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ヘアケア | 女性の美学
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ダメージヘアはもう終わり!普段よりワンランク上のヘアケアの方法

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お肌の手入れを一生懸命、頑張ってもなぜかパッとしない、老けて見える、という経験はありませんか?

メイクや服装を変えてみる前に、まずは髪を見直してみましょう。

髪はお肌と一緒で、ダメージを受けるとケアなしではなかなかツヤツヤな髪には戻りません。乾燥によるパサパサ、切れ毛はあなたの印象をマイナスにします。

しかし、今までよりちょっとケアを意識するだけで、ツヤツヤ髪と、ツヤがあるからこそできる「天使の輪」を取り戻せます!

綺麗な髪を取り戻して、若さと女性らしさを取り戻しましょう。ワンランク上の「美髪」になれるヘアケア法についてご説明します。

髪の毛の構造を知る事から「美髪」を始めましょう

頭皮の毛穴の数は、お腹の中にいる時に既に決まっていると言われていて、その毛穴から生えてくる髪の量は、毛穴の数が少ない人の場合は6~7万本、毛穴の数が多い人の場合は13~14万本と、人それぞれ、本数には大きな開きがありますが平均は約10万本とされています。

また、日本人の髪の太さも1本あたり細い髪の場合は0.05mm、太い髪は0.12〜0.15mm、と個人差があり、平均的には0.08mmとされています。

0.08mmと聞くととても細く感じますが、「キューティクル」「コルテックス」「メデュラ」という成分により、しっかり3層で作られているのです。

髪の毛の仕組み10111-2

髪を外部の刺激から守ってくれる!「キューティクル」

一番外側のキューティクルは、髪の内部組織を守る働きをします。

主成分は硬質タンパク質で、厚さ0.005mmのとても薄い半透明の膜が魚のうろこのようになって、硬い髪の場合は約10枚、柔らかい髪だと約3枚程、重なっています。

これにより、内部のタンパク質や水分が保たれ、ツヤを保ち、ブラッシングやカラーリングによる外部の刺激からも守ってくれているのです。

髪の85%〜90%を占める!「コルテックス」

キューティクルの内側にあり、髪の85~90%をコルテックスが占めています。

このコルテックスの状態により、髪の毛の太さや硬さなどが決まるとされ、主成分である繊維状のタンパク質や脂質、水分量によって太さや硬さが異なり、髪の色はこの部分に含まれるメラニンの量や種類によって決まるとされています。

柔らかい髪・赤ちゃんの髪には存在しない⁈「メデュラ」

髪の中心にあり、やわらかいタンパク質と脂質を主な成分とする立方体の細胞が空気を含み、空洞の細長い形で並んでいます。

メデュラは、まだわかっていない事も多いのですが、髪の保湿効果を高める働きをすると言われています。

やわらかいタンパク質が主成分なので、外部の刺激に弱く、刺激を受けてすき間ができてしまうと、光の乱反射による影響で髪が白っぽく、色褪せたように見えてしまいます。

また、このメデュラは誰にでもあるわけではなく、うぶ毛などの柔らかい髪や、赤ちゃんの髪には無いとされています。

子供の髪に「天使の輪」ができて、大人の髪にはできない理由

子供の髪に白く輝く「天使の輪」。

思わず触りたくなってしまいますよね。なぜ大人になるとその天使の輪が綺麗に見えなくなってしまうのでしょうか。

この天使の輪には、キューティクルが大きく関わっています。髪に光が当たり、傾斜になっているキューティクルの表面で反射し、白く輝いて見えるのです。

綺麗な天使の輪を作るためには

  • キューティクルが剥がれておらず、しっかりと髪を保護した状態にある事
  • クセや傷みがなく、髪の毛が真っ直ぐである事
  • 黒やダークブラウンなどの暗い色のストレートヘアである事

