
更年期障害に苦しむ女性へ!辛い更年期障害の軽減方法
女性が悩む問題として多いのが『更年期障害』ですね。とくに年齢を重ねた女性ほど発生しやすくなり、ほかの病気と併発すれば、日常生活にも大きな打撃があります。
更年期障害は治療が難しい病だと思われがちですが、原因も判明しているため、ある程度の対処法もあります。
もしも更年期障害に苦しんでいるなら、今回のアドバイスを活かして健康な毎日を取り戻しましょう。
こんなにあった!?更年期障害の主な症状とは
更年期障害と一言で表現しても、その症状は多岐に渡っています。
たとえば更年期障害にかかると、以下のような状態がよく見られます。
- 顔のほてり
- 動悸
- 多汗
- むくみ
- 頭痛
- 冷え性
- 頻尿
このように、更年期障害を疑われる症状はかなり多いため、つい「なんだか調子が悪いけど、更年期障害かどうか分からない…」と悩む人もたくさんいます。
こうした症状はほかの病気や体調不良でも発生するため、気付きにくさも更年期障害の悩みどころです。早く気付けるほど症状緩和も簡単なので、こまめな検査も意識しておきましょう。
それでは、更年期障害の原因や発見方法、治療法などをご説明いたします。
原因は主に2つ?更年期障害を引き起こす問題について
更年期障害の症状は多いものの、引き起こす原因についてはある程度絞られており、それは以下の2つである場合が多いです。
- 女性ホルモンの減少
- 無理なダイエットや不規則な生活によるホルモンバランスの崩壊
どちらの原因にせよホルモンバランスが関係しているため、この点を意識している人は更年期障害にもなりにくいでしょう。
ただ、普段からホルモンのバランスにまで気を配る人は少なく、更年期障害になってからようやく意識する人も多いです。それからでも効果はあるものの、できれば更年期障害になる前に対策をしたいですよね?
対策をするにはより詳しく原因を知ることが大切なので、2つの原因について掘り下げていきましょう。
やっぱり加齢が関わる?女性ホルモンが減ってしまう理由
女性の体調を左右する『女性ホルモン』ですが、この量は加齢によって減少してしまいます。
昔から女性ホルモンは女性の体調に関わるとされていますが、更年期障害にまで関係するのは知らなかった人もいるでしょう。
そのため、若いうちから『女性ホルモンを増やす対策』を進めておけば、いつまでも綺麗なだけでなく更年期障害にもなりにくいです。仮になってしまっても、女性ホルモンが多いほど症状は軽くなるでしょう。
女性ホルモンは若いうちだけでなく、年を重ねても増やすように意識してください。
無茶は禁物!?女性にありがちなホルモンバランスの崩壊
女性ホルモンはただ多いだけでなく、バランスが肝心です。そしてそのバランスを乱す要因はたくさんあり、女性は以下の点に注意してください。
- 極端なダイエットを行う(過度の運動や断食など)
- 食事制限による栄養不足
- 睡眠不足
女性は男性以上にダイエットへの意識が高いものの、その分無理な運動や食事制限に走ってしまい、ホルモンバランスの崩壊を招きやすいのです。
男性とて無理なダイエットは良くないですが、女性の場合は先述した女性ホルモンの兼ね合いがあるため、ホルモンバランスの崩壊と女性ホルモン減少が重なりやすいのです。
こうした点も、『女性のほうが更年期障害に悩まされやすい』という事実につながっています。
早期発見が鍵?更年期障害を早く見つけよう!
