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すぐに涙が出る…涙もろい原因と泣いてはいけない場面を乗り切る方法

Date:2016.07.06

shutterstock_290172806あなたは、自分が涙もろくて困った経験はありますか?

「つらいことがあった翌日の仕事」
「家族の前で、心配をかけたくないとき」

など、“今は泣きたくない”と感じる場面で、どうしても泣いてしまう。それは、涙もろい人特有の悩みです。

涙もろいことは、決して悪いことではありません。本当は、泣きたいときは泣くのが一番、身体と心にいいのです。

でも、大人にはやはり“泣きたくない場面”があるもの。

今回は、そんなときに涙をこらえる方法や、人が涙もろくなる原因を調べてみました。

そもそも涙はどうして出るの?涙の出るメカニズム

人は泣きながら生まれてきます。赤ちゃんのときは、「泣くのが仕事」というくらい、涙は身近にありました。

人はなぜ、涙を流すのでしょうか?

大きく分けると3種類ある「涙」の性質

目から分泌される涙は、大きく分けると

  1. 基礎分泌
  2. 刺激性分泌
  3. 情動性分泌

の、3つのタイプに分かれます。

(1)基礎分泌
私たちの目からは、眼球や網膜などを守るため、じつは常に涙が流れ出ています。ごく微量なので、悲しいときの涙のようにこぼれたり溢れたりはしません。これが、基礎分泌です。

基礎分泌の涙は目の乾燥を防ぎ、潤すもの。また、まばたきとともにゴミやホコリなどの異物を外へ排出する役割も担っています。

(2)刺激性分泌
外部から刺激を受け、反射作用で流れる涙です。たとえば、タマネギを切ったときの涙。刺激物質への反応で、異物を目から排除しようと、比較的多量の涙が分泌されます。

大笑いしたときに出てくる涙も、この刺激性分泌だと言われています。

(3)情動性分泌
「悲しい」「嬉しい」など、感情が激しく動いたときに、自然と溢れてくる涙です。自分の感情だけではなく、映画やドラマなど感動的なものに触れたときにも流れてきます。

他の涙と違い、分泌をある程度コントロールできる人もいます。が、個人差があり、自分の意志では抑えられないことも非常に多いです。

「涙もろい」というときの涙は、情動性分泌の涙といっていいでしょう。

感情から流れる涙の仕組みは、まだ解明されていない?

強く感情が動いたときに出る、情動性分泌の涙。

じつは、こういったときになぜ涙が分泌されるのか、そのメカニズムはまだ科学的に解明されていないのです。

基礎分泌、刺激性分泌などの生理的に流れる涙は、動物も流します。ところが、感情の涙を流すのは、科学的には「人間だけ」なのだそうです。(ペットなどが流す涙は感情では?という気もしますが、あくまで科学的には、です)

人の感情が動いて涙に至る過程には、いくつか説があります。現在のところ、アメリカの生化学者・フレイ博士の説が有力です。

それは、「(情動性の涙は)ストレスで生じた有害な化学物質を、体外へ排出するために流れるのではないか」というものです。

ストレス物質を体外へ排出し、快楽物質を分泌する涙

感極まる、という表現がありますが、強い感情は、プラスであろうとマイナスであろうと、脳にとってはストレスとして感知されます。

自分の体験でも、他人の話でも、

  • 悲しい
  • 嬉しい
  • 腹が立つ
  • 悔しい
  • せつない
  • やるせない

などなど……、強い感情を抱いたときには、身体にストレス反応が起きます。

このとき、ストレス反応の一つとして、

  • 脳から分泌されるホルモン「プロラクチン」
  • 副腎皮質ホルモン「コルチゾール」
  • 副腎皮質刺激ホルモン「ACTH」

などのホルモンが大量に分泌されます。

これらのストレスホルモンが情動性の涙に溶け込んでいることから、フレイ博士らは「人体が、過剰に分泌されたストレスホルモンを涙と一緒に排出しているのではないか」と考えたのです。

