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ミネラルウォーターの選び方。目的によって硬水・軟水の使い分けを!

Date:2016.08.09

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近年では日本でも、“水を買う”ということが常識になってきました。それに伴い、販売されるミネラルウォーターの種類も多くなりました。

しかし、それらのミネラルウォーターが「どう違うのか、何がいいのか」がわからなくて、「なんとなく」で買うものを決めている人が多いと思います。

実はミネラルウォーターは、種類によって料理がより美味しくなるものやその時の体調に合ったものがあります。

それぞれのミネラルウォーターの特徴と効果的な使い分けをご紹介します。


販売されている銘柄は約1000!ミネラルウォーターの種類

“ミネラルウォーター”として販売されているものは、現在約1000銘柄もあると言います。それらのミネラルウォーターは、水源と処理方法によって4つの種類に分けられます。

ナチュラルウォーター
原水…特定の水源から採取された地下水
処理方法…沈殿、ろ過、加熱殺菌に限る
ナチュラルミネラルウォーター
原水…ミネラルを含む地下水
処理方法…沈殿、ろ過、加熱殺菌に限る
ミネラルウォーター
原水…ミネラルを含む地下水
処理方法…沈殿、ろ過、加熱処理の他にオゾン殺菌、紫外線殺菌、ミネラルの調整、ばっ気、複数のナチュラルミネラルウォーター混合などをしているもの
ボトルドウォーター(飲用水)
原水…地下水以外、または地下水の成分を大きむ変化させたもの
処理方法…制限なし

日本のミネラルウォーターは、「容器入り飲用水」をミネラルウォーター類としているので、ミネラルを含んでいるものも含んでいないものも“ミネラルウォーター”として出回っています。

また、ボトルドウォーターのように水道水を容器に詰めたものもミネラルウォーターとして販売されています。

ちなみに、“天然水”や“自然”と表記されているミネラルウォーターは、殺菌処理をされたナチュラルウォーターとナチュラルミネラルウォーターです。

ミネラルウォーターに含まれるミネラルの特徴

ミネラルは人の身体に必要な栄養素の一つで、いくつか種類がありますが、ミネラルウォーターに含まれている主なミネラルは下記の4つです。

カルシウム
骨や歯を丈夫にしたり、血液状態を正常し肉の収縮を促す働きがあります。
マグネシウム
カルシウムのサポートや血流を整える働きがあり、ストレスに対抗する作用もあります。
ナトリウム
体液調節をしたり、神経や筋肉の働きを保つ働きがあります。
カリウム
体液や血圧の調整 細胞機能の維持に必要なミネラルです。

カルシウムとマグネシウム、ナトリウムとカリウムはそれぞれがバランスを取りながら健康を維持しています。

硬度の高いミネラルウォーターは、これらのミネラルの濃度が高いので水分補給だけでなくミネラル補給としても効果的です。

美味しさの違いはミネラルのバランス!美味しい水とは

ミネラルウォーターには味がないはずなのに、美味しいと感じたり飲みにくいと感じるものがあります。

その違いは、含まれているミネラルのバランスの違いによるものです。ミネラルの量によって感じる特徴は下記の通りです。

  • カルシウム…適度だと喉ごしの良さ、多いと舌に重い
  • マグネシウム…少ないと甘く感じる、多いと苦みを感じる
  • 塩化ナトリウム…多いと塩辛い
  • 硫酸ナトリウム…渋みを感じる

軟水はこれらのミネラルの濃度が低いので、口当たりが柔らかく飲みやすいです。

特に日本は軟水の方が多くなじみがあるので、飲みなれないミネラルの多い硬水は癖があって飲みにくいと感じることが多いです。

しかし、硬水でもミネラルのバランスのいいものは飲みやすく美味しいと感じます。人によってそのバランスは違うので、自分の好みに合う硬水を探してみてください。

何を選ぶかは「硬度」がポイント!硬水と軟水の違いと特徴

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水の違いといえば「硬水」と「軟水」があることは多くの人が知っていると思います。

