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季節の変わり目、春こそ注意!精神状態が不安定になる原因と対処法

Date:2017.03.06

寒い冬が終わり、だんだん陽気が春めいてくると、街はどことなくウキウキした雰囲気に包まれます。

北の地方では重く積もった雪が溶け、都会の街中では街路樹に新しい芽が出ます。花屋や公園が色鮮やかな花に満たされ、思わず立ち止まって見とれてしまうほどです。

ダウンジャケットを春用コートに代えただけでも、なんだか嬉しくなってしまう、春。

ですがその一方で、「春が苦手だ」と感じる人も決して少なくありません。

春は人が精神的に不安定になりやすい時期でもあります。

それはいったいなぜなのか、また、どうしたら健やかにリラックスして春を乗り切ることができるのか、そのコツをお伝えしていきます。


【1】春に気持ちが不安定になる3つの理由

じつは、春というのは、とっても気持ちが不安定になりやすい時期なんです。

それは本人にとっては切実なつらさなのですが、人になかなか相談できないことも多いのです。

なぜなら春の落ち込みには、

  • 落ち込んでいる理由を人に話しにくい
  • なぜ落ち込んでいるのか自分でも分からない

という、どちらかの特徴が見られるケースが多いためです。

誰にも言えないつらさやどう話したら良いのか分からない混乱の中、周囲のウキウキした雰囲気も手伝って、誰にも相談できずに一人でつらさを抱え込んでしまう人が多いのです。

春という季節には、精神を不安定にさせる独特の要因が3つ、隠れています。ひとつずつ見ていきましょう。

(1)仕事のこと、お金のこと

ほとんどの職場で人事異動や部署の再編などを行うのが、春です。

3月〜4月前後のこの季節、会社勤めの人にとっては、本人もしくは周囲に何かしらの大きな変化が起きるケースが多いでしょう。

たとえば正社員ならば、

  • 転勤
  • 部署異動
  • 組織の再編(部署が増えたり無くなったり)
  • 役職の昇格・降格
  • 上司や同僚の交替

といった、職場環境の大きな変化が訪れます。

正社員以外でも、契約社員・派遣社員なら、

  • 契約満了による失業
  • 勤め先の変化の余波

などが考えられます。

そして自営業・フリーランスにも、

  • 取引先からの契約打ち切り
  • 顧客の状況変化の余波
  • 決算

など、この時期特有の大きな変化が見られます。

自営業・フリーランスの場合は、決算や確定申告による影響も大きいようです。

決算がうまくいかず倒産する企業が多いのも3月です。

また個人事業主は、確定申告で、前年度の仕事の実績をはっきりと確認することで、将来への不安を抱くきっかけにもなり得ます。

上記の全ての環境変化に共通しているのは、

  1. 自分ではコントロールしづらい
  2. 予期がしづらく、対策できない

ということです。

思ってもみなかった突然の異動や失業は、心に大きな負荷をかけます。(じつは、3月は年間で最も自殺者の数が多い月なのです。)

仕事は、生活時間の大部分を占めるもの。その変化に悩み、将来の不安に苦しむ人が最も多く出る季節こそが、他でもない春なのです。

(2)生活環境の大きな変化

春に変化するのは、職場だけではありません。家族や友人など身近な人の状況の変化も、ストレッサー(ストレス源)となる場合があります。

たとえば、

  • 自分自身の引越し
  • 親しい友人の引越し
  • パートナーの転勤
  • 子どもの進学
  • 子どもの就職・独立

など。

春は引越しの最盛期。引越し業者へ予約が殺到するのが2月下旬〜4月上旬です。

自分自身の引越しはもちろん、近所にいて頻繁に交流していた友人が遠くへ転居する場合も、気持ちが不安定になりやすいですよね。

人間は、環境の変化に意外なほど弱い生き物です。安心して何でも話せる人がそばにいなくなるというのは、本人が思うよりも心のバランスに影響します。

もちろん、パートナーや子どもといった家族の転居はより大きな影響をおよぼします。

気をつけなくてはいけないのは、良いことも悪いことも、大きな変化であればどちらもストレスの原因となり得る点です。

子どもの進学や就職は喜ばしいことですが、生活の上では大きな変化と言えます。とくに子どもが独立して家を出る場合、「親としての役割を失った」という思いから、鬱の症状が現れる人も少なくないのです。

