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乾燥肌の原因に注目!意外なことが乾燥を招いているかも

Date:2018.02.06

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乾燥肌の原因に注目!意外なことが乾燥を招いているかも|女性の美学
https://josei-bigaku.jp/karadakansou2698/

秋から冬にかけて、湿度がぐっと下がる時期に増えると、乾燥肌の悩みが多くなってきますよね。また、季節関係なく乾燥肌に悩まされている方も少なくありません。

顔の肌が乾燥するとメイクのりが悪くなったり、体の乾燥はかゆみを引き起こしたり、と乾燥に関する肌トラブルの元凶に……。

そんな乾燥肌の原因は、元からの肌質や空気の乾燥だけだと思っていませんか?もちろん、そういったことも原因のひとつではありますが、意外なところに乾燥肌になる落とし穴がありました

今回は、乾燥肌になってしまう原因をご紹介します。「元から乾燥肌だから仕方ない」と諦めていた肌から、潤いのある瑞々しい肌に生まれ変わりましょう。


乾燥肌はこんな状態の肌のこと!

乾燥肌とは、

  • 皮脂量不足
  • 水分量不足

状態になっている肌のことを言います。

皮膚は薄い皮脂膜で覆われています。乾燥肌は、この皮脂膜が乱れて、皮膚内部の水分が蒸発しやすい状態になっています。

顔だけでなく、皮脂分泌量が元から少ない「脚のすね」部分や「かかと」、普段から水仕事や刺激にさらされることの多い「手」などが酷い乾燥になりやすいとされています。

酷い乾燥を放置していると、カサカサになった肌がひび割れることもあります。細かいひび割れでも、外部からのささいな刺激によるダメージを受けやすく、かゆみやヒリヒリとした痛みや炎症の原因になってしまいます。

肌の保湿に欠かせない成分

肌の水分を蓄え、保持しているのは、

  • 皮脂
  • 天然保湿因子
  • 角質細胞間脂質

3つの働きによるものです。

天然保湿因子には、保湿機能のあるヒアルロン酸、コラーゲンなどがあり、水分を吸収する働きがあります。

そして、水分を保持する力がとても強いのが角質細胞間脂質。肌の細胞と細胞の間を埋めるように存在していて、水分を逃がさない役割を担っています。角質細胞間脂質の60%はセラミドから成ります。

セラミドとは、水分を蓄え、肌のバリア機能を向上させる保湿には欠かせない成分です。

水分と皮脂が不足している乾燥肌は、ヒアルロン酸やセラミドといった水分を蓄え保持する成分がうまく機能していない状態になっています。

意外なところに乾燥肌の落とし穴が!? 日常に潜む乾燥肌を作る原因

乾燥肌の原因は、分かりやすいものから意外なものまでたくさんあります。思いもよらない日常生活の中での行為が乾燥肌を悪化させている可能性も。

今のうちに、乾燥肌の原因で思い当たるものがないかチェックしておきましょう。原因を知れば、その原因に合った対策をすぐに始めることができますよ。

持って生まれた肌質タイプ

肌質には大きく分けて「普通肌」「乾燥肌」「脂性肌」「乾燥性脂性肌」の4種類あります。

普通肌 皮脂量が少なめで水分量が多い
乾燥肌 皮脂量が少なく水分量も少ない
脂性肌 皮脂量が多く水分量も多い
乾燥性脂性肌 皮脂量が多く水分量が少ない

乾燥でお悩みの方は、元々の肌質が乾燥肌の場合が多いのはもちろん、普通肌の方でも乾燥の季節や外部からの要因で酷い乾燥を引き起こす場合も少なくありません

また、ニキビなどができるのに肌がカサカサしているのなら、乾燥型脂性肌の可能性があります。

乾燥性脂性肌の場合は、しっかり洗顔をしたあとに化粧水や美容液など水分をしっかり肌に閉じ込める保水性のある化粧品で水分補給するのが効果的だと言われています。

外気の低い湿度とエアコンの使用

湿度は、ダイレクトに乾燥に繋がる原因。秋から冬にかけて湿度は急激に低下してきます。乾燥が始まるのは10月頃からですが、特に1月から2月にかけて乾燥肌が悪化する方が多いようです

