加齢で目が小さく!?年齢と共に目が小さくなる原因と解消法
Date:2018.11.06
鏡を見た時、以前に比べて目が小さくなったんじゃないか?と気になることはありませんか?
若い頃はアイメイクをバッチリしなくても目がパッチリとしていたのに、年齢と共に目がどんどん小さくなっていくのを見て、病気じゃないのかと不安になることがあります。
目も他の肌と同じように、年齢と共に加齢でたるみが出たり筋肉が緩んでしまうことがあります。
そのため、若い頃に比べて目が小さく見えてしまうこともあります。
顔のたるみのように、目のたるみを予防することはできるのでしょうか。
また、たるみが出た時の改善策があるのかについて紹介します。
この記事の目次
こんなにも小さくなる!?加齢で約20%も目が小さくなる
歳を取るに連れて、目が小さくなっているような気がするという女性は多くいると思います。
実際、写真などを見るとまぶたが重たくなって目力もなくなったように見えることもあります。
某化粧メーカーが10年以上に渡って調査したところ、20代後半から目は徐々に小さくなっていき、15年後には約20%ほど小さくなっているという報告があがっています。
日常生活のちょっとした行動がまぶたのたるみに繋がり、年齢とともに目が小さくなっていきます。
加齢だけが原因ではない!年齢とともに目が小さくなる原因
年齢とともに目が小さくなるのは、加齢が原因と言われています。
加齢も目が小さくなる原因の1つですが、毎日の日常生活にも目を小さくしてしまう原因があります。
いったいどんなことが原因になっているのでしょうか。
その1.目をこするクセや目を触ることが多い
何気ない行動の1つに、目をこすったり目を触ることがあります。
ちょっとこすったり触ったりするだけで目が小さくなるのかな?と考えてしまいますが、下記のようなことをしている人は目をこすったり触っている回数が多くなっています。
- 花粉症
- 眉毛を整えるのに毛抜きを使う
- 目薬をした後に目をかいてしまう
- 涙もろい
1日に数回しか目を触らないとしても、年齢とともにその回数は蓄積していくためかなりの回数になります。
まぶたにはミュラー筋というものがあり、これがまぶたを開閉する働きをしています。
目を頻繁に擦ったり触ったりすると、このミュラー筋がダメージ受けて緩んでしまいます。
ミュラー筋が緩むと、まぶたを支えきれなくなり、まぶたが下がり目が小さくなってしまいます。
その2.仕事で長時間パソコンを使ったりスマホの操作時間が長い
仕事で長時間パソコンを使用しているという人も多いと思います。
パソコンの画面からは、ブルーライトという目の網膜にダメージを与える光が出ています。このブルーライトはスマホの画面からも出ています。
長時間、ブルーライトが出ている画面を見ていると疲労が蓄積されて眼精疲労を引き起こしてしまいます。
眼精疲労になると、目の疲れが取れず、上記のように目を擦ったり触ったりする回数が増えます。
また、目の周りの筋肉が凝り固まり、血行が悪くなってしまいます。
筋肉が凝り固まり血行が悪くなると、まぶたがむくみやすくなりまぶたが下がって目が小さくなってしまいます。
その3.目の周りが乾燥しやすい
乾燥肌じゃなくても、目の周りだけ乾燥しやすいという人もいます。
目の周りは頬などに比べて皮膚が薄いため、肌が乾燥するとダメージを受けやすくなります。
また、皮膚が薄いためデリケートな部分なため、タオルやハンカチで擦るだけでも乾燥に繋がります。
目の周りが乾燥すると、肌がカサカサするだけではなく水分が足りず肌自体のハリもなくなります。
ハリがなくなるとまぶたがたるんできて、目に覆いかぶさってくるため、目が小さくなってしまいます。
その4.体重の増減でまぶたにたるみが出てくる
体重が増えると脂肪がつきます。そして、体重が増えたからとダイエットをすると皮膚がたることがあります。
太った時、体や顔の頬などにだけ肉がつくと覆われていますが、まぶたにも贅肉がついてしまいます。
太ったら、目が腫れぼったくなり人相が変わると言いますが、それは、まぶたに贅肉がついているからです。
その状態で急激に痩せると、皮膚がたるんでまぶたにもたるみが出て下がってきます。
そのため、目が小さくなってしまいます。
また、体重の増減を繰り返していると、皮膚がたるんだままになってしまうので、まぶたも下がったままの状態になってしまいます。
その5.顔やまぶたがむくんだ時にケアをせずにそのままにしている
朝起きた時、顔が浮腫んでいることはありませんか?