これらの条件が必要です。子供の髪はまだ、それほど外部の刺激を受けていないので、キューティクルがしっかりしています。

しかし、大人になるにつれて髪は紫外線や摩擦、カラーリングなど、様々なダメージを受け続け、キューティクルが剥がれてしまったり、傷ついてしまいます。

それにより、キューティクルの表面で反射できなくなる、バラバラの位置で反射してしまう、という事につながり、綺麗な天使の輪ができなくなってしまうのです。

髪にダメージを与えるはずのカラーリングで髪がツヤツヤに見える原理

髪が傷む原因として思いつくのは、やはりカラーリングやパーマではないでしょうか。どちらも薬品を使って科学処理しているので髪に負担がかかり、続ける事で傷みます。

しかし、カラーリングをした時に髪がツヤツヤになったり、ハリがでたと感じる事がありませんか?

その為にカラーリングを繰り返しているという人もいるかもしれません。

まず、カラーリングする事で、ダメージを受けた髪が修復するという事はありません。

髪は自己修復機能を持たず、一度傷んだり剥がれ落ちたキューティクルは補修はできても再生させる事はできないからです。

それでもなぜ、カラーリングにより髪が復活したかのように見えるかというと、髪の毛の中にはメラニンが詰まっていて、カラーリングはそのメラニンを破壊し、破壊されてすき間が出来た部分にカラーを入れます。

日頃のダメージによりパサパサした髪は、すき間だらけなので、カラーリングにより内部のすき間がうめられる事で密になり、ツヤが出ます。

これによって、カラーリングをする事で綺麗な髪に戻ったと感じてしまうのです。

カラーリングにより、メラニンを破壊してカラーを浸透させたものは、元々、髪の内部に定着しているものではないので日が経つにつれて徐々に色素が抜けて、最終的には元からあるメラニンだけの色になります。

色素が抜けると、髪の内部はまた空洞だらけになり、ハリやツヤがなくなり、パサパサしてしまいます。

パサパサになると、またカラーリングした時のような綺麗な髪になる為に、髪の内部に色素を浸透させます。

このサイクルにより、パサパサ髪がツヤツヤ髪に戻った!と思ってしまいがちですが、実は色素を詰めただけで髪の状態が良くなった訳ではありません。

日常生活の中でも髪はダメージを受け続けています

カラーリングやパーマ意外にも、こんな事で⁈と思うような、ちょっとした日常の中でも髪はダメージを受けています。

例えば、シャンプーやタオルドライなどの摩擦によるダメージ、ブラシでとかす際に起こる静電気によるダメージ、紫外線を浴びる事によるダメージなど、たくさんあります。

日常生活の中で、ついやってしまいがちな事をいくつか例にあげ、なぜその行為が髪を傷ませてしまうのかを説明します。

紫外線を浴びる事によるダメージ

紫外線でダメージを受けているのはお肌だけと思ってしまいますが、実は肌よりも多く紫外線を浴びている頭皮や髪の方が大きなダメージを受けているのです。

髪の毛の主な成分はたんぱく質なので、このたんぱく質が紫外線により酸化し、表面を守るキューティクルが傷んだり剥がれたりします。

また、紫外線は髪の内部に進入し、メラニン色素を分解します。夏のプールで強い日差しを浴びたり、アウトドアで長時間、紫外線を浴びる事が多くなると髪が赤茶けた色になるのはその為です。

紫外線により、内部からダメージを受け髪は、パサついてしまったり、途中で切れてしまい切れ毛や枝毛になってしまいます。

髪だけではなく、頭皮も相当なダメージを受けていて、目に見えないうちに時間をかけて細胞が破壊されてしまい、抜け毛や白髪の原因にもなります。

厄介なのは、紫外線により髪の毛をつくる細胞が壊されると、抜けた後も髪そのものが作られなくなってしまい、薄毛の原因になってしまうのです。

帽子や日傘を利用したり、最近では紫外線対策用のヘアケアもあるので、お肌と同じように髪や頭皮もUV対策は必要です。

濡れたまま・半乾きのまま寝る事によるダメージ

疲れている時や時間がない時に髪が濡れたまま寝てしまったり、半乾きのまま寝てしまっている、という事はないでしょうか?

