• 美容
  • ライフスタイル
  • 健康
  • ファッション
  • スピリチュアル
  • DIY女子部
  • 恋愛
  • 大人の美学

続きが気になるミステリー小説のオススメ。まずは軽めな作品から

Date:2018.08.09

この記事のタイトルとURLをコピーする
続きが気になるミステリー小説のオススメ。まずは軽めな作品から|女性の美学
https://josei-bigaku.jp/mysteryshousetu65461/

ミステリー小説の面白いところは、気になる謎がちりばめられていてどんどん続きが読みたくなってしまうところです。

読書好きの人はもちろん、読書に馴染みのない人でも読書の魅力に気づきやすいジャンルと言えますね。

この記事では、おすすめのミステリー小説をご紹介していきます。

単に「ミステリー」と言っても、コメディタッチだったり恋愛重視だったり…作品の雰囲気は1冊1冊で異なります。

「ハードルが高そう…」と思われがちなミステリーですが、案外とっつきやすい内容の本がたくさんありますよ。


ミステリー初心者におすすめ!ライトなミステリー小説

散りばめられた伏線、犯人の推理…こんなミステリーは「ハードルが高い」と敬遠しがちな人は、比較的ライトなミステリー小説から読んでみてはいかがでしょうか?

読書初心者の人でもサラッと読めてしまう、取っ付きやすいミステリー小説をご紹介します。

『魔法使いは完全犯罪の夢を見るか?』…著・東川篤哉

『謎解きはディナーの後で』で有名になった東川篤哉さんの、エンタメミステリー小説です。推理と魔法というチグハグな題材が見事に融合された、読んでいて楽しくなる1冊。

あらすじ
若手刑事の小山田聡介が訪れる事件現場には、何故かいつも”お手伝いさん”の美少女がいます。実は彼女は魔法使いのマリィ。魔法使いの彼女が「犯人だ」と指名する容疑者が本当に犯人なのか、その証拠やトリックを突き止めていきます。

ユーモアあふれる登場人物たちのやり取りは、独自の軽快さを持っていてコミカルに楽しめます。中編集の形を取っているので、ちょっとずつ読み進めていくのに最適。

最初から犯人が分かった上で事件を推理していくというストーリーで、犯人探しとはまた別の楽しみ方ができます。

魔法というファンタジーな存在がミステリーの邪魔をせず、見事に調和されています。一癖も二癖もあるキャラクターたちが面白く、読んでいて楽しくなるミステリー小説です。

『イニシエーション・ラブ』…著・乾くるみ

「必ず二度読みたくなる」という触れ込みで大絶賛されたミステリー小説です。最初は恋愛小説のようなストーリーが展開していきますが、最後まで読んだとき、読者はそのストーリーに騙されていたことを実感します。

あらすじ
バブル期の1980年代を舞台に展開する物語。主人公の「僕」は代打で呼ばれた合コンで、可憐なヒロイン・マユに出会います。僕とマユは恋に落ち、惹かれあいますが――。

物語は大きく分けて前半と後半に分かれていますが、後半を読み進めていくにつれてどんどん物語はミステリー性を帯びていきます。

文章に騙されるという経験をしたことがない人や、驚きのどんでん返しを期待している人におすすめの1冊です。ミステリーと言っても殺人は起きないので、安心・安全なミステリーを読みたい人にもおすすめですね。

すでに映画化されている作品ですが、映画を観ていて原作を未読だという人も楽しめる内容になっていますよ。

『GOSICK―ゴシック―』…著・桜庭一樹

直木賞受賞作家の桜庭一樹さんが描く学園ミステリー小説です。キュートな登場人物たちのほほえましいやり取りと、残酷でダークな事件が作品の持ち味です。

あらすじ
舞台は前世紀の初頭。東洋の島国からヨーロッパに留学してきた少年・久城一弥は、学園の塔に幽閉されている変わり者の天才少女・ヴィクトリカと出会います。一弥はヴィクトリカと共に、殺人事件に遭遇してしまい――。

美少女探偵と優しい少年の組み合わせは、王道ながらロマンチックです。古典的な探偵小説に近いストーリー構成で、じっくり読めば読者にも犯人の目星がつくようになっています。