また、一説によれば情動性の涙には、脳内モルヒネと呼ばれる快楽物質「エンドルフィン」も溶け込んでいるとのこと。

これらのホルモンや物質は、生理的な涙には含まれていません。

涙を流すと、自律神経が整う

また、情動性の涙を流すとき、自律神経の働きも整うことが分かっています。

自律神経とは、

  • 興奮や覚醒を促す「交感神経」
  • リラックスや安眠を促す「副交感神経」

の2つが、綱引きのようにバランスを取り合って成立しています。

強い感情を抱いているときには、興奮を促す交感神経が活発に働いています。そして感極まると、まぶたの奥の涙腺が刺激されて、情動性の涙が出てきます。

涙が流れ出ると、今度は副交感神経のスイッチがオンになります。泣いたあとスッキリしたり、脱力感が訪れたりするのは、副交感神経の働きです。

積み重なったストレスで自律神経のバランスが崩れても、この二段階のステップを踏むこと、つまり感動して泣くことにより、正常な働きを取り戻すことができます。

人はストレス物質を吐き出し、リラックスするために泣いている可能性が高いというのです。

人が「涙もろくなる」原因は色々、泣かないための対策は?

さて、涙もろい人のお悩みに戻りましょう。

情動性の涙のメカニズムは解明されていませんが、涙もろい人とそうでない人がいるのは、確かです。

また、もともとはそうでもない人が、年を重ねるにつれだんだん涙もろくなることもあります。

「この頃、涙もろくて……年のせいかな?」というようなフレーズは、よく聞きますよね。

でも調べていくと、涙もろさには「年のせい」だけではない、色々な原因があるようです。

原因1:人生経験を積んだことによる、成長

「年のせいで涙もろくて」と語る人のほとんどが、この要素を持っていると思われます。

  • 誰かの相談に乗っていて、共感して泣いた
  • 映画やドラマなどを見て、感動して泣いた
  • 音楽や絵など芸術作品に触れて、泣いた

これらは全て、大人ならではの共感の涙です。小さなこどもは、こういった理由で涙を流すことはほとんどありません。

自分のこと以外に心を動かされて泣けるのは、相手の話を自分の経験と重ね合わせることができるからです。

年を経て、色々な経験を積んで、あなたの心の引き出しが増えたためとも言えます。あなたが頑張ってきた証です。

また、自分と関係のないことでも自分のことのように考え、感じることができる、感受性の証でもあるでしょう。

【対策1】
この涙もろさは、あなたが人間的に深みを持っていることの表れです。恥ずかしいからといってこらえる必要はないと思います。

でも、どうしてもこらえなければならない場面では、後からご紹介する「涙をコントロールできる!目立たない仕草」を試してみてくださいね。

原因2:女性ホルモンの乱れによるもの

女性ホルモンには、感情を動かす作用があります。とくに女性の身体は、ホルモンによって体調や精神を左右されやすい作りになっています。

女性ホルモンのバランスが崩れ情緒が不安定になるのは、PMS(月経前症候群)、もしくは更年期障害などの場合に多く見られます。

涙もろさと同時に、

  • イライラして止まらない
  • 急に憂鬱な気分になる
  • 肌あれやニキビができる
  • 頭が痛い、重い
  • むくみ
  • のぼせ

などの症状が見られたら、女性ホルモンのバランスが崩れているかもしれません。

とくに、

  • 特定の時期にのみ、一時的に涙もろくなる
  • 月経2週間前〜月経中の間に、涙もろい時期がくる

などの自覚がある場合、PMSである可能性が高いといえます。

【対策2】
安心するためにも、医師の診察を受けましょう。婦人科がベストですが、抵抗があれば総合病院の内科などで診察を受けてみましょう。

PMSや更年期障害は、治療で嘘のようにスッキリするケースも多いです。晴れ晴れとした気分を手に入れれば、自然と泣く機会も減っていくでしょう。

原因3:精神的ストレスが溜まっている

忙しい現代人にとても多い理由です。

ストレスというのは、たとえ一つ一つが小さなことでも、重なれば脳に大きな負担をかけるもの。

溜まったストレスが正常な脳の働きを妨げ、小さな刺激を過剰に強いものとして受け取ってしまいます。その結果、本人も予測しないような場面で涙が出るようになるのです。

ストレスは、こまめに発散するのが一番!