濡れた髪は表面を守るキューティクルが開いた状態なので、その状態のまま枕や布団にこすりつけられると、キューティクルが開いたまま乾燥してパサついたり、キューティクルが剝がれる事でゴワゴワしたりします。

髪を洗った後はよく乾かして寝ましょう。

ドライヤーによるダメージ

ドライヤーをかける事自体は髪にとって悪い事ではないのですが、同じ場所に集中して熱をあてたり、下から上にドライヤーを当てる事によってキューティクルを傷つけます。

ドライヤーをかける事により、濡れた際に開いたキューティクルのうろこ状の膜が閉じて整うのですが、問題はその温度です。

もともと髪の限界温度は60度と言われているのですが、ドライヤーの熱は120度近くあります。その熱が同じ場所に集中すると髪が火傷状態になります。

また、キューティクルのうろこ状の膜は上から下に向いているので、ドライヤーをかける際に下からかける事でキューティクルの向きに逆らう形になり、髪がパサついたり広がる原因になります。

ドライヤーをあてる際は、低温設定にして、1カ所に熱を当てないように上から下に向かって様々な方向に動かしながらあてましょう。

ブラッシングによるダメージ

冬に乾燥する時は特に、静電気が起こりやすくなります。

ブラッシングの際に、プラスチック製や塩化ビニール製のブラシなど、静電気が発生しやすいものを使用すると、髪をとかす際の摩擦で静電気が発生し、キューティクルを剥がしてしまう事があります。

さらに、静電気により髪や頭皮にホコリや雑菌を寄せ付けてしまい、頭皮にもダメージを与えかねません。

できる事なら、まずはブラシやクシは静電気が起きにくいものを使用し、マイナスイオンドライヤーを使いましょう。

もしくは加湿器などで部屋の湿度を上げる事で髪の乾燥を防いでくれます。シャンプー・トリートメントも、キューティクルを補修し、髪を保湿してくれるものを使用すると良いです。

また、ブラッシングの際に上から下部分に向かって髪をとかしてしまいがちですが、根元から毛先に行くまで髪の長い人は特に途中で引っかかってしまいます。

この時に力を入れてとかしてしまい、髪を傷めて切れ毛を作ってしまったり、無理に引き抜く事で抜け毛の原因にもなります。

ブラッシングの際は毛先をとかしてから徐々に根元へ向かうようにしていきましょう。

シャンプー・タオルドライによる摩擦

キューティクルは水に濡れると、透明で重なり合ったうろこが外側に反ってしまい、開いている状態になります。

つまり、髪が水に濡れている状態は、キューティクルがはがれやすくなっていてほんのわずかな力で擦れ合うだけでも剥がれたり、損傷したりします。

つまり、シャンプーの時や濡れた髪をタオルドライする時に力を入れてゴシゴシこすると、その摩擦により外部の刺激から守る役目のキューティクルが損傷してしまい、最悪は剝がれ落ちます。

キューティクルが剝がれ落ちると、内部にあるタンパク質や脂質を成分とするコルテックスやメデュラが、シャンプーにより流れ出やすくなってしまい、髪の内部に空洞が多くなって髪がパサパサしてしまいます。

また、汚れを落とす力が強すぎるシャンプーを使ったり、お湯の温度が高すぎるのもキューティクルを傷める原因の1つです。

髪にできるだけダメージを与えないシャンプーの方法

  1. まずはブラッシングでホコリなどの汚れを落とし、髪が絡まないように整えます。ブラッシングする際は、絡まりやすい毛先から行いましょう。
  2. シャンプーをする際に余計な力を入れなくても汚れを落とせるように、シャンプー前に38度〜40度のお湯で、髪と頭皮を指の腹で1、2分かけて優しく素洗いしましょう。
  3. 素洗いにより、ほとんどの汚れが落ちていますので、シャンプーは少量でOKです。だいたい500円玉くらいの量を手に取り、そのままつけるのではなく、同じくらいの量のお湯で薄めてから後頭部の生え際付近におきます。
  4. 後頭部の生え際から全体にシャンプーをつけ、指の腹で優しく頭皮を洗うようにして、髪同士の摩擦を避けます。
  5. 38度〜40度のお湯で洗い残しがないよう、しっかり洗い流します。

仕上げにリンス?コンディショナー?トリートメント?

