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紫外線が目に与える影響。眼病だけでなく肌の日焼けも起きる

Date:2017.06.01

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紫外線が目に与える影響。眼病だけでなく肌の日焼けも起きる|女性の美学
https://josei-bigaku.jp/sigaisenme22776/

暖かい季節になってくると、紫外線の影響が気になってきますよね。

紫外線の影響として多くの人が”肌の日焼け”を気にしていますが、”目の日焼け”もしっかり注意していますか?

目だって肌と同じように、紫外線の影響で

  • 傷み
  • かゆみ
  • 違和感

といった日焼けの症状を抱え、酷ければ病気にかかることだってあるのです。

この記事では、紫外線が与える目への影響をご紹介していきますね。

大変なことになってからでは遅いですから、今の内にしっかり紫外線の恐ろしさを知って目の紫外線対策を整えておきましょう。


まずは目に紫外線の影響を受けていないかセルフチェック

目は肌と違って鏡なしでは見て確認できないだけではなく、身体に2つしかない小さな部位ですからなかなか異変に気づきにくいものです。知らない間に紫外線のダメージが蓄積されていた…なんてことも珍しくはありません。

そこで、まずは紫外線によって影響を受けたときに目に起こる症状について見ていきましょう。

もしかしたら自覚がなかっただけですでに紫外線の影響を受けているかもしれませんから、鏡などを使ってしっかりチェックしてみてくださいね。

紫外線の影響を受けた目の症状

  • 白目が充血している
  • 眼球や瞼に異物感がある(ゴロゴロするなど)
  • 視力が下がった
  • 視界が眩しく感じる
  • 目に痛み・かゆみがある
  • 涙が出る
  • 瞼が腫れる

もしも身に覚えのある症状があれば、すでに目に紫外線の悪影響が及んでいる可能性があります。

紫外線は晴れた日だけではなく曇りの日にも降り注いでいますから、いつでも肌と一緒に目のUVケアにも力を入れてください。

視力低下や失明など…紫外線を浴び続けることで招かれるトラブル

目へと紫外線を浴び続けることによって、具体的にどんな影響が及ぶのでしょうか?

視覚へのトラブルや眼病など、紫外線によって起きる目への具体的な影響について見ていきましょう。

活性酸素で目の機能が低下する

美容や健康の情報をチェックしている人なら「活性酸素」の単語は一度は目にしたことがあるのではないでしょうか?活性酸素は身体の細胞を酸化させ、身体をどんどん衰えさせていく存在。

紫外線は活性酸素の発生を促す大きな要因の一つです。目に直接紫外線を浴びることで、目にも活性酸素が発生しやすくなってしまいます。

活性酸素によって目が老化することで

  • 水晶体
  • 結膜
  • 網膜

といった目の各部分が衰え、それぞれの機能が低下してしまいます。

眼球は水晶体や網膜だけではなく、様々な部位から構成されています。そのどこか一つにでもダメージが加われば視覚能力にトラブルが生じ、白内障や緑内障のような眼病を引き起こす恐れがあるため要注意です。

目からの紫外線で肌が日焼けする

いくら日焼け止めを塗ってもなぜか肌が日焼けしてしまう…という経験はありませんか?実は肌の日焼けを防ぐためには、肌だけではなくて目の紫外線対策も必要なのです。

たとえ紫外線が目にしか当たらなかったとしても、肌にはメラニン色素が発生します。

メラニン色素はホルモンの影響で発生しやすくなっています。紫外線が目に入ることで角膜に刺激が加わり、その刺激が脳の下垂体にまで影響してホルモンを分泌。

目の紫外線がきっかけでメラニン色素が発生し、肌の色が黒くなったりシミやそばかす…といった悪影響が現れてしまいます。

美肌を目指す女性なら、ぜひ肌だけではなく目の紫外線対策にも力を入れておきたいですね!

