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おしゃれなカラコンに潜む危険性。カラコンによる目の怖いトラブル

Date:2016.09.12

shutterstock_343111514目の印象ってとても大きいですよね。特に女性はつけまつげやアイプチなど、様々な目の印象を変えるアイテムを使う人が多く存在します。

中でもカラコン(カラーコンタクトレンズ)は有名且つ人気のアイテム。

「瞳を大きく見せる」「簡単・手軽にイメチェンができる」ことがカラコン特有の長所で、ファッションや美容に敏感な女性の多くが使っています。

使う人が多いからこそ知っておいてもらいたいのが、カラコンに潜んでいる危険性です。

ちゃんと知ってないと危険!カラコンと普通のコンタクトとの違い

カラーコンタクトとは、普通のコンタクトレンズに着色料を加えて色を付けたものです。

以前までは「おしゃれ雑貨」として扱われていたこともありましたが、カラコンによる目のトラブルが多発してしまったため、今では「高度管理医療機器」として扱われています

厚生労働省による安全基準を満たされた製品でなければ販売されていません。

「色が付いてるだけじゃないの?」と普通のコンタクトレンズと同じような扱い方を考えている人も多くいますが、カラコンと普通のコンタクトレンズとでは仕組みが全く違っています。

そのため、違いを全く理解せずにカラコンを使用することでより目のトラブルを起こしてしまいます。

カラコンの方が厚みがあって目に負担がかかる

カラコンは着色料を加えて作られているため、普通のコンタクトレンズと比べて若干の厚みがあります。

そのため、カラコンの方が

  • 目がゴロゴロする
  • 圧迫感がある

といった感触があり、眼球に負担をかけてしまいがちです。

長時間に渡って付け続けていると目が疲れるだけでなく、充血など様々なトラブルを起こす原因になります。

カラコンのレンズは酸素を通しにくい

コンタクトレンズには、「酸素透過率」と呼ばれる度合が存在します。

酸素透過率とは、レンズを通して眼球に酸素がどのくらい行き渡るかを表す度合のことです。

「~Dk/t」という単位で表します。

普通のコンタクトレンズであれば、酸素透過率の高いもので約175Dk/t、低いものでも約26Dk/tほどです。

一方カラコンの酸素透過率ですが、高くて約33Dk/t、低いものは約8Dk/tとなっています。

しかも、カラコンには普通のコンタクトレンズと違って酸素透過率を表示している商品も多くはありません。

眼球に酸素が行き渡らなくなると角膜の細胞に大きな負担がかかり、酷ければ酸素不足で死滅していくこともあります。

着色料があるので手入れの方法が違う

普通のコンタクトレンズとカラコンの大きな違いは、色の有無です。

カラコンには着色料で色が加えられています。そのため、着色料を落とさないように気を使った手入れをしなければなりません。

例えば、普通のコンタクトレンズの洗浄液には過酸化水素タイプのものが存在しています。

しかし、こちらには漂白の効果があるためカラコンに使用すると着色料が剥がれてしまいます。

使い捨てタイプのものを使えば手入れをする必要はありませんが、使い捨てタイプはコストがかかることから手入れの必要な1か月タイプや1年タイプを使う人も多くいます。

そんな人こそ要注意です!普通のコンタクトレンズと同じ感覚でカラコンを扱うのはとても危険です。

着色料の剥がれたカラコンをそのまま眼球に接触させてしまうと、角膜に傷が付いたり剥がれた着色料によって眼球が炎症を起こしたりします。

製法によって少しずつ違う…カラコンの種類と特徴について

コンタクトレンズの中にもワンデータイプや1か月・1年タイプ、ハードタイプにソフトタイプと様々な種類がありますよね。

それはカラコンも一緒です。特にカラコンの場合は「瞳に色を加える」ことが目的として作られているため、その製造方法による違いもあります。

カラコンはそれぞれの種類によって、危惧される危険性や注意するべきことも変わってきます。

キャストモールド製法によって作られたカラコン

キャストモールド製法によって作られたカラコンは、一枚のレンズの中に着色料を一緒に混ぜ込んで作られたものです。

一枚の素材で作られているため、比較的カラコンの中でも薄くて軽い付け心地が得られます。