シャンプーの後に仕上げとしてリンスやトリートメント、コンディショナーを使用する人がほとんどだと思います。

仕上げにどれを使ったら良いのかわからない、もしくはどれが良いかわからないけれど使っている、という人の為にそれぞれの違いについて説明します。

リンス
シャンプー後の髪のきしみを防ぐ為に、髪の表面を油分でコーティングして保護し、髪内部の水分が蒸発しないように表面を保護します。
コンディショナー
髪の表面を保護しつつ、きしみを防ぎツヤを出すので、リンスと役割はほぼ一緒なのですが、髪表面の保護力がより強いのがコンディショナーです。
トリートメント
髪の内部に浸透し、コルテックスに栄養成分を届けて髪の内側から傷みを補修し、整えます。リンスとコンディショナーの機能も合わせ持っているものが多いので、指通りのなめらかさやツヤを出しながら傷みを補修します。

どれを使用しても良いのですが、リンスとコンディショナーは主に髪の表面を保護し、トリートメントは髪の内側からダメージを修復する役割があります。

リンスやコンディショナーは、あくまで表面の保護なので、つけたまましばらく放置しても髪質が良くなるわけではありません。

髪の傷みは特に気にならないけれど、サラサラのツヤ髪を目指したいという人はリンスもしくはコンディショナーを、髪の傷みがひどいなと感じる人は、髪の内部から補修してくれるトリートメントを使うのが良いかもしれません。

シャンプーで汚れを落とした後にリンスやコンディショナー、トリートメントでケアする場合、髪の保護なので頭皮にはつけないようにしましょう。

せっかくシャンプーで綺麗になった頭皮の油分を過剰に取ってしまう事になってしまったり、洗い残しが原因でまた頭皮を汚してしまう可能性があります。

タオルドライは頭皮から行いましょう

開いたキューティクルを摩擦で傷めないように、あまりゴシゴシしなくても水分を吸収してくれるような吸水性のあるタオルを選びましょう。

できるだけ、タオルで髪を拭きとる水分を減らす為に、髪を洗った後は余分な水分を落としておきましょう。

タオルドライする際に、毛先からやってしまいたくなりますが、まずは頭全体をタオルで包み込み、爪を立てないように指の腹を使って、優しくモミモミしながら頭皮の水分を拭き取ります。頭皮の水分を拭き取るだけでもだいぶ髪全体の水分が取れます。

頭皮が濡れたままだと、細菌による頭皮のトラブルが起こる原因にもなりますので、丁寧に拭き取りましょう。

毛先はタオルで包み込むように挟み、擦り合わせるのではなく、優しくパンパンと叩くように水分を取ります。

寒い時期や忙しい時はついつい、ゴシゴシとタオルで擦って終わらせてしまいがちですが、その行為は頭皮とキューティクルを傷つけてしまいます。

タオルドライという些細な事ですが傷みやすい時期だからこそ、美髪を意識して行いたいですね。

オーガニックシャンプーが良いとされるわけ

丁寧にシャンプーをしても、頭皮がかゆくなったり、抜け毛が気になったり、頭皮や髪がベタつく事はありませんか?

もしシャンプー後に何かしら不快を感じる場合は、今使っているシャンプーが合っていない可能性があります。

シャンプーには、少なからず泡立ちや洗浄力を良くするために界面活性剤などの化学物質が使われています。

だいぶ改良され、以前ほど悪いものとして扱いを受けなくなってはいるものの、やはり化学物質に体が反応してしまう人、もともと敏感肌の人には頭皮や髪だけではなく、肌荒れの原因になる事もあるようです。

そこで注目されているのが「オーガニックシャンプー」です。

オーガニックとは、化学物質を使用せずに有機栽培で育てた植物に対して使われる言葉で、天然成分が主な原料となっているので、肌荒れを起こしにくく、使い続ける事で頭皮や髪のトラブルも改善していく事が期待されます。

