
簡単・安心な香水の選び方♪初心者でも迷わないコツ
Date:2019.03.15
香水は、見えないオシャレ。
なりたいイメージに合わせて自分を演出したり、気分を上向きにさせてくれるアイテムです。
でも日本人女性はシャイなためか、香水に憧れつつも、自分がつけることをためらってしまう方が少なくないように思います。
「自分に似合う香りがいまいち分からない」と感じている女性のために、今回は、初心者でも迷わない香水の選び方についてご紹介します。
この記事の目次
【1】まずは欲しい香水のイメージをざっくり決めよう
香水選びをスムーズに進めるために、まずは欲しい香水のイメージをざっくり固めておきましょう。
どんな目的のために、どんなイメージの香水が欲しいのか。
次の項目に従って、一緒に考えていきましょう♪
1.香水を使う場面を想像する
香水が欲しいと思う理由は、人それぞれです。
パッケージに惹かれることも多いですが、それ以上に大切なのが、使いたい場面を想像すること。
あなたは香水をどんな場面に使い、雰囲気をどのように演出したいのですか?
- 恋人との時間をロマンチックに盛り上げたい
- 仕事でシャキッと気合を入れたい
- 友達とリラックスしておしゃべりしたい
こういった理由によって、選ぶ香りも変わってきます。
2.なりたい自分を想像する
自分のキャラクターを演出する上でも、香水は強力な味方になってくれます。
あなたは、どんな自分を演出したいと感じていますか?
- ピュアで愛らしい少女のような雰囲気をまといたい
- 大人の女性っぽい落ち着いた雰囲気を醸し出したい
- 元気ではつらつとした健康的な雰囲気でいたい
これらの雰囲気から想像できる香りは、それぞれ全く異なります。
なりたいイメージとかけ離れた香水を選んでしまうと、つけたときにしっくりきません。自分が演出したいイメージを、ざっくりとでいいので決めておきましょう。
3.目的を確認する
香水には、心理的な効果の他に「体臭を緩和する」という役割もあります。
民族的にも体臭が弱く、お風呂に浸かる習慣のある日本人の体臭は、欧米の人ほど強くはありません。
それでもやはり、「自分の体臭が気になる」「加齢臭を緩和したい」といった理由で香水に興味を持つ人はたくさんいます。
あなたは、香水に体臭・加齢臭の緩和を求めていますか、いませんか?
……このように、さまざまな演出意図や目的を重ね合わせ、自分の中で「どんな香水を何のために求めているのか」をある程度把握しておきましょう。
それからお店に行けば、香水選びはグッとスムーズになります。
【2】売り場で「好きな香り」を探そう
たとえ目的にピッタリ合致していたとしても、自分にとって心地よくない香りは、自分に合っているとは言えません。
また、「有名ブランドの人気商品」「ランキング上位」といったステイタスもさまざまですが、似合う香水が欲しいのであれば、それらはあまり気にしない方がうまくいきます。
香水は、正しいテイスティングで判明した香りが「好きか、嫌いか」で選ぶのが鉄則。
香水売り場では、条件を満たす香水の中から、あくまでも自分が好きな香りを探してみましょう。
香りの種類いろいろ
香水の香りの種類は無数にあり、新製品が出るたびに増え続けていますが、おおまかにタイプを分けることができます。
たとえば、次のようなものです。
- フローラル系
- ローズ、ジャスミンに代表される、花の香りをベースにしたタイプ。甘くロマンチックな香りや、フルーティーな香りが多いです。
- シトラス系
- レモン、グレープフルーツに代表される、柑橘系の果実の香りをベースにしたタイプです。爽やかな香りでフレッシュなイメージを演出するのにピッタリです。
- オリエンタル系
- バニラ、アンバー、ビャクダンなどを組み合わせた複雑なタイプの香りです。エジプト、トルコ、アラブなど中近東を思わせる香りから、オリエンタル系と呼ばれます。
他にもたくさんのタイプがあり、それぞれがまた枝分かれして、個性豊かな商品を多々生み出しています。
どのタイプが実際にどんな香りなのか、ぜひ香水売り場で確かめてみてください。
【3】つけるシーンや持続時間で絞り込もう
香水売り場で商品の説明書きを見ていると、商品名の他に「パフューム」や「オーデコロン」といった表記があることに気がつくと思います。
これらは香水の種類を表す言葉です。
香水には、大きく分けて4つの種類があります。
- オーデコロン
- オードトワレ
- オードパルファム
- パフューム(パルファム)
以上の4種類です。
