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若いうちに自分の卵子を凍結保存、高齢での妊娠出産が可能に?

Date:2013.09.10

今は結婚の予定もないし、仕事も忙しいし、パートナーも居ないけれど・・・いつかは子供を産みたいと思ってる人は多いでしょう。「今でしょ!」とは言えないのが辛いところですが、現実問題として今より若くはなれないので「いつかっていつ?」と不安になったりもしますね。

医療技術的には、自分の卵子を若いうちに採取・凍結保存して、将来の妊娠したい時に備えるのは可能になっています。

未婚での卵子凍結について、アメリカでは既に一般にも認知されメジャーなのですが、日本ではどうなんでしょうか?倫理的にも、感情論的にも、やはり賛否両論のようです。

いつかは子供を産みたい女たち

20代のうちは、留学して世界を見たり、様々なことを学んだり、バリバリ働いてキャリアを積む。30過ぎてから結婚して、仕事と家庭を両立しながら、アラフォーあたりで出産希望・・・そんな人生設計の女性たちも多いでしょう。

予定通りに全てがスムーズに運べば良いのですが、なかなか現実はそんなにうまくは進まないものですよね。パートナー選びもですけど、いいパートナーと巡りあって結婚しても、いざ妊娠と思っても恵まれないケースも少なくないです。

計画的な妊娠って、誰でもが可能な訳ではないんですよね。アメリカでは、遅くに出産したいという人生設計があるなら、若いうちに自分の卵子を保存しておくのがメジャーであり、「遅くに産みたいなら、なぜ卵子を冷凍しておかないの?」と疑問視されるのだとか。

卵子の数には限りがあり、古くなる

女性の身体には、卵子を育てる袋(卵胞)があり、卵子のもとになる原始卵胞があります。この原始卵胞は、生まれた時から卵巣内にあり、新たに作り出す事はできないのです。

つまり、女性の生涯で卵子数を増やす事はできず、生まれた時には卵子になれる数が決まっています。「生まれてから、ずっと減少を続ける」といえるのです。

原始卵胞と自分の年齢は同じということで、原始卵胞も年を重ねて、年々古くなります。古くなると排卵が行われても、卵子が卵子としての機能を失っているケースも多く、流産の可能性や、障害児のリスクも増えます。

卵子も若い頃の方が質が良い訳で、残念ながら、卵子の老化といえるのかもしれませんね。30代で出産する女性も多いですし、40過ぎてから妊娠出産するケースも無いわけではありません。

ただ、卵子の老化という生物学的な側面からは、30歳ですでに高齢出産、35歳をすぎると超高齢出産に当たります。それだけ、母体にも、子供にも、様々なリスクが高いということなんですね。

不妊治療や高齢出産

医学的に、女性の生殖機能は27歳あたりから劣化しはじめ、35歳頃から年々著しく低下していきます。一昔前、女性はクリスマスケーキと言われ、25才までに結婚して20代半ばで初産、30までに数人産んだ方が良いと言われていました。

妊娠出産という母体の体力的な意味合いもあったようですが、生物学的にも理にかなっていたのかもしれませんね。良いか悪いか別にして、現在の感覚とは違いますけれど・・・。

大奥では、30過ぎたら年増と呼ばれ、正室であっても「おしとね御免」として床を共にはできませんでしたし。ある意味で納得できるのが悲しい。

アメリカでは、精子バンクの利用は一般的ですが、女性が40歳を過ぎた頃からは不妊治療でも卵子ドナーの使用を勧められるそうです。つまり、40才以上の年齢を重ねた卵子は、卵子自体が老化していて、高リスクだということなのでしょう。

卵子の質の良い若い時期に、自分の卵子を冷凍保存しておいたなら、生殖期を過ぎ40以上になってから、卵子ドナーは若かりし頃の自分というのが可能です。女性のライフサイクルという意味からは、選択肢が増えるといえるのかもしれません。

日本ではガイドラインが存在しない

日本の現実としては、未婚での卵子凍結は可能なんでしょうか?アメリカでは『女性の妊娠力の凍結』として認知され、娘の二十歳の誕生日祝いに父親がプレゼントするというケースもあるようですが、日本では、まだ公式なガイドラインすら設定されていません。

実際には、日本国内にも卵子凍結を実施している医療機関もあります。ただ、もちろん全額自費になり、かなり高額です。採卵して凍結する際の費用と、凍結保存のために毎年の更新費用なども必要です。

不妊治療での体外受精の場合、採卵した卵子は当日中に受精させ培養を経て、受精卵として凍結保存されます。パートナーがない卵子を未受精のままで凍結保存する場合も、凍結方法は受精卵と同じです。

ただし、凍結卵子の解凍後の受精率は、採卵日の受精率と比較し50%近く低いとのデータもあるようです。つまり、採卵し凍結しておく卵子の数も、ある程度は必要となります。

凍結で無い体外受精の場合でも、35才の受精卵10個で一人出産が可能かどうかというレベルらしく、確実とは言い難いようです。

女性にとって、選択肢が増えるとということは、悩みも増えるということなのかもしれません。若い頃の採卵や、本来の生殖時期としては高齢になってからの体外受精での妊娠出産による、女性の身体への負担。

凍結卵子で生まれた子供の成長や影響など・・・長期的な観察が必要だったりするのでしょう。勿論、社会的な問題や、倫理的な側面での議論も否めません。とはいえ、少子化の日本では、『女性手帳』論議や、不妊治療の保険適用化などと共に、考えていくべき課題なのでしょう。

「いつかは子供を産みたい」そう思っている女性たちの『産みどき』が、肉体的な枷から外れるのであれば・・・。いつかのための『おまもり』として、若い時の卵子を凍結保存しておくというのも、ひとつの方法なのかもしれません。

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