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意外に悩む人が多い産後の尿漏れの原因と尿漏れを防ぐ骨盤底筋体操

Date:2017.02.21

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出産直後というのは、身体に色々と変調をきたすもの。いつもと調子が違うことがたくさん出てきますが、尿漏れもその一つです。

咳やくしゃみをした時、赤ちゃんを抱っこした時など、お腹に力が入った拍子に起こる尿漏れ。

恥ずかしい!と思って、なかなか周りに相談できない人もいるかもしれませんが、実は出産直後の女性には多い症状なんです。決して珍しいことではないので、自分だけかもと悩んだりしないでください。

何もしなくても自然に治癒する場合が多い産後の尿漏れですが、できるだけ早く治したいなら、ストレッチなどを実践するのもおすすめです。

今回は産後の尿漏れについて、原因と対策をご紹介していきましょう。


頑張っていきんだ証!? 産後の尿漏れの原因とは?

産後の尿漏れを引き起こす原因は複数考えられますが、主なものは以下の2つです。

骨盤底筋の緩み

骨盤底筋とは、骨盤の底にあり、子宮や膀胱、直腸などの臓器を支えている筋肉のこと。

この筋肉は尿道を開閉する括約筋と繋がっているのですが、出産時に長くいきむことで大きな負担がかかり、筋肉疲労を起こして緩んでしまうのです。

そのため、骨盤底筋が元の状態に戻るまでは、括約筋の締まりも悪くなり、尿漏れを引き起こしてしまうのです。

子宮の圧迫

妊娠中は、大きくなった子宮が膀胱を圧迫し、尿漏れが起こりやすくなりますが、産後も子宮は大きいままなので、圧迫された状態が続きます。

その圧力が尿道を塞ぐ力より大きくなるので、尿漏れが起こりやすくなります。

尿漏れ以外にも、産後はさまざまなトラブルが!

分娩の際、神経組織が傷を受けたりすると、膀胱や尿道の知覚障害により、尿意を感じなかったり、尿が出ないなどのトラブルが起こる場合があります。

また、分娩時に外肛門括約筋を傷めてしまった場合には、便失禁の症状が起こる場合もあります。

尿漏れ対策には生理用ナプキンと専用パッド、どちらがいい?

尿漏れ対策としては、専用パッドを買うのは恥ずかしいので、生理用ナプキンを代用している人も多いようですが、あまりおすすめはできません。

というのも、経血と尿では出る量が違い、尿が少し多く漏れてしまうと、吸収後の逆戻りがあり、べたつきが生じるからです。

また、生理用ナプキンには、尿専用の臭い対策がされていないため、特有の臭いも気になってしまいます。

その点、尿漏れ専用のパッドは尿を吸収することを目的に作られていますので、べたつきや臭いが気になることはありません。尿漏れ対策には、ぜひ専用パッドを使うようにしましょう。

個人差がある!? 尿漏れになりやすい人はどんな人?

尿漏れは出産後の女性に多い悩みですが、中にはほとんど症状を感じない人も。妊娠・出産の状況、体型や体質などにより症状には個人差があるようです。

以下の条件に多く当てはまるものがある人は、尿漏れになりやすいかもしれません。

  • 帝王切開ではなく、経膣分娩である
  • 2回以上の経膣分娩を経験している
  • 35歳以上で初産を経験
  • 3500g以上の赤ちゃんを出産
  • 妊娠時に体重が増えすぎた、あるいは妊娠高血圧症になった
  • 子宮口が開いてから出産までに5時間以上かかった
  • 身長が高い、または体重が重い
  • 立ち仕事である
  • 普段から重いものを持つことが多い
  • 排便時にいきむことが多い
  • 鼻炎や喘息でくしゃみや咳をよくする
分娩時間が長かったり、普段から重い荷物を持つなどして骨盤底筋に負担をかけることが多いと、尿漏れが起こりやすくなるので気をつけましょう。また年齢を重ねることで筋肉も弱くなるので、高齢出産の人も尿漏れが起こりやすくなります。

尿漏れの症状が治まるには、どのくらい期間がかかる?

出産から1ヶ月ほどは、多くの女性が尿トラブルを経験します。しかし、早く治したいからといって焦りは禁物。

この時期に無理をしてたくさん動いたり、ガードルなどで締め付けたりすると、骨盤底筋の回復を遅らせてしまいます。できるだけ横になって、身体を休ませてあげましょう。

1ヶ月を過ぎ、徐々に骨盤底筋が出産のダメージから回復してくると、筋肉を鍛えるためにも骨盤体操や骨盤底筋トレーニングが効果的です。

しっかりと筋肉を鍛えることで、尿漏れ症状の治癒も早まります。

個人差はありますが、だいたい3~4ヶ月で完全に骨盤底筋が回復する人がほとんど。その頃には、尿漏れも自然に治まっているでしょう。

尿漏れの回復を早める、寝ながらできる骨盤底筋体操

産後1ヶ月を過ぎても尿漏れに悩まされている人は、骨盤底筋を鍛える体操(骨盤底筋トレーニング)で回復が早まります。

寝ながらの姿勢でできる簡単な体操ですので、ぜひ実践してみてくださいね。

  1. 仰向けに寝てリラックスし、足は肩幅に開き、膝を曲げて立てる。
  2. 尿道・肛門・膣の穴を締めるようにギューッと力を入れて10秒キープ。
  3. 終わったら50秒休憩。再び力を入れて休憩という動作を10分間繰り返す。