また、最近ではほとんどの家庭や職場などでエアコンを使用している場所が多いですよね。エアコンで暖房を使っていると室内の湿度がさらに低くなってしまい、乾燥の原因になります。

秋から冬にかけての気温低下

寒い季節に乾燥肌が悪化する場合は、原因は湿度だけではありません。気温も乾燥に深く関係しています。

気温が下がると、

  • 汗腺の働きの低下
  • 血行不良

が起こります。

発汗が少なくなると、皮膚の潤いが失われて乾燥の原因になります。

また、寒さで血行不良になると、体の血液が心臓や脳に集まり、体温を維持しようとします。その結果、体の末端や肌には血液が流れにくくなります。肌が血行不良になると、肌に十分な栄養が行き渡らず、肌の代謝が低下します。

肌に栄養が供給されなければ、栄養不足により肌のターンオーバーが乱れて乾燥肌に。肌の代謝が低下し、ターンオーバーが乱れると老廃物の排出がうまくできず、いくら保湿力のある化粧品を使っても、肌に入っていきにくくなってしまいます。

生活習慣の乱れと3つの「不足」

生活習慣の乱れは乾燥を始めとする肌トラブルの原因になります。

特に、

  • 栄養不足
  • 睡眠不足
  • 運動不足

の3つの「不足」は乾燥の大きな原因になり得ます。

食事による栄養補給は、肌の健康に直接繋がります。食事をする時間が不規則で、タンパク質・糖質・脂質のバランスが悪い食事を続けていると乾燥肌を招くことに

特に、乾燥肌に効果的な栄養素は、

  • ビタミンA
  • タンパク質
  • 良質な脂質
  • セラミド

です。

これらの栄養素が不足していると、内側から乾燥が進み、保湿に気をつけても乾燥肌が改善されにくくなってしまいます。

ビタミンAは、卵、レバー、緑黄色野菜
タンパク質は、肉類、魚類、大豆製品
良質な脂質は、ごま、ナッツ類、魚類
セラミドは、こんにゃく、ひじき、黒豆、ほうれん草など、に多く含まれています。

また、運動不足も乾燥肌の原因になります。普段、座りっぱなしのデスクワークや体を動かす習慣がないと、血行不良になったり、質の良い睡眠をとることができなくなってしまいます。

潤いのある健康な肌を作るには肌の生まれ変わりを促すターンオーバーが必要不可欠。そのターンオーバーは、睡眠中に活発におこなわれます。

しっかりとした質の良い睡眠をとることができなければ、ターンオーバーによる健康な肌作りがうまく行われず、乾燥のみならずさまざまな肌トラブルの原因になってしまいます。

花粉などのアレルゲン

ある特定の時期や、場所に行くなどしたときに乾燥が酷くなる場合は、花粉などのアレルゲンによって肌が炎症を起こしている可能性も考えられます。

特に、春先に多い乾燥肌の原因は花粉が関係している場合は多いです。

花粉が肌に付着すると肌がかぶれ、かゆみで肌を擦ったり鼻を何度もかむことで、肌を普段以上に負担をかけることになります。このような症状により皮膚が傷つき、バリア機能が低下して乾燥しやすいデリケートな状態に。

