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経血コントロールの効果と方法。不快な生理を少しでも快適に!

Date:2017.07.26

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経血コントロールの効果と方法。不快な生理を少しでも快適に!|女性の美学
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生理中の経血を自分でコントロール出来ることをご存知ですか?

出す、止めるを自分でコントロールすることが出来れば、生理中の不快感を少しでも減らして、快適に過ごすことが出来るんですよ!

経血をコントロールするとどのような効果やメリットがあるのか、ということを知ったら次からやってみたくなると思います。その方法もあわせてご紹介しますね。

これからは経血を垂れ流すのではなく、自分でコントロールしていきましょう!


経血をコントロールすることの効果とメリット

簡単にいうと、トレイに行ったときだけ経血を出せるようにするのが「経血コントロール」です。

ナプキンに垂れ流すのではなく、自分の身体の力でまとめて出すことが出来るようになるんです。

経血がコントロール出来るようになるとどのような効果やメリットがあるのでしょうか。

生理が3~4日で終わる

経血コントロールでは、意識的に経血を出していきますから、生理を早く終わらせることが出来るんです。

通常は5~7日くらいかかると思いますが、自分でコントロール出来るようになれば3~4日で終わります。

▼経血コントロール以外で生理を早く終わらせる方法はコチラ!

生理痛が軽くなる

経血をうまくコントロールするためには子宮を柔らかく保つ必要があります。

それによって出したい時に出せるようになるのですが、柔らかい子宮は血行も良く、子宮内膜を排出しやすい状態になっているので、生理痛も軽くなるんです。

冷え性で血行が悪い人は骨盤内の血の巡りが悪く、子宮も硬くなっていることで経血を出しにくいために痛みが強くなる傾向がありますが、子宮を柔らかくすればその痛みからも解放されます。

生理周期が正常化する

いつまでも経血が子宮の中に残っていることがなく、子宮の働きも良くなっていきますので、生理の周期も安定してきます。

特に、

  • 生理不順
  • 生理痛がひどい

という人は、経血コントロールを身につけることで、自然な生理周期に近づいていくでしょう。

妊娠しやすい身体になる

生理周期が整ってくるということは、当然排卵日が分かりやすくなる、ということです。妊娠を望む人にとっては嬉しいですよね。

健康な卵子は健康な身体から生まれてきますし、子宮の機能が高まっていれば妊娠しやすい身体になっています。

妊活中の方にはぜひ経血コントロールを覚えてもらい、子宮の状態もより良いものに近づけて欲しいと思います。

漏れるのでは?という不安から解消される

生理2日目は多い日用のナプキンを使っている方も多いでしょう。量が多い人は漏れたら大変、と仕事中でも落ち着かないのではないでしょうか。

うっかり力を緩めた時にドバッと経血が出る不快感と不安。

その度にトイレに駆けこむのも大変ですが、経血をコントロール出来るようになれば、トイレの時にまとめて出してしまうので、漏れるのでは?という不安からも解放されます。

濡れたナプキンを当てている不快感から解放される

さらっとした肌触りのナプキンが増えているとはいえ、高分子ポリマーで経血を固めていますから、濡れて冷たいので不快なんですよね。特に多い日にはこまめに変えたくなります。

でも、経血を上手にコントロールできるようになると、ナプキンに出る経血の量は激減しますから、そんな不快感からも解放されるんです。

多い日でも、ナプキンをいくつも持ち歩く必要がないので、荷物も軽くなりますね。

骨盤底筋を鍛えて尿漏れも改善

経血コントロールをするために、膣の周りの筋肉を鍛える必要があるのですが、その副次的な効果として、尿漏れを改善できるというメリットがあります。

尿漏れは、以前は出産を経験した中年以降の女性に多い症状とされていましたが、最近では30代でも悩んでいる方が少なくありません。

早ければ10代でも起こり、出産経験がない人でも悩んでいる方が増えています。

経血コントロールを覚えて骨盤低筋を鍛えることで、尿漏れの改善効果が期待できます。

経血はコントロールできる!

経血コントロールは、ただ経穴を垂れ流すのではなく、「意識して出す」ということ。

昔の着物を来ていた時代の女性たちは皆出来ていましたから、私たちにもできるはず!

経血コントロールには3つのポイントがあります。

  • 膣を引き締める
  • 経穴を出し切る
  • 子宮を柔らかく保つ

です。

これを、順を追って説明しましょう。

膣を引き締める方法

子宮の動きは自分の意思でコントロールすることは出来ないので、経血を子宮の中に溜めておくことは出来ません。

経血を垂れ流すのではなく、膣口のところで止めているイメージです。

お腹ではなく、膣に力を入れる

経血を止める、というとお腹に力を入れたくなりますが、そうではありません。お腹にいらない力を入れると子宮まで緊張してしまいますから、それはNGです。

お腹ではなく、膣と肛門を引き締めるイメージで力を入れて下さい。

常にきゅっと引き締めているようにします。お腹まで力が入っていないか、さわって確かめてみてください。

骨盤底筋を鍛えるエクササイズ

普段力を入れていないことも多く、なかなか鍛えにくい筋肉ですが、毎日のちょっとしたトレーニングで鍛えることが出来るんですよ。

出産経験のある方は特にゆるみやすいので、毎日少しずつ鍛えていきましょう。

◆骨盤底筋トレーニングその1
立っていても座っていても出来ます。

  1. 背筋を伸ばして立ちます(もしくは椅子に座ります)。
  2. ゆっくりと息を吸いながら肛門を引き締めて10秒静止します。
  3. ゆっくり力を抜いて5秒ゆるめます。