エタノールや蒸留水が含まれるため、つけてから時間が経過するとともに揮発して香りも弱くなっていきます。
香水における4つの分類は、その香料濃度によって定められています。また、それぞれ持続時間や香り方の特徴が異なります。
- 1.オーデコロン
- 香料が3〜5%含まれるもの。4種類の中で最も香料濃度が低く、香り方が柔らかいのが特徴です。持続時間は2時間程度。目立たない程度にふわっと香らせたい人にピッタリです。また比較的安価なので、初心者にもトライしやすい種類です。
- 2.オードトワレ
- 香料が5〜10%含まれるもの。市場に最も多く流通している種類で、持続時間は3時間前後。オーデコロンよりも長く香りを保ちたい、もう少し香りを主張したい、という方におすすめです。
- 3.オードパルファム
- 香料が10〜15%含まれるもの。5時間程度香りが持続するので、長時間つけ直せないときに便利です。ただし香りがある程度強いため、つけるシーンを選ぶ必要があります。ある程度香水に慣れてきた中級者向けです。
- 4.パフューム(パルファム)
- 香料が15〜30%含まれるもの。4種類のうち最も香料濃度が高く、持続時間は5時間以上、場合によっては半日程度香りが続きます。かなりしっかり香る上級者向けの香水で、価格もハイレベルです。
このように、香水の種類によって選ぶことも大事です。
長時間しっかり香ってほしいのか、それとも気づくか気づかないかくらいでほんのり香っていてほしいのか、自分で把握しておきましょう。
初心者におすすめしたいのは、オーデコロン、もしくはオードトワレです。
それは、香りの持続時間が短くても、またつけ直せば良いため。
香りは足すことはできますが、引くことはできません。主張しすぎて周囲に迷惑をかけないよう、気をつけて利用しましょう。
【4】正しいテイスティングのやり方を知っておこう
香水を選ぶ際には、実際に自分の肌につけて香りの変化を確かめる「テイスティング」という作業が必要です。
テイスティングにはいくつかポイントがありますので、ご紹介していきましょう。
(1)ボトルから嗅ぐだけでなく、肌につける
ボトルから香水そのものの香りを嗅ぐだけでなく、必ず自分の肌につけて、香りの変化を確認してください。
香水は、つける人の体臭と混じり合って初めて完成すると言えます。同じ香水でも、つける人によって香りが大きく異なるのも、香水の楽しみのひとつです。
ボトルから嗅いだ香水がどんなに良い香りでも、つけたときにイメージが変わってガッカリしてしまうのでは、意味がありません。必ず肌につけてテイスティングしましょう。
体温の高い部分につけると香りがよく立ち、確かめやすくなります。手首でテイスティングするのがおすすめです。
(2)一度につき3〜4種類が限度
人の嗅覚は比較的弱く、一度にたくさんの匂いを嗅ぐと混乱してしまいます。
香水のテイスティングは、どんなに鼻が利く人でも、一回につき3〜4種類が限度と言われています。
欲張りすぎず、欲しい候補がたくさんある際には何度かに分けてテイスティングしましょう。
(3)2時間後まで様子を見る
香水は、つけてから時間が経過するごとに、香りが3段階に変化します。
3つの段階は、それぞれ、
- トップノート
- ミドルノート
- ラストノート
と呼ばれています。
- 1.トップノート
- つけてから10分後くらいまでの香りです。香水の第一印象とも言えますね。やや強めであることが特徴です。
- 2.ミドルノート
- つけてから30分〜2時間後くらいまでの香りです。調香師が香水を開発する際には、このミドルノートの香りをイメージして組み立てていきます。つけた人の印象を左右する、最も重要な香りです。
- 3.ラストノート
- つけてから2時間後以降の香りで、残り香とも呼ばれます。
このように、香水はつけてから2時間くらいは香りが変化し続けます。最後のラストノートがどんな香りかを知るためには、2時間くらい肌につけている必要があるのです。
テイスティングの際には、つけてすぐの香り(トップノート)で判断するのではなく、ミドルノートやラストノートまでじっくり確かめておきましょう。
洋服を選ぶように、自分に似合う香水を選ぼう♪
冒頭でご紹介したとおり、香水は見えないオシャレです。
自分にピッタリ似合う定番の香水を見つけるまでは、やや時間がかかるかもしれません。
そんなときには、ミニボトルを買って試してみるのがおすすめです。
なりたい自分を演出できて、気持ちも明るくしてくれる、香水。あなたに似合う一本をぜひ見つけてくださいね。

Sponsored Link