バリア機能が低下した肌は、花粉のダメージを直接受け手しまうため乾燥を伴った肌荒れを引き起こすことも(これを花粉症皮膚炎と言います)。

花粉のほかに、

  • ハウスダスト
  • 金属
  • 食べもの

などでも、炎症のひとつの症状として乾燥が出ることがあります。

紫外線によるバリア機能の低下

さまざまな肌トラブルを引き起こす紫外線。実は、乾燥肌にも悪影響を及ぼします。

日常生活で浴びている紫外線のダメージが積み重なると、肌のバリア機能が低下するため、外部からの刺激を受けやすく、肌内部の水分が蒸発しやすい状態になってしまいます。

ダメージを受けた肌は敏感になっているので、さらに紫外線の刺激を受けやすくなり、粉をふいたり、皮がめくれるといった酷い乾燥が進むといった悪循環に陥ることに。

加齢

肌の水分を保持するセラミドは、加齢と共に減少していきます。

20歳前後のセラミド量を100%とすると、

20歳 100%
40歳 約50%
70歳 約30%

と、年齢を重ねる度に体内のセラミドは減少します。

細胞の潤いを保ち、外部の刺激から肌を守るセラミドが減ると、内側と外側の両方から乾燥が進むことに。

セラミドは表皮の上の層にあるため、セラミド配合の化粧水や美容液が浸透しやすく、乾燥肌には効果的だと言われています。

乾燥肌に合わないスキンケア

顔の乾燥は普段のスキンケアが原因になっているかもしれません。

スキンケアによる乾燥は、

  • 洗顔のしすぎ
  • 洗浄力の強いクレンジング剤の使用
  • 乾燥肌に合わない化粧水や保湿液など化粧品の使用
  • 保湿液やクリームを正しく使っていない

などが原因として考えられます。

洗浄力の強い石けんや、熱めのお湯を使った洗顔は、潤いのある肌に必要な皮脂まで洗い流してしまいます。また、1日に何度も顔を洗う習慣も、もちろん乾燥肌にはNG行為です。

スキンケアのなかでも、メイクを落とすクレンジング剤は肌への負担が大きく、乾燥しがちな敏感な肌に使用すると肌本来のバリア機能を低下させます

特に、洗浄力の強い

  • オイルクレンジング
  • 拭き取りクレンジング

などの使用は乾燥肌を悪化させてしまいます。

また、乾燥肌に合わない化粧品の使用にも注意が必要。自分の肌に合った化粧品を使わなければ、せっかくの化粧品に含まれる成分も効果をうまく発揮してくれません。

乾燥肌に良いとされる保湿効果のある成分は、

  • セラミド
  • ヒアルロン酸
  • トレハロース
  • ヒルロイド
  • ケラチナミン
  • 尿素

などがあります。

保湿効果の高い保湿液やクリームをたっぷり使っているのに、乾燥肌が改善されないという方も少なくないようですが、化粧品をたっぷり使えば乾燥に効くというわけではありません

過剰な保湿は、肌本来の保湿機能を抑制し、乾燥を悪化させることになりかねません。化粧品の正しい使用量と使用方法に従いましょう。

肌に負担をかける入浴法

日本人は、海外に比べてお風呂に浸かっている時間も長く、お風呂のお湯温度も高いと言われています。そんな日本文化とも言えるお風呂文化も、実は乾燥肌にとっては大敵!

肌表面にある角質層は、肌内部の水分を保持する働きをしていますが、お湯に長時間浸かって肌がふやけると、角質層の保湿成分が流失してしまいます

保湿成分が失われた肌の状態でお風呂からあがると、肌は急激に乾燥し始めます。特に湿度の低い冬場などは乾燥肌を悪化させる原因に。

湯船だけでなく42℃以上の熱いシャワーも肌の乾燥を招く原因になります。また、体を洗う際に、タオルなどで肌をゴシゴシ擦ると、肌の角質層を傷つけることになり、より一層乾燥が進んでしまいます

乾燥肌にお悩みの方は、

  • 38~40℃のお湯に10分ほど浸かる
  • 長風呂をする際は保湿成分の入った入浴剤を使用
  • 泡立てたきめ細かい泡で体をなでるように洗う
  • 乾燥しやすい部位は石けんを使わず、ぬるま湯で流す

といった入浴方法が推奨されています。

乾燥肌の原因を徹底排除!肌の内側と外側から潤いのある肌へ

思い当たる乾燥の原因は見つかったでしょうか?

日常生活のあらゆるところに、乾燥を引き起こす原因はたくさん潜んでいます。乾燥から肌を守るためには、乾燥の原因に注意して生活することが重要。

慣れてくると、自然と乾燥を防ぐ生活習慣が身につくので、原因をしっかりと学んだら、今度は自分の生活に潜んでいる乾燥の原因をチェックしてみてください。

乾燥肌の考えられる原因をご紹介してきましたが、酷いかゆみや痛みを伴う乾燥や、改善されない乾燥肌の場合は、早めに皮膚科を受診しましょう

乾燥肌対策についての相談や、治療、薬を処方してもらえるだけでなく、乾燥が皮膚炎などの症状のひとつとして現れている可能性もあります。

元々乾燥肌の方も、生活習慣を変えてみたり、スキンケアや入浴法を見直したりなどすれば乾燥が改善されていくかもしれませんよ。諦めずに乾燥肌と向き合って、乾燥の原因を徹底排除しましょう!

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ライター:Uli

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