しかし、オーガニックはもともと海外で認定された成分であり、日本では「オーガニックシャンプー」に対する規定が定められていません。その為、オーガニック成分が少しでも配合されているシャンプーをオーガニックシャンプーとしているものもあります。

オーガニック成分100%というものもありますので、今使っているシャンプーで何かしらのトラブルを抱えている人は、オーガニックシャンプーを使う事で改善が期待できるかもしれません。

私がその1人です。泡立ちや香り、価格を優先して、ドラッグストアで手軽に購入できるシャンプーを使い続けていましたが、シャンプーした後に頭皮が痒くなってフケのようなものが出たり、ニキビのようなものが頭皮に出たり、抜け毛も驚く程、多かったのです。

しかし、オーガニックシャンプーが良いとわかっていたものの、値段も少し上がるし、どれを選べば良いのかわからない、そんな状況で踏み込めずにいました。

そんな私がCMで、子供の頃に大好きだったオーガニックシャンプー「ティモテ」の復活を知り、すぐに購入し、使用しました。

香りはほのかに癒される香りで、キシキシするだろうと思っていた洗い心地に関しても、そんな事は全くありませんでした。

使ってすぐに頭皮の痒みがない事に気付き、数日後に驚いたのは抜け毛が今までの3分の1くらいに減った事です。

オーガニックシャンプーに切り替えたきっかけは懐かしい!という単純な感情でしたが、頭皮のトラブルが改善して不快感もなくなり、何より驚く程、多かった抜け毛が改善されたのは嬉しくて仕方ありません。

今までのシャンプーより数百円、値段は上がりましたが私にはオーガニックシャンプーが合っていたようです。

どれが良いか迷っている人は、口コミを見たり、周りで実際に使っている人の意見を聞くことで後押しされたり、きっかけ作りになると思います。

私のような頭皮の荒れや抜け毛に悩む人はぜひオーガニックシャンプーをお試しください。

女性が気になる髪の悩み!「抜け毛」について

シャンプーの後の排水口を見て、抜け毛の多さに驚いた事はありませんか?お部屋の掃除をするとたくさん髪の毛が落ちている、という事はありませんか?

女性は日常生活でのストレス、出産、加齢などにより、髪と大きく関係する女性ホルモンの分泌量が減少したりバランスが乱れることがあります。

その結果、体の不調だけではなく、抜け毛が増えるなどのトラブルが起こります。

たくさん抜け落ちた髪を見ると心配になってしまいますが、一概にも抜け毛が異常を示すものではなく、髪が生え変わるサイクルからくるものも多いので、生え変わるサイクルと、注意すべき抜け毛についてご説明します。

抜け毛は1日100本までは正常範囲内⁈

髪には「毛周期」といわれる一定のサイクルがあります。

髪の毛は、1カ月で約1.2cm伸びるとされていますが、いつまでも伸び続けるわけではなく、一定の期間が経てば自然に抜け落ちます。

そして抜け落ちたところにまた新しい髪が生えてくる、このサイクルを毛周期と呼び、この期間は個人差はありますが女性は平均4〜6年といわれています。

1本1本、毛周期が違うので通常は一度にごそっと抜け落ちるという事はなく、平均10万本、髪の毛がありますので毎日50〜100本の抜け毛は「自然脱毛」の正常範囲内とされています。

さらに季節の変わり目は200本前後とさらに増え、特に夏の紫外線によりダメージを受けた髪の毛が秋に抜け落ちるというパターンが多いようです。

毛周期は「成長期」「退行期」「休止期」の3段階に分けられる

今、生えている髪のほとんどが「成長期」の段階のものと言われています。成長期は約2〜6年とされ、この期間に髪が作られたり少しずつ成長していきます。

毛周期のほとんどの期間がこの成長期といわれており、成長期が長い程、髪は長くなり、太く成長します。成長を続けた髪は徐々に生え変わりの準備を始め、「退行期」に入ります。

