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毎日使うコットンだからこそ、オーガニックという選択

Date:2013.12.03

メイクにスキンケアに、大活躍のコットンですが、あなたはどんなコットンをお使いですか?と聞かれても、私自身、近所の薬局で買ったセール品を買いだめすることがほとんどでした。どんなものかと聞かれても、とにかく安いものを・・・と答えるのが関の山です。

しかし、毎日様々に大活躍するコットンだからこそ、私達が知っておきたいコットンの背景があるのです。

コットンには農薬と漂白剤がたっぷりと使われている事実

メイク用コットンと言えば、化学繊維を配合するメーカーも多くありますが、もっとも多く使用されている素材としてはやはり「綿」です。

そしてこの「綿」という素材ですが、大きな需要があるのに対して、虫がつきやすいという性質があります。また、真っ白というイメージの綿ですが、実際は淡く黄味がかった白。

「真っ白の綿が大量に欲しい」

この需要を叶える為に、農家は大量の農薬と漂白剤を使用しなければなりませんでした。90年代には、なんと世界中の農薬の20%以上が綿栽培に使用されていたというデータがあります。

綿栽培による農薬被害がわかってくるにつれて、農薬の使用量は抑えられるようになりましたが、2008年のデータでも殺虫剤全体の15%以上が綿栽培に使用されています(日本オーガニックコットン協会HPより)。

綿栽培に使用された農薬はコットンに残っている?

もちろん、綿は製品化される前によく洗浄され、農薬は洗い流されています。しかし、綿は植物です。何年も農薬を使用して綿を作り続けてきた土地には、新しく農薬を使用しないでも大地に染み込んでいて、そこから新たに綿は育っていきます。

農薬成分がすべて洗い流されているのかというのは、疑問が残るところです。

無農薬栽培が叫ばれる本当の理由

とは言え、農薬漬けで栽培されたコットンも、食べ物になるわけではありません。メイク用のコットンにしろ、Tシャツになるにしろ、肌に触れると言う点で心配はありますが、それよりも大きな心配があって、今オーガニックコットンが推奨されています。

その心配事というのが、コットンを生産する側の健康被害と、農薬が染み込んだ土地の将来です。

農薬で荒れる手、死ぬ大地

殺虫剤をはじめとした農薬は、虫だけではなく人間を含むすべての生き物にとって有害です。人が触れても死にはしないものの、摘み取りの際に手で触れ脚に触れ、皮膚の激しい炎症や、爪が崩れてしまうなどの症状が出ています。

また、綿に噴射する際に口や鼻から吸い込んでしまい、器官や内臓疾患を引き起こしているそうです。

直接的に人に触れてダメージを蓄積させるだけではなく、土地に農薬が染み込むことによる悪循環も心配されています。

農薬を使って綿を作る⇒大地に含まれる栄養、微生物が死滅する⇒その土地の収穫量が下がる⇒農薬を使って補う、という負のスパイラルが、綿農家を悩ませています。

また、発展途上国で農家に対して正当な賃金を支払わずに安く買いたたいたり、生産力を補うために小さな子供が学校に行かずに労働するという問題も起きています。

オーガニック認証、ちゃんと知ってる?

オーガニックコットンと言えば高級品、そんなイメージはないでしょうか?綿栽培が農薬漬けという背景があって、やはりオーガニックコットンの需要は高まり、そうでない綿と比べてずっと高価に取引されます。

では、農家側も農薬を使用しないで綿を作る努力をすればいいじゃないか、と思う方もいるでしょう。

しかし、オーガニックを名乗るには、国際基準として認められる第三者機関に審査され、認定される必要があります。そして、その基準に次のものがあります。

「その土地は3年以上無農薬栽培をした実績がなければならない」

その年1年農薬を使用しないでがんばったとして、それはまだオーガニックコットンとして販売することはできないのです(無農薬、とは言うことができます)。

そのため、農薬栽培からオーガニックへの転換期の栽培量の減少を恐れて、そう簡単にオーガニックへ移行できないという現状があります。

オーガニックをスタンダードに

この厳しい現状があるからこそ、オーガニックコットンの栽培をスタンダードにすることが、農家を救うことに繋がると考えられています。

農薬を使わない分、有機肥料で補う技術を開発したり、不平等な取り引きをやめフェアトレードを広げいていくなど、人道的で農家に負担がかからないように無農薬を進める努力が、綿生産地を中心に広がっています。

コットン選びからできることがある

ちなみに、農薬漬けで生産された綿の農薬残量というのは非常に少なく、オーガニックコットンと比べても極々微量と言われています。肌に農薬が触れないのであれば安いコットンでも十分。確かにそうかもしれません。

しかし、オーガニックコットン100%のコットンを選ぶことで、農薬被害から人と環境を守る小さな一歩を踏めるかもしれない…これは、顔立ちや肌の美しさとは別に、心の美しさを磨く選択ではないでしょうか。

ちなみに、プリスティンというメーカーの、国産オーガニック綿100%のメイク用コットンは、60枚入り556円でした。

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