ロングヘアの寝る時のケア方法。ゆるく結んで摩擦から守ろう
Date:2019.05.23
ロングヘアは女性らしく美しいものですが、髪が長い分ケアも丁寧に行わなければなりませんよね。特に寝ているときは無防備なもので、寝ているときのヘアケアを怠ると
- 摩擦による枝毛や切れ毛
- キューティクルの剥がれ
- 寝癖や髪のうねり
などのトラブルが発生します。睡眠中は寝返りを打ったり、寝具と髪の摩擦が激しいので、ロングヘアの人は毛先までしっかり保護することが大切です。
この記事では、ロングヘアの人の寝るときのヘアケア方法をご紹介していきます。長い髪を無造作にばらして眠らず、寝る前には生え際から毛先まで、よくケアしてあげましょう。
この記事の目次
ロングヘアは睡眠中に髪が傷みやすい!寝るならケアが大切
どうしてロングヘアの人は、ショートヘアの人と比べて、寝るときのヘアケアに気をつけなければならないのでしょうか?それは髪の毛の摩擦が理由です。
ロングヘアの人は髪の毛同士が絡まりやすく、睡眠中はそれに寝具との摩擦が加わり、髪が簡単に傷んでしまいます。
- キューティクルが剥がれてツヤがなくなる
- 髪の水分が蒸発しやすくなる
- 髪の毛のバリア機能が低下する
- 枝毛や切れ毛になりやすくなる
…睡眠中の摩擦で、ロングヘアの髪の毛はこんなに傷みやすくなっているのです。
髪が長い人ほど髪の毛は傷みやすくなります。ですからロングヘアの人は、とにかく「髪を摩擦から守ること」を目標にして、寝るときのヘアケアを徹底していきましょう。
寝る前の基本的なケア。髪は必ず乾かして
まずは特別なヘアケア剤をつけたりする前に、寝る前に必ずやるべき基本的なケア方法を押さえておきましょう。
髪の毛の水気を切っておく
ロングヘアの人は髪の毛の乾きが遅いため、自分でも無自覚に髪が濡れたまま眠ってしまう人も少なくありません。
濡れたままの髪の毛はキューティクルが剥がれやすい状態です。もし濡れたまま寝てしまえば、髪の毛が摩擦されることでより髪が傷みやすくなることに。
お風呂上りはしっかりタオルドライした上でドライヤーを使い、髪をよく乾燥させてから布団に入るようにしましょう。ロングヘアは髪を乾かすのにも一苦労ですが、毛先まで念入りにチェックして、生乾きにならないよう気を付けてくださいね。
正しくドライヤーを使う
自然乾燥は髪を傷めますから、寝る前は必ずドライヤーを使って髪を乾かしましょう。ただしドライヤーの使い方を間違えると、睡眠中に髪が傷みやすくなります。
- 髪から20cm以上離して風をあてる
- 最初は頭皮から乾かす
- 全体を3割程度乾かし、もう一度風をあてる
- 手ぐしorブラシで梳かしながら風をあてる
- 最初は温風、最後は冷風をあてる
最後に冷風をあてるのは、キューティクルを閉じて髪を保護するため。翌朝の希望通りの髪型に合わせてドライヤーの風を当てると、寝癖やうねり防止になります。
髪を乾かすことはもちろんですが、ロングヘアーの人は翌朝のセットのことも考えてドライヤーを使いこなしましょう。
寝る前に一度ブラッシングする
「髪を乾かして後は寝るだけ」というタイミングで、寝る直前に一度ブラッシングしておきましょう。ドライヤーのときとは別に、完全に乾いたタイミングで髪を梳かすのがポイント。
寝る直前に髪の毛の絡まりをなくしておけば、睡眠中の髪の摩擦も軽減されます。枕元にブラシや櫛を置いておくと忘れませんね。
オイルやクリーム…ヘアケア剤で睡眠中の髪を保護
髪の毛を摩擦から守るには、ヘアケア剤を髪に浸透させて保護するのも良い手段です。サラサラのロングヘアを保つのに欠かせない、寝るときにつけたいヘアケア剤は次の3つから選んでみてください。
洗い流さないトリートメント
「アウトバストリートメント」とも言われる「洗い流さないトリートメント」は、髪の毛の表面をトリートメントでコーティングするアイテムです。
髪につけて寝ると、睡眠中でも毛先まで髪の毛を摩擦から守ってくれます。ドライヤーの熱を加える前につけると、より髪の毛の保護力が増しますね。
髪が長いと特に毛先が傷みやすいので、髪の毛の下半分を中心にして洗い流さないトリートメントを馴染ませてください。
ヘアオイルを毛先に馴染ませる
ヘアオイルは髪の毛に潤いを与え、油分で膜を張りダメージから保護してくれます。痛みがちなロングヘアの寝る前のヘアケアアイテムとしては最適です。
ヘアオイルは1~2プッシュして、毛先や髪の毛の下半分によく馴染ませて使います。つけ過ぎるとベタついて逆効果なので要注意。
ヘアオイルを馴染ませたら、手ぐしで良いのでざっと髪を梳かしておきましょう。ヘアオイルとしては椿油やホホバオイル、ココナッツオイルなどが有名です。
ヘアクリームで水分を補給する
ヘアクリームとヘアオイルの違いは、水分量の多さです。髪の毛がパサついているのが気になるロングヘアの人は、ヘアクリームで寝るときのヘアケアをしてみてください。
