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生理前の胸の張りや痛みを緩和する方法。長引く場合は病気の可能性も

Date:2016.10.31

shutterstock_421202407生理前になると、急に胸が張ったり痛みが出るという女性がいます。女性にとって胸は特別なものなので、少しでも痛みや違和感があると「何か重い病気ではないか」と考え込んでしまうこともあります。

その痛みや張りは、日頃味わったことがないもので、「痛くて眠れない」「少し触っただけでも痛い」という症状が出る人もいるそうです。

生理前に起こる、胸の痛みや張りはどうして起こるのでしょうか。また、痛みや張りを自分で緩和する方法があるのかに注目してみました。


生理前に胸の痛みや張りが出るのは「月経前症候群」が原因

生理前に出てくる、胸の痛みや張りは、女性ホルモンが影響で起こる「月経前症候群」(PMS)が原因とされています。

生理の約10日前あたりから、胸が痛くなったり張ってきたりします。その痛み方は様々で、触っただけで痛みを感じる人もいれば、常にピリピリとした痛みを感じるという人もいます。

「胸が張る」と言っても、どういう感じが「張る」なのかが分からないという人もいるかもしれません。

胸が張ると、まず胸が普段よりも大きくなります。そして、触ると痛みを感じたり、症状が重い場合は胸の血管が浮き出て見えることもあります。

また、胸が張ることで敏感になっているため下着が触れただけでも痛みを感じる場合もあります。

胸の痛みや張りが出る時期は、黄体ホルモンが多く分泌される「黄体期」(生理前から生理開始までの期間)に起こります。

この時期は、子供を作るために体が準備をする期間になります。そのため、黄体ホルモンが多く分泌され乳腺を発達させようとするため、胸が張って痛みを感じるようになります。

排卵が終わると、胸の痛みや張りもなくなるので、生理が始まると同時に今まで痛くてたまらなかった症状も治まります。

女性なら知っておきたい!「月経前症候群」(PMS)

PMSは生理の3~10日前から起こる症状で、生理が来ると症状が消えていきます。その原因は、女性ホルモンの乱れ(黄体ホルモンの過剰分泌)が原因とされています。

PMSは胸の痛みや張りだけではなく、様々な症状があります。

  • イライラして集中力がなくなる
  • 常に憂鬱な気分になる
  • 胃痛、腹痛
  • 食欲増進、減退
  • 貧血、めまい
  • 異常な眠気
  • 便秘
  • 頭痛
  • むくみ

こういった症状が出てきます。症状は、人によって違うため、PMSでも胸の痛みや張りは出ないという人もいます。

「月経前症候群」には診断の基準があり、上記のような症状の中の1つが過去3回の生理の時、生理開始前5日間に出ると「月経前症候群」になります。

PMSが原因で起こる胸の痛みや張りは予防できる

毎回、生理前になると胸の痛みや張りで苦しんでいるという女性も増えています。この痛みは、自分で予防することができます。

PMSの症状は、日頃から気を付けておくだけで、PMSでの胸の痛みや張りは緩和されていきます。

では、どういったことに気を付ければPMSの症状を緩和することができるのでしょうか。

その1.生理前の食事内容を見直して脂肪分を減らす

PMSは黄体ホルモンの分泌が関係します。脂肪分の多い牛肉や乳製品は、トランス脂肪酸を多く含んでおり、これが女性ホルモンに影響を与えて胸の痛みや張りを引き起こしやすくなります。

