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冬は家でチャイティを飲もう。スパイスの効能で身体も喜ぶ!

Date:2016.12.11

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冬は家でチャイティを飲もう。スパイスの効能で身体も喜ぶ!|女性の美学
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shutterstock_426149164寒い季節、暖かいおうちでほっこり過ごすのは至福の時間。そんな時欠かせないのが、美味しいホットドリンクです。

コーヒーやココア、ハーブティなど種類もたくさんありますが、中でもおすすめなのがインド式のチャイです。

本場インドでは人々の日常の中に、あのスパイシーで甘いチャイが広がっています。

シナモンやジンジャーなど複数使われるスパイスには、リラックスや冷え性の改善など身体を優しく刺激する効能も。

ほっと一息つきたいその時、上手にチャイを取り入れてみませんか?


世界中で愛されるドリンク「チャイ」

チャイといえば、「スパイスの利いたミルクティでしょ?」と思う人が多く居ますが、チャイとはいわゆるティー(TEA 茶)のことです。

しかしながら、今や日本でチャイといえば、インドで愛される煮だしミルクティとして一般的に認知されていますね。

ここでは、スパイスを加え、茶葉をミルクで煮だして飲むインド式の「マサラ(混合香辛料)・チャイ」(以後簡単にチャイとする)についてご紹介します。

チャイがインドで愛されるには理由がある

チャイに欠かせないものは、

  • 紅茶
  • 牛乳
  • 砂糖
  • スパイス

です。

インドは世界有数の紅茶の産地。また、砂糖の消費国としては実に世界第1位であり、かつ生産量は世界第2位。

さらにカレーを主食とすることから上質なスパイスが豊か。そのうえ、世界有数の酪農大国でもあるのです。

こんなインドでチャイが生まれたのは自然なことなのかもしれません。

また、スパイシーで甘いチャイを好むのは、広いインドの中でも北インドの人々。

高温多湿のイメージの強いインドですが、それは主に南インドのイメージであり、チャイ文化の根強い首都ニューデリーを含む北インドは、夏と冬の季節があるうえ、冬はコートを必要とする気候です。

そんな中、スパイスが効いていてこってり甘いチャイを屋台などで気軽に飲み、時間を過ごすのがインド流なのですね。

スパイスの種類とその効能

チャイに使われる代表的なスパイスは次の通りです。

  • シナモン
  • ジンジャー
  • カルダモン
  • クローブ

そのブレンドはお店によっても異なり、この他ペッパー(こしょう)やローリエを加える場合もたくさんあります。

では、ひとつずつ効能をみてみましょう。

肌を美しくするシナモン

クスノキの仲間で常緑樹の高木です。この木の皮をナイフではぎ取り、発酵、乾燥させたものがわたしたちの知っている香辛料のシナモンです。

独特の甘く清涼感のある強い香りと刺激的な味が特徴のスパイスです。

香りの成分には、

  • シナミックアルデヒド
  • オイゲノール
  • ベンズアルデヒド

などが含まれます。

シナモンの香りは嗅覚を刺激して胃腸の機能を活発にし、消化液の分泌を促す働きや、神経の興奮を抑える鎮静効果などがあります。

また、古くから漢方薬としても使われていて、血糖値を下げる働きがあります。

そのほか、

  • 解熱や鎮痛効果
  • 腹痛や下痢の症状を抑えてお腹に溜まったガスの排出
  • 毛細血管を強くして肌のシミやシワを抑制する抗酸化作用

もあります。

冷え性に効くジンジャー(しょうが)