  • 疲れたらこまめに休む
  • ぼんやりする時間をつくる
  • 好きなことに没頭する
  • カラオケなど大きな声を出す
  • 軽く身体を動かす習慣をつける
  • 愚痴が溜まってしまう前に、誰かにちょっと聞いてもらう

など、ストレスが小さいうちに発散する癖をつけましょう。

【対策3】
上記のようなストレス発散は、カンタンなことなのですが、意識しないと意外と忘れがちなものです。

忙しい人ほど、こまめに立ち止まって自分の心の状態を確認することが大切です。

原因4:身体に疲れが溜まっている

こちらも、忙しい人に多く見られる原因です。

オーバーワークで身体や脳が休めずにいると、無自覚でも脳の疲れは溜まってゆきます。とくに、

  • 残業が多く、仕事以外する時間がない
  • 眠る時間を削っている
  • 時間があっても眠れない、寝付きが悪い
  • 生活が不規則
  • 外食ばかり、流し込むように食べている

こういったビジネスパーソンは要注意です。

【対策4】
忙しい生活から涙もろくなるのは、相当疲れが溜まっています。上記「原因3:精神的ストレスが溜まっている」を参考に、一度立ち止まって休息をとりましょう。

とくに睡眠は大切です。涙もろいのは脳の作用。脳を休める必要があります。それには、睡眠しかありません。

睡眠時間をきちんと確保することで、必ず仕事の能率アップにも繋がります。

原因5:うつ病などの病気が潜んでいる

涙もろさが、うつ病の症状の一つである場合があります。

うつ病はボーダーラインの見極めがしづらく、また自覚もしづらい病気です。

自分が単に疲れているのか、病気であるかどうかの診断は、素人判断ではなく専門医にゆだねるべきですが、

  • 身体がだるく、疲れやすい
  • 気持ちの浮き沈みが激しい
  • 以前好きだったことに興味がわかない
  • 食欲がない
  • 騒音や光が非常に気になる
  • のどの奥にものがつかえている感じがして、飲み込みづらい

など、いくつかのうつ症状に心当たりがあれば、うつ病の可能性があります。

【対策5】
内科、心療内科、精神科、カウンセラーなどに一度相談してみましょう。

うつ病は治療で治る病気ですし、もし病気でなくても、少なくとも自分でほっとすることができます。

この「ほっとする」ことも、ストレス解消=涙もろさ解消のために必要な安心感です。

原因6:感受性が強い

感受性とは、外界の刺激や他人の思いを受け取る(感じ取る)力のこと。

感受性の性質には、個人差があります。生まれつきとも遺伝とも言われる感受性ですが、涙もろい人の多くは、この感受性が一般より強い人といえます。

感受性が強い人の特徴は

  • 外部からの刺激に対して興奮しやすい(びっくりしやすいなど)
  • 他人の気分に影響を受けやすい
  • 言葉にしない相手の気持ちを察しやすい
  • 喜怒哀楽の表現が豊かである
  • 想像力が豊かで、空想するのが好き
  • 人に同情的である
  • 一つのことに没頭しやすい
  • 痛みを感じやすい

など。

涙もろいだけでなく、喜怒哀楽すべての感情表現が豊かである場合が多いです。自分の感情だけでなく、他人の感情にも敏感です。

言葉にしない感情を、相手の表情などから読み取る能力にも長けています。そのため、他の人より共感しやすく、涙もろくなるのです。

【対策6】
感受性の強い人は、心が細やかで優しいとも言えます。ただし、相手の気分に左右されすぎると自分まで苦しく、悲しい気持ちになってしまいます。

過剰な同調を避けるには、何か別のことを考え、そちらに集中しましょう。

たとえばビジネスシーンなどでは「この人、何かあったのかな?」と気づいても、「今は仕事に集中!」と気持ちを切り替えます。

また、泣きたくない場面で泣きそうになったときは、空想力を活かして、今後のスケジュールや明るい思い出などに意識を逸らすとよいでしょう。

泣けない場面で、今にも泣きそう!……ピンチを切り抜ける方法

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自分の涙もろさを自覚して、普段から色々対策をうっても、どうしても泣いてしまいそうな場面はあります。

本来なら泣きたいときには泣いてしまった方がスッキリするのですが、それでも泣けない!泣きたくない!というときには、とっておきの手段で乗り切りましょう。

涙をコントロールできる!目立たない仕草6つ

ごくカンタンで目立たない、でもなぜか涙が引っ込む仕草をご紹介します!