この動作を朝晩2セット行うようにしましょう。寝転べる状況でなければ、座った状態でも、立ったままでもできる体操ですので、赤ちゃんをあやしたりしながら、また電車やバスの中でも、気軽に行うことができますよ。

産後の悩みの改善には、骨盤ベルトも効果的!

尿漏れの主な原因は骨盤底筋の緩みですが、その緩みを引き起こすものとして、分娩時の負担のほかに、骨盤下部の広がりも挙げられます。

妊娠中は赤ちゃんが出やすいように骨盤が広がっていくのですが、そのことで骨盤底筋が使いにくくなり、尿漏れが起こってしまうのです。

骨盤の広がりを改善するには、産前産後用の骨盤ベルトの使用が効果的です。

骨盤ベルトは骨盤をしっかり支えて歪みや腰痛を改善し、安産に導いたり、産後の体型回復を助けるもの。

骨盤の形をできるだけ保とうとするので、広がりも少なく、尿漏れを防ぐことができます。

ただし、産後1ヶ月は無理に締め付けると、悪露が出切らないなど悪影響がある場合もあるので、着けるなら1ヶ月以降に体調を見ながらにしましょう。

その他、尿漏れを予防&改善するために気を付けること

骨盤体操や骨盤ベルトの使用だけでなく、日常生活のちょっとした習慣が、尿漏れの予防や改善に繋がる場合があります。

以下のようなことにも気を付けてみてください。

出産直後は尿意がなくても早めにトイレへ
出産直後は神経組織に傷がつくなどの原因で尿意を感じない場合があるので、尿漏れを防ぐために定期的にトイレに行くようにしましょう。ただし、出産からある程度日が経ってもその習慣を続けていると、いきむ癖がついて逆に尿漏れしやすくなるので、尿がたまった感覚を覚えてからトイレに行くようにしましょう。
水分をしっかり取る
尿漏れすると嫌だからと、水分を控える人がいますが、脱水気味になると尿の臭いがきつくなったり、便秘をしやすくなります。水分はしっかり取るようにしてください。
便秘しないようにする
便秘をすると、便が溜まった腸が膀胱を圧迫し、尿漏れを起こしやすくなってしまいます。野菜をたくさん食べたり、適度な運動をして快便を心がけましょう。
太りすぎには注意!
肥満の状態は膀胱が常に圧迫されている状態になるため、尿漏れしやすくなります。また、肥満は内臓や骨盤底筋にも負担がかかりやすくなります。産後の無理なダイエットは禁物ですが、ゆっくりと体重を戻すよう努めましょう。

あまり症状が改善されない場合は、病院に相談を!

通常、産後の尿漏れは3~4ヶ月で治癒しますが、あまり治りが遅かったり、尿漏れの量が多かったり、体操等を行っても一向に改善されないようであれば、かかりつけの産婦人科や泌尿器科に相談してみてもいいかもしれません。

腹痛を従う場合や、尿の臭いが強い場合などは、骨盤底筋の緩みではなく、膀胱炎など感染症が原因の場合もあります。

病院では症状に合わせた薬が処方されるほか、電気療法や排尿トレーニング、場合によっては手術治療が行われます。

症状に合わせた治療を行うことで、尿漏れに悩む人の80%は完治するそうです。

尿漏れ治療の画期的な手術「骨盤底再建手術(TVT・TOT手術)」とは?

尿漏れ治療の先進的な技術として、注目されているのが「骨盤底再建手術(TVT・TOT手術)」です。

TVT手術とは、尿道中部を後面からメッシュで支えることで、腹圧がかかった時の尿漏れを防ぐ方法です。また、メッシュの位置を血管からよりずらして安全性を高めたのがTOT手術です。

薬物治療などで効果が見られない場合、このような手術治療が行われる場合があります。尿漏れは命に係わる病ではないため、絶対に必要なわけではありませんが、手術をすることで患者のQOL(生活の質)を高めることができます。

あまり悩みすぎないことも大事!頑張った自分にゆっくりと休養を!

産後の尿漏れはすぐには治らないため、深刻に悩む人も多いようですが、実は出産で負担のかかった筋肉が疲れているだけのこと。

いずれ自然に治癒する場合が多いですし、何も珍しいことではないのです。

一時的に恥ずかしい気持ちはあると思いますが、あまり気にしすぎると、かえって精神的ストレスが症状を悪化させてしまう場合も。

出産後は頑張った自分を労わる気持ちで、しっかり身体を休ませてあげましょう。

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