和食にも使われる日本でもおなじみのジンジャー(しょうが)。

清涼感のある香りと爽やかな辛さが特徴の多年生草本で、その根茎を乾燥させてスパイスにします。

香り成分はシネオールやジンギベレンがあり、消化を促す働きがあるので、

  • 胃もたれ
  • 食欲不振
  • 吐き気

などを抑制してくれます。

また、辛み成分はジンゲロンやショウガオールなどがあり、血液の循環をよくしてからだを温めるので、冷え性や膀胱炎など女性に多い身体の不調に効果的に働いてくれます。

さらに、代謝をあげて発汗を促すのでダイエットにも上手に取り入れたいスパイスです。

口臭を抑えるカルダモン

ショウガの仲間で、草丈が1m〜3mほどになる多年草です。

たくさんの花が咲き、緑色で卵形の実をつけ、その中にゴマ粒大の種をつけます。この種を乾燥させたものが香辛料として用いられるカルダモンです。

カルダモンにはシネオールとテルピオネールと呼ばれる香り成分があり、清涼感のある爽やかな香りが、唾液や胃液の分泌を促し、胃腸など消化器官の働きを助けてくれます。

また、シネオールには強い、

  • 防腐作用
  • 消臭効果

があるため、食後にカルダモンを入れたハーブティを飲むこともオススメです。インドなどでは種をそのままかじる習慣もあるそうですよ。

強い抗酸化力をもつクローブ

ユーカリやグアバと同じフトモモ科の常緑高木です。その木につく花が開花する前のつぼみを乾燥させてスパイスとして用いるのがクローブです。

バニラに似た甘い香りはオイゲノールという香り成分です。このオイゲノールには強い鎮痛作用と抗菌作用があり、古くから痛み止めや胃腸薬としてもちいられてきました。

とくに注目すべき効能が強い抗酸化作用です。

肌や血管の老化を抑制することでシワやシミの生成を抑え、動脈硬化の予防など健康にも役立つスパイスです。

また、胃液や唾液の分泌を促進して消化機能を高めたり、からだを温める効果もあると言われています。

チャイのほか、肉料理のにおい消しや風味付けにも使われます。

牛乳や紅茶にも美容効果がたくさん!

チャイの魅力はスパイスだけではありません。
牛乳や紅茶にも私たちの身体とってに嬉しい栄養素が入っています。

いつまでも元気!を叶える牛乳の魅力

牛乳にはみなさんご存知のカルシウムがたくさん入っています。

牛乳に含まれるカルシウムは、ほかの食材のカルシウムよりからだへの吸収率が高いという特徴があります。骨を強くすることは、キレイな姿勢を保ちやすいことに繋がります。

高齢化すると心配になる骨粗鬆症は男性よりも女性に多く、それは女性が出産や授乳、更年期障害によって男性よりもカルシウムを失いやすいからです。

カルシウムは1日に650mg摂取するのが理想的ですが、残念ながら日々の食事では不足しがちです。

意識的に乳製品を摂ることは健康のためにも大事なことです。

カロリーが気になる人は、低脂肪乳や無脂肪乳などに変えても含まれるカルシウムの量はほとんど変わらないのでご安心を。

紅茶には抗酸化作用のあるポリフェノールがある!

紅茶には、テアフラビンという紅茶特有のポリフェノールが含まれています。

テアフラビンには、緑茶などに含まれるカテキンと同程度の抗酸化作用があるといわれており、いつまでも若々しくいたい女性にとっては大切な成分です。

また、強い殺菌効果でインフルエンザを予防したり、血糖値の上昇を抑えたり、悪玉コレステロール値を下げたりなど健康のためにも大切な働きをします。

この冬は、自宅でゆったりチャイ時間

リラックスや身体あたため効果など女性に嬉しい効能がチャイにはたくさんあるということを分かっていただけたと思います。

これから始まる本格的な冬、ゆっくりおうちで作ってみませんか?