更年期障害はさまざまな症状があるため気付きにくいと書きましたが、それでも早期発見の努力を怠ってはいけません。
更年期障害の症状には精神面に影響するものも多いため、ついイライラしてケンカの引き金になってしまい、更年期障害だと気付いたときには一家離散…なんてこともあり得るのです。
早いうちに更年期障害だと周りが理解すれば、たとえイライラしても受け止めてくれる環境が出来上がります。これは症状緩和にも大切なことなので、早期発見の重要性も理解できたでしょう。
なお、更年期障害の早期発見のコツについては、これよりご紹介いたします。
データは重要?基礎体温や生理周期を記録しておこう
更年期障害の早期発見で大事なのは、「普段とは違うかも…」と自覚することです。
その自覚を促すために、以下のことをしてみましょう。
- 基礎体温を毎日計っておく
- 生理周期を記録しておく
こうしたデータは主に避妊や妊娠に役立つのですが、数値に乱れがあると体調不良が起きている場合も多く、それが更年期障害の発見につながります。
たとえば基礎体温の場合、更年期障害になると冷え性が増えていることからも分かるように、低体温の期間が長くなりやすいです。「昔に比べて平熱が低い…」と思ったら、更年期障害を疑ってもよいでしょう。
なお、こうしたデータをきちんと取っておくと、医療機関で受診するときも役立ちます。言葉では上手く伝えられなくとも、データさえ残っていれば医師も判断がしやすいのです。
コミュニケーションは大事!家族の目は早期発見を助ける
「家族なら別に話さなくても、私の異変に気付いてくれる…」なんて思い込んでいませんか?
実はそれも大間違いでして、家族とのコミュニケーションが稀有だと、更年期障害の発見もしにくいのです。
実際にコミュニケーションが活発な家庭だと、「あまり話してないけど、なんだかいつもと違う…」と気付きやすく、それを指摘してもらいやすいです。
それに家族同士のつながりが強い場合、更年期障害でイライラして当たったとしても、「病気を治せば元通りになるし、支えてあげないと…」と協力的になってくれます。
普段から些細なことでも会話を交わし、お互いが異変に気付けるような家庭こそ、更年期障害の対策になるでしょう。
更年期障害は治せる?諦めずに行いたい対策について
「更年期障害を治すには、つらいけどひたすら待つしかない…」なんて思い込んではいけません。
上記のホルモン注射に抵抗がある場合、生活習慣の改善でも十分な場合があるため、まずはローリスクな方法から実践すると良いでしょう。
そのローリスクな方法については、以下の2つがおすすめです。
- 食事内容の改善
- 適度な運動の実践
具体的な中身についても触れておきますので、まだ更年期障害ではない人も、備えとして覚えておきましょう。
食事でホルモンを補おう!更年期障害におすすめの食べ物とは
バランスの良い食事はホルモンバランスを改善してくれるように、『女性ホルモンを補ってくれる食べ物』を意識して摂取すれば、更年期障害もかなり楽になります。
そんなおすすめの栄養素を含む食べ物については、以下をご参照ください。
効果のある栄養素 | おすすめの食べ物 |
---|---|
大豆イソフラボン | ・納豆 ・豆腐 ・豆乳 |
デセン酸 | ・ローヤルゼリー |
大豆イソフラボンもデセン酸も『女性ホルモンに似た働きを行う』という点では同じなので、更年期障害の際はとても頼りになるでしょう。
なお、デセン酸はローヤルゼリー以外にはあまり含まれていないため、サプリメントが効率的ですね。
心身ともに改善?更年期障害に運動が効く理由
更年期障害にかかると体力が低下するため、「運動なんてしたくない…」と思うかもしれませんが、それは逆効果です。
運動をすれば体力がつくだけでなく、精神面の安定につながるのはご存じでしょうか?
昔から「運動したあとはすっきりした気分になる!」と言われるように、運動の刺激は脳に対し良い影響を与えるため、更年期障害によるイライラを緩和してくれるのです。
そして体力の低下も補ってくれるため、更年期障害中の運動は一石二鳥ですね。ただ、息が切れるほどの激しい運動は逆効果なので、『程よく汗ばむ程度のウォーキング』で十分でしょう。
もちろん歩く以外で好きなスポーツがありましたら、無理のない範囲で積極的に行ってくださいね。
決めつけられない?人によって異なる更年期障害の症状
最後に注意しておきたい点として、『更年期障害の症状は人によって異なる』というのを覚えておきましょう。
たとえば「なんだか目眩がして息苦しい…」と感じる人もいれば、「急に顔がかーっと熱くなる…」という人もいます。
なので、ちょっとでも更年期障害が気になったのなら、すぐに病院に行きましょう。更年期障害の場合は内科ではなく婦人科なので、妊娠中にお世話になった信頼できる医師がいれば、そちらに診てもらうとなおよいですね。
女性は年齢に関係なく婦人科のお世話になるため、調子が悪くないときでも定期検診を受けるのがおすすめです。
