転職エージェントとは、 転職を希望する人と採用する企業の間に立ち、転職活動に関わるサポートをするサービスです。
転職エージェントのひとつであるパソナキャリアは、これまでに46万人を超える転職実績があります。
また、非公開求人が豊富で女性の転職にも力を入れているといった特徴もあります。
本記事ではパソナキャリアのメリットやデメリットをチェックするとともに、会社情報やよくある質問について解説していきます。
・パソナキャリアのメリット6つ
・パソナキャリアの注意点
・パソナキャリアの登録から内定までの流れ
・パソナキャリア利用者のよくある質問集
・パソナキャリアの会社情報
・転職エージェントの複数登録がおすすめの理由とは
・パソナキャリアがおすすめな方
パソナキャリアのメリット6つ
パソナキャリアのメリットを6つ紹介します。
- 1.非公開求人が多い(年収400万円以上の求人多数)
- 2.キャリアアドバイザーが優秀
- 3.女性活躍推進コンサルティングチーム
- 4.拠点が多い
- 5.オンラインの転職セミナー・転職相談会
- 6.スカウトサービスがある
それぞれ詳しく見ていきましょう。
1.非公開求人が多い(年収400万円以上の求人多数)
パソナキャリアは求人の約80%が非公開求人です。
インターネット上や情報誌など一般には公開されていない求人のこと。 転職エージェントによって保有している非公開求人は異なり、「独占案件」「独占求人案件」とも呼ばれます。 非公開求人の中には条件がよい求人情報、各企業の極秘採用案件といったものがあります。
非公開求人とする目的は、「大手企業や優良企業が応募の殺到を避けるため」「通常募集では間に合わない急募の求人のため」「極秘の重要な仕事に関連する人材を募集するため」などがあります。
非公開求人には条件のよいものも多いため、あなたの希望条件に合った求人を見つけられるでしょう。
2.コンサルタントが優秀
パソナキャリアのキャリアアドバイザーは、転職者ごとに1人つくので、転職活動をしっかしサポートしてくれます。
パソナキャリアの大きな特徴は、「認定シニアコンサルタント」と呼ばれる独自の認定制度を設けている点です。
転職コンサルタントは、次のサポートをします。
転職コンサルタントのサポート内容
- 求人紹介
- 書類添削
- 面接対策
- 企業との調整・交渉
- 退職交渉
また、転職コンサルタントは、次のような業界・職種・地域の専門知識やノウハウを持っています。
専門にしている業界・職種・地域の例
- IT・Web業界
- モノづくり業界
- メディカル業界
- 金融業界
- コンサルティング業界
- 販売・流通・サービス業界
- 営業職
- 管理部門
- エグゼクティブ
- 東海エリア
- 関西エリア
首都圏限定・管理部門向けに限られますが、転職アドバイザーの「逆指名サービス」も利用できます。
さらに、パソナキャリアの転職コンサルタントは交渉力に定評があり、67.1%の人が年収アップした実績があるのも魅力です。
3.女性活躍推進コンサルティングチームがある
パソナキャリアでは、2016年3月に「女性活躍推進コンサルティングチーム」が発足されました。コンサルティングチームは、主に女性の転職支援を行います。
働く女性を支援し続けてきたパソナキャリアでは、女性の転職に数多く関わってきた実績・ノウハウがあります。
転職までのサポートだけでなく、入社後の長期キャリア形成のために管理職女性によるセミナーを開催して、転職後のフォローアップもしています。
4.全国に支店が多い
パソナキャリアは東名阪を中心に、全国に支店があります。
全国どこに住んでいる方でも、安心してサービスが利用できます。
面談会場は全国6か所あり、最寄り会場での面談だけでなく、電話での面談も可能です。
5.オンラインでの転職セミナー・転職相談会を開催
パソナキャリアでは、東京・大阪・名古屋など全国で無料の転職セミナー・転職相談会を開催しています。
転職セミナー・相談会の例
- はじめて転職を考えている方向け
- 転職のタイミングや業界動向を知りたい方向け
- 今後のキャリアについて悩んでいる方向け
- 転職活動に悩んでいる方向け
- キャリアを考える女性の方向け
現在は新型コロナウイルス感染対策のため、オンラインでの開催が中心で、自宅から気軽に参加できます。
さまざまな状況に適した転職セミナーや相談会が開催されているので、あなたの希望に合ったものを選ぶとよいでしょう。
6.スカウトサービスで効率よく転職活動ができる
パソナキャリアには、「スカウトサービス」があります。
スカウトサービスに登録することで、希望の求人がパソナキャリアに入り次第、転職希望者に連絡が入ります。
スカウトサービスを利用するメリットとしては、次の点が挙げられます。
- 求人を探す必要がない
- 非公開求人の中からも探してもらえる
- 転職希望者の市場価値を把握できる
