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恋愛上手になれる!恋に効くおすすめな「恋愛小説」まとめ

Date:2012.04.09

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まずは短編集を

「オトナの片思い」(ハルキ文庫)

恋愛小説初心者向けの短編集。石田衣良氏をはじめ実力派の作家が描く恋愛11編です。どれも個性的な内容ですが、読みやすい文体です。

ただし、題名が「オトナの片思い」。収録の角田光代氏の短編「若葉の恋」で主人公が、「20代の自分が今の自分を見たら、さみしい大人って思うかもしれないけれど、実際はそうでもない」という話をしますが、まさしくその言葉がこの1冊のテーマのように感じます。

結婚、離婚、別れ、再会、大人になった女性には相応の経験があるでしょうが、決して、傍から思うほどさみしくない。

ティーンのようなひたむきさはないけれど、男のわがままも、かわいさも許しながら、自分も強くなる30代の女性が魅力的に描かれています。

推理小説のなかに切ない愛

「容疑者Xの献身」(文芸春秋)

言わずと知れた東野圭吾氏の直木賞受賞作。物理学者「湯川学」が警察に協力して難事件を解決するガリレオシリーズ。福山雅治主演でテレビドラマにもなりました。

しかもこの「容疑者Xの献身」は2008年に映画化もされた話題作です。恋愛小説は苦手…という人にはぜひこちらをおすすめします。

こちらはカテゴリーで言えば、恋愛小説ではなく、東野圭吾氏らしい展開の早いリズム感のある推理小説です。ぐいぐいと引き込まれます。

しかし実は、この作品のテーマは「純愛」。思いもよらない結末、そして、この愛の切なさに、あなたも最後にやられてしまうはずです。

許されない愛

「ツ、イ、ラ、ク」(角川書店)

姫野カオルコ氏の代表作となった1冊。物語の舞台は田舎の中学校。美術教師河村と中学生準子の許されないでも狂おしいほどの恋。

書店で見かけると帯に「忘れられなかった。どんなに忘れようとしても、ずっと」「心とからだを激しく揺さぶる、一生に一度の、真実の恋」とあって、一瞬、手にとるのを躊躇してしまいます。

しかし、この帯がおおげさでないことが、読み進めるうちに理解できるはずです。しかも姫野カオルコ氏の表現が、具体的でありながら想像力をかきたてられる「お見事」な作品です。

特に河村と準子が最後に過ごす「海の見えるビジネスホテル」での朝の描写は切なくなります。最後に彼らの20年後に舞台がうつりますが、ただただ泣けます。

かけひきという愛

「不夜城」
この本は独自のノワール文学をつくる馳星周の代表作。舞台は新宿。日本と台湾のハーフの主人公劉健一ものとに「夏美」と名乗る謎の女性が現れます。

この女性の申し出は驚くべきもので、主人公二人は中国マフィアの戦争へと巻き込まれていく…というストーリーです。

この主人公二人が愛し合いながら、お互いを信じ切れていない、いつも他に保険をかけながら、だまし、だまされる駆け引きをします。

その心理描写と切なさ、そんな不器用にしか「愛」を表現できないつらさが描かれています。最後の劉健一の決断にあなたも一緒に泣いてください。

ミュージックのような愛

「ソウルミュージック ラバーズオンリー」(幻冬舎)
恋愛小説の旗手、山田詠美氏の直木賞受賞作。8編から成る極上の恋愛小説です。この8編の題名はすべてソウルミュージックのタイトルからとっています。

そう、まさしくソウルミュージックのような恋愛小説。主人公は粋でオシャレな女の子。恋の相手はいつもbrother.

8編とも、切なさをかきたれられる泣ける話ですが、特におすすめの1編は、ある女性が婚約者の留守中に知り合ったbrotherと恋をします。しかし、婚約者が戻ってきた夜、brotherは酔って車を運転し事故死するという悲しいストーリー。

淡々と書き進められていますが、brotherが最後の夜の別れの駐車場で、穴の開いた尻ポケットから小銭を落とし、その小銭の音が駐車場に響く…という、切り取った絵のような切ないシーンがあります。

山田詠美氏の小説はどれも五感で感じられる、本当の涙を流せる恋愛小説です。

恋愛小説には、個人の好みも時代の流行りもありますが、ドキドキさせてくれて、ホロリと切なくさせてくれるが醍醐味。どうぞ、ひたってください、あなたのその恋にも効きますから。

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