まぶたが腫れぼったくなっていても、時間が経てば症状も改善されるだろうと、そのままにしている人もいるかと思います。
まぶたがむくむと、皮膚が引っ張られてしまいます。
そのままむくみが自然に治るまで放置していると、常にまぶたの皮膚が引っ張られた状態になっているため、まぶたがたるんできて目が小さくなってしまいます。
その6.骨盤の歪みや姿勢の悪さが体全体のバランスを悪くする
骨盤の歪みや姿勢の悪さが、まぶたのたるみや目が小さくなる原因と考える人は少ないと思います。
骨盤が歪み姿勢が悪くなると、首が傾いていたり顔に歪みが出てくることがあります。
首の傾きや顔に歪みが出ると、顔の筋肉にたるみが出たり筋肉の付き方が変わってきます。
もちろん目の周りの筋肉の付き方やたるみが出ることもあり、その症状がまぶたに出ると、目が小さくなってしまいます。
その7.常にアイメイクをバッチリしている人
まぶたは、脂肪やむくみなどが原因でたるむことがありますが、その他にもいくつか原因があります。
その中で、特に女性が気にしなくてはいけないのがメイクです。
メイクをする時、あなたはどのくらいまぶたや目の周辺を触っていますか?
- ファンデーションをまぶたに塗る
- アイシャドウを塗る
- アイラインを描く
- ビューラーでまつ毛をあげる
- マスカラを塗る
- 付けまつげをつける
上記のようなメイクをしている人も多いと思います。
この時、綺麗にアイランが描けるようにとまぶたを上に持ち上げたり、付けまつげを付ける時にまぶたを引っ張ったりしていませんか?
このようなメイクを毎日していると、まぶたを引っ張ったり持ち上げたりとかなりの負担を与えます。
そして、まぶたを支えるミュラー筋が緩んだり伸び切ってしまい、目が小さくなってしまいます。
目が小さくならないようにするためのケア方法&対処法
年齢と共に、どうしても目は小さくなってしまいます。しかし、何もしないのとケアや対処をしているのでは結果は違ってきます。
目が小さくならないようにするためのケア方法や対処法を覚えて、なるべく目が小さくならないようにすることが大事です。
その1.目を使う作業をする時は合間に目を休ませる
今や仕事でパソコンを使うのが普通になっています。
仕事以外でも、自宅でパソコンを使った作業をすることもあるため、さらに目が疲れた状態になってしまいます。
パソコンを使った作業は、長時間続けるとブルーライトが原因で癌性疲労になります。
また、細かい作業なども長時間続けると、目に神経が集中して目を凝らすため筋肉を使い眼精疲労に繋がります。
パソコン作業の場合、ブルーライトをカットしてくれるメガネなどを使うと、目への負担が軽減されます。
また、目を使う作業をする時は、1時間に5分程、目を休ませるようにしてあげましょう。
この時、ただ目を休めるのではなく、次のようなものを使うと効果がアップします。
- 目の凝りをほぐす働きがある目薬をさす
- 目の周りをタオルやカイロで温める
- 手のひらを目の上に軽く当てる
- 指で軽く目の周りを押してマッサージする
目を使いすぎると筋肉が凝り固まって血行が悪くなるため、温め上げるのが1番効果的です。
その2.なるべく目をこすらないようにする
目の周りの皮膚は薄いので、とてもデリケートです。少しこすっただけでも、かなりの負担になります。
目の周りをこすってしまう原因には、様々な原因があります。なるべく擦らないように対処することが大事です。
- 花粉症で目がかゆい
- 花粉症になるとどうしても目がかゆくなります。花粉症の場合、早めに病院を受診することも大事ですが、目がかゆくならないようにする予防も大事です。
目薬はもちろん、花粉が目に入らないようなメガネなどを使いましょう。
- メイクを落とす時はこすらない
- アイメイクを落とす時、なかなか落ちないからとゴシゴシとこすってしまうことがあります。これは、かなりの負担を与えます。
アイメイクを落とす時は、専用のリムーバーを使うのはもちろん、こすらず落とすようにコットンにメイク落としをたっぷりと含ませ、パックをするようにすると綺麗に落ちます。
- アイメイクはなるべく薄くする