強い日光で起きる紫外線角膜炎

紫外線によって引き起こされる眼病の中に「紫外線角膜炎」と呼ばれるものがあります。角膜は目に浴びた紫外線の80%を吸収している部位で、角膜を通り過ぎたものは水晶体で吸収されています。

紫外線角膜炎は黒目の表面に傷がついて炎症を起こす病気です。

  • 涙がたくさん出る・止まらなくなる
  • 白目が充血する
  • 目に痛みが生じる
  • 異物感がある

といった症状があれば紫外線角膜炎の疑いあり。

紫外線角膜炎は夏など暑い季節に限定せず、雪に反射した日光などでも起こります。よくスキーをする人などからは「雪目」という名称で知られていることも。

一般的な角膜炎は時間の経過(およそ6~24時間)と共に治癒していきますが、眼痛が酷かったり症状が深刻な場合は点眼薬などで治療していきます。

また、眼科の診断によっては、角膜炎は角膜の病気であるためコンタクトレンズの使用を一時的に中止することもあります。

年中を通して起きやすい症状ですから、常に油断することなく紫外線から目を守っていきましょう。

水晶体が濁ってしまう白内障

眼病の中でも有名な「白内障」、一度は聞いたことがあるのではないでしょうか?

白内障は水晶体が濁り、視力の低下や失明を招いてしまう恐れのある目の病気のことです。

水晶体はカメラのレンズのような役割を担っていて、ピントを合わせながら網膜に視界を映し出しています。

目に浴びた紫外線は角膜を通り過ぎた後に水晶体で吸収されていくのですが、浴びる紫外線の量が増えれば増えるほど水晶体にもダメージが蓄積されていくのです。

紫外線によるダメージが蓄積された水晶体は、たんぱく質が酸化することでどんどん濁っていき、白内障を発症してしまいます。

実際に紫外線を浴び続けた時間が長い人ほど白内障を引き起こしやすいという統計もあり、紫外線は白内障の理由としても知られています。

  • 目がかすんで見える
  • 眩しさを感じやすい
  • ものがブレたり重なって見える
  • 暗いところでは視界が悪くなる

などの症状があれば白内障の傾向あり。白内障は加齢と共に発症のリスクが高まる病気ですが、紫外線を浴びる時間が長ければ長いほど若い頃から発症してしまう可能性があるため要注意です!

翼状片で白目が黒目に侵食する

白内障ほど有名ではない眼病ですが、翼状片とは白目の細胞が黒目にまで入り込んでくる病気のことを言います。紫外線の刺激によって白目と黒目の境界が傷ついてしまうことがきっかけで、白目の細胞が異常に増殖してしまうことで起こります。

症状が進行することで白目が細い血管と一緒になって、黒目の中に三角形状に入り込んでくるのが見られます。パッと見たときすぐに症状が分かるため、なかなか見過ごすことのできない眼病ですね。

翼状片には次のような初期症状があります。

  • 白目が充血する
  • 目に異物感がある
  • 眼精疲労がある
  • ドライアイになる

増殖した白目はやがて瞳孔の領域にまで達します。瞳孔に白目が浸食すれば乱視が発生しやすくなるといった視力障害も起きますから、早めの受診が望まれます。

再発率がとても高い眼病で、病状が進んでいれば切除手術も必要に。ゆっくりと病状が進んでいくため、些細な目の変化には警戒しておきましょう。

瞼裂斑は炎症の可能性もあり

紫外線によって起きる眼病の中で、目の中のタンパク質が酸化して濁る病気(白内障)がありましたよね?

瞼裂斑も似たような過程で起こるもので、紫外線によってタンパク質が変性し、白目の一部がシミのように変色・盛り上がる眼病のことを言います。

瞼裂斑によって現れるシミは大体が黄色っぽいものですが、炎症を起こしていれば赤く見えます。

瞼裂斑自体は肉眼でもよく見えないほどで、悪性ではないため特に害はありません。しかしこれが炎症を起こすと「瞼裂斑炎」になってしまい、充血やドライアイといった症状が起こります。