仕事での昇格も、同様に大きなストレッサーになり得ます。

良いことやお祝いごとでも、精神が不安定になる原因になり得ることは、しっかり認識しておきましょう。

(3)気候による心身への影響

春の気候は、あたたかくて良いことばかりと思われがちですが、じつはその気候にも精神のバランスを不安定にさせる原因が隠れています。

春の気候で気をつけたいのが、

  • 毎日の寒暖差
  • 朝晩の寒暖差
  • 急激な天候(気圧)の変化

など。

冬から春にかけ、だんだん気温があたたかくなっていく様子を「三寒四温」と呼びます。三日寒い日が続き、四日あたたかくなる……という意味なのですが、この細切れに起きる気候の変化が、精神のバランスに悪影響を与えます。

また、春は朝〜日中にかけてはポカポカと暖かくても、日が落ちて夜になったとたん急に真冬のような寒さになったりもします。

この朝晩の激しい寒暖差は、体温を調節する機能に大きな負担をかけます。体温を調節する機能とは、ずばり「自律神経」です。

寒暖差に適応しようと酷使された自律神経は、あっというまに調子を崩してしまいがち。自律神経のバランスが崩れると、不眠や集中力の欠如など生活への影響も現れます。

とくに女性はホルモンバランスの関係で、気圧や気温の変化による影響を受けやすく、春は

  • 頭痛
  • 耳鳴り
  • だるさ
  • イライラ
  • そわそわ落ち着かない感じ
  • 不安感
  • やる気が起きない

など、心身ともにつらい状態になりやすいのです。

温度だけでなく、天気も安定しないのが春の気候の特徴です。

春一番をはじめ、強い風が吹いたかと思えば、急に寒くなり雨が降る。5月なみの暑さを感じる日があるかと思えば、翌日には雪が降る……。

気候が安定しないのは、気圧の変動が激しいためでもあります。

気圧の変化はやはり自律神経にとても深く影響していて、精神的にもフワフワと不安定になりやすいのです。

【2】健やかに春を乗り切る、キーワードは「リラックス」

仕事のこと。生活環境の変化。気候。

要因はどれも自分でコントロールするのが難しいものばかりです。では、春を落ち着いた健やかな気持ちで過ごす方法はないのでしょうか?

いいえ、そんなことはありません。

起きる物事はコントロールできなくても、自分の気持ちをある程度コントロールすることは、誰にでも可能です。

春の不調を防ぐ、また乗り切るためには、自律神経のバランスを整えることが大切です。

ちなみに自律神経とは、

  1. 緊張や興奮を司る「交感神経」
  2. リラックスや休息を司る「副交感神経」

の2つがバランスを取り合いながら成り立っています。

この自律神経のバランスを整え、交感神経(緊張モード)を副交感神経(リラックスモード)に変えましょう。

たとえば、以下のようなことを実践してみてください。

(1)ゆっくり湯船につかる

副交感神経を優位にするために、バスタイムはうってつけのチャンスです。

お風呂でお湯につかり、ゆっくりと身体が温まっていくことで、脳をリラックスモードに切り替えることができます。

普段シャワーで済ませてしまう人も、ぜひ湯船にお湯を張り、肩まで浸かってみてください。

コツは、38度前後のぬるめのお湯で、20〜30分ほどゆっくり入浴することです。

また、肩まで浸かるのが苦手な方は、足湯でも充分効果があります。

電気を消してキャンドルを浮かべたり、好きな香りのアロマバスを楽しむなども、リラックス効果を高めます。

(2)バランスのよい食事をとる

憂鬱な気分のときこそ、バランスのよい食事を口にしましょう。

食べ物が私たちの心身に与える影響は、とても大きなものです。落ち込んでいるときはつい食事もおざなりになりがちですが、そんなときこそ意識していろいろな食材をバランスよく食べるのが◎。

必要な栄養素が身体や脳に行き渡ることで、頭がスッキリしたり、少し気分が上向きになったりするものです。

ちなみに、副交感神経(リラックス)の働きを助けるとされる食材は、以下のようなもの。

  • 玄米
  • 大豆
  • 発酵食品(味噌、醤油、漬け物、ヨーグルトなど)
  • 豆乳
  • 赤身の魚
  • バナナ

などです。

これらの中で好物があれば、自分にご褒美のつもりでどんどん食べるのがおすすめです。

(3)睡眠は深く、できるだけ長く

身体も心も癒すには、何と言っても睡眠が一番です。

とくに脳の休息には睡眠が不可欠。自律神経だって、乱れたバランスを睡眠中に整えます。

精神的に不安定になりがちな春は、少しでも長く、そして深く、良質な眠りを味わえるように工夫しましょう。

具体的に、

  • ぬるめのお風呂にゆっくり浸かってリラックス
  • 入浴後は間接照明を利用する
  • 寝る前にテレビ・スマホ・パソコンを見ない
  • 寝室はできるだけ暗くする
  • 夜22時〜翌2時の間は、なるべく寝る
  • 寝付けないときはホットミルクを飲む