「退行期」はまずはじめに、色素を作る細胞がメラニンの合成を止め、髪の内部がやせ細ってきて、成長期の時よりも髪を成長させるスピードが急激に減速します。

この期間は 2~3週間とされ、髪全体の約1%が退行期にあたるとされます。退行期が終わると完全に髪の成長が止まる「休止期」を迎えます。「休止期」は完全に成長が止まり、古い髪はいつ抜けても良い状態になって、新しい髪がその下でスタンバイしています。

休止期の期間は2〜4ヶ月程あり、髪全体の10%〜15%が休止期にあるとされています。

それほど力を入れずにブラッシングしたにもかかわらず、簡単に抜けてしまう髪は、この休止期にあたるからだと考えられます。

抜け落ちた髪が短い、あまりにも本数が多すぎるという場合は、正常な毛周期ではなく、「自然脱毛」ではない可能性があります。

抜け落ちた髪が短いのは成長期の異常⁈

抜け落ちた毛が短い場合、成長期に成長しきれずに抜けてしまった事が考えられます。

成長期に影響を及ぼす原因として、ストレスなどによるホルモンバランスの乱れ、冷えによる血行不良、頭皮トラブルなどが考えられます。

抜け落ちた毛の毛根をよく見てみましょう

毛根からも正常な毛周期を終えて抜け落ちたものなのかどうかを判断する事ができます。

髪の太さが毛先までほぼ一定の太さで、毛根がマッチ棒の先端のように丸みを帯びている場合は、毛周期による自然脱毛なので心配ありません。

しかし、髪の太さが一定ではなく、毛根に丸みがない、白い皮脂のようなものがついている、毛根がガタガタした形をしている、など、マッチ棒の先端のような丸みではない場合は自然脱毛とは言えない可能性があります。

女性ホルモンと髪の毛の関係

自然脱毛ではない場合、女性ホルモンが影響している可能性があります。女性ホルモンには主に「エストロゲン」と「プロゲステロン」の2種類が存在します。

エストロゲンは肌を綺麗にするだけでなく髪の毛の発達を促進する働きがあり、プロゲステロンは妊娠時に赤ちゃんを守ったり、子宮内膜の状態を良くしようとする働きがあります。

この2つのホルモンがバランス良く働く事で、女性らしくいられ、健康な髪の毛が育ちます。

しかし、このホルモンバランスは些細な事でも乱れやすく、加齢やストレス、出産、不規則な生活によって簡単にバランスが崩れてしまいます。

バランスが崩れて、エストロゲンが減少し、プロゲステロンが増加すると、イライラしたり生理前症候群や更年期障害などの不調に見舞われてしまいます。

それだけではなく、髪に栄養が行き届かなくなり、抜け毛の原因にもつながります。

エストロゲンは、女性にとって大切なホルモンであるにも関わらず、20代30代をピークにどんどん減少していきます。

40代から特に抜け毛や更年期障害に悩まされる人が多いのはその為です。

ホルモンバランスを保つために、少しの時間でも自分の好きな事をする時間を設けてストレス解消したり、和食を中心とした食べ物にはエストロゲンの分泌を助けるものが多いので、特に味噌や豆腐、納豆などの大豆製品は積極的に摂取しましょう。