硬度は、水に含まれるカルシウムとマグネシウムの総量から算出される指標です。
単純にミネラル分を足せば良いということではなく、以下によって計算されます。
※簡易換算式 硬度=(Ca×2.5+Mg×4),単位mg/L
カルシウムイオンとマグネシウムイオンの量を、これに対応する炭酸カルシウム量(mg/L)に換算しています。
ただし、硬度の計算方法は国によって異なっています。

硬水と軟水との違いは、水に含まれるカルシウムとマグネシウムの濃度の違です。カルシウムとマグネシウムの濃度が高いものを“硬水”といい、逆に濃度の低いものを“軟水”といいます。

この濃度を「硬度」といい、硬度が100以下のものを軟水、101~300のものを中硬水、301以上のものを硬水といいます。

軟水の特徴!ミネラルが少ない軟水は日本料理向け!

軟水はミネラルの濃度が低いため、癖がなく飲みやすいミネラルウォーターです。ただ、軟水の特徴はその飲みやすさだけではありません。

軟水は素材の香りやうま味を引き出す作用があるため、素材の風味を生かした和食に適した水なのです。

ミネラルの多い硬水は栄養が豊富でいいように感じますが、ミネラルウォーターに含まれるカルシウムは素材を固くする働きがあるため、カルシウムを多く含む硬水でご飯を炊くと、ご飯が固くなりパラパラとしたご飯になってしまいます。

また、ミネラルの多い硬水は料理の味や栄養バランスを変えてしまったりするので、赤ちゃんのミルクを作る際にも軟水を使用しましょう。

硬水の特徴!ミネラル補給や便秘解消に効果的!

硬水はミネラルが豊富なので、ミネラル補給に適しています。

ダイエット中などでミネラルが不足しがちな時には、軟水よりも硬水を選ぶといいでしょう。また、硬水に多く含まれるマグネシウムは便秘解消にも効果的です。

マグネシウムは大腸の中で水分調整をして、水分が少なくて停滞してしまっている便に水分を含ませ排泄を促します。

しかし、硬度の高すぎるミネラルウォーターを飲んで腸内の水分量が増えすぎると、下痢のような症状を起こしてしまうことがあります。

硬水が体に合わない人もいるので、合わないと思う人は無理に飲まないようにしましょう。

ミネラルが豊富な硬水は料理には不向きです。ミネラルが味に影響を与えてしまうので思うような味が出しにくくなる上に、食品を固くしてしまうのでご飯を炊くとぱさぱさになってしまいます。

中硬水の特徴!軟水と硬水の特徴をうまく使う

軟水は食材のうま味を引き出すので料理に向いていますが、うま味だけでなく肉の臭みまで抽出してしまいます。

そこでおすすめなのが、硬度が中硬水です。中硬水は素材のうま味を引き出し、素材の型崩れも抑えてくれます。

また肉を柔らかくして臭みを抑える働きもあるので、肉の煮込む料理にも向いています。

具体的には、素材の歯ごたえや形を残したい鍋料理や肉を煮込んで作るカレーやシチューなどです。

海外のミネラルウォーターと日本のミネラルウォーターの違い

現在日本で販売されている約1000銘柄あるミネラルウォーターのうち、2割は海外のミネラルウォーターです。

日本でもミネラルウォーターが一般家庭に浸透してきましたが、海外では日本ほど水道水の品質が安定していない国が多く、それらの国では「水を買う」ということが当たり前でした。

海外のミネラルウォーターと日本のミネラルウォーターにはいくつか違いがありますが、主な違いは殺菌方法です。

海外の中でも、ミネラルウォーターの基準が特に厳しいのがヨーロッパです。

ミネラルウォーターの先進国であるヨーロッパのナチュラルミネラルウォーターは、採水地周辺の環境保護の義務化やミネラル分の基準値が設定されており、人為的な殺菌・減菌処理も禁止されています。