など、良質な睡眠をとるコツはいくらでもあります。

それでも、神経がピリピリしたりして、どうしても眠れないときもあるでしょう。そんなときは、ただ目を閉じて布団の中で横になっているだけでも効果アリです。

(4)全てを意識して「ゆっくりと」

春の変化にソワソワしたり、イライラしたりしていると、どうしても行動や会話が焦って空回りしてしまいがちになります。

それを防ぐためには、全ての動作を、意識して「ゆっくりと」行いましょう。

身体がゆっくり動いたり話したりしていると、脳もつられてゆったりリラックスしてくるものです。

このメカニズムを利用して、気持ちが不安定になったらまず「ゆっくりと」を心がけてみましょう。

(5)自然や動物に触れる

自然や動物に触れることには、ピリピリ興奮している心をほっとやわらげてくれる効果があります。

花や植物が好きな人は自然を感じられる場所に(公園や森林浴など)、動物が好きな人は見たり触れ合ったりできる場所に(動物園や猫カフェなど)、足を向けてみるのがおすすめです。

ただし、「木々の芽吹く躍動感で余計に気持ちがソワソワする」という人もいます。そうした自覚があるときは、無理に出かける必要はありません。

(6)好きな趣味に没頭する

外に出かけたくないときは、家の中で趣味に没頭しましょう。農家学的にも、好きなことにじっくり取り組んでいると、精神は安定し、リラックスします。

好きなもの、好きなことなら何でもOK。

  • 音楽を聞く
  • 読書をする
  • ゲームをする
  • 連続ドラマを一気見する
  • ハンドメイドにいそしむ
  • 塗り絵をする

など、自分だけの楽しみをぜひ見つけて実践してください。

(7)「べき」思考を手放し、考え方をゆるめる

自分で何でも完璧に仕上げたい、できるだけ結果をコントロールしたい。

そんな完璧主義的な考え方を持つ人ほど、想定外の事態に気持ちが大きく揺らぎやすいものです。

完璧主義は決して悪いことではなく、あなたの武器にもなり得るでしょう。ただ、それが原因で精神的にしんどいときには、まず「べき」という思考を手放すのが有効な手段です。

  • こうするべき
  • ああ言うべき
  • ちゃんとやるべき
  • 約束は守るべき

こうした「べき」で頭がいっぱい、コップの中の水がもう溢れ出しそうな状態になっていませんか?

自分が理想通りに動けないことも、また自分はきちんとやっているのに周りがそうしてくれないことも、あなたを苦しめるばかりです。

「べき」の代わりに、「ま、いっか」とつぶやいてみると、少し楽になることがありますよ。

(8)気持ちを紙の上に吐き出す

気持ちが不安定なときは、不安定なまま紙に書き出してみましょう。

まともな文章にならなくたってOKです。誰にも見せないものなのですから、感じていること、頭に浮かんできた思いを、要らない紙にそのままぶつけてみてください。

絡まった感情を紙の上で「言葉」という形にする方法は、心理セラピーでも使われる手法です。

書いているうちに気持ちがスッキリすることもあれば、「こんなことを考えていたのか」と自分でハッと気づくこともあります。

とくに、人に相談しづらい春先のイライラやソワソワは、自分しか見ない紙の上にぶつけるのがおすすめです。

スッキリしたら、その紙はびりびり破いて捨ててしまいましょう。

言葉が浮かばない人は、自分にインタビューするつもりでセルフ筆談をしてみましょう。

(9)相談しづらい悩みは専門家を探す

世間には、本当にいろいろな人がいます。あなたが今抱えている悩みも、理解してくれる専門家が必ずいます。

「原因がよく分からない」という春先の心の不調は、

  • 心理カウンセラー
  • 心療内科
  • 精神科

などで相談してみると、案外あっさり解消されることもあります。

また、「ストレス要因は分かっているけど、身近な人には相談できない」と悩んでいる場合は、その道の専門機関を探してみるのが一番です。

たとえば、

  • 失業
  • 借金
  • 事業の不調
  • 職場のこと
  • 生活に関する問題
  • 家族のこと
  • パートナーのこと

など、どんな問題にもエキスパートが必ずいます。

公的機関やNPO法人など、自分の抱える悩みに近い相談窓口を検索して探してみましょう。

はじめの一歩を踏み出すのには、気力や勇気が要るかもしれません。でも、そうして専門家を頼ることが、やはり悩みを解決する一番の近道になります。

あなただけの方法でリラックスするのが◎!

他にも、

  • お気に入りのカフェに行く
  • 好きなアーティストに触れる
  • 気を許せる仲間と過ごす

など、リラックス方法は人によりさまざまです。

あなただけのリラックス方法で、春先の不調を乗り切りましょう!

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