- メイク落としの時も大事ですが、メイクをする時もかなりまぶたに負担を与えます。
アイメイクを頑張ると目がパッチリとして綺麗ですが、なるべくアイメイクは薄くしてメイク時間をかけないことも大事です。
アイシャドウはブラシでゴシゴシと付けるのではなく、指でポンポンと軽く叩くようにして付けたり心がけましょう。
その3.コンタクトレンズを長時間装着するのは避ける
パソコン作業で目を酷使するのもよくありませんが、コンタクトレンズを長時間装着するのも、かなり目に負担をかけています。
目の中に異物を入れているため、まぶたを引っ張っている状態になります。
また、まぶたが常に緊張状態になっているため、まぶたを支えるミュラー筋にかなりの負担をかけていることになります。
ミュラー筋に負担を与えると、緩んだり伸びたりしてまぶたのたるみに繋がります。
そうならないためにも、コンタクトレンズの長時間装着は避けるようにしましょう。
仕事でコンタクトレンズが欠かせない場合は、外出前に装着し、帰宅したらすぐに外すようにしましょう。
付けっぱなしで寝てしまうのは論外です。まぶたへの負担だけではなく目を傷つけてしまう可能性があります。
その4.乾燥しやすい人はエイジングケアとスキンケアをしっかりする
加齢とともにまぶたがたるむのは仕方がないことです。
しかし、ここに乾燥がプラスされるとたるみのスピードも早くなり、目が小さくなってしまいます。
目元が乾燥しやすい人は、エイジングケアと一緒に保湿のスキンケアをしっかりとしてあげることが大事です。
歳をとると目元のハリがなくなります。そのため、まぶたがたるんだ状態になってしまいます。
ハリがないと感じた時は、エイジングケアが必要です。
- コラーゲン
- ヒアルロン酸
- エラスチン
上記のようなハリ成分が入ったアイクリームなどが販売されています。
目元のハリがなくなった時は、ハリを与えてくれる成分が含まれたアイクリームを使いましょう。
また、乾燥が原因でハリがなくなることもあります。
目元を触った時、カサカサしている時は、目元にたっぷりと保湿をしてあげることが大事です。
シートパックなどを使う場合、目の周りは空いているため、目元をしっかりと保湿してあげることができません。
目元は汗腺もないので、しっかりと保湿をしてあげないと乾燥したままの状態になってしまいます。
- コットンに化粧水を含ませる
- 目を閉じた状態にし、コットンを目の上にのせる
- コットンの上にラップを置き、蒸しタオルをその上にのせる
- 5分ほど放置し、最後にアイクリームを塗る
コットンに含ませた化粧水で目を覆ってパックをするだけでもOKですが、そこにホットタオルで血行をアップさせるとさらに効果が高まります。
毎日目元パックをする必要はないので、週に1~2回パックをしてしっかりと保湿をしてあげるようにしましょう。
その5.目元をマッサージしてハリ感アップ
上記のように普通にアイクリームを使うのもいいですが、時々目元のマッサージをプラスしてあげるとさらに効果的です。
目元をマッサージする際は、肌への負担を避けるためにアイクリームを使って行います。
- 適量のアイクリームを目の下の4カ所に置く
- 中指の腹を使い、目尻から目頭に向かってクリームを伸ばしていく
- クリームが浸透していくように人差し指と中指の腹を使って軽くプレスしていく
- 手に残ったクリームは、まぶたにプレスするように軽く押しながらつけていく
- 手のひら全体で目を覆い、軽くプレスする
マッサージと言っても、ゴシゴシしたり力を入れて押すのは厳禁です。
軽い力でプレスするだけで目の筋肉をほぐすことができるので、なるべく力はいれないようにしましょう。
その6.眼輪筋をトレーニングして鍛えてたるみを予防する
まぶたのたるみを予防するには、トレーニングが必要です。
眼輪筋のトレーニングは特に難しいものではないので、いつでもできるのが嬉しい点です。
- 正面を向き、両目をパッチリと開けて5秒キープ
- ギュっと両目をつむり5秒キープ
- 再度目をパッチリと開けて5秒キープ
- 正面を向いたまま、目を上→下→左→右を見て目を動かす
- ∞を描くように目玉を動かす(イメージでOK)
