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女性特有の胃痛症状に要注意!胃痛の原因となる病気や対策一覧

Date:2016.08.19

shutterstock_354598628近年、胃痛を抱えている人や、胃痛の症状が出やすいという人が年々増加してきています。

社会で活躍する女性が増えていることもあり、胃痛を抱える女性も以前に比べかなり増えていると言われています。

その他、胃痛には女性ならではの原因などもあり、胃薬が手放せないという人も中にはいるようです。

女性特有の胃痛の原因とはいったい何なのでしょうか。また、胃痛の原因にはどういうものがあるのでしょうか。


胃痛には大きく分けると2つの種類がある

「胃痛」と言いますが、大きく分けて2つの種類があります。

  • 食べ過ぎや飲みすぎによる胃痛
  • 胃や臓器の異常、ホルモンバランスによる胃痛

食べ過ぎや飲みすぎによる胃痛の場合、胃を休めてあげることですぐに痛みはなくなります。

しかし、胃や臓器の異常の場合、一時的に痛みがなくなっても症状が完治しているわけではないので、注意が必要です。

自分が抱えている胃痛が、どこから来ているのかをまず見極めることが大事です。

胃痛の原因と考えられる病気

胃痛を起こす病気には、様々なものがあります。その中でも、一般的と言われている9つの胃痛の症状について紹介します。

その1.胃炎

胃痛を訴える人の中で、1番多い病気が胃炎です。胃炎には3つの種類があります。

  • 急性胃炎
  • 慢性胃炎
  • 神経性胃炎

どれも胃が痛むものですが、胃炎になる原因や症状が少しずつ違います。

急性胃炎は、胃炎の中でも1番起こりやすい病気と言われています。症状には次のようなものがあります。

  • 胃痛、不快感
  • 嘔吐
  • 食欲低下

症状が酷い場合は、吐血をすることもあります。原因はウィルス性の感染症や不規則な生活など様々です。

2~3日安静にしていれば症状も治まりますが、ウィルス性の感染症の場合は長期に渡ることが多いので、痛みを感じた時は病院での診察が必要です。

慢性胃炎は、約80%はピロリ菌の感染、残り20%は自己免疫性疾患が原因と言われています。

ピロリ菌は、胃の粘膜に生息し胃を徐々に傷めていきます。井戸水などに生息していたため、60代以上の人に多いとされていましたが、今では若い世代でもピロリ菌に感染している人も増えているそうです。