ヘアクリームには水分に加え、髪の毛に必要な栄養も含んでいますので、ダメージヘアの修復に向いています。
見た目のツヤよりも、まずは髪の毛の健康状態を優先したいという人は、寝る前にヘアクリームをつけましょう。
髪を緩く束ねて眠るのが安心。寝るときのおすすめ髪型
寝るとき、髪の毛をバラバラにして眠っていませんか?もちろん悪いわけではありませんが、ロングヘアの人は髪がバラバラになっていると摩擦も起きやすく、すぐに傷んでしまいます。
ロングヘアなら髪をゆるくまとめて眠るのがおすすめ。しっかりケアした後の髪の毛は、次のような髪型でまとめてから寝ましょう。
ゆるくサイドテールにする
最も手軽なのが、ゆるめのサイドテールにまとめて眠ることです。右肩でも左肩でも構いません。自分が寝やすいと思う方の耳の下あたりで髪を一つにまとめておきましょう。
きつく結ぶと結び癖がついたり寝づらくなるので、緩めのゴムやシュシュなどで、やんわりとまとめておくのがコツです。
一度結んで寝転んでみて、結び目の位置を調整してみてください。
低い位置でツインテール
髪の毛が多い人や、寝るときの頭髪の違和感をなくしたいと言う人は、両耳の下あたりでツインテールに結んで寝るのがおすすめです。
高めのツインテールは寝にくい上に髪がバラけて傷みやすいのでNG。あくまで低めの位置に、おさげのような感じで結びましょう。
ゴムよりもシュシュやスプリングゴム、リボンなどでまとめると、髪に結び癖がつきにくいですよ。見た目にも可愛いので、お泊りなどにもおすすめの髪型です。
お団子なら寝返りもOK
よく寝返りを打つ人や、寝相の悪さに自覚を持っている人は、頭のてっぺんにお団子を作って眠るのがおすすめ。お団子なら髪が毛先までまとまりますから、摩擦の心配もありません。
寝るときのお団子ヘアは、とにかく高めの位置でゆるめにまとめるのがコツ。シュシュなどを使うとお団子が上手くまとまりやすいですよ。
上手くお団子がまとまらない人は、ヘアオイルを馴染ませておくのがおすすめ。翌日のヘアアレンジに活かせる髪型でもあります。
ゆるめの三つ編みにしておく
左右どちらか一方に、もしくは左右両方に三つ編みをつくって寝るのもおすすめです。三つ編みなら髪がバラバラになりにくいので、最も髪を摩擦から守れますよ。
三つ編みはギュッと毛を引っ張ってキツく結ぶのではなく、ゆるめにふわふわっと編んでください。キツイと逆に髪を引っ張ってしまいます。
三つ編みにして寝ると、起きて髪をほどいたときに髪がゆるくウェーブがかっています。カールが付きやすくなるので、ヘアアレンジの下準備としても優秀ですよ。
翌朝カールしたい人向けの髪型
ロングヘアの人は、寝るときにヘアアイテムを使えば「睡眠中の摩擦を守る」ことと「翌朝のヘアアレンジの手間を省く」ことの2つを同時に行えます。具体的には次の2つがおすすめ。
- ソックバン
- ソックバンとは、靴下をドーナツ状にくるくると巻いたものを使ってお団子をつくるアレンジ方法です。高い位置でポニーテールをつくり、毛先から靴下に巻きつけてドーナツ状のお団子をつくるだけ。
寝ているときに崩れにくく、翌朝ほどけば綺麗なカールが出来ているため、髪を巻く手間が一気に省けます。
- スポンジカーラー
- 100円均一でも手に入るアイテムです。柔らかいスポンジに髪を巻きつけて固定することで、睡眠の妨げになることなく髪をまとめておくことができます。
翌朝起きたときにカーラーを取れば、髪がふんわりとカールできています。カーラーに巻きつける前によくブラッシングしておくのがコツ。
手軽なナイトキャップで髪を保湿&保護
髪をまとめるのが面倒だという人は、ナイトキャップを被るのが簡単なのでおすすめです。
ナイトキャップはただの「寝るときの帽子」ではありません。
ナイトキャップには睡眠中に髪が摩擦されたり、空気に触れて乾燥したりするのを防ぐという狙いがあります。つまり
- 髪の毛の保湿
- 髪の毛の保護
- 頭皮の保湿
- 寝癖の防止
といった嬉しい効果がたくさんあるわけです。
シルク素材のキャップは保湿性が高く、コットン素材は肌に優しいという特徴があります。ナイトキャップにもいろんなデザイン・素材の物がありますから、自分に合うものを選んで使ってみてくださいね。
寝る前の一手間で美髪ケアもヘアアレンジもできる
女性らしい美しく艶やかなロングヘアは、毎日のヘアケアの賜物です。アレンジするときや洗うときだけではなく、寝るときにも髪を労わったヘアケアが欠かせません。
長くなればなるほどケアの重要性が高まりますが、長く綺麗な髪はどんなスタイリングでも女性を美しく見せてくれます。
翌朝のヘアアレンジの手間を省きたいのか、簡単にケアを済ませたいのか…ご自分のライフスタイルと照らし合わせながら、寝るときのヘアケア方法を模索してみてください。
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