- 転職コンサルタントによるサポートが受けられる
無料で利用できるので、ぜひ活用しましょう。
パソナキャリアの注意点
パソナキャリアには注意点があるので、利用する前に一度確認しておきましょう。
1.転職コンサルタントの対応にバラつきがある
パソナキャリアはアドバイザーの手厚いサポートが魅力ではありますが、担当者によってサービスの質に差がある場合があります。
アドバイザーによって性格や考え方がさまざまなので、相性のよいアドバイザーに最初から担当してもらえるとは限りません。
コンサルタントと合わない場合は、メールや電話で早めに担当者の変更をお願いしましょう。
2.紹介できる求人がない場合がある
現在の年収や希望する条件によっては、紹介できる求人がないと断られてしまうケースがあります。
求人が紹介できないのは、次の理由が考えられます。
- キャリアが足りていない
- 転職回数が多い、頻繁に転職を繰り返している
- 経歴が特殊である
パソナキャリアに断られてしまった場合は、他の転職エージェントに登録してみるとよいでしょう。
3.求人が(相対的に)少ない
パソナキャリアの口コミでは、求人数が他社と比較すると少ないというコメントが見られます。
公開求人数は約39,000件(2022年1月21日時点)、非公開求人もあるので、圧倒的に求人数が少ないわけではありません。
しかし、求人数の多い転職エージェントと比較すると、物足りなく感じるでしょう。
公開求人数の比較(非公開求人は含まない)
リクルートエージェント | 約160,000件 |
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doda | 約120,000件 |
パソナキャリア | 約40,000件 |
※2021年1月時点
求人数が少ないと感じる場合は、他の転職エージェントや転職サイトとの併用がおすすめです。
パソナキャリアの登録から内定までの流れ
パソナキャリアを登録して内定をもらうまでの流れは、次の6ステップです。
- STEP1:登録
- STEP2:キャリアカウンセリング
- STEP3:転職情報提供
- STEP4:企業への推薦
- STEP5:面接・内定・入社
- STEP6:入社後のサポ―ト
それぞれのステップについて、詳細を紹介します。
STEP1:登録
まずはこちらのボタンからパソナキャリアの公式ホームページにいきましょう。
登録の際に必要となる情報
- 希望の転職時期
- メールアドレス
- 氏名・フリガナ
- 生年月日
- 性別
- 住所
- 電話番号
- 入力方法(履歴書・職務経歴書アップロードor入力)
- 経験業種
- 経験職種
- マネジメント経験
- 現在の年収
- 希望勤務地
キャリアコンサルタントは、登録内容を参考に求人のマッチングを行います。
STEP2:キャリアカウンセリング
登録後1週間ほどで、パソナキャリアから電話またはメールで連絡が来ます。
転職コンサルタントとのキャリアカウンセリングは、パソナの支店での対面面談または電話面談で実施します。
あなたのスキル・経験・転職先への希望を客観的に分析し、最適な転職プランを提案してもらえます。
また、キャリアカウンセリングでは次のアドバイスも行います。
- 経験の棚卸・希望の整理
- 転職の時期や転職した方がよいかどうかについて
- 履歴書、職務経歴書の作成アドバイス
今すぐ転職するわけではなくても、今後のキャリアに不安を感じている方は一度キャリアカウンセリングを受けることをおすすめします。
STEP3:求人情報の提供
パソナキャリアしか持っていない求人も含めて、転職希望者の適性が考慮された求人の情報が提供されます。
また、求人情報だけでは見えない業界での立ち位置、職場の雰囲気、求める人物像といった情報も得られます。
STEP4:企業への推薦
応募したい企業を選んだら、転職コンサルタントに伝えましょう。
パソナキャリアからの推薦として、企業に応募ができます。
面接日程の調整や、職務経歴書の書き方や面接についてのアドバイスも行います。
STEP5:面接・内定・入社
パソナキャリアでは、事前の面接対策だけでなく、企業からのフィードバックを受けられます。
面接で不採用だった場合に、企業から不採用理由のフィードバックを受けることで、次の面接へ活かせます。
内定が決まれば、年収交渉も転職コンサルタントが代行します。
また、現職の円満退職に向けての相談もできます。退職を伝えるタイミング・引き留められない方法など、退職関係で不安がある方は相談してみましょう。
STEP6:入社後のサポ―ト
パソナキャリアでは、転職後・入社後に生じた悩みについてもメールや電話で相談に乗ってもらえます。
パソナキャリア利用者のよくある質問集
パソナキャリアを利用する際のよくある質問を集めてみました。
パソナキャリアで登録を断られた人はいる?