また、野菜や果物、海藻類に含まれるビタミンやミネラルはPMSの症状を緩和する働きがあるので、積極的に摂取することで症状が治まってきます。

その中でも、ビタミンB6やカルシウム、マグネシウムは特に良いと言われています。

  • カツオ、鮭といった魚類
  • ごま、アーモンドなどのナッツ類
  • ひじき、わかめなどの海藻類
  • バナナ
  • 玄米
  • 大豆製品

上記のようなものを、日頃から気にして摂取するようにしましょう。また、毎日は無理でもPMSの症状が出ている間だけでも食べるだけで、症状はかなり変わってきます。

また、大豆製品はイソフラボンも含まれているので、女性ホルモンの乱れを整えてくれる役目があります。

豆乳は手軽に摂取することが出来るので、毎日200mlを飲むだけでホルモンバランスを整えることができます。

PMSの症状の中には、イライラするといった症状もあります。実は、食事をする際に血糖値が急上昇すると食欲が増したり、イライラする症状が出ることがあります。

また、生理前の黄体期は血圧が低下するため、自然と甘いものを食べたくなってしまいます。

しかし、甘いものを食べすぎると血糖値に急激な変化が出てホルモンバランスが乱れるため、なるべく甘いものは避けるようにしましょう。

その2.飲み物に注意!カフェインの摂りすぎを避ける

カフェインは摂取すると、血管に刺激を与えて拡張します。そのため、胸が張っている時に血管が刺激されるだけでも痛みを感じるようになります。

また、血管を刺激するだけではなくカフェインを過剰摂取するとホルモンにも影響を与えることがあります。

カフェインというと、コーヒーのイメージが強いですが、様々なものに含まれています。

  • コーヒー
  • 紅茶
  • 緑茶
  • チョコレート
  • 栄養ドリンク
  • 清涼飲料水(一部)

上記のようなものに、カフェインが含まれているのでなるべく避けるようにしましょう。

どうしてもコーヒーが飲みたいという時は、豆乳などを混ぜてカフェオレにしたり、砂糖は入れずに飲んだりと工夫してみるといいかもしれません。

また、ハーブティーやたんぽぽコーヒーなどにはカフェインが含まれていないので、こういったものを代用して飲むのもオススメです。

その3.暑い時期でも体を冷やさないように心がける

PMSが出る黄体期は、体が赤ちゃんを育てる準備をしている時期です。この時期、体は水分を溜め込みやすくなり、むくみの症状も出やすくなります。

体がむくむ原因の1つが、水分の溜め込みです。そのため、むくみが出ている時は体自体が冷えやすい状態になっています。

体がむくんでいる時に冷えると、さらにむくみが悪化してしまいます。胸には多くの毛細血管があります。

むくみが悪化し、血流が悪くなると胸の張りも出てきて、さらに症状が悪化してしまいます。

胸の血流が良くなるようにと、胸を温める人がいますが血流を良くするには下半身を温めるのが効果的です。

  • 腹巻をしてお腹を温める
  • 靴下を常に履いて足元を冷やさない
  • 冷房の強い部屋では、ひざ掛けなどを使う

また、首など太い血管がある部分を温めるのも効果的です。

その他、内臓からも冷えることがあるので冷たいものの過剰摂取を避けたり、体を温めてくれる下記のような食品を食事に取り入れるのも、体の中から温めてくれる効果の1つです。

  • ネギ
  • 生姜
  • にんにく
  • 香辛料

過剰摂取すると、血管を刺激する可能性もあるので適度な量を取り入れるようにしましょう。

また、毎日の入浴をシャワーではなく湯船に浸かるようにするだけでも、体は温まります。

その4.心と体をリラックス状態にしてストレスを溜めない

体を温めたり、食事に気を使っていてもストレスが溜まっていると意味がありません。

特に、黄体期は赤ちゃんを作る準備をしている状態なため、ちょっとしたことでもストレスに感じる場合があります。

ストレスの発散方法は人それぞれですが、ストレス解消と共に心と体をリラックスさせてあげると、さらに効果的です。

心や体を理ラック状態にするのに、良いとされているものには次のようなものがあります。

  • 軽い運動
  • 音楽や読書
  • アロマなどの香り
  • 入浴
  • 睡眠

アロマ効果のある入浴剤を使えば、入浴しながら香りも楽しめるのでお風呂や香りが好きな人にはオススメです。

アロマなどの香りを使ってリラックスする場合、香り選びも大事です。

ラベンダー リラックス、安眠
イランイラン 緊張、ストレスの解消
ダマスクローズ 落ち込み、疲れた心の解消
ネロリ ストレス解消
カモミール 精神的ダメージの解消

