
医学の専門知識を取り入れた今話題の〝メディカルスキンケア〟とは?
最近、メディアなどで「メディカルスキンケア」という言葉をよく見かけます。気になっている人も多いと思いますが、「メディカル」という言葉から、何となく専門的でハードルが高いと感じている人も多いのでは?
そんな人のために、今回は「メディカルスキンケア」とは何か。基礎知識から最新情報まで、徹底的にご紹介します!
メディカルスキンケアって何?まずは基礎情報をおさらい!
メディカルスキンケアとは、スキンケアに医学の観点を取り入れたもの。皮膚科や美容皮膚科、美容外科、形成外科などで行われるスキンケアの施術のほか、医師のいるメディカルエステ、医師が監修した化粧品なども、メディカルスキンケアの範疇に入ります。
メディカルスキンケアのメリット・デメリットとは?
メリット
メディカルスキンケアのメリットとしては、通常のエステでは扱えない機材や施術を取り入れているため、短時間で高い効果が得られることが挙げられます。
デメリット
一方デメリットとしては、保険が適用されない施術の場合、費用が高額になるケースが多々あることが挙げられます。また、一般のエステより効果の高い薬剤や機材を使用するので、敏感肌の人などは副作用が出やすくなる可能性もあります。
医療機関ではこんなメディカルスキンケアが受けられる!
では、具体的にメディカルスキンケアで、どのような施術が受けられるのでしょう。主なものをご紹介していきたいと思います。
- ケミカルピーリング
- 皮膚に薬剤を塗って表皮の角質層を剥がし、肌のターンオーバーを促す施術です。新しい皮膚が表に出ることにより、肌がきめ細かくなり、黒ずみやニキビ跡にも効果があります。
- レーザー脱毛
- 医療機関では、エステや脱毛サロンより強い照射のレーザーを使用して毛根細胞を破壊するため、通う回数も少なく、より高い脱毛効果が得られるます。また、医師が常駐しているので、万が一肌にトラブルが起こった場合も安心して相談することができます。
- 注射・点滴
- ビタミンCやヒアルロン酸、コエンザイムQ10やプラセンタ、ボトックスなど、アンチエイジングや美白に効果的な成分を注射や点滴で注入します。直接体内に成分を送り込むので、短時間で無駄なく吸収されるのが魅力ですが、成分によっては副作用の心配があります。また、プラセンタ注射を打つと、献血ができなくなるので注意が必要です。
- ニキビ治療
- 皮膚科などで行われているニキビ治療も、メディカルスキンケアに当たります。塗り薬や飲み薬、面ぽう圧出やイオウ製剤、ケミカルピーリングなど様々な治療方法があり、多くは保険適用されます。自己流のケアよりも、適切な治療と高い効果が期待できます。
- シミ・ほくろ等の除去
- 従来の切開施術もありますが、最近は主にレーザーで治療が行われています。ほくろやシミ、そばかす、イボやあざの除去など、レーザー治療は幅広く使われており、傷跡を残さず簡単に見た目の印象を変えられることが魅力です。
今後注目の、メディカルスキンケアの最新技術をご紹介!
日々進化を続けるメディカルスキンケア技術ですが、最近ではIPLと呼ばれる特殊な光を使った光治療や、韓国でブームとなった水光注射(ダーマシャイン)が注目を浴びています。この2つについて、詳しくご紹介していきましょう。
レーザー治療よりもマイルド。肌に優しい「光治療」とは?
最近、シミやそばかす、たるみやしわの治療において、レーザー代わってよく取り入れられているのが、IPL(Intense Pulsed Light)と呼ばれる特殊な光を肌に照射する「光治療」。
レーザーが強い光でシミのある部分にピンポイントに働きかけるのに対し、IPLはレーザーよりもマイルドな光を広く照射し、肌の浅い部分に効果的に働きかけます。
メラニンにダメージを与え、真皮層のコラーゲンを増やすので、シミやそばかす、たるみやしわなどに幅広く効果が期待でき、比較的安全に使用できるのが魅力です。また顔全体に照射できるので、肌全体の透明感もアップします。
韓国で話題沸騰!新しい世代のアンチエイジング「水光注射」
美容大国・韓国で大ブームとなったアンチエイジング法「水光注射(ダーマシャイン)」。それを受けて、日本でも数多くのクリニックでこの施術が取り入れられています。
水光注射は、肌から1~2ミリのごく浅い層に有効成分を注入するので、肌の潤いやハリ、ツヤ、透明感などの効果がよりはっきりと分かる形で現れます。
また、痛みの緩和という面でもすぐれており、施術後の赤みや腫れもあまり気にならないのが特長です。事前に針の長さや注入量をセッティングするため、ドクターの技量にも左右されません。
医師が監修する「メディカル化粧品」も要注目!
メディカルスキンケアは何も医療機関で行う施術だけではありません。医師が監修する「メディカル化粧品」や「ドクターズコスメ」といったものも当てはまります。敏感肌などトラブルを抱えた人に支持されているメディカル化粧品の中でも、人気のブランドをご紹介します。
17年の歴史を持つパイオニア「ドクターシーラボ」
1999年の創業以来、ドクターズコスメのパイオニアとして根強い人気を誇る「ドクターシーラボ」。専門の医師や研究機関からデータを集め、数多くの臨床経験を経た成分を使っているので、肌への負担が少ないと評判です。
皮膚科医監修の美白・アンチエイジング化粧品「アンプルール」
「ウォブクリニック中目黒」の院長で皮膚科医の高瀬聡子氏が開発ディレクターを務める、ドクターズコスメ。クリニックの技術を取り入れた、安全性と効果の高い化粧品の開発を目指しています。
先端テクノロジーで、肌の浸透深度に働きかける「ビーグレン」
アメリカの浸透テクノロジー分野の第一人者・ブライアン・ケラー氏が最高研究開発責任者を務める化粧品ブランド。
超微小のカプセルで有効成分を包み込む「Qu Some(キューソーム)」という独自の技術により、肌の奥深くまで的確に成分を浸透させることを実現しました。
くすみやシミ、毛穴汚れやしわなど様々な肌トラブルに働きかけ、ハリのある素肌が取り戻せると評判です。
医師の専門的なスキンケアで、ワンランク上の美肌になろう!
いかがでしたか?ひと言にメディカルスキンケアといっても、ニキビ治療のようなものから、エステのようなスペシャルケアまで、内容はさまざま。
最新技術を駆使した施術はハードルが高いという人も、肌のトラブルに悩まされているのなら、一度専門的なクリニックに相談してみるとよいかもしれません。