上記のトレーニングを2回繰り返します。目が疲れている時でも、このトレーニングをすると目の疲れを取り除くことができるのでオススメです。
その7.ミュラー筋をトレーニングして目力もアップ
まぶたには、ミュラー筋と挙筋腱膜というものがあります。挙筋腱膜は加齢とともにどうしても伸びたり緩んだりしてしまいます。
しかし、ミュラー筋がしっかりと支えていれば、そのたるみの症状も最低限に抑えることができます。
ミュラー筋が伸びたり緩んだりすると、まぶたはどんどんたるんでしまい目が小さくなってしまいます。
このミュラー筋を鍛えて、まぶたのたるみを改善することも大事です。
- 人差し指を眉毛の下に当てる
- 眉毛が動かないように目をゆっくりと閉じて5秒キープ
- 眉毛が動かないように目をゆっくりと開けて5秒キープ
- 2と3の動きを5回繰り返す
ミュラー筋が緩んでいないと、ほとんど眉毛は動きませんが、ミュラー筋が緩んでいると眉毛が動いてしまいます。
眉毛が動いていないか鏡でチェックしながらトレーニングを行いましょう。
また、何度もやったから効果がアップするというわけではありません。継続が大事なので、毎日忘れずにトレーニングを続けましょう。
目が開きにくくて小さく見えるのは「眼瞼下垂」の可能性あり
加齢や目の酷使だけが目を小さくする原因ではありません。
目が開きにくくなり、目が小さく見えるものに「眼瞼下垂(がんけんかすい)」というものがあります。
次のような症状がある場合は、加齢ではなく眼瞼下垂が原因で目が小さくなっている可能性があります。
- 目が開きにくい
- 瞼の皮膚がたるんでいる
- 眼球が小さくなったように感じる
眼瞼下垂の場合、加齢からくるもののような対処をしても症状は変わりません。
加齢だけが原因ではない!眼瞼下垂になる原因
眼瞼下垂になる原因とは、いったいどんなものがあるのでしょうか?
眼瞼下垂の原因で1番多いのが、上まぶたを収縮させるための筋肉である眼瞼挙筋と、上まぶたを繋いでいる挙筋腱膜に異常が起こることです。
そのため、先天性のものもあります。その他、次のようなこと眼瞼挙筋と挙筋腱膜に異常が起こり、眼瞼下垂になることもあります。
- 加齢
- コンタクトレンズの長期使用
- 目をよく擦る
- 目を酷使している
眼瞼下垂は、先天性の場合は片方だけ症状が出ることもありますが、コンタクトレンズなどの長期使用の場合は両目に症状が出る場合もあります。
眼瞼下垂は程度にしょって処置方法が違ってくる
眼瞼下垂には、軽度・中度・重度と症状の段階があります。
軽度の場合は、自分で処置をすることができます。自分でできる方法としては、二重にするために使うテープやノリ(接着剤)を使って、まぶたを上げる方法です。
軽度であれば目が開けにくいという症状もあまりないので、二重を作るような対処法でも十分です。
しかし、中度や重度になると自分で対処するのが難しくなるため、眼科の受診が必要となります。
重度で目が開きづらく日常生活に支障が出る場合は、手術などをすることもあります。
手術の場合も長期入院ではなく、2~3日の入院で処置ができます。
目が小さくなる原因を知って小さくならないようにケアをしよう
ほとんどの人が、加齢とともに目が小さくなると言われています。それは、まぶたがたるんできて起こる症状です。
年齢には勝てない部分もありますが、何もしないより目が小さくなる原因をしって、そうならないための対策をしている人としていない人では差が出てきます。
「年齢だから仕方ない」と諦めるのではなく、毎日のケアで目が小さくならないようにしましょう。
また、ちょっとしたクセが目を小さくしてしまう可能性もあります。
目をこすったりアイメイクをする時に目を必要以上に触ったりすると、まぶたに負担をかけてしまい目が小さくなってしまいます。
鏡を見た時、何だかまぶたが腫れぼったいなと感じた時は、もしかすると目が小さくなっているのかもしれません。
そうならないためにも、毎日のケアを怠らないようにしましょう。
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