茶葉は主張の強いアッサムがオススメ

インドにおける紅茶の歴史は浅く、19世紀半ばに旧英領植民地だった時代にはじまりました。しかし、その後グングンと成長し、現在では世界最大の茶葉産地へと成長しました。

代表的な銘柄としてはダージリン、アッサム、ニルギリなどがあります。

中でもアッサムはミルクティとの相性がよいとされ、実際、インドで生産される茶葉の半数はこのアッサムです。

独特の奥深い芳醇な香りや力強い味が、香辛料を加えても劣ることの無い紅茶の存在感を醸し出しています。

チャイを作る時も茶葉はアッサムがよいでしょう。

さらに、茶葉の細かいブロークンタイプと呼ばれるもののほうが煮だして飲むチャイには向いています。

また、本来チャイの始まりは、輸出用にできなかった質の劣る茶葉を庶民が飲んだことであるため、上質なものよりは質の悪い茶葉のほうが本場の味に近づけるそうです。

スパイスはスーパーで簡単に手に入る

茶葉を用意したら、今度はスパイスの準備です。
今は、どのスーパーでも紹介した4つのスパイスが並んでいると思います。

シナモンはお菓子売り場にあることも。探してみてくださいね。

おうちでチャイを美味しくいただく方法

では、簡単なチャイの作り方を紹介します。

材料
アッサム茶葉
大さじ2
250cc
シナモンスティック
1/2本
カルダモン
2粒
クローブ
2粒
ジンジャースライス
2切れ
牛乳または豆乳
300cc
三温糖
大さじ1

作り方

  1. 小さめの鍋に茶葉、水、スパイスを入れゆっくりと煮だす。
  2. 沸騰してから5分くらいは弱火でじっくり。
  3. 鍋に牛乳と三温糖を入れて加熱を続け、吹きこぼれないように注意しながら3〜4分煮る。
  4. 茶こしで漉して出来上がり。

茶葉が無い場合はティーパックでもよいでしょう。ティーパックの袋を破いてもよいですし、袋のままでも大丈夫です。

また、紅茶のカフェインが気になる人は、ノンカフェインのルイボスティがおすすめです。ルイボスティの独特の風味がスパイスの刺激的な風味にとても合います。

魅力的なスパイス。でも妊産婦は控えるべき?

スパイスの効能を記したものの中には、妊婦や授乳中のママは控えた方がよいとされるものもあります。

それは、いくつかのスパイスやハーブに子宮収縮効果があるからです。

子宮収縮効果のある代表的なスパイスやハーブ

子宮収縮効果があるとされるスパイスやハーブは下記の通りです。

  • ウコン
  • シナモン
  • タイム
  • セージ
  • バジル
  • ナツメグ
  • パセリ

チャイに欠かせないシナモンも実はたくさん摂ると子宮を収縮させる効果があるとされているのです。

しかし、これはあくまでも過剰に摂取した場合に限って注意することであり、常識的な範囲内で摂取する場合には、神経質になる必要はありません。

逆に、産後は子宮収縮を促したいわけですから、産後の身体の回復を上手にサポートしてくれると考えることもできます。

また、ショウガも摂りすぎると身体に熱が籠りすぎるので妊婦は避けたほうがよいとされる場合もありますが、これも過剰に摂りすぎた場合に限ります。

大切なのは摂りすぎないこと

妊娠中や出産後は味覚が変化しやすい時期であり、つわりなどで食べられるものが限定される人もいるでしょう。食べられるものが少なくなる中で、さらに限定されてしまうのはなかなか辛いものです。

スパイスやハーブには消化を促し食欲を促進する働きのほか、リラックス効果やリフレッシュ効果があるものもたくさんあります。

上手に取り入れてストレスをためないようにするほうが、赤ちゃんにとっても大事なことのように思います。

スパイスの効能で寒い冬を乗り切ろう!

さっそくスパイスを買いに行こうと思った人もいるかもしれませんね。

スパイスはそれぞれに効能があるので上手に活用したいものですが、もしも自分には少し刺激が強すぎると思う場合は、種類を減らしたり量を減らしたりと、自分なりのブレンドを作ることもおすすめです。

寒い冬はおうちにもこもりがち。

スパイスの効いた美味しいチャイを作ってこの冬を上手に乗り切りましょう!

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ライター:このみ

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