登場人物にキュンとしたい人にも、推理を楽しみたい人にもおすすめの1冊です。

『密室殺人ゲーム王手飛車取り』…著・歌野晶午

本格ミステリファンも、ライトなミステリファンも楽しめる1冊となっています。『密室殺人ゲーム』はシリーズ化され、他にも何冊か発表されていますので、本作が気に入った人は他のシリーズも一読の価値ありですよ。

あらすじ
奇妙なニックネームを持つ〈頭狂人〉〈044APD〉〈aXe〉〈ザンギャ君〉〈伴道全教授〉の5人がチャットルームで知り合い、1人ずつが出題者となって推理クイズを出すという遊びをします。

ただし出題されている推理クイズの内容は、5人が実際に手を染めた殺人事件なのでした。

チャットでかわされる気軽な会話は現代人になじみ深いものですが、実際に殺人が行われたということで物語には常に殺伐さが付きまといます。

「どうやって殺したのか?」がメインになる推理小説のため、犯人や動機はほとんど関係ありません。読者自身も謎解きに参加しているような気分になれて、クイズ感覚で楽しめるエンタメミステリーです。

ミステリーによくある重たい雰囲気や、後ろ暗い気分になるような作品ではないので安心してくださいね。

読書慣れしている人におすすめしたいミステリー小説

ミステリー小説と言えば、陰惨な事件やドロドロとした心情描写がよく見られます。楽しいだけではない、ちょっと唸らされるようなミステリー小説が読みたいという人におすすめの小説を見ていきましょう。

『告白』…著・湊かなえ

読むと嫌な気分になるミステリー・略して「イヤミス」を流行らせた湊かなえさんのデビュー作です。緻密に張られた伏線とリアルで醜悪な人物描写は完成度が高く、ベストセラーとなっています。

あらすじ
一人娘の愛美を校内で亡くした中学校の女性教諭は、「愛美は死にました。しかし事故ではありません。このクラスの生徒に殺されたのです」と告白。級友や犯人など…次々と語り手が変わり、事件の真相が浮き彫りになっていきます。

一人一人に視点を当てて、その人物が抱える闇が事細かに描写され、それらが一つの物語となって収束していきます。決して楽しい気分にはならない、むしろ暗い気持ちにさせられるストーリーです。

復讐の鬼と化す母親の姿や、思春期の子どもたちの幼稚な心情が生み出す悲劇…日常がどんどん狂っていく様が恐ろしくも面白い作品です。結末を知っていても尚楽しめる作品ですよ。

『探偵ガリレオ』…著・東野圭吾

著名なミステリ小説家として知られる東野圭吾さんの誇る「ガリレオシリーズ」の1冊です。ドラマや映画化もされた有名作品です。

あらすじ
突然燃え上がった若者の頭や、心臓だけが腐った男の死体など…説明不可能の難事件にぶつかったとき、警視庁捜査一課の草薙俊平は必ずある友人を訪ねます。その友人とは帝都大学理工学部物理学科助教授の天才科学者・湯川学でした。

天才物理学者が難事件を解決していく様は読んでいて爽快です。作者自身が理系であるため、作中の知識やトリックは全てリアリティのあるもの。

テレビドラマシリーズ「ガリレオ」を観ていた人も多いのではないでしょうか?小説の方では、テレビドラマ版とはまた一味違ったガリレオの魅力が楽しめます。

『GOTH―リストカット事件』…著・乙一

独特の作風と読みやすい文体で知られる乙一さんのミステリー作品です。高校生を主軸に展開するストーリーは、不可解で不気味ながらも登場人物たちの若さがそれを中和しています。

あらすじ
高校生の「僕」とヒロイン・森野夜は、人の持つ暗黒面に強く惹きつけられるという性質。ふたりは奇妙な巡り合わせによって、猟奇的な事件に関わっていきます。

主人公もヒロインもクセが強く、このふたりが行動するだけで「何がはじまるんだろう?」とワクワクさせられます。

猟奇的で異常な犯罪が多いので、読む人の趣味を選ぶ作品になっています。「グロテスクな描写も大丈夫!」という人なら楽しんで読めるでしょう。

短編集方式の小説ですので、なかなか集中力が続かない人やちょっとずつ読み進めていきたい人にはおすすめです。

『アヒルと鴨のコインロッカー』…著・伊坂幸太郎

『重力ピエロ』や『グラスホッパー』などで知られる、独自のミステリー小説で有名な伊坂幸太郎さんの作品。第25回吉川英治文学新人賞を受賞し、2007年には映画化もされました。