そしてしっかり睡眠を取りましょう。当たり前のような生活がなかなか当たり前にできずにいる現状。

ホルモンバランスの乱れは体調やお肌だけでなく、髪の毛にとっても悪影響です。

一度に全て改善、というのが難しければ、まずは食事内容から見直して、大豆製品を取り入れるようにしてみてください。

健康的な髪は「タンパク質」+「ビタミン」+「亜鉛」で作られる

大豆製品はホルモンバランスを整えるためにも摂取する事が大切と説明しましたが、オススメする理由はそれだけではありません。

大豆製品は髪の毛の主な成分であるタンパク質を含んでいて、しかもそのタンパク質の成分が髪の毛に含まれるタンパク質の成分と似ているからです。

タンパク質は他にも卵やお肉、魚などにも含まれていますので、食事で摂取する事はそれほど難しくないかもしれません。

例えば納豆とご飯、卵とご飯、この組み合わせは食事に取り入れやすいですよね。
しかし、タンパク質の働きを生かす為にはビタミンの力が必要なのです。

ビタミン類の中でも、髪の毛の成長に関わるのがビタミンA、B2、B6、Eです。代表的な食材として

  • ビタミンAは主にウナギ、モロヘイヤ、シソの葉、ほうれん草 など
  • ビタミンB2は主にレバー、うなぎ、納豆、卵など
  • ビタミンB6は主にニンニク、マグロ、レバー、さんま など
  • ビタミンEは主にナッツ類、植物油(オリーブオイルなど)、たらこ、アボカド など

上記の食材があげられます。

ビタミンAとEは油と組み合わせる事により吸収率が上がるので、植物性の油で調理する事をオススメします。

ビタミンB2、B6は一緒に摂取する事で、髪の毛の生成や成長を促し、タンパク質が髪になる過程にも重要となります。

髪の毛の主な成分はタンパク質でできていますが、タンパク質にも種類があり、髪の毛は90%が「ケラチン」というタンパク質でできていると言われています。

そのケラチンを生成するには「亜鉛」の力が必要で、亜鉛が不足してしまうと新しい髪が生えにくくなってしまいます。

また、亜鉛は体内にためておく事ができないため、不足している人が多いとされていますので、食材によって摂取する事がとても重要なのです。

亜鉛を含む代表的な食材として、牡蠣、チーズ、レバー、そば、大豆製品などに含まれています。

食材から摂りにくいと思うものはサプリで補ったり、まずはこれらの食材をどう調理するかと難しく考えるよりは、まずは朝食に納豆と魚類を食べ、おやつにナッツ類を食べるなど、簡単に取り組める事から始めましょう。

元気な髪が作られるだけではなく、ホルモンバランスが整う事によって、体調やお肌にも変化が見られるはずです。

美髪を目指す30代の女性へ!オススメのヘアケア商品

髪のトラブルでヘアスタイルがなかなか決まらない…。

見た目の年齢すらも左右してしまう髪型をできるだけ綺麗にまとめたい、そんな悩みを解決してくれる商品をご紹介します。

1. 無印良品の「木柄ヘアケアブラシ」

プラスチック製のものは静電気が起きやすく、髪をさらに傷める原因になったり、パサつきや広がりの原因にもつながります。

このブラシは、猪毛と自然素材の木を使ったブラシで静電気が起こりにくく、ブラッシングによってツルツル・サラサラの髪になります。

また、頭皮を程よく刺激し、マッサージ効果もあり髪と頭皮の状態のどちらも良くしてくれます。

猪毛のブラシとなると少し高くなりますが、このブラシは約1800円とお手頃価格になっています。

デザインもシンプルですが温かみがあるので、大事に長く愛用できるアイテムです。

2.ウテナの「マトメージュ ヘアワックス」

どんなに綺麗にまとめても、切れ毛や伸びかけの短い髪がピョンピョンと飛び出て、なんだかボサボサしているように感じる事はありませんか?

そんな時にオススメなのが、マトメージュのヘアワックスです。

このワックスは見た目も可愛いくコンパクトで持ち運びも楽にでき、1番嬉しいのは手を汚すことなく、ケースのフタを開けたらそのまま直接ピョンピョン飛び出す髪につけることでピタッと抑えてくれる事です。

かといって、ガチガチした感じもなく、自然な感じに仕上げてくれます。

まとめ髪の際の、おくれ毛をまとめるのにも最適です。

3.パナソニックの「ヘアドライヤー ナノケア」

髪を乾かしながら美髪になりたい!そんな女性の願いを叶えてくれるドライヤーです。

水分量がマイナスイオンの約1,000倍と言われる「ナノイー」と、2つの亜鉛電極から発生されるミネラルを含んだマイナスイオンの「ダブルミネラル」で髪や地肌を潤します。