これを10回1セットからスタートして、目標は10セットできるようにしましょう。

骨盤底筋を鍛えるエクササイズ 07261

◆骨盤底筋トレーニングその2
毎朝トイレで出来る方法です。朝一番は尿の量が最も多い時間ですが、勢い良く尿を出した後、途中で止めます。

骨盤底筋がゆるんでいるとなかなか尿が止まりませんが、トレーニングを重ねていくと、一瞬で止められるようになります。

トイレで経穴を出し切る方法

最初はうまく出来ないかもしれませんが、「出す」感覚を掴めば段々上手にできるようになります。

慣れるまでは1時間に1度くらいトイレに行って練習してみてください。

お腹に力は入れない!

リラックスするのがポイントです。出す、というと思い切りお腹に力を入れたくなりますが、リラックスしている方が子宮が柔らかく、スムーズに経血を出すことが出来ます。

実はこれ、便や尿と同じで、力んで無理してもなかなか出ないんです。リラックスして筋肉の緊張をゆるめることで中のものを押し出しやすくなるのです。

子宮に意識を集中させる

引き締めていた膣をゆるめて、ゆっくり経血を出していきましょう。子宮から中身が出ていくことに意識を集中させてください。最後に腹圧をかけて出し切ります。

出来れば和式トイレがおすすめ

今は探すのが難しいかもしれませんが、和式トイレでの姿勢の方が経血は出しやすいのです。

それはしゃがんだ姿勢の方が膣周りの筋肉をしっかり使うことが出来るからです。昔の人はしゃがむという姿勢で、無意識のうちに経血コントロールが出来ていたともいわれています。

和式のトイレはだいぶ少なくなっていますが、もし見つけたら「出し切るチャンス!」とばかり、積極的に利用してみましょう。

子宮を柔らかくする方法

経血を出しやすくするためには子宮が柔らかくなっていることが大切です。

子宮が硬いとなかなか中身をスムーズに押し出すことが出来なくて、生理痛の原因にもなるので、マッサージなどをして子宮を柔らかく保っていきましょう。

おっぱいマッサージで子宮を柔らかく

おっぱいの柔らかさと子宮の柔らかさは深い関わりがあります。生理のトラブルが多い人は胸が硬かったり、張りやすかったりします。

毎日おっぱいマッサージをすることで女性ホルモンが正常に分泌されて柔らかい子宮を作るのです。

  1. 左手で右の胸を円を描くようにしてさすります。
  2. 同様に反対側も行います。

目安は片方1分くらい。

胸が温まってきたなと感じるまでやってみてください。

おっぱいマッサージで子宮を柔らかく07262

寝る前に子宮のマッサージをする

生理痛がひどい人は、お腹が冷えていて子宮も硬くなっていませんか。しっかりマッサージして柔らかくしていきましょう。

◆子宮マッサージの方法

  1. 床またはベッドに横になります。
  2. 子宮の周辺を優しくマッサージします。

これだけです。簡単でしょう?お腹が温かくなるまで2〜3分、リラックスしながらやってみてください。

子宮マッサージ07261

椅子に座ったままでも出来ますが、横になった方がやりやすいと思います。

寝る前の習慣にしてみるといいかもしれないですね。

骨盤体操で子宮の働きを高める

骨盤が歪んでいたり動きが悪くなっていると、それが子宮にも影響して子宮の働きも弱まってしまうのです。骨盤を柔軟にして子宮の働きを高めていきましょう。

  1. 四つん這いになり、手足が床と90度になるようにします。
  2. 息をゆっくり鼻から吸いながらお腹を真上に引き上げるようにします。約10秒。
  3. 次に口からゆっくり息を吐きながらお腹を下げます。これも10秒。
  4. これを10回繰り返しましょう。

骨盤の動きが悪くなっているとその中にある子宮も緊張して硬くなってしまいます。

骨盤体操で子宮の働きを高める07264

それが生理痛や生理不順などのトラブルの原因にもなるので、子宮を柔らかく保つために、骨盤体操を毎日やってみてください。

子宮が温まるリラックス体操

寝る前に是非やってみて欲しい体操です。子宮が温まり、生理不順の改善にも効果が期待できます。

  1. 仰向けに寝て力を抜きます。
  2. 両手を頭の上に伸ばし、全身を気持ちよく伸ばします。これを3回繰り返します。
  3. 左脚を曲げて右に太ももの付け根に左足を乗せます。ここで30秒静止。股関節が伸びているのを感じてください。
  4. 反対側も同様に行います。

