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生姜の14の効能と正しい摂取方法。冷え性改善効果だけじゃない!

Date:2017.10.05

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生姜の14の効能と正しい摂取方法。冷え性改善効果だけじゃない!|女性の美学
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生姜というと冷えとり食材の代表格。寒い時期はもちろん、冷え性の方はよく利用する食材の一つではないでしょうか。

しかし、漢方にも使われる生姜は冷えを取るだけではありません。

血行を良くすることから様々な健康効果が期待できるのです。

また、美容にも嬉しい効果がいっぱい!健康とキレイを叶えてくれる生姜の効果効能のついて、詳しくまとめました。


こんなにある、生姜の14の効果効能

生姜は中国で古くから生薬として利用されてきました。

紀元前からすでに漢方薬として使われてきましたし、日本でも神代の時代には伝わっていたようです。古事記にも登場する、最も古いスパイスの一つです。

生姜のイラスト

ビタミン類はほとんどなく、栄養価としてはそれほど高くない生姜に健康効果があるというのはなぜなのでしょうか。

それは優れた薬効にあります。生姜は今は調味料の一つですが、昔は薬だったのです。ですから、これだけ健康や美容に役立つのでしょう。

1.女性に嬉しい、冷え性の改善

なんといっても一番の効能は冷え性の改善でしょう。

  • ショウガオール
  • ジンゲロール

などの薬効成分が、血管を拡張させることで血行を促進します。また、発汗作用もあるので、身体の巡りが悪くて汗をかきにくい人にもおすすめです。

生姜の血行促進効果は3~4時間は続くので、1日2~3回に分けて生姜を摂取すると1日中身体もぽかぽかですね。

2.胃腸の働きを活発にする

生姜の血行促進効果は血流を良くするだけでなく、内臓の働きも良くします。

胃腸の血行も良くするのでその働きが活発になり、食べ物の消化吸収を良くする効果が期待できます。

胃腸が弱く、消化不良ぎみの人は食事に生姜をプラスするといいですね。

また、ジンジベインというタンパク質分解酵素があるので、肉類が好きな人には消化不良予防のためにも積極的に摂って欲しいです。

3.ツンとした香りが食欲をそそる

生姜の食欲増進作用は誰でも1度は感じたことがあるのではないでしょうか。生姜独特の、辛味のあるツンとした香りは食欲をそそります。

疲労がたまって食欲がないという時は生姜の香りを上手に使って料理すると、食欲もわいてきますよ。

4.肩こりや頭痛の改善

血流が良くなる、というと冷え性の改善が真っ先に思い浮かぶと思いますが、血行不良は冷えだけでなく様々な体調不良をもたらします。

  • 肩こり
  • 腰痛
  • 頭痛
  • 生理痛
  • 神経痛

など、主に痛みの症状が多いですよね。

生姜は血行を促進することで、血行不良から来る症状全般に良い働きをしてくれます。

5.強い殺菌力で食中毒を予防

生姜には強い殺菌力があります。生ものを食べる時に薬味として添えられたり、お寿司と一緒にガリとして食べることには深い意味があったんですね。

  • 腸チフス
  • コレラ菌
  • アニサキス(寄生虫)