また、髪のうねりを抑えたりキューティクルを守る事により紫外線の影響も受けにくくしてくれます。

また、多機能で髪のケア以外にも顔などのお肌を潤してくれるモードや、地肌にやさしい温度とされる60度で乾かすモードも搭載されています。

4. サロニアの「ダブルイオン ストレートアイロン」

サロンで使われているアイロンと同じように、高温度の設定ができ、縮毛矯正をかけたようにスッと真っ直ぐに仕上がります。

また、髪が傷みにくいようにマイナスイオンを発生させ、潤いとツヤを出し、クセ毛もしっかりストレートにすることができます。

何度もアイロンし直す必要がない程、一度で真っ直ぐにしてくれるので、通常のヘアアイロンよりも傷みにくく、カールなどのアレンジもしやすいヘアアイロンです。

5.ロレアルパリの洗い流さないトリートメントオイル

オイルと聞くと、ベタベタするから苦手だという人もいるかもしれません。

しかしこのオイルは希少価値の高いアルガンオイル配合で、ロレアル研究所が開発したオイルベースを採用しているので、素早く髪に浸透し、ベタつかずに軽いつけ心地です。

クセ毛やパサつきなどでまとまらない髪を長時間にわたり保湿し、指通りなめらかにしてくれます。

タオルドライした髪、乾いた髪、どちらにつけても着けた瞬間から驚くほどツヤとまとまりを感じさせられます。

最近、耳にするヘアケアマイスターについて

もし、髪のトラブルや悩みを抱えながら美容室に行く場合は「ヘアケアマイスター」がいる美容室を選ぶと良いかもしれません。

というのも、ヘアケアマイスターとはヘアケアに関する知識を豊富に持ち、毛髪診断やアドバイス、処置が的確にできる人に与えられる資格なので、美容業界においてのプロを意味する名誉ある称号です。

具体的にどんな事をしてくれるのか見ていきましょう。

1. 現状説明
今のお客様の髪の傷み具合や髪質などを見極め診断し、説明をしてくれます。自分では気づいていなかった事など新たな発見があるかもしれませんね。
2. 技術説明
診断結果とお客様の要望をふまえて、コミュニケーションを取りながら、例えば、これからどんな薬剤を使っていくのか、お客様にはどんなケアが良いのかなど、今後の施術について説明してくれます。

初めての施術は特に、これからどんな事をされるんだろう…と不安になるので、先に説明をしてもらう事で安心しますね。

3.お手入れの方法も説明してくれます

美容室に行ったその日は髪もサラサラで思い通りの髪型になっていても、次の日から自分でスタイリングする時には上手くいかない、といい事もありますよね。

そんな不安や不満を持つお客様の為に、スタイリングの際のポイントやケアする際に気をつける事、パーマを長持ちさせるにはどうしたら良いかなど、今後のお手入れ方法をアドバイスしてくれます。

自分の髪の事は自分が1番わかっている!と思っていても、やっぱりプロの目線で的確にアドバイスをしてもらって美髪に導いてもらえたらとても嬉しいですよね。

もしどこの美容室にするか迷う場合、ヘアケアマイスターが在籍しているかどうかで決めるのも良いかもしれません。

女性の綺麗はメイクよりも髪で作られる

大事な日には髪型とメイクがバッチリ決まると、なんだかテンションが上がりますよね。女性の気分を左右する程、女性のオシャレに髪はかかせないものです。

ストレス社会だからこそ、綺麗な髪で気分を上げていきましょう。

仕事や子育てで時間がなくてケアできないという人も、例えばシャンプーをオーガニックのものに変える、ちょっとオイルを塗ってみる、など何か1つでもやってみましょう。

それだけでも髪のツヤは違ってきますし、周りの見方も変わってくるはずです。

若さと元気のある大人の女性は憧れますよね。どんなにメイクを頑張っても、パサパサ・ボサボサの髪では台無しです。

ぜひ今日からお肌と一緒にヘアケアも意識してください。いつもと違う自分になれるはずです。

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