上記のアロマオイルは手に入りやすいので、こういうものを使って心をリラックスさせることもできます。

また、自分で好きな香りがある場合はそういうものを使うのも、ストレス解消に繋がります。

PMS時のストレスで多いのが、胸の痛みや張りが病気ではないかと深刻に考えることです。胸が痛かったり張っていると「しこりがあるような気がする」「生理が始まるのに胸がまだ痛い」とちょっとしたことで敏感になってしまいます。

しこりなどの場合は、セルフチェックもできます。しかし、少しでも「病気ではないか」と思った時は医師に見てもらうことが大事です。

「病院に行って本当に病気だったら」と考えて、またストレスになることもあるので、ちょっとでも気になった時はすぐに病院で診てもらいましょう。

また、行きつけの婦人科などがある人は相談もできるので、まずは心配事を払拭することが大事です。

その5.胸を優しくマッサージして血流アップ

胸の痛みや張りの原因は黄体ホルモンもありますが、ホルモンバランスによって血流が悪くなることも原因の1つです。

胸が痛いと、どうしても触らないようにと避けてしまいますが、胸が張って痛い時は症状を和らげるためにマッサージをしてあげるのも効果的です。

マッサージをする時はグリグリと力を入れて行うのではなく、優しくするのがポイントです。

  1. 乳房を手で包むようにし、時計回りにゆっくりと回す
  2. 反時計回りにゆっくりと回す
  3. 手のひら全体を使って胸の上部を軽く揉み解す

マッサージをしている時、ゴリゴリと感じる場合があります。それを揉み解そうとすると痛みが出るので、無理に強い力でマッサージはしないようにしましょう。

また、血流を良くするためのマッサージなので、入浴中にするとさらに効果がアップします。

その6.下着や服装で体を締め付けないようにする

胸が張っている時、下着が触れるだけでも痛みを感じます。胸が張っている時、痛みをこらえて普段使っている下着を付けていると、血行が悪くなりさらに張りや痛みが出る場合があります。

下着だけではなく、洋服も同じです。体にフィットしたものを着ると胸の張りを感じることもあります。

胸が張って痛い時は、

  • ノンワイヤーのブラジャー
  • ワンサイズ大きな下着

を付けるのも効果的です。

また、最近流行っているカップ付きのキャミソールやタンクトップも締め付けがほとんどないので、痛みを抑えることができます。

その7.姿勢を正すだけで痛みや張りの緩和に繋がる

姿勢が悪いと、血行が悪くなります。血行が悪くなれば、胸の痛みや張りにも繋がります。

特に気を付けたいのが、デスクワークが多い人です。

長時間、椅子に座ってパソコン操作をしていると、知らない間に前かがみになり猫背になっている場合があります。また、同じ姿勢を長時間続けていると血流が悪くなります。

デスクワークをしている人は、1時間に1回、5~10分程度休憩をして、体を動かすようにしましょう。

また、スマホ操作も同じです。首だけ前に突き出したような姿勢で操作をしていると首が凝り、血流が悪くなります。

その8.適度な運動をして体全体の血流を良くする

運動をして体を動かすと、体全体の血流がアップします。血流を良くするためには、激しい運動は必要ありません。

  • ストレッチ
  • ウォーキング

といった軽めの運動で十分です。

毎日時間が取れない場合は、週に2~3回程度でも効果はあるので行うようにしましょう。

それでも時間が取れないという人は、エレベータやエスカレーターを使わず階段を使ったり、通勤時に一駅歩くだけでも運動に繋がります。

胸の痛みや張りの症状が重い場合はピルや漢方薬を使う

上記のような緩和方法をして、自然と痛みや張りを緩和することも大事ですが、それでも痛みや張りが改善しない場合もあります。

そういう時は、ピルや漢方薬を使うこともできます。

低用量ピルを服用するとその間の排卵がストップし、PMSの症状を和らげてくれます。

しかし、ピルは婦人科を受診しないと処方してもらえません。医師に診察をしてもらえば、気持ちも楽になるので1度相談に行くこともいいかもしれません。

また、漢方薬で症状を和らげることもできます。しかし、漢方は即効性がないので日頃から飲んでおく必要があります。

加味逍遥散 冷え症、虚弱体質、月経不順、月経困難、更年期障害、血の道症
当帰芍薬散 月経不順、月経異常、月経痛、更年期障害、産前産後・流産による障害
桃核承気湯 月経不順、月経困難症、月経時や産後の精神不安、腰痛など