通常は点眼薬などでの治療が施されますが、盛り上がりがあまりに大きくて目がゴロゴロしだす場合には手術的に切除されるケースも。

白目に起こる異常から一見翼状片と間違われやすい眼病ですが、翼状片の場合は白目の盛り上がりが黒目に向かって伸びているという特徴があります。

これに対して瞼裂斑でできる白目の盛り上がりは、黒目に向かって伸びるということはありません。

  • 瞼裂斑…充血、違和感、ドライアイ
  • 翼状片…乱視、視力低下

という症状の違いもありますから、間違えないように注意してくださいね。

黄斑変性症による視力の低下

黄斑変性症は加齢と共に発症のリスクが高まる眼病で、最悪の場合は失明にまで至る危険な病気です。

  • 視界が狭くなる
  • ぼやけて見える
  • 歪んで見える

のような症状が現れたら要注意。両目で見た視界だとなかなか症状に気が付きにくいため、左右の目を閉じて片目ずつ確かめましょう。

紫外線によるダメージ蓄積や活性酸素の発生によって、目は次第に老化していきます。それが原因で黄斑部に傷がついたときに起こるのが黄斑変性症。

黄斑変性症になると、網膜の中心である黄斑部に障害が生じ、視力が低下してしまいます。

黄斑部はカメラのフィルムのような役割を持っていて、何かを見ようとするときは黄斑部を中心としてピントが合わせられています。この黄斑部の働きによって

  • 細かいものを見分ける
  • 色の変化を見分ける

といったことを可能にしているのです。

「視界がどれだけ鮮明に見えているか?」を測っている視力の測定では、黄斑部の存在が重要なカギ。

黄斑部が傷つくことで視界がぼんやりとして細かな部分まで見ることができなくなるため、結果として視力が低下していきます。

目や瞼に腫瘍ができる

腫瘍には悪性と良性の2種類があって、悪性の腫瘍は細胞が異常に増殖して身体の各所に転移したりする「がん」と呼ばれるものです。

目に紫外線を浴び続けることで紫外線ダメージの蓄積や活性酸素の発生が起き、眼球や瞼に腫瘍ができる可能性があります。酷い状態になれば眼球摘出といった措置を迫られるケースも…。

腫瘍のできる場所によっては瞼などの皮膚がただれてしまうこともあります。良性腫瘍や”ものもらい”と間違う人もいますから、異変に気づいたら早めの受診をしてください。

目の健康を守るカギ。手軽なアイテムで紫外線対策を徹底

目は他の部位と違って皮膚などに覆われておらず、常に直接晒された状態になっています。紫外線を直接浴びてしまうため、その分蓄積されていくダメージも大きなもの。

そこで、目の紫外線対策としておすすめしたい方法をいくつか簡単にご紹介しますね。

UVカットレンズのメガネ
普段からメガネをかけている人は、メガネのレンズをUVカット効果のあるレンズにしておきましょう。レンズの色に関係なく、透明なレンズでもしっかり紫外線をカットしてくれますよ。
サングラスをかける
サングラスは紫外線対策の中でも手軽なアイテムですから、常にカバンに一つは入れておきたいですね。こちらもメガネのレンズと同じく、UVカット効果は色とは関係ありません。なるべく紫外線カット効果の高いものを選んでください。
帽子を被る
なるべくつばの広い帽子を被っておくと、目を含む顔付近の日焼けを防止できます。ただし麦わら帽子などの目の粗い帽子だと紫外線を通してしまうため注意。
日傘を差す
屋外に出る際には日傘で日光そのものを遮りながら歩きましょう。なるべく紫外線カットの加工が施された素材のものを選んでください。折り畳みタイプのものだと持ち運びしやすくて良いですね。
日焼けを抑える目薬
目薬自体にUVカット効果はありませんが、紫外線を浴びた炎症などのトラブルを緩和するための目薬は販売されています。目に日焼けの症状がある際に使用しておけば、紫外線によって蓄積されるダメージの量を抑制できますよ。

▼紫外線対策用のサングラスの選び方はコチラも参考にしてください!

サングラスの選び方の記事のトップ画像

目は一生もの!紫外線に負けない対策で健康をキープして

目は人にとって大切な部分です。下がった視力はなかなかもとには戻りませんし、蓄積されていくダメージもなかなか自覚しづらいですから、常に気にかけておきたい存在ですね。

肌と違って目は服や布で覆うわけにもいかない部分ですから、特に注意して紫外線対策を徹底する必要があります。

紫外線は夏などの暑い季節だけではなく、冬にも降り注いでいます。また、

  • 蛍光灯
  • スマートフォン、PCなどの液晶画面

といった現代に特有のアイテムからも微量に出ていますから、いつでも油断大敵!

目は一生ものです。紫外線によって傷つけられてしまう前にしっかり対策を練っておきましょう。

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紫外線が目に与える影響。眼病だけでなく肌の日焼けも起きる|【女性の美学】
https://josei-bigaku.jp/sigaisenme22776/
ライター:箸屋

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