これまでの職歴やスキル、希望する条件によっては、求人の紹介ができない場合があります。
場合によっては、「求人を紹介してもらえない可能性がある」ことを認識しておきましょう。
地方に住んでいても登録できる?
パソナキャリアは47都道府県に拠点があるため、都市部から離れている地方に住んでいてもサービスを利用できます。
キャリアカウンセリングは夜でも受けられる?
キャリアカウンセリングは、次の時間に実施しています。
- 平日10:00~21:00
- 土曜日10:00~18:00
服装は自由なため、仕事が終わった後や外出のついでに受けられます。
また、面接の際に着る予定の服装で行くと、服装についてのアドバイスも聞けます。
キャリアカウンセリングの会場が遠い場合はどうすればよい?
来社でのキャリアカウンセリングが難しい場合は、電話やWeb会議システムを用いた面談も行っています。
また、コロナウイルス感染拡大防止のために、2022年1月23日時点ではすべての面談を電話・Web会議システムで行っています。
状況によって変更となる場合があるため、公式ホームページをチェックしましょう。
複数社に応募はできる?
希望条件と合う企業が複数あれば、複数社を同時に応募できます。
書類提出日・面接日程などの採用スケジュールは、パソナキャリアが代行・調整してくれるので安心です。
パソナとパソナキャリアは何が違うの?
パソナでは人材派遣サービスをメインに提供しています。転職希望者には、派遣の求人が紹介されます。
反対に、パソナキャリアは転職支援サービスを行っており、求人企業による直接雇用が行われます。
パソナキャリアの退会方法は?
パソナキャリアを退会したい場合は、登録完了時に送信されたメール宛に退会したい旨を記載・送信すれば手続き完了です。
メールを送る際は、次の情報を記載しましょう。
- サービスを終了したい旨
- 名前(フルネーム)
- 生年月日
また、担当の転職コンサルタントに退会したいことを伝えても大丈夫です。
パソナキャリアの会社情報
カウンセリング会場 | 東京本部、大阪支店、名古屋支店、静岡支店、広島支店、福岡支店 |
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求人数 | 公開求人約39,000件(2022年1月21日時点) 非公開求人あり |
利用料 | 無料 |
運営会社 | 株式会社パソナ |
スカウトサービス | あり |
転職エージェントの複数登録がおすすめの理由とは
転職エージェントは1つに絞るのではなく、複数登録して転職活動を進めていくのが効率的です。
複数の転職エージェントに登録するメリットは、より多くの非公開求人と出会える点や、相性の良いキャリアアドバイザーと出会える点、客観的に自分のキャリアを見てもらえる点などがあります。
パソナキャリアと同じ、総合転職向けの転職エージェント
転職エージェント | 特徴 |
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リクルートエージェント | ・求人数・非公開求人数が多い ・幅広い業界、職種、地域に対応 ・独自サービスが利用できる ・キャリアアドバイザーによる手厚いサポート |
doda(デューダ) | ・求人件数が多く特にエンジニア系求人が充実 (非公開求人もあり) ・書類作成ツールや診断ツールが充実 ・転職サイトと転職エージェント2つの機能を選択・利用可能 ・キャリアアドバイザーによる手厚いサポート |
マイナビエージェント | ・業界ごとに専任のキャリアアドバイザー ・企業の人事担当者とやり取りするアドバイザーが在籍 ・転職サポートが無期限で利用可能 ・非公開求人が多く営業、IT・Web、金融など幅広い業界に強い |
type転職エージェント | ・首都圏の転職支援に強い ・ITエンジニアの転職支援に強い(未経験者向け求人もあり) ・各分野に精通したキャリアアドバイザーによる丁寧な転職支援 ・好待遇案件の非公開求人が豊富 |
総合転職向け以外にも、転職サイト・エージェントは多くあります。興味がある方は、ぜひこちらのランキング記事もチェックしてください。
パソナキャリアがおすすめな方
- 初めて転職する方
- キャリアアドバイザーの手厚いサポートが欲しい方
- スカウトサービスを利用したい方
- 年収をアップさせたい方
- 地方の企業も検討している方
パソナキャリアは女性活躍推進コンサルティングチームや女性の転職特集などがあり、女性の転職に力を入れている転職エージェントなので、特に女性におすすめです。
また、パソナキャリアは高品質で手厚いキャリアアドバイザーのサポートが受けられるので、初めて転職する方や、求人検索から面接・書類作成・採用までのサポートを希望する方にもおすすめできます。
パソナキャリアは非公開求人も多く、多くの業界・業種に対応しています。あなたの希望に合う転職先を見つけるため、ぜひ登録を検討してみましょう。
<参考サイト>
パソナキャリア 公式ホームページ
リクルートエージェント 公式ホームページ
doda 公式ホームページ
マイナビエージェント 公式ホームページ
type転職エージェント 公式ホームページ