デメリットは、着色料が落ちやすいことです。

よく「綿棒で擦ったら色が落ちた」という話をされるカラコンはこちらのキャストモールド製造によって作られたものです。

レンズが薄いため着色料を閉じ込めておく力が弱いのが原因です。

このタイプのカラコンは主にワンデータイプに多く取り扱われています。

サンドイッチ製法によって作られたカラコン

サンドイッチ製法とは、文字通り着色料をレンズで挟んで圧縮させるといった製造方法のことです。

こちらの製造方法で作られたカラコンは比較的着色料が落ちにくく、安全性に優れています。

デメリットは、レンズが厚いため眼球に負担がかかりやすいことです。

着色料を挟み込むためにレンズとなる素材が二枚分使われているので、付け心地も「厚い」「固い」とあまり良くはありません。人によっては「痛くて慣れない」と感じることもあります。

また、厚さがあるため酸素透過率もキャストモールド製法には劣ります。

このタイプのカラコンは主に1か月・1年タイプなど長期用のものに多く取り扱われています。

瞳を大きく見せるサークルレンズ

サークルレンズは真ん中に瞳孔に合わせるようにして穴が開いており、円状に色が付いています。

サークルレンズの役割は「瞳に色を加える」ことよりも「瞳を大きく見せる」ことが目的で、最近ではカラコンとの差別化も進んでいます。

一般に「カラコン」と呼ばれるものと比べて、サークルレンズの方は色のバリエーションが少なく、茶色や黒を基調としたナチュラルなものばかりです。

会社や学校などにさりげなくして行けるおしゃれアイテムとされています。

現在サークルレンズを取り扱っているのは、医療用に使われる普通のコンタクトレンズを製造・販売しているメーカーばかりです。

そのことから「サークルレンズの方がカラコンよりも安全性が高い」と言われることもあります。

しかし、サークルレンズだって「色の付いたコンタクトレンズ」であることに変わりはありません。レンズに着色料を加えているため、カラコン同様の危険性が存在します。

一概に「サークルレンズだから安全」と言えるわけではないので注意しましょう。

カラコンを使っている人に実際に起きたことのある危険な症状

カラコンで目に不快感を感じて病院に行ってみたら「失明寸前」と言われるなど、カラコンを付けていることによって深刻な症状を引き起こすことがあります。

実際に、国民生活センターでも多くのトラブルが発表されています。

具体的にどんな症状が起きるのかを見てみましょう。

酸素不足で角膜内の細胞が壊される

カラコンは前述の通り酸素透過率が低いため、角膜が酸素不足に陥ってしまいます。

角膜は酸素不足が深刻になると中にある細胞に影響が現れます。

角膜上皮細胞が剥がれる
角膜は細胞不足に陥ることで、まず最初に角膜の一番外側にある細胞(角膜上皮細胞)が剥がれやすくなります。

角膜上皮細胞が剥がれると、目を細菌から守るための働きが落ちて細菌がどんどん付着し、感染症を招きやすくなってしまいます。

角膜内皮細胞が死滅する
角膜の酸素不足が一定に達することで、角膜の一番内側にある細胞(角膜内皮細胞)が死滅していきます。

角膜内皮細胞は、一度死んでしまうと二度と元には戻りません。角膜内皮細胞には角膜の余分な水分を排出する働きがあるため、これが死滅して減っていくと角膜がむくんで透明度がなくなってしまいます。

角膜新生血管ができる
角膜新生血管とは、白目でなく黒目が充血する病気のことです。

角膜は普段空気中から酸素を取り込みますが、それによる酸素補給が出来ないと悟ると、血管を黒目にまで伸ばして血液から直接酸素を取り込もうとします。

そうして白目から黒目の方にまで血管が伸ばされ、角膜新生血管が生まれます。

細菌が原因で起きるアカントアメーバ角膜炎

「アカントアメーバ」とは、土、水道水などの中に存在する目に見えないほど小さな原生生物です。

通常であればアカントアメーバは角膜に侵入できません。しかし、酸素不足などによって弱った角膜であればアカントアメーバは簡単に侵入出来てしまいます。

そして恐ろしいのが、アカントアメーバのエサは細菌であること。

弱った角膜には細菌が付きやすいため、アカントアメーバの格好の餌食になります。また、カラコンが手入れ不足であればそこに付着している細菌も食べられてしまい、レンズにアカントアメーバが繁殖してしまいます。

