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お中元は人間関係を繋ぐ大切な行事。贈るとき、貰ったときのマナー

Date:2017.04.28

夏がやってくると、社会人なら誰もが「お中元」の存在に頭を悩ませることでしょう。

贈る品物選びや贈る際のマナーに悩んでつい億劫になってしまう人もいるかもしれませんが、お中元は日頃からお世話になっている人に対して感謝を伝えたり、今後の関係を円滑にしたりするために欠かせないイベントです。

この記事では、そんなお中元で絶対に踏まえておきたいマナーについてご紹介します。

まずはお中元についての基礎知識。由来や贈るべきタイミング

季節のあいさつと一緒に感謝や親愛を伝えられるお中元は、いろんな人との関係を築き上げてくれます。

そんなお中元について知っていきましょう。

お中元は「夏に贈り物をする行事」が由来

「お中元」の由来になっているのは、中国で昔決められていた祭日です。中国では、

  • 上元:1月15日
  • 中元:7月15日
  • 下元:10月15日

という3つの祭日がありました。中国でこの日は贖罪の日とされていて、罪を償うために神様にお供え物や贈り物をして祈る行事でした。

また、日本の仏教ではお中元と同時期にお盆の行事があります。お盆は御先祖様にお供え物をする行事で、お中元と同じように「夏にお供え物を用意する行事」です。

中元やお盆などの「夏に贈り物をする」という行事が習慣になり、やげてお中元は夏の行事として親しまれていきました。

お中元もお歳暮も両方贈るのが理想

お中元と似たような行事で「お歳暮」も挙げられますよね。どちらも親しい人やお世話になった人に対して贈り物をする行事に変わりはありませんが、どちらかと言えば一年の締めくくりに贈るお歳暮の方が重視される傾向にあります。

「お中元とお歳暮は両方贈るべき」or「どちらか一方を贈ればもう一方は贈らないべき」と2つの意見がありますが、相手との関係をより良好なものとして深めていきたいのなら、お中元もお歳暮も両方贈るべきです。

ただし、お中元とお歳暮を両方贈る場合は年に2回の贈り物をするということですから、贈った相手にも気を遣わせてしまう可能性があります。そのため、両方を贈る場合は年の瀬であるお歳暮の方を若干豪華なものにしましょう。

地域ごとに違うお中元の時期

お中元を贈るべき時期は、同じ日本でも地域によっては若干異なります。遠方に住んでいる方にお中元を贈る際は、まず「いつ贈るか?」というポイントを意識しましょう。

各地域によるお中元の時期は次の通りです。

  • 北海道:7月15日~8月15日
  • 東北・関東:7月1日~7月15日
  • 東海・関西・中国・四国:7月15日~8月15日
  • 九州:8月1日~15日

お中元の時期は宅配が混雑したりギフトの手配が間に合わず、贈る予定の時期がずれてしまうこともあります。

いくら良い品物を贈っても届いた先で時期が間違っていたらマナー違反になってしまいますから、あらかじめ贈り先の地方と贈る時期についてしっかり確認しておきましょう。

どんな相手にどんなものを贈る?お中元をやり取りするマナー

お中元を贈る際には、「誰に・どんなものを贈るか」を始めとしていくつかのマナーがあります。贈るときだけではなく受け取った際にも踏まえるべきマナーはありますから、しっかり知っておきましょう。

お中元を贈る相手や品物の相場

お中元にまだ慣れていない人は、一体どんな人にどんなものを贈るべきか悩みますよね。まずはお中元を贈るべき相手と相場についてご紹介します。

お中元を贈る相手は主に次の通りです。

  • お世話になっている人
  • 親族(家族や兄弟姉妹、親戚など)
  • 感謝を伝えたい友人や知人
  • 上司
  • 取引先
  • 仲人

相場は大体3000円~5000円です。身近な知人よりも目上の人の方を優先して高価なものを見積もりましょう。もし特別に感謝を示したくても、高価すぎれば相手に気を使わせますから10000円が限度です。

公務員へのお中元はNG

いくらお世話になっている人が相手でも、公務員への贈り物は原則禁止されています。

賄賂や接待・贔屓などを防ぐために、公務員は利害関係者からの金銭や物品の贈与を受け取ることを禁止されています。それはお中元やお歳暮も同じですから、相手が公務員の場合はお中元を贈るのは控えましょう。

公務員には具体的に次のような職種があります。

  • 国会議員
  • 自衛隊員
  • 県庁市役所職員
  • 教員
  • 警察職員
  • 消防職員
もし相手が友人や親戚といったように何の利害関係もない公務員だったとしても、無理にお中元を贈るのはやめましょう。

仮に相手の職場で何か事件が起きたとき、利害関係の有無にかかわらす「誰かから贈与があった」という事実があれば贈った相手に疑いがかけられる可能性が高くなります。

気遣いや厚意のつもりでもかえって相手に負担を強いる可能性だってありますから、公務員の人へのお中元は極力控えましょう。ただし時期をずらして贈答を行ったりする職場も少ないながらにありますから、事前に相手と相談しておくと良いですね。

のし(熨斗)紙をつける際のマナー

お中元の品物にかならず掛けるのが「のし(熨斗)紙」というものです。よく目にするのし紙ですが、実際に使う際のマナーは知っていますか?

