愛想笑いをする心理や場面、クセになるとストレスの素に!
Date:2019.03.05
仕事や人間関係などにおいて、ついやってしまいがちな言動の1つが「愛想笑い」です。
また、愛想笑いは
- 他人に嫌われないため
- 周囲から浮かないため
といった心理状態からしてしまうことが多い振る舞いですが、実は愛想笑いが人間関係においてマイナスな影響を及ぼしているケースもあるんです。
しかしクセになってしまった愛想笑いも、自分でその思考に気づきちょっとした心がけを取り入れることによって改善していくことができます。愛想笑いを減らすことはストレス対策としても、とても有効な方法です。
今回は「愛想笑いをしてしまう心理や場面」を中心に、愛想笑いがクセになっていることのデメリットや改善策などについてご紹介していきます。
この記事の目次
自分に自信がない人は要注意!愛想笑いが多くなる場面とその心理
まずは愛想笑いが多くなりやすい場面や心理状態について見ていきましょう。
愛想笑いが出やすい状況について知っておくことで、自分が愛想笑いをしてしまった時に自分の気持ちに気が付くことができるだけではなく、人と接している中で相手の気持ちなどを察することにも役立ちます。
自分が愛想笑いをしたときの場面を思い返して、心当たりのあるものがなかったかチェックしてみましょう。
はっきりと答えられない質問や会話を振られたとき
- はっきりYESとは言い難い質問やお願いをされたとき
- 無茶ぶりをされたけど断りにくいとき
このような状況に置かれた場合、「その場を丸く収めつつも濁して逃げ切りたい…」といった心理が働き、愛想笑いをしやすくなります。
周囲は「面白い」「楽しい」と思ってそのような話をしていても、話を振られている本人は楽しむことができておらず、むしろ不快感に近いものを覚えていることが多いです。空気を読むために愛想笑いをしているので、心理的ストレスがとても溜まりやすい場面になります。
相手に好意を持ってほしい、嫌われたくないと思っている
- 嫌われることが怖い
- 万人から良い印象を持ってほしい
といった考えを持っている人は、自然と愛想笑いも多くなりがちです。
「八方美人な人」とも言い換えることができ、いつもニコニコしている姿は周囲からも好印象を受けやすいものです。
しかし「嫌われたくない、好印象を持たれたい」といった動機から日常的に愛想笑いをしていると、自分の本当の内面と周囲からの印象とのギャップが大きくなってしまうことがあります。
このように、
- 自分の内面と周囲からの印象とのギャップ
- 好意を持たれたいが故の行動が逆効果になっている
といったことから、愛想笑いをすることで心理的ストレスが大きくなってしまいます。
本音を隠したい時
- 「この場から早く帰りたい」
- 「会話に興味がないけど抜けざるを得ない」
といった状況では、表面上は愛想笑いでニコニコやり過ごしながらも、心の中では全く違うことを考えていることがよくあります。
このようなケースでは置かれている状況に不満を感じているにも関わらず、自分の思うように行動をすることができないという制限がかかってしまっているので、ストレスが大きくなります。
精神的な負担になっている可能性もあり、愛想笑いのデメリット
愛想笑いをしやすくなる場面や心理の部分でも少し触れてきましたが、愛想笑いがクセになっている人は、そのことによってストレスや精神的な負担が大きくなってしまっている可能性があります。
周囲の人たちと円滑な関係を築いたり、その場を乗り切ったりするために愛想笑いが役に立つ場合もありますが、必要以上の愛想笑いはデメリットの方が大きいのです。
次は必要以上に愛想笑いをすることによって起こるデメリットについて見ていきましょう。
自分の意見や気持ちが分からなくなる
周囲の雰囲気や相手などに合わせるため、良い印象を与えたいがために愛想笑いを多用していると、
- 自分自信はどう感じているのか
- 本当はどのような行動をとりたいのか
といった「自分の本当の心の声」が分からなくなってしまいます。
時には周囲に合わせることも必要かもしれませんが、やりすぎは禁物です。自分本当の気持ちを無視し続けていると、どんどんストレスも溜まっていきます。
このような愛想笑いがクセになってしまっている人は周囲に合わせることもほどほどにして、自分自身の気持ちや考えを尊重した行動をとることを意識してみましょう。
周囲に利用されやすくなる
- いつもニコニコしている
- あまり否定をせず、流れや雰囲気によって意見を変える
このようなタイプで愛想笑いがクセになっている人は、否定しない・断らないといった特徴をいいことに周囲の人からいいように利用されやすい可能性があります。
このようなケースにおいて、自分が得るメリットは全くと言っていいほどありません。
周囲の人からいいように使われていると感じていたり、無下な扱いを受けていると感じたりしている場合には、「嫌なことやできないことははっきりと断る」といった勇気をもって行動
するようにしましょう。
急な振りや出来事に対応しにくくなる
- 周囲から浮かないようにするため
- 目立たないようにするため
このような考えで愛想笑いをしつつ周囲の雰囲気などに身を任せて行動することが多い人は、会話の中で急に自分に話を振られたり突発的な出来事が起こったりしたときに対応しきれなくなることが多いです。
これは周囲に合わせることがクセになっているため、自分で考えることを無意識のうちに怠ってしまっており、突然の出来事に対しての認識が遅れてしまったり処理しきれなくなったりしてしまうために起こります。
周囲の雰囲気を適度に感じ取ることは大切ですが、自分自身の考えや個性をないがしろにしてしまわないよう、普段から自分の頭で考えることを意識するようにしましょう。
自己主張を意識しよう、愛想笑いが癖になってる人の改善策
愛想笑いがクセになってしまっている人でも、少し考え方や意識を変えることによって愛想笑いをする頻度を減らすことができます。
愛想笑いが減ることはストレスなどの心理的負担を減らすことにもつながるため、ここまでの内容で心当たりがあった方はぜひ改善策を試してみましょう。
嫌なものは嫌と言う
「嫌なものははっきり嫌という・断る」といったことは、ストレスを溜めないためにもとても大切なポイントです。
そのため愛想笑いをしてごまかそうとせずに、時にははっきりと断るということを意識してみましょう。きちんと理由を添えて断ることによって、愛想笑いをして引き受けなくとも相手に悪い印象を与えずにその場を乗り越えることに繋がります。
主体的に意見を発信する
愛想笑いがクセになって周囲に言動を合わせがち、という方は自分の意見をしっかりと発信するということを意識してみましょう。
むしろ自分の意見をしっかりと主張し、自分の頭で考えて行動に移すことができる人の方が、周囲に対して良い印象を与えます。必要以上に周囲に合わせるよりも主体的に意見を発信することで、自分にも周囲にも良い影響を及ぼすのです。
無理に周りに合わせなくていい!愛想笑いをやめてストレスフリーに
今回は「愛想笑いをしてしまう心理や状況」を中心に、愛想笑いをするデメリットやクセになってしまった愛想笑いの改善策などをご紹介してきました。
もし「愛想笑いをすることに疲れてしまった」といったことに気づいたら、自分の心の声と向き合って、自分自身の気持ちや考えを尊重した行動を心がけるようにしましょう。
Sponsored Link