角膜にアカントアメーバがいなくても、レンズの方にアカントアメーバがくっ付いたことを知らないまま装着してしまえばレンズから角膜に侵入されてしまいます。

アカントアメーバ角膜炎は初期段階で症状に気づくことが難しいため、多くの人が強い痛みや目の異物感、目やになどの症状が出てからようやく気が付きます。

進行すれば

  • 角膜に穴が開く
  • 視力が低下する
  • 失明する

といった事態も起こり得ます。

カラコンに使われている色素が落ちる

カラコンの危険性についての情報で、よく「綿棒で擦ると色が落ちた」という話を聞きませんか?

「コンタクトを綿棒で擦る必要なんてないでしょ」と言ってそんなに危険視していない人も多くいますが、しかしこれ、とっても危険なことなのです。

そもそも人は、1日の間に1万5千回~多くて2万回ものまばたきをしています。

まばたきをすることで目の中のカラコンは動きますし、瞼の裏と擦れています。

また、目を擦る癖のある人や手の込んだアイメイクをする人など、常にカラコンには何らかの刺激が加わっています。

つまり、カラコンは外部からの刺激でいつ色が落ちてもおかしくはないのです。

装着しているカラコンの着色料が落ちることで、

  • レンズの色落ちした部分が凸凹になっており、眼球に傷をつける
  • 着色料(チタン、アルミニウムなどの金属)によって炎症が起きる

という危険性が出てきます。

アレルギー性結膜炎になる

アレルギー性結膜炎は瞼の裏側に炎症が起きる病気で、カラコンの使用で眼科にかかった人の多くがこの診断を下されています。

アレルギー性結膜炎になると、

  • 白目が赤い
  • かゆみがある
  • 目やにが増える
  • 涙が出る
  • 瞼が腫れる

といった症状が現れます。

普段、アレルギー性結膜炎はハウスダストや花粉などから起きることが多い病気です。しかし、カラコンを付けることによる細菌感染で起きることが近年で増えています。

もしも病院でこの診断を下されたら、カラコンの使用をすぐに止めて医師の判断に従いましょう。

無理をしてカラコンを付け続けることで、症状が慢性化する可能性も出てきます。

安全で快適にカラコンを楽しむために気を付けたいこと

いくら危険性があると言えど、付ければ可愛くなれるのがカラコン。やっぱり魅力的だし、使いたいですよね。

どんな危険性も、日ごろの意識や注意で防ぐことはできます。実際、カラコンを付けていても何のトラブルも起こさずに元気に過ごしている人だっています。

安全で快適にカラコンを楽しむためには、次のことに気を付けましょう。

まずは眼科で検査をして貰う

通販やドラッグストアなどでお手軽に買うことが出来るカラコンですが、使用するのならまずは眼科で眼科医に相談をしてください。

身長や体重のように、人の目にもそれぞれ個人差があります。

コンタクトを使用する場合は特に、

  • 眼球のカーブの角度
  • 瞳孔の大きさ
  • 必要なレンズの直径

などを調べてから取り掛かる必要があります。

市販のものは合わない可能性の方が大きいので、きちんと眼科で検査をして貰いましょう。

使う度に正しく手入れをする

カラコンによるトラブルの元となるのが「手入れ不足」です。

ワンデーなどの使い捨てタイプなら必要ありませんが、手入れの必要なカラコンならしっかりと手入れをしましょう。

カラコンの洗い方

  1. まずはレンズケースをしっかり洗浄します
  2. レンズケースに保存液or洗浄液を入れます
  3. レンズを手のひらに乗せて、人差し指で10秒ほどこすり洗いをします
    (円を描くように擦るのは禁物!)
  4. レンズの両面を洗浄液ですすぎます
  5. レンズをケースに戻します。

レンズだけでなくケースもしっかりと洗浄をしないと細菌が繁殖してしまいます。どちらもカラコンを使用するたびに洗浄を行いましょう。

他人とカラコンの貸し借りをしない

カラコンを買ったは良いけれど、何だかイメージと違ったり自分には合わなかったり。そういったことが理由で誰かとカラコンを貸し借りする人、結構いるんです。

しかしカラコンを他人と共有するのは絶対に禁物です!