上記のような漢方薬はドラッグストアでも販売されています。自分に合った漢方を見つけないと効果がないので、購入する際は薬剤師に相談をするようにしましょう。

PMSの痛みは、精神的にも辛くなることがあります。そういう場合は、鎮痛剤なども上手に使うのも有効的です。

よく鎮痛剤を服用すると、効かなくなると言いますが適量であれば、そういう心配はありません。

この胸の痛みや張りは大丈夫?気になる胸の痛みや張り

生理前に胸が張ったり痛くなりますが、ほとんどの人が生理と共にその症状はなくなります。

しかし、中には症状が長く続いたり胸の張り方に違和感があると、他の病気を抱えている可能性もあります。

次のような症状がある場合は、PMS以外の病気も考えられます。

  • 生理が始まっても、その症状が続いている
  • 胸の張りが出ると、頭痛がしたり高熱が出る
  • 胸の片方だけが大きくなったり、張ったりする
  • 胸にしこりがある
  • 乳頭から分泌液や血液が出てくる

こういう症状がある場合、他の病気を抱えている可能性が高いので婦人科での診察をするようにしましょう。

また、上記のような症状の場合、どういった病気が考えられるのでしょうか。

しこりの大きさが変化する「乳腺症」

歩くだけで痛みを感じたり、生理が始まったのに痛みが治まらない場合、乳腺症の可能性があります。

乳腺症の場合、弾力性のあるしこりが胸にできます。そのしこりは、生理前に大きくなるので不安になりますが、生理が終わるころには小さくなり消えてしまいます。

乳がんとは違い、良性のしこりなので心配はないのですが、しこりに触れると不安になる人も多いので、気になる場合は婦人科で調べてもらいましょう。

胸に円形の平らなしこりがある場合は「乳腺線維腺腫」

乳腺線維腺腫も、胸にしこりができます。このしこりには特徴があり、円形で平らなしこりで少し硬めです。

触るとコロコロと動くのも特徴です。形は、おはじきのようなものなので触るだけで分かります。

しこりに痛みがなく硬いので、悪性と疑う人も多いですが乳腺線維腺腫のしこりは良性になります。

しかし、しこりが動いているか分からない場合は、乳腺症と同じように病院で診察をうけるようにしましょう。

実は妊娠しても胸が張り痛みが出る

生理前になるとPMSの症状で胸が張りますが、妊娠しても胸に張りがでて痛みを感じることがあります。

PMSの症状の場合、生理10日前から症状が出ますが、妊娠の場合は生理予定日を過ぎても胸が張り続けます。

生理予定日を過ぎても胸の張りが治まらず、妊娠しているかもと思うことがある人は、妊娠検査薬や婦人科で妊娠しているかの有無を調べるようにしましょう。

乳頭から分泌液が出る場合は要注意!「乳がん」

乳腺症や、乳腺線維腺腫でも胸にしこりができます。そのため、大丈夫と安心している女性もいるようですが、しこりが全て良性ではありません。

  • しこりがパチンコ玉のように硬い
  • しこりが動かない
  • しこりを触っても痛みがほとんどない
  • 乳頭から分泌液や血液が出ることがある

こういう症状がある場合は、乳がんの可能性が高くなります。胸が張って痛い時、マッサージをする時などにしこりがあるかのチェックをしてみましょう。

少しでもおかしなしこり・気になるしこりがある場合は、病院ですぐに診察をするようにしましょう。

乳がんは早期発見だと完治しますし、唯一自分で見つけることができる癌です。

生理前の胸の痛みや張りは自分で緩和することができる

生理前の痛みは、日頃の生活や生理前の過ごし方で緩和することができます。また、痛みや張りは我慢するのではなく、薬や漢方薬などを使って症状を緩和することも大事です。

痛みを抱えて過ごすのは、精神的にもよくありません。また、その症状が病気じゃないかと思っているのもよくありません。

気になることを全て払拭し、気持ちを楽にすることが生理前の胸の痛みを緩和することには大事なことです。

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