位置しています。
風池は親指を使って行います。3~5秒押して、1秒休み、また4秒ほど押す。これを3~5セット繰り返して下さい。
風池は
- 頭痛の緩和
- 肩こりの改善
- 視力回復
に効果があると言われています。ただ、高血圧の方は強く押しすぎると危険ですので注意しましょう。
- 魚腰(ぎょよう)
眉毛のちょうど真ん中辺りにあるツボです。魚腰は白内障や乱視、老眼に特に効果があります。
両手の親指を使い、同時に押します。逆効果になるので、魚腰も強く押しすぎるのは避けましょう。
自分の視力に合った眼鏡・コンタクトを!
先程もご紹介しましたが、自分の視力に合わない眼鏡・コンタクトを使っているのも目に負担をかけるため疲労を招きます。
自分の視力に合ったものを使うだけで目の疲れを軽減することができますよ。また、老眼の症状が現れた場合も同様です。
視力は変化しやすいもの。定期的に眼科を受診するようにしましょう。
ブルーライトをカットするグッズを使う
パソコンやスマホを頻繁に使う方はブルーライトカットをカットしてくれる
- シート
- メガネ
- アプリ
を使っても良いでしょう。ブルーライトのカットにより目の負担を減らすことができます。
目に良い食品を摂取して体の中からも疲労回復を!
これまでご紹介してきたものはすべて外側からのケアでしたが、同時に体の中からケアしていくことも大事。
具体的にどんな成分を含んだ食品が疲れ目に効果的なのでしょうか。
- アントシアニン
目に良い成分としておなじみのアントシアニン。目の神経伝達をスムーズに行う役割を持っています。他にも
- 白内障
- 緑内障
等の眼病予防にも効果的とされています。
- ルテイン
ルテインは活性酸素から目を守る、抗酸化作用を持つ成分です。目は活性酸素の影響を受けやすい部位ですが、ルテインの持つ強力な抗酸化作用により守られています。
そのため、ルテインが不足すると酸化が早まり、視力の低下や目の病気を招く恐れがあるのです。
- DHA
青魚に主に含まれているDHA。記憶力を高めたり、癌予防に大変効果がある栄養素として知られていますが、
- ドライアイ予防
- 視力改善
- 疲れ目予防
への働きもあります。
ただ、DHAには血液を固まりにくくする作用がありますので、過剰摂取は出血性の疾患を招く恐れがあります。くれぐれも過剰摂取はしないようにしましょう。
- ビタミンB群
ビタミンB群とはビタミンB1、ビタミンB2、ナイアシン、バントテン酸、ビタミンB6、ビタミンB12葉酸の総称です。
これらのビタミンが不足すると目は疲れやすくなります。目が疲れやすい方に積極的に摂取してもらいたい成分です。
- ビタミンC
野菜や果物に多く含まれているビタミンC。実はビタミンCも目の疲れを解消するのに欠かせない成分の一つ。
水晶体には多くのビタミンCが含まれており、充血を防ぐほか老化を防いでくれます。
- ビタミンA
網膜にある細胞には光を感じる物質があるのですが、そこで重要な働きをしているのがビタミンAです。このビタミンAのおかげで暗闇でも私たちはものが見えています。
ビタミンAが不足してしまうと暗いところで見えにくくなるほか、ドライアイを起こす恐れがあります。
疲れ目に効く成分・食品をいくつかご紹介してきましたが、これらを毎日欠かさず摂取するのは大変ですよね。
摂取が難しい場合はサプリを服用することをおススメします。
いつまでも若々しく!数年後の見た目のためにできること
目の疲れは体に悪影響を及ぼすだけでなく、美容面でも良くないことばかり…。
本当はパソコンやスマートフォンのある生活から離れられれば良いのですが、現代社会では不可能に近いですよね。
だからこそ、日々の対策やケアが重要となってきます。
普段目を酷使する方、またそうでない方もこの機会にぜひ疲れ目対策をしてみてください!
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