自己免疫性疾患というのは、自分の体を守るために異物に攻撃をする自己免疫が誤作動し、胃を異物と認識して攻撃してしまい、胃が炎症を起こすことで胃痛が出てきます。

神経性胃炎は、ストレスや疲労といった精神的な不安などが原因で引き起こされる胃痛を言います。

急性胃炎と同じ症状の他、うつ状態などの症状が出てくることもあり、症状が悪化すると胃内部で出血をする場合もあります。

その2.胃潰瘍・十二指腸潰瘍

胃や十二指腸の粘膜に炎症が起こり、潰瘍ができるのが胃潰瘍・十二指腸潰瘍です。

症状には次のようなものがあります。

  • 胸やけ
  • 胃の重み、むかつき
  • みぞおちの痛み

症状が悪化すると、吐血や下血(黒いタール便が出る)といった症状が出る場合もあります。

胃潰瘍の場合、食事中や食後に痛みが激しくなります。反対に、十二指腸潰瘍の場合は空腹時に痛みが出てきます。

胃潰瘍・十二指腸潰瘍は、胃炎と一緒でストレスやピロリ菌といったものが原因とされています。

潰瘍は悪化すると吐血や下血もそうですが、症状を繰り返すと胃がんに繋がると言われているので、胃に異常を感じた時はすぐに病院で診察を受けましょう。

その3.逆流性食道炎

最近増えているのが、逆流性食道炎です。胃酸の過剰分泌や、蠕動運動が逆になることで胃酸が上がってきます。

  • 胃痛
  • 胃もたれ
  • 喉に違和感がある
  • 朝起きると口の中が酸っぱい

こういった症状がある場合は、逆流性食道炎の可能性が高くなります。

逆流性食道炎は食道に炎症を起こし、症状が悪化すると慢性化する場合があります。

その4.虫垂炎・腹膜炎

虫垂炎や腹膜炎というと、下腹部痛というイメージがありますが、初期症状は

  • おへそやみぞおちに痛みを感じる
  • 嘔吐する

など胃痛と同じような症状が出ます。

虫垂炎は処置が遅れると腹膜炎を起こし、命に関わる場合もあります。

吐き気やへそ部分に痛みを感じた場合は、市販薬で様子を見るのではなく病院で検査を受けるようにしましょう。

その5.機能性ディスペプシア

胃潰瘍や胃がんといった胃の疾患がないにも関わらず、胃痛や不快感などの症状が出ることを、機能性ディスペプシア(機能性胃腸症)と言います。

機能性ディスペプシアは原因がはっきりとしないため、生活習慣や毎日の生活でストレスを溜めないようにするしかありません。

病院で診察を受けた場合、胃薬のブスコパンなどが処方され、胃痛を感じた時に鎮痛剤を飲んで症状を抑えるという治療になります。

その6.胃がん・胃粘膜下腫瘍

胃がんは、がんの死亡数で男性2位、女性3位と上位にある病気です。症状は、ほぼ胃炎と同じです。

  • 胃痛
  • 胃の不快感
  • 膨満感
  • 胸やけ
  • 吐き気
  • 食欲不振
  • 体重減少

こういったものがあります。症状が胃炎と変わらないため、気づいた時には症状が悪化しているという場合もあります。

また、胃の内部に腫瘍が出来る病気を胃粘膜下腫瘍といいます。こちらも、胃炎や胃がんと症状は同じです。

腫瘍が大きくなれば出血し、吐血や下血といった症状も出てきます。腫瘍が悪性の場合や腫瘍が大きい場合は、手術で摘出する必要があります。

その7.胃アニキサス症

病気や食べすぎでなく、胃痛を感じるものに「胃アニキサス症」というものがあります。これは、魚介類に寄生している「アニキサス」という虫が胃に入ることで起こる症状です。

  • 青魚(サバ、アジ、イワシ、サンマ)
  • イカ

上記のような魚介類を、生や加熱不十分な状態で食べると、稀に起こる胃痛の症状です。

胃アニキサス症の場合、吐き気と胃の激痛症状が出ます。この場合、アニキサスを胃から除去しなくてはいけないので、市販の胃薬で症状を抑えることはできません。

生の魚介類を食べてから、2時間以上経過して激しい胃痛が出た場合、アニキサスの可能性が高いので、必ず病院へ行くようにしましょう。

その8.膵炎(すいえん)

膵炎は、自分の消化酵素で膵臓が消化されてしまい臓器が炎症を起こしてしまう病気です。膵炎の症状には、次のようなものがあります。

  • 胃やみぞおちの激痛
  • 食後の胃痛
  • 吐き気
  • 背中の痛み

膵炎の原因とされているのが、アルコールの摂取です。毎日お酒を飲んでいるという人は膵炎になりやすいと言われています。

膵炎の場合、胃痛と違い入院が必要となります。そして絶食(絶飲)をして治療をしていきます。

退院後は、食事の見直し禁酒や禁煙をして再度膵炎にならないように体調管理をしなくてはいけません。

その9.過敏性腸症候群

過敏性腸症候群というと、腸に症状が出るというイメージがありますが、胃にも影響を与えます。

  • 下痢、便秘
  • 腸内のガス溜まり
  • 胃痛
  • 食欲不振
  • 吐き気
過敏性腸症候群は、精神的なプレッシャーや不安に襲われて起こることもあるので、腸だけでなく胃にも影響を与えてしまいます。

上記のような胃痛を起こさないために気を付けたいこと

上記のような胃痛を起こさないためには、予防が必要です。胃に負担を与えないように次のようなことに気を付けましょう。

  • カフェインの摂取を抑える
  • たばこ、お酒は控える
  • 刺激の強いものや塩分の多い食事は避ける
  • しっかりと睡眠を取り体を休める
  • ストレスを溜めないようリラックスする時間を作る
  • 食べ過ぎないようにする

上記のようなことに気を付けるだけで、胃への負担は軽減されます。特に、ストレスは溜めないようにすることが大事です。

女性特有の原因の胃痛に要注意!

