
O脚の治し方。筋力不足はストレッチ、骨格のゆがみは姿勢で正す
Date:2019.07.16
スキニーパンツやレギンスが似合わない、足が短く見える…どれもO脚ならではの悩みです。O脚とは、両足を揃えて立ったときに両膝がぴったりくっつかないで、「O」の字のようにすき間が空いている脚のこと。
筋力の衰えなどが原因でなるO脚は、改善することで血流が良くなったり、身長が伸びたりと多くのメリットがあります。
立ち姿がぐんと美しくなりますから、治せるものなら治したいところですよね。O脚になっている人には、どんな原因が共通しているのでしょうか?O脚の治し方と合わせてご紹介していきます。
この記事の目次
あなたもO脚になってない?O脚のチェックリスト
ゆったりした服装が多かったり、自己分析がしっかりできていない人は、自分がO脚であることに気づいていない場合があります。まずはO脚かどうかのチェックポイントを見ておきましょう。
- 姿見の前で両足のかかとをくっつけ、真っ直ぐ立つ
- 両膝がくっついているかチェック
- 両太ももがくっついているかチェック
脚全体が外側にアーチを描いているような人はO脚です。くっついた膝を頂点にして逆「く」の字に折れ曲がっている、と言う人は「X脚」。膝から下が外側に湾曲している人は「XO脚」です。
鏡で見ると分かるように、O脚の人は脚の線が曲がっている状態ですので、本来の足の長さが発揮されていない状態です。O脚を改善することで足が長くなり、身長が伸びるということも有り得ます。
O脚になる原因は何?筋力不足やオシャレ靴、体重増加も理由
O脚はその人の生活習慣を示す部位です。健康的とは言えない生活習慣を送っていると、足がO脚になりがち。具体的には次のポイントに当てはまる人です。
座っているときの姿勢が悪い
椅子に座るとき、どんな姿勢で過ごしていますか?座るときの姿勢が悪い人は、身体の骨格や重心、筋肉の付き方がどんどん悪くなります。
あちこちのバランスが崩れた身体は、足の構造や骨格に影響し、O脚を招くのです。デスクワークが多い人などは、座り方が悪いとO脚が進行するばかり…。
- 猫背になっている
- 背もたれに寄りかかっている
- 浅く座ることが多い
- 頬杖をつきがち
- 足を組む
座るときは背筋を伸ばし、正しい姿勢で過ごすようにしましょう。特に現代人はPCやスマートフォンなどを触るために、前のめりになって座ることが多いです。
間違った靴を選んで履いている
靴を選ぶとき、フィット感よりもデザイン性を重視していませんか?「オシャレは我慢」とは言いますが、無理して自分の足に合わない靴を履き続けると、O脚になってしまいます。これではオシャレのために我慢したせいで美脚を失うことに…。
自分の足に合わない靴を履き続けていると、靴擦れや外反母趾を起こしてしまい、歩き方がおかしくなって足のバランスが崩れます。
少しでも「歩きにくい」「痛い」と感じる靴は、自然な歩き方ができなくなってしまうのです。不自然な歩き方をすれば下半身の筋肉が上手くつかなくなりますから、結果としてO脚の要因に。
- ヒール
- パンプス
- つま先が狭い・尖った靴
- 引っかけて歩くサンダルやミュール
- かかとの周りが余るような大きな靴
運動不足や筋力不足に陥っている
大人になればなるほど運動する機会が減り、運動不足や筋力不足になりがちです。運動不足は筋力の衰えにも繋がり、筋力の衰えはO脚への入り口。
下半身の筋力が衰えると、膝が開いて足が真っ直ぐにならなくなり、O脚になるのです。
O脚と深い関連性があるのは、主に次の2つの筋肉。
- 内転筋
- 骨盤と太ももの間にあって、この2つの部位を繋ぐ役割を担う筋肉です。内転筋が衰えてしまうと、足が上手く閉じられなくなってしまい、結果として膝が広がりO脚になるわけです。
内また気味に立ったり歩いたりする人も、内転筋が衰えやすくなりやすいので要注意。
- 外旋筋群
- 骨盤の後ろ側に位置する筋肉で、太ももを正面に向けてキープする役割を持っています。この外旋筋群が衰えると、太ももが正面を向かなくなり、O脚になってしまいます。運動不足や姿勢の悪さが祟って衰えやすい筋肉です。
体重の増加でバランスが崩れている
「O脚」と「太ること」は切っても切り離せない関係にあります。太るとO脚になりやすくなりますし、O脚になると太りやすくなります。
体重が増加すると姿勢が悪くなり、下半身のバランスが悪くなります。体重を片足にばかりかけてしまったり、歩き方が悪くなったり、そもそも運動をしたくなくなり、筋力が衰えたり…。
また、O脚になると下半身のむくみが酷くなったり、筋肉の付き方が悪くなったりして、下半身太りに繋がります。
暴飲暴食をやめ、適度な運動をし、適切な体重を維持することを目標にすることが、着実にO脚防止に繋がることも。
ストレッチで筋力を取り戻すのが近道。O脚改善エクササイズ
O脚を治す方法としてオーソドックスなのは、ストレッチやエクササイズで筋力を取り戻すことです。衰えた筋力を取り戻して、O脚を治していくストレッチ方法は次の通り。
裏ももを鍛えるストレッチ
太ももの裏側の筋肉を鍛えることで、開いている太ももや膝の位置を戻していきます。
- 真っ直ぐ立ち、片足を前に出す
- 前に出した足のつま先を上に向ける
- 両手を前に出した方の太ももにつき、身体を前に倒す
- 10秒間、裏ももをよく伸ばす
- もう片足も前に出し、同じ要領で10秒間伸ばす
椅子で行う太もものトレーニング