1、口をあける

不思議な気もしますが、口を開けていると涙が引っ込む、という人が多くいます。

人間は、口を開けているときには深い考え事をできないそうです。感情が高ぶって涙が出そうになったときは、ちょっと口を開けて様子を見てみましょう。

2、顎や目を上げて、上を見る

映画などでよく泣きそうな人が空を仰ぐシーンがありますが、これは実際に効果があります。

顎を上げて上を見ると、溢れかけた涙も目の奥に引っ込みます。屋外の場合、空を見上げることでいったん冷静になるという効果もあるのかもしれません。

顎を上げるとわざとらしいと思うときは、視線を上に向け眼球を動かすだけでも涙を抑える効果がありますよ。

3、飴を舐める

人間は、舌に刺激を与えると、涙が引っ込むようです。場面は限られてしまいますが、可能であれば飴を舐めるとよいでしょう。

4、炭酸飲料を飲む

こちらも舌への刺激ですね。

炭酸飲料は、ケースによっては飴よりも自然に飲みやすいかもしれません。友達の相談を受けながら炭酸飲料を飲むなどすると、スッと涙が引っ込みます。

5、舌先を噛む

何も口に入れられない場面では、舌先をそっと噛んでみましょう。

あくまで軽くで大丈夫です!口を閉じたままならば、面と向かった相手にも気づかれることはありません。

6、手をグーパーさせる

自分の手が相手から見えないときは、手をぎゅっと握ったり開いたりして、思いきりグーパーさせてみましょう。

緊張していた神経がほぐれ、意識も手指の筋肉にそらすことができます。ちょっと意識をそらすだけでも、とっさの涙は引っ込んでくれますよ。

気持ちをそらして涙を止めるのも効果的な一手

泣き出しそうになってしまったとき、とっさに他のことに意識を飛ばして涙をこらえる手もあります。

このときは、今接している物事とは全く別のこと、できればなるべく明るいことを頭に思い浮かべましょう。

  • 楽しみにしている予定に思いを馳せる
  • 面白かったことを思い出す(深刻なときには笑ってしまわないよう注意!)
  • 好きな音楽を頭に流す

などがオススメです。普段から、いざというとき思い浮かべることをストックしておくと良いかもしれません。

思わずこぼれてしまった涙、今すぐ止めたい!そんなときの対処法

それでも、油断していてぽろっと涙がこぼれてしまうことはあります。

そんなときは、

  1. まず、深呼吸する
  2. 声の高さを低くする

この2つを実行してみてください。

深呼吸すると、興奮物質の分泌が抑えられ、気持ちを落ち着かせる作用があります。声を低くすることにも同様の効果があります。

可能であれば、会話している相手にも低めの声で話してもらうようお願いすると効果倍増です。

焦ったり慌てたりすると、興奮して余計涙が止まらなくなることもあります。気持ちを鎮めると、涙は自然と引いていきますよ。

「涙活」で普段から泣いておくのも効果的!

涙もろさを和らげるために、一人のときに思いきり泣いておくことも有効です。

前述のとおり、涙にはストレス緩和作用があります。「涙活」という言葉もあり、週末あえて泣けるDVDを借りてきて「泣く時間をつくる」という方も増えています。

涙もろさに悩む人にとっては、涙活の効能は溜まったストレスを発散するだけにとどまりません。

自分がどんな場面で泣きやすいのか、どんなときに「泣きスイッチ」が入りやすいのかを把握することもできます。

これは、とっさの涙をこらえるのに役立ちます。

また、人前で泣くのは恥ずかしくても、一人なら大丈夫。「泣いてはいけない」という思いから解放されて思いきり泣くのは、本能的に気持ちいいものです。

繰り返しになりますが、涙もろいのは決して悪いことではありません!それは、あなたが感情豊かな人である証拠。

必要以上に萎縮させずに、素敵な才能としてぜひ大切にしていってください!

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コメント一覧

  • あーちゃん

    仕事に慣れていなくて、ちょっとお叱りを受けただけで泣きそうになってしまい、こんな自分が弱くて嫌だなぁと思っていたのですが、このページに書いてある内容を読んでとても気が楽になりました。また、参考になりました。ありがとうございます。

    返信

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