上記で紹介したものは、一般的な胃痛です。しかし、胃痛には女性特有の原因のものがあります。女性特有の胃痛には、どんなものがあるのでしょうか。

  • 生理が関係する胃痛
  • 妊娠による胃痛
  • 子宮内膜症による胃痛

それぞれ下記で詳しくご説明します。

生理が関係する胃痛は女性ホルモンのバランスの崩れによるもの

生理前あたりから、みぞおち付近が痛み始め、普通に生活するのも困難になるという女性がいます。

胃が痛くて病院に行って検査をしても、胃腸には疾患がなく原因が分からずに処方された胃薬を飲んで痛みを抑えているという人も多いようです。

生理前の胃痛の原因

生理前になると、女性ホルモンの1つであるプロゲステロンの分泌量が増えてきます。このプロゲステロンは、体を妊娠しやすい状態にする働きがあると言われています。

その働きの中に、受精卵を安定させるために子宮の働きを抑えるものがあり、その時に子宮に近い胃腸の動きも抑えてしまいます。

そのため、生理前になると胃痛や便秘の症状を訴える女性が多いようです。プロゲステロンが増えることで、次のような症状も出てきます。

  • 子宮の働きを抑える
  • 食欲が出る
  • イライラしやすくなる
  • 眠くなる

また、この時期は、女性ホルモンのバランスも悪くなるため、イライラすることが増え自律神経も乱れてしまいます。

交感神経が増えると胃腸の動きが悪くなり、副交感神経が増えると胃の消化液の分泌量が増え、胃が炎症を起こし胃痛に繋がります。

生理中の胃痛の原因

生理中の胃痛は、プロスタグランジンというホルモンが原因で起こります。このプロスタグランジンは、子宮まわりの筋肉を収縮させる働きがあります。

出産時に、子宮内の赤ちゃんを外に出すために子宮を収縮させるのも、このプロスタグランジンの働きになります。

プロスタグランジンの分泌が増えると、子宮の収縮と共に、近くにある胃腸の収縮運動も活発になるため、胃に痛みが出ることもあります。

生理時の胃痛の予防法

生理時の胃痛も、基本的には一般的な胃痛の時と同じ予防法で、症状を抑えることはできます。

しかし、女性ホルモンが影響していることもあり、その他にも気を付けたい予防法もあります。

体を冷やさないようにする

寒い時期などは痛くないけれど、夏になると生理前から胃が痛くなるという人が増えてきます。これは、体が冷えているからです。

生理前になると、子宮まわりの筋肉の動きが鈍ったり、動きが活発になったりします。そのため、筋肉をほぐしてあげることが大事です。

お風呂や湯船に浸かるようにしたり、腹部にカイロを貼るなどして腹部を温めて血流を良くしてあげることで症状は緩和します。

また、夏は冷たい物の過剰摂取を避けることで体の冷えを予防することができるので、飲み物や食べ物にも注意しましょう。

漢方薬でホルモンバランスを整える

生理からくる胃痛は、女性ホルモンのバランスを整えることで抑えることはできます。その他、生理痛や生理不順などの症状も緩和することができます。

漢方名 期待できる効果
当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん) 月経不順、月経痛、貧血、疲労倦怠、更年期障害
桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうがん) 月経不順、月経異常、更年期障害
加味逍遙散(かみしょうようさん) 月経不順、月経困難、更年期障害、冷え症、不眠症

病院で処方してもらうこともできますし、ドラッグストアや薬局などの薬剤師に相談をすれば、どの漢方がいいか選んでくれます。

漢方は、即効性はありませんが、体への負担もほとんどないので薬が苦手という人でも続けることができます。

低用量ピルなどの薬を服用する

即効性が欲しいという人は、市販薬の鎮痛剤があります。しかし、鎮痛剤の場合は痛みだけでなく解熱効果などもあるため、低体温になる場合もあります。

鎮痛剤で症状を抑える場合は、1~2日のみにし、それでも痛みが治まらない場合は病院で検査を受けるようにしましょう。

また、産婦人科で診察をした場合、低用量ピルを処方してくることもあります。胃薬ではなく、ホルモンバランスを調整して症状を抑えたいという場合は、医師に相談をして低用量ピルを処方してもらいましょう。

ピルも人によっては服用不可の場合があるので、必ず医師に相談してから服用するようにしましょう。

生理以外の女性特有の胃痛

生理でもない、病気でもない。なのに胃痛がするという時、女性は疑わなくてはいけないことが2つあります。

その1.妊娠

妊娠するとお腹が張るという印象がありますが、胃にも影響を与える場合があります。

  • 胃の膨満感、圧迫感
  • 胃の不快感

病気や生理でもないのに、上記のような症状がある場合は妊娠を疑わなくてはいけません。

いきなり病院で検査をすることに抵抗がある場合は、市販されている妊娠検査薬などでチェックしてみましょう。

その2.子宮内膜症

子宮内膜症とは、子宮内膜が癒着することで起こります。内膜が癒着すると子宮の動きが悪くなり、それに伴い胃腸の動きも悪くなってしまい胃痛に繋がることがあります。

生理中、今までよりも胃や下腹部の傷みが激しくなった場合は、1度検査をしてもらう必要があります。

子宮内膜症は腹痛や胃痛だけでなく、症状が悪化すると妊娠も難しくなることがあるので、きちんと診察を受けましょう。

胃痛の検査は内科・消化器科・産婦人科でできる

胃痛の場合、まずは内科や消化器科を受診します。問診をし、その症状に合わせて次のような検査をします。

  • 内視鏡検査
  • 超音波(エコー)検査
  • 大腸内視鏡検査
  • 尿検査
  • 血液検査

多くは、内視鏡や超音波検査だけですが、下血がある場合は大腸内視鏡を受けたり、胃や腸に疾患が見られない場合は、血液検査や尿検査を行うこともあります。

また、生理などが関連する胃痛の場合は、産婦人科を受診します。ここでも問診を受けた後、子宮内膜症や妊娠をしていないかの検査を受けることがあります。

胃痛を甘く見ては危険!痛みが続く時は病院へ

胃痛が日常的に起こると、市販薬で症状を抑えれば大丈夫と思っている人も多いようです。

しかし、胃は目に見えない臓器です。ちょっとした痛みでも中は炎症を起こしたり、腫瘍ができている場合もあります。

少しでも「変だな」「痛みが続くな」と感じた時は、すぐに病院で診察を受けましょう。

胃炎でも、病院で診てもらい薬を処方されたら継から症状がほとんど出なくなるという場合もあります。

検査は少しキツイですが、自分の体を守るためにも病院へ行くよう心がけましょう。

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