「きちんと消毒してるから」とか「一回しか使ってないから」とかは関係ありません!

カラコンを他人と共有することは、様々な感染症の原因になります。

人の目では気が付きにくいものですが、一度でも装着したカラコンには小さな汚れや細菌が付着しています。

また、レンズのカーブが合わないことやサイズ・厚みが合わずに眼球に負担をかける原因にもなります。

カラコンは必ず自分のものを装着するようにしましょう。

長時間の使用は避ける

カラコンの使用時間は5時間~8時間が一般的とされています。これを守っていればトラブルは起きないのですが、出かけていたり外せない用事があったりでつい長時間付け続けてしまう人が多いようです。

カラコンは長時間付けていることで、

  • 角膜が酸素不足になる
  • コンタクト・眼球共に細菌が付着する
  • 目が疲れる

などの問題が起きます。

おしゃれをしたい気持ちは分かりますが、どんなに可愛く・綺麗に見せるにしてもまずは健康な身体がなくては意味がありません。

カラコンを付けるときは時間に区切りをつけるようにしましょう。

使用期限の切れたカラコンは使わない

カラコンは普通のコンタクトよりも酸素を通しにくいですが、使用期限の切れたカラコンだと更に酸素を通さなくなってしまいます。

また、どんなものでも劣化はしますので、時間が経って劣化したカラコンを付け続けることはとても危険です。

細菌が付着している可能性もありますし、劣化した表面が眼球を傷つける可能性も十分あります。

「まだ使えそうだから」と思っても、使用期限が切れているカラコンは使わないでください。

出来るだけ安全性の高いカラコンを選ぶ

カラコンにも様々な種類があります。手当たり次第に選ぶのではなく、比較的安全性の高いものを選ぶために次の点を意識して選んでください。

医療機器承認番号を確認する
現在、カラコンは高度管理医療機器として扱われています。そのため、厚生労働省に認められた証拠である「医療機器承認番号」が記されているかを確認しましょう。

医療機器承認番号があれば日本が認めたという意味でもありますから、海外製のもの(特に韓国製が危惧されていますが)であっても問題はありません。

レンズのケアに慣れていないならワンデータイプを選ぶ
まだカラコンに慣れていない人は、洗浄・保存などのケアが不要であるワンデータイプのものを選びましょう。

繰り返して使えるものは一度ケアを間違えると雑菌が付着したりレンズが傷んだりと、危険性が高まってしまいます。

使用期限を確認する
カラコンを使う予定があるからと言って使用期限を確認せずに買ってしまうと、いざ使うときになって使用期限が過ぎていたということも有り得ます。

使用期限の過ぎたカラコンは大変危険ですから、カラコンを買う時は自分がカラコンを使う予定の日と使用期限とを照らし合わせて確認しましょう。

カラコンを安全に使用するための「適正使用パンフレット」が下記のサイトからダウンロードできます。
eyecare7985

適正使用パンフレット – 独立行政法人 医薬品医療機器総合機構
https://www.pmda.go.jp/eyecare/pamphlet.html

常に危険性があることを意識してカラコンを楽しみましょう

目は人にとって非常に大切な存在です。いくらファッションやおしゃれのためとは言え、カラコンは目を傷つける可能性を持ったアイテムなので決して油断はできません。

もちろん便利なアイテムであることに変わりはないので、カラコンの使用そのものをやめる必要は全くありません。

現に細心の注意を払って取り扱えば、この記事でご紹介した様々な危険はほぼ回避することができます。

自分に合ったカラコンを選んで、手入れやケアを怠らずにおしゃれを楽しみましょう!

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