などを寄せつけない、強い殺菌力を持っています。

その殺菌作用で食中毒を予防してくれます。生ものを食べる時には一緒に食べるといいでしょう。

6.ピロリ菌を撃退して胃潰瘍を予防

生姜の殺菌力はピロリ菌を撃退することでも知られています。

ピロリ菌は胃潰瘍や胃がんの原因とされ、40代になると半数以上が感染しているといわれていますから、それが生姜で撃退できたらいいですね。

7.白血球を増やして免疫力を高める

生姜に含まれるジンゲロールという成分が免疫細胞を活性化させます。白血球を増やし、血液に入り込んだウィルスや老廃物を撃退して、体を守ります。

最近風邪を引きやすい、風邪が治りにくいという人は積極的に生姜を摂っていきたいですね。

8.血液サラサラ効果で生活習慣病を予防

血液がドロドロになると血管の中で流れが滞り、血栓などの原因になりますが、生姜には血行を良くするだけでなく、血液をサラサラにする効果もあるんです。

それによって、

  • 高血圧
  • 動脈硬化

などの生活習慣病を予防します。

9.血糖値を下げて糖尿病を予防

生姜の辛味成分には血糖値を上げにくくする働きがあります。血糖値が高めだと気になっている人には、糖尿病の予防に毎日生姜を摂って欲しいです。

10.認知症の予防にも役立つ

認知症はまだ根本的な改善をする薬が開発されていませんが、認知症の進行を遅らせるための薬はあるんです。

生姜に含まれるジンゲロンがこの薬と同じような働きをすることが研究によって分かっています。

将来の認知症予防のためにも、紅茶などの飲み物や味噌汁などに生姜をプラスするといいですね。

11.乗り物酔いの予防や吐き気止めに

生姜に含まれるジンゲロールやショウガオールには吐き気や嘔吐を抑える働きがあることが分かっています。

なんとドイツでは消化不良と乗り物酔いに対する効果を「薬用植物評価委員会」という組織が正式に承認しているのだとか。

この組織はドイツの厚生省が設置した専門家の委員会で、自然療法先進国のドイツならではという感じがしますね。

  • 生姜おすりおろしを小さじ1杯(もしくは絞り汁)
  • 生姜粉末小さじ1/2

どちらかでOKですが、より効果を高めるためには、1日4回、乗り物に乗る1~2日前から摂ると良いそうです。

乗り物酔いだけでなく、つわりや二日酔いなどの吐き気止めとしてもオススメです。

12.利尿作用でむくみを改善&予防

生姜の皮には利尿作用があるので、皮をむいてしまうのはもったいない!もし皮をむいたら、捨てないで乾燥させておきましょう。

スープやショウガ湯に利用することで、余分な水分や塩分を排出して、むくみの改善と予防に役立ちます。

13.脂肪の吸収を抑えてダイエットをサポート

生の生姜に含まれるジンゲロールが脂肪の蓄積を抑えることが分かっています。

動物実験では生姜を摂取することで皮下脂肪の量が減ったことが実証されているので、その効果は確かなようです。

また、加熱した生姜のショウガオールは代謝を高める効果があるので、ダブルの効果でダイエットをサポートしてくれます。

14.抗酸化作用でアンチエイジング

ショウガオールという成分には強力な抗酸化作用があります。抗酸化作用といえば、アンチエイジングに欠かせない働きですね。

紫外線を浴びたりストレスによって、私たちの身体には活性酸素が増えます。活性酸素は細胞を錆び付かせると同時に、メラニン色素を増やしてしまいます。

シミやシワなど肌の老化を防ぐためにも生姜のパワーが役立ちます。

生姜の効能を高める摂取方法

生姜はどうやって摂取すれば効果が高まるのか、ということについてもお話しします。目的によって生姜の使い方を変えていきましょう。

1日10gの生姜を摂ろう

生姜の1日の摂取目安量は1日10gです。どのくらいの量かというと、生姜1かけといわれるくらいの量、親指の第1関節くらいの大きさになります。

生姜パウダーなら小さじ1/2(1g)が生姜10gに相当します。このくらいの量なら毎日摂れそうですね。

生姜を買ったらまとめてすりおろしたり刻んで、冷凍しておくと便利ですよ。薬味や炒め物に、欲しい分だけ使えます。

免疫力アップには食べる直前にすりおろす

免疫力アップのためには生の生姜を利用しましょう。免疫力を高めるためにはジンゲロールをたっぷり摂りたいのですが、ジンゲロールはとても酸化しやすい成分なのです。

空気に触れると効能が低下してしまうため、食べる直前に下ろすと良いでしょう。

冷え性改善には加熱、もしくは乾燥させる

身体を温めるショウガオールやジンゲロンは加熱や乾燥させることでジンゲロールの一部が変化して出来る成分です。

ですから、生のままでは摂れない成分なんですね。

ショウガオールやジンゲロンは身体を温める効果が高いので、冷え性を改善したいなら生ではなくて加熱した方がいいのです。

料理に使ってもいいですし、手軽に飲むにははちみつと一緒にお湯に入れ、ショウガ湯として飲むのもいいですね。生姜紅茶もダイエットによいと人気です。

また、せっかく買った生姜が冷蔵庫で乾燥してしまった、なんてことはありませんか。

そんな時は捨てないで入浴剤として使いましょう。乾燥されているので保温効果が高まっています。

生姜の栄養価がアップする蒸し生姜

加熱することでショウガオールという成分が作られるのですが、高温で一気に加熱するのはよくないのです。

80~100度くらいの温度でじっくり加熱していくと、ショウガオールの成分を壊すことなく摂取することが出来るので、蒸し生姜もおすすめです。

スライスした生姜を蒸して天日で乾燥させ、フードプロセッサーなどで粉末にします。蒸し器で蒸す他、オーブンなどでも作れます。

オーブンなら乾燥までの工程が一気に出来るので、1日で出来てしまいますね。

▼蒸し生姜についてはコチラも参考にしてください!

蒸し生姜の記事のトップ画像キャプチャ

ダイエットには酢生姜にして食べる

ダイエットにも良いといわれる酢との組み合わせは最強タッグ。生姜のジンゲオールと押すに含まれる酢酸がダイエットをサポートします。

酢酸にも血行を良くする働きがあるので、冷えを改善すると同時に代謝を高めてくれるのです。

材料
お酢 
100cc
生姜
100g
はちみつ
20g
  1. 生姜は皮ごと使います。スライスでもすりおろしでも何でも構いません。
  2. それを清潔な保存容器に入れます。
  3. お酢とはちみつを入れて一晩つけて出来上がり。

1回に、大さじ山盛り1杯くらいの酢生姜を食べます。そのまま食べてもいいですし、料理に使ってもOKです。

保存料が入っていないので、2週間くらいで食べきってください。

過剰摂取には注意

何事も適量というものがあります。生姜も同じことで、たくさん食べればいいというものではありません。

胃腸の弱い人は、逆に胃もたれ、胸やけを起こす可能性があります。

また、乾燥肌の人は生姜の冷え取り作用が逆効果になるかもしれません。血行が良くなることで肌の乾燥を助長する可能性があるのです。

生姜は1度にたくさん食べるより毎日継続することの方が効果が高まるので、過剰摂取には注意してください。

生姜で冷え知らずの身体を作ろう

生姜は1年中出回っていますし、料理にも使いやすい食材です。

生の生姜だけでなく、チューブやパウダーなどを使うと、飲んだり食べたり色々な形で取り入れられると思います。

冷え性改善だけでなく、これだけの効果がありますから、ダイエットや美容にもぜひ役立ててください。

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ライター:奈南有花

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コメント一覧

  • 名無しさん

    非常に参考になりました。ありがとうございました。

    返信
  • zyo-zy

    生姜の過剰摂取が言われていますが、150gの生姜と150gの豚肉を炒めて食べるレシピ本があります。半端じゃない量です、書籍になっているくらいなのでまゆつば情報とも思えません。食品素材との組み合わせもあるので摂り過ぎの根拠はむつかしいですね。

    返信

コメント