あらすじ
気の弱い大学生の椎名は、引っ越し先のアパートの隣人・河崎に「一緒に本屋を襲わないか」と持ちかけられます。たった1冊の広辞苑を奪うためだけに、何故か椎名はモデルガンを持って書店の裏口に立たされることに。

読み進めていくにつれて物語が一転二転し、目を離せない展開が続きます。軽快に読めるストーリーと、ちょっと切なく余韻を残すようなラストが本作の持ち味。

不可解な序盤の伏線を回収していくストーリー展開は見事なものです。完成されたミステリー小説で、読書慣れしていない人でも最後までサクサク読み進められますよ。

ミステリーの古典。海外発の王道ミステリー小説

王道・古典的なミステリー作品と言えば、海外発のものもたくさんあります。現代のミステリーの基盤となる、一昔前のミステリー作品にも目を通してみてはいかがでしょうか?

『シャーロック・ホームズの冒険』…著・アーサー コナン ドイル

誰もが知っている推理小説「ホームズ」シリーズの短編集です。1887年からずっと国内外を問わずに親しまれてきたホームズシリーズ、長編もありますがまずは短編集から目を通してみてはいかがでしょうか?

あらすじ
シャーロック・ホームズは、ロンドンに起きる奇怪な事件を追って神出鬼没する名探偵。頭脳明晰で個性的なホームズは、意表をつく事件を軽妙に解決していきます。

あまりに有名な作品ですし、一度は読んでおきたいところ。誰が読んでも分かりやすい描写で、安心して楽しめる名作です。

今よりも古い英国の舞台を楽しむのも良いですし、ホームズの言動や推理を楽しむのもおすすめ。短編集ならすき間時間を見つけてサクッと読んでしまえますよ。

『そして誰もいなくなった』…著・アガサ クリスティ

女流ミステリー作家として有名なアガサ・クリスティーの超有名作です。ミステリーの王道と言われる完成度の高い古典作品。

あらすじ
お互いに面識はなく、職業も年齢も違う十人の男女が孤島に招き寄せられます。招待主の姿はないまま夕食の席につくと、彼らが過去に犯した犯罪を暴き立てる謎の声が。そして不気味な童謡の歌詞をなぞるように、彼らは一人ずつ殺されていきます…。

今のミステリー小説にもよく見られるような表現やトリック、展開が密に描かれています。過去の名作に触れてみたいという人や、王道のミステリー作品を読みたいという人におすすめの1冊です。

文字を追うごとにその場の情景がよく伝わってくる、読書の入門にも向いた作品ですよ。

『羊たちの沈黙』…著・トマス ハリス

ミステリー作品でありながら、登場人物の魅力にも注目したいタイプの作品です。まるで読者のことまで見透かされているような気分になる、心にじんわり忍び込むようなミステリー。

あらすじ
主人公のスターリングはFBIアカデミーの訓練生。彼女は連続殺人事件の情報を得るために、猟奇的な殺人を犯して収監されている精神科医・レクター博士のもとに送られます。

事件の真相を追うミステリー性はもちろん、レクター博士の魅力的な異質さに強く惹きつけられます。

物語に強く引き込まれるため、傍観者というよりは当事者のような気分にさせられます。

ミステリーの楽しみ方は様々。読みながら考えて脳トレにもなる

ミステリー小説と言っても、楽しくなるものや切なくなるものなど…物語の内容は全く違います。内容によっては、まるでコメディのような楽しみ方ができることも。

ミステリー小説には推理や事件を考察する楽しみ方があって、頭を鍛えるのに最適です。知的な人に近づく第一歩となるでしょう。

実際にミステリー小説を読みながら、自分の考えが当たっていたときはなかなかに嬉しいものです。1つ1つの事件を解決していく方式が多いですから、短編集が多いジャンルでもありますね。

何か気になったミステリー小説があれば、ぜひ読んでみてくださいね。

この記事のタイトルとURLをコピーする
続きが気になるミステリー小説のオススメ。まずは軽めな作品から|【女性の美学】
https://josei-bigaku.jp/mysteryshousetu65461/
ライター:箸屋

この記事をシェアする

関連記事

コメント