太ももを鍛えることで下半身の筋肉の衰えを防ぎ、O脚を治していきます。背もたれのある椅子で行ってください。
- 深く座り、背もたれに腰をくっつける
- ゆっくりと両足を上げ、すねと太ももが水平になるようにする
- 膝を伸ばして足首を立て、5~10秒キープする
- ゆっくりと足を戻す
- 2~4を片足ずつ10回ほど繰り返す
休憩時間やデスクワークの合間などにやるのがおすすめです。太ももの筋肉が使われているのを意識して行ってください。
タオルを使ったストレッチ
長めのタオルやベルトなどを使って行うストレッチです。ストレッチ用に使う長めの布でも使えます。
- 仰向けに寝転がり、右足の裏にタオルやベルトを引っかける
- タオルなどの両端を右手で握り、タオルを引っ張りながら右足を真上に持ち上げる
- かかとをぐっと天井に向けて持ち上げ、脚の裏側を伸ばしながら20秒
- 脚を外側に開き、脚の内側を伸ばしながら20秒
- 脚を真上に戻し、今度は左手でタオルを持って脚を内側に倒し、太ももの外側を伸ばしながら20秒
- 脚を真上の位置に戻して、タオルを両手で持つ
- 脚を頭の方に引っ張り、お尻や裏腿を伸ばしながら20秒
- 脚をゆっくりと寝かせ、逆側の足で1~6を行う
骨盤が浮かないよう、仰向けの姿勢を保って行うのがポイントです。
スクワットで足全体のトレーニング
誰もが知っている筋トレメニュー「スクワット」は、下半身全体をまんべんなく鍛えられる優秀なトレーニングです。繰り返せばO脚の改善にも大きく貢献してくれますよ。
- 肩幅か少し広めに脚を開き、真っ直ぐ立つ
- 両手は真っ直ぐ前に伸ばすか、胸の前で組む
- 空気椅子のようなイメージで、お尻をゆっくりおろす
- 少し停止して、ゆっくり腰を持ち上げる
- 20~30回程度繰り返す
スクワットを行うときは顔を真正面に向け、下を向かないように気をつけましょう。正しい姿勢で繰り返すと、効果は如実に現れますよ。
O脚向けの「O脚体操」
O脚を改善していくための、O脚の人向けの体操方法をご紹介します。
- 両足をそろえ、真っ直ぐに「気を付け」の状態で立つ
- 両足をそろえたまま、両膝を左右に広げる
- 両手のひらを真正面に見せる
- 両手を両膝の外側に添えて、膝をゆっくり閉じる
- 両膝をぴったりとくっつける
- 膝をくっつけた状態をキープし、脚を伸ばしてゆっくり上半身を起こす
この体操を行った後は、両膝がくっつきやすくなります。すき間時間を使って体操を繰り返していけば、O脚の人の足が正しいバランスを覚えやすくなります。
O脚を遠ざける生活習慣。正しい姿勢や靴の選び方
O脚はストレッチの他に、生活習慣でも改善していくことができます。次のような生活を心がけて、脚のバランスが整えていきましょう。
自分に合った靴を選ぶ
自分の足に合わない靴を選んでしまうと、O脚が悪化します。足のサイズを確認するのはもちろんのこと、試し履きなどをして自分の足に合った物を選びましょう。
- 靴の履き口が足にきちんと沿っているか
- つま先にある程度のゆとりがあるか
- 足幅があっているか
- 土踏まずがほどよくフィットしているか
- かかとがあっていておさまりが良いか
試し履きをして少し歩いてみてから靴を決めましょう。土踏まずなどがずれやすい場合は、インソールを入れて調整する方法もOK。
できれば先のとがったハイヒールやパンプス、かかとが固定されないミュールやサンダルなどは避けて選んでください。
正しい姿勢での座り方
毎日正しい姿勢で座ることを心がけるだけでも、O脚は充分改善していけます。正しい椅子の座り方のポイントを押さえておきましょう。
- 両足を閉じて座る
- 背筋を伸ばす
- 背もたれに寄りかからない
- あごを引く
正しい座り方が上手く掴めない人は、骨盤クッションや座布団を使うのもおすすめです。
また、足はプラプラさせるのではなく、足裏全体がピタッと床につくくらいの高さが理想的。高さを調整できる椅子だと尚良しですね。
正しい姿勢での歩き方
脚の綺麗なモデルさんなどは、みなさん正しい歩き方をマスターしています。足の運び方や重心の置き方を押さえて、O脚知らずの正しい歩き方をマスターしましょう。
- 重心を少し前に置く
- 歩くとき、膝を少し高く上げる
- 膝を緩めてリラックスして歩く
- かかとだけではなく、足裏全体で着地する
すり足や内またなど、歩き方のクセが出ないように注意しましょう。立つときには足の親指をくっつけるように気を付けると、美しい立ち姿・歩き姿になります。
猫背になってトボトボと歩くような姿は見た目が悪いですし、O脚も悪化するので要注意。
O脚を治して自信を取り戻そう。正しい生活習慣が大切
O脚になると脚のラインが目立つファッションに自信がなくなってしまいますし、脚が本来より短く見えて厄介です。多くの人が生活習慣が原因でO脚になりますから、つまり生活習慣の改善で誰でもO脚を治せるということ。
- 下半身の筋力を鍛える
- 座り方や歩き方を見直す
- 自分に合った靴を選ぶ
など、生活習慣やストレッチを取り入れてO脚の悪化を予防・改善していきましょう。まっすぐスラリと伸びた脚は、女性をより魅力的に見せてくれるはずですよ。

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コメント一覧
この方法でしばらく過ごしたら、o脚が長い美脚になりました✨
これで短パンはけます‼️
本当にありがとうございます?