身体を伸ばした時には脇腹が伸びていることを意識してみてください。脚を曲げた時にはやりづらいなと感じる方があると思いますが、そちら側をもう1度やるとより効果的です。

子宮が温まるリラックス体操07265

股関節も固まりやすいところですが、子宮や卵巣は股関節の近くにあるので、ここをほぐして柔らかくすることで子宮や卵巣も温まりやすくなるのです。

お灸で温めて血行を良くする

血行を良くするということは経血を出しやすくすることにもつながりますし、お腹を温めることで全身の血行が良くなります。

◆子宮を温めるツボ<関元>
おへそから指4本分下にあります。ここにお灸をおいて温めると子宮が温まると同時に、生理痛の緩和などにも効果があります。

今は火を使わない、貼るだけのお灸もありますから是非試してみてください。

関元1031-8

1日20分以上歩くこと

ウォーキングも子宮を温めて柔らかくする効果があります。歩くことで骨盤や股関節も柔軟になり、子宮に適度な刺激が伝わります。

ダイエット目的のウォーキングではないので、脚の動きを意識してゆっくり歩きましょう。

経血をコントロールしやすくする方法

昔の人が経血を難なくコントロールできていたのは、着物を着ていたことと、和式の生活だったこと、これが大きなポイントです。

ですから、「着物の生活」をイメージすると、経血をコントロールしやすくなるんですよ。

歩幅を小さく、すり足のように歩く

ダイエットには大股で颯爽と歩くといい、といわれていますが、生理期間中はちょっとおしとやかに過ごしましょう。

着物を着ているときのように、すり足ぎみで歩幅は小さめにゆっくり歩きましょう。

歩幅を小さく、すり足のように歩く 07266

経血を垂れ流さないために脚を広げない

生理中に膣を引き締めておきたいので、くれぐれもあぐらをかいて座ったりすることのないようにしましょう。

脚を広げれば膣が開いてしまいますから、その状態で引き締めておくのも難しいですよね。

椅子に座る時には膝をつけて脚を閉じておきましょう。太もものダイエットにもいいですしね。床に座る時には正座できちんと座ります。

経血を垂れ流さないために脚を広げない07267

姿勢を良くすることを心がける

やってみるとわかりますが、猫背になると子宮を圧迫します。

その姿勢では膣も締めにくいので、立っているときも座っているときも、背筋を伸ばしてよい姿勢を保つことを心がけてください。

いい姿勢0404-2

布ナプキンを使うのがおすすめ!

使い捨ての紙ナプキンは薬剤などが使われているので、身体を冷やしてしまいます。

中に入っている高分子ポリマーは熱を下げるための冷えピタなどと同じ。あれを大事なところに当てているんですから、身体にいいわけないんです。

身体が冷えれば子宮周りの血行が悪くなり、経血が出にくくなったり、生理痛がひどくなったり、いいことありません。

紙ナプキンはその「サラッと感」のおかげで、経血を垂れ流していることが分かりにくいので、布ナプキンの方が経血を意識しやすくなります。出てる、という感覚が分かりやすいです。

使ってみればわかりますが、布ナプキンてあったかいんですよ。

布ナプキンは漏れる、と思うかもしれませんがそんなことはありませんよ。肌がかゆくなることもなく、快適なんです。

経血コントロールの第一歩として、まずはナプキンの素材を変えてみませんか。

布ナプキンを使うことで子宮や経血を意識することにもつながり、結果として生理痛が軽くなったり、生理の不快感からも解放されている女性が多いようです。

経血コントロールのデメリット

いいことづくめのように思える経血コントロールですが、デメリットはないのでしょうか。

子宮内に細菌が繁殖する

経血コントロールをすると必ずこうなる、というわけではありませんが、垂れ流しているよりも経血が膣周辺にたまっている状態なので、その中に含まれる細菌が繁殖するのでは、と主張する医師もいます。

子宮内膜症の原因になる可能性

子宮内膜症の原因は一つではなく、様々な要因が重なっていることが多いですが、その一つそして経血が逆流して子宮内に定着することという見方があります。

経血を意識して出さないことで、子宮内膜症の原因になるのではないかという考えもあることを覚えておきましょう。

総じてメリットの方が多い

とはいえ、これはあくまでも可能性の話で、はっきりと「経血コントロールで病気になった」という症例がある、というわけではありません。

生理自体が短くなることで婦人科系の病気を引き起こす可能性は低くなるのですし、総じてメリットの方が多いと思われます。

経血コントロールで快適な1週間を!

生理は不快なもの、と思っている女性が大半だと思います。でも自分次第でそれを快適なものに変えていけるんです。

上手にできるようになると、ナプキンもほとんど汚れなくなるんですよ。そして、これは女性なら誰でも出来るようになる方法です。

辛い、痛い、なんでこんなものがあるの?と思って過ごすよりも、身体のデトックスが出来る!と毎月の楽しみになったらいいと思いませんか。

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ライター:奈南有花

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