ヨーロッパのナチュラルミネラルウォーターは安全性だけでなく、飲み続けることで健康にいい効果があることが証明されていることも条件の一つとされています。

国産のミネラルウォーターにも、水源周辺の環境保護に力を入れているものや最低限の殺菌処理だけでボトリングしているものも沢山あります。

ですが、殺菌処理がされていない水はヨーロッパのナチュラルミネラルウォーターだけです。

健康効果が認められている水!水を使った水治療とは

ヨーロッパのナチュラルミネラルウォーターには医学的効能があり、ナチュラルミネラルウォーターの医学的効能を下記の12項目に分けて認定を行っています。

ナチュラルミネラルウォーターの医学的効能

  • 消化器系疾患
  • リウマチ
  • 腎臓・泌尿器
  • 口腔舌粘膜
  • 皮膚
  • 心因性疾患
  • 神経系
  • 静脈血栓
  • 心臓・動脈
  • 小児病・発育不全
  • 呼吸器系疾患
  • 婦人病

特にフランスでは“テルマリズム”というナチュラルミネラルウォーターを使った水治療が進んでいて、ナチュラルミネラルウォーターの水源の周辺には、水治療を行うテルマリズムセンターが併設されている所が100箇所以上あります。

そこでは、ミネラルウォーターを飲用や入浴に利用して治療が行われています。

日本でも有名なフランスのナチュラルミネラルウォーター

  • コントレックス…腎臓と泌尿器疾患に対して効能あり
  • ヴィッテル…腎臓結石やリウマチに対して効能あり
  • エビアン…消化器系疾患とリウマチに効果あり
  • アベンヌ…皮膚疾患に効果あり

特にコントレックスは日本でも便秘解消のミネラルウォーターとして有名で、美容目的に飲用している人が多いのではないでしょうか。

また、アベンヌは日本では化粧水として有名で使っている人も多いでしょう。こういった効能がきちんと証明されているという点も、日本のミネラルウォーターとの違いの一つです。

ただ飲めばいいわけではない!正しい水の飲み方

自分に合うミネラルウォーターが見つかったら、飲み方も見直してみましょう。

1日に必要な水分補給は1.5~2Lだと言われています。しかし、1度に大量の水分をとってもほとんどが身体に吸収されずに外に出てしまいます。

正しい水の飲み方

  • 1度にたくさん摂るのではなく、こまめに摂る
  • 冷たいものではなく常温以上のものを摂る

喉が渇いた時には一気飲みしたくなるかもしれませんが、コップ1杯(約200ml)をこまめに飲むようにしてください。

具体的な飲むタイミングは

  • 朝起きた時
  • 夜寝る前
  • 食事中
  • 運動前
  • 運動後
  • 入浴前
  • 入浴後

このように、コップ1杯(約200ml)だけでもタイミングを7~8回に分けて摂ることで1日に必要な水分を摂取することが出来ます。

また、暑いときには良く冷えたミネラルウォーターが美味しく感じるかもしれませんが、冷たい飲み物は体を冷やしてしまうので、なるべく常温以上のものを飲むようにしましょう。

体調に合わせて使い分け!ミネラルウォーターの使い分け

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水分補給として何気なくミネラルウォーターを飲んでいる人は、ミネラルウォーターの硬度を気にしてみたり含まれているミネラルに注目してみてください。

ミネラルウォーターの使い分け

  • ミネラル補給には硬水
  • ダイエット中には硬水
  • 便秘解消には硬水
  • ご飯を炊くには軟水
  • 和食には軟水
  • 肉の煮込み料理には中硬水
  • むくみにはカリウムの多いもの

もちろん飲みやすさで選ぶのもいいですが、美味しいと思うものが体にいいというわけではありません。

「美味しい水」か「健康にいい水」か、いつも飲んでいるミネラルウォーターがどんなミネラルウォーターなのかを知ってみてはどうでしょうか。

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