のし紙には、印刷されてある水引の上段と下段にそれぞれ表書きと名前を書きます。

  • 上段(表書き)に「御中元」
  • 下段(名入れ)に上段よりもやや小さな文字で「苗字orフルネーム」

を書きましょう。名入れは目下の人に贈る場合なら苗字だけでもOKです。

連名で贈る場合なら、右側が目上の人・左側が目下の人の名前になります。連名は3名までで、それ以上の人数で贈る場合は代表者となる1名の名前を書き、名前の左下に「他一同」と書き入れてください。

カタログギフトやデパートなどで商品を選んだ場合は、ほとんどの場合が業者の方に表書きと名前を言えばのし紙に書いてくれますよ。

喪中でも四十九日後なら贈ってOK

相手が喪中だと年賀状を控えたりするマナーがありますよね。同じ季節のあいさつ行事ではありますが、相手が喪中であってもお中元は贈ってOKです。

お中元は季節のあいさつと共に感謝を伝える行事です。喪中で控える必要があるのは”お祝いごと”ですから、お祝いとは関係のないお中元は喪中であっても贈って何のマナー違反にもなりません。

ただし、喪中の相手にお中元を贈るとき、四十九日が終わった後から贈るというマナーがあります。

「四十九日中のお中元でも気にしない」という人も少なくはありませんが、もしお中元と四十九日が被りそうな場合は時期を少しだけずらして「残暑見舞い」や「暑中見舞い」として品物を贈りましょう。

また、喪中はお祝いごとがNGですから、紅白の水引が付いたのし紙はマナー違反になります。短冊や白無地などのシンプルなのしにしましょう。

喪中は何かと忙しいですから、何か品物を贈るなら保存期間の長い日持ちしそうなものを選ぶと良いですね。

送る場合と持参する場合のマナー

お中元は、ただ品物を買って相手に贈れば良いと言うわけではありません。贈る場合にもきちんとしたマナーがありますから、ぜひ知っておきましょう。

お中元を贈る際には、宅配で送る場合と直接持参する場合の2通りがあります。直接会えるのであれば、相手のところに持参してお顔を見ながら渡すのが理想です。

もちろん相手が忙しくて都合がつきづらい場合や遠方に住んでいて会うことが難しい場合は、無理に会おうとするのも迷惑ですから宅配で構いません。

宅配で送る場合と直接持参する場合のポイントは次の通りです。

宅配で送る場合
宅配で送る場合は、品物を送るよりも先に「送り状」を郵送するのがマナーです。送り状は品物と一緒に同封しても構いませんが、なるべく品物が届くよりも先に送り状を届けて、あらかじめお中元を届けることをお知らせしておきましょう。

送り状には日頃の感謝やお礼、お中元を送ることを記しておきます。

直接持参する場合
事前に相手の都合を訊いてから訪問しましょう。忙しい早朝やお昼頃は避けて10~11時頃、14~16時頃に約束を取り付けるのが無難です。お中元を渡したら長話はせずすぐに失礼しましょう。

持参するときは品物を風呂敷に包んでおくのがマナーですが、品物を入れておくのはお店の紙袋でもOK。相手に会ったらご挨拶をしてから風呂敷or紙袋から品物を取り出し、正面を相手に向けて手渡してください。

お中元に贈る品物の選び方

お中元に贈る品物ってたくさん候補がありますよね。どうせ贈るのなら喜んでもらえるものを贈りたいものです。

お中元の品物を選ぶ際には、次のようなポイントに注意してみましょう。

  • 相手の家族構成(家族の人数や子どもの有無など)
  • 相手の住んでいる場所
  • 相手の食べ物の好き嫌い
  • 相手や相手の家族に食べ物アレルギーがないか

小さな子どもがいるのならお菓子類を、相手が遠方に住んでいるのならこちらの地域でしか手に入らない特産品などを候補に入れてみてください。

元から相手の趣味が分かっている場合なら、ビールや果物、デザート系統など相手に合わせたものを選ぶのが一番です。

相手のことに関する情報が少ないときの定番は、季節感を感じられる食べ物系統。

  • アイスコーヒー
  • ビール
  • ゼリー
  • フルーツ

などがいお中元の定番として人気ですよ。

お中元が届いたときのマナー

お中元は贈るだけではなく、頂く機会だってやって来ます。お中元はもともと「贈る」ことが前提とされた行事ですから、「贈られた」からと言ってお返しの品物を贈る必要はありません。

しかし、お中元が届いたら出来るだけ間を置かずに電話や手紙でお礼を伝えるのがマナーです。出来れば電話だけではなく手紙も一緒に出した方が感謝の気持ちを伝えられますよ。

お礼を伝えることももちろんですが、「無事に品物が届いた」と報告をする意味もあるためお礼の電話や手紙は重要になります。

お中元のお礼の手紙を出す時は「お礼状」として出します。「暑中見舞い」の書き出しでもOK。手紙には基本的な季節のあいさつから始めて、日頃の感謝やお中元へのお礼を書きましょう。

また、夫宛てのお中元に対して妻が礼状を代筆するのもOKです。その場合は夫の名前の左わきに「内」と小さめの文字で書き添えてください。

お中元は人間関係を円滑にする行事。季節ごとに感謝を伝えよう

お中元は社会人にとって、人と人との繋がりを円滑に続けていくための大切な行事です。

お中元に品物が届くと「気遣って貰えている」ことが分かってもちろん嬉しくなりますし、相手との関係をもっと長く続けていきたいと思いますよね。そのとき、しっかりとしたマナーが分かると更に贈ってくれた相手への好感度も上がります。

両親や兄弟姉妹など、「身近だからこそ気恥ずかしくてなかなか感謝を伝えられない」という場合にもお中元を通して気持ちを伝えることができます。

お中元のマナーをしっかり踏まえて、素敵な人間関係を末永く続けていきたいですね。

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