被って寝るだけ。ナイトキャップの美髪・時短効果と正しい使い方
Date:2019.10.07
「ナイトキャップ」と言えば、パジャマと一緒に被っている三角の帽子を思い浮かべる人が多いのではないでしょうか?もしくは海外風のおばあちゃんがベッドで被っている帽子。
何だかコミカルな風景になりそうだと感じる人も多いでしょうが、ナイトキャップを被って眠ることで、髪質が良くなりヘアアレンジが格段にしやすくなります。
トリートメント選びに難航したり、ヘアオイルを馴染ませたり…そんな苦労の成果と並ぶほどの効力が、被って眠るだけのナイトキャップに存在するのです。
この記事では、ナイトキャップで得られる効果と実際の正しい使い方についてご紹介します。
被って寝るだけ!ナイトキャップで得られる効果
ナイトキャップの使用用途は「被って眠る」というシンプルなもの。昔は毛じらみを防いだり、暑さ・寒さ対策に使われていましたが、寝ている間に髪が乱れるのを防ぐという目的で多く頼られていました。
ナイトキャップには、長く使い続けられるだけのこんな効果が認められています。
髪の毛の摩擦ダメージを防止
睡眠中は、本人が思っている以上に髪の毛が乱れています。寝返りを打つたびに髪の毛同士が擦れたり、布団や枕に摩擦されたりしています。寝相が悪い人であればもっと酷いでしょう。
ナイトキャップで髪をまとめて眠ると、髪の毛が乱れることがなくなり、摩擦の回数も減ります。摩擦によるダメージが減って、髪の毛の健康を守れるというわけです。
- 切れ毛
- 枝毛
- 静電気
- キューティクルの剥がれ
これらは髪の毛の摩擦が理由で起きるトラブル。せっかくのヘアケアも睡眠中の摩擦で台無しにされることがありますから、ナイトキャップで摩擦から髪を守ってあげると、髪質がランクアップします。
寝癖やうねりを防止
寝起きに髪の毛がうねっていたり、頑固な寝癖がついていて困ったという経験はありませんか?寝癖やうねりは、眠っている間に髪の毛が乱れて変なクセがついてしまうのが理由。
ナイトキャップで髪をまとめて眠れば、髪が乱れず寝癖・うねりもつきません。寝癖のつきやすい人には嬉しい限りです。
被って眠り、起きてナイトキャップを外すだけで、綺麗にまとまった髪の毛で朝を迎えられます。寝癖を直さなくて良いのでヘアセットの時短にもなりますね。
頭皮・髪の毛の乾燥を防止
眠っている間は無防備な状態ですから、頭皮や髪の毛が乾燥してしまいがちです。
- 髪の毛のツヤやハリがない
- 枝毛・切れ毛が見つかる
- 頭皮にかゆみがある
- よくフケが出る
こんな悩みを抱えている人は、ナイトキャップで解消させられます。ナイトキャップの中に入れた髪は空気に触れないので、乾燥を防ぎ保湿させられるのです。
髪質を向上させることはもちろん、トリートメントやヘアオイルの効果を高めることもできます。頭皮のかゆみにお悩みの人にもおすすめのアイテムですよ。
抜け毛を防いで衛生面UP
朝起きたとき、枕元にたくさんの抜け毛があって不愉快な思いをしたことはありませんか?または布団やシーツ、枕に髪の毛がくっついていることなど…。
髪の毛が抜けること、抜け毛が散らばることはナイトキャップを被って眠れば回避できます。
起床時にナイトキャップを脱いでブラッシングすれば、抜け毛に悩まされる必要はありません。睡眠中の髪の乱れを防ぐことで、余計な抜け毛を防ぐこともできますよ。
朝のヘアセットが楽になる
寝癖やうねりを防ぐことで、朝のヘアセットにかかる時間が大幅に短縮します。ただしそれだけではなく、ナイトキャップを利用すればヘアセットそのものをスキップすることも可能に。
あらかじめ髪を巻いたりセットしたりしてナイトキャップを被れば、朝はナイトキャップを外すだけでスタイリングが完了します。
朝の貴重な時間を増やせるのは魅力的ですね。「朝は寝癖を直すだけ」という人であれば、ナイトキャップ一つで本当に朝のヘアセットが終わってしまいます。
暑い日・寒い日も快適に眠れる
ナイトキャップが発明された当初の目的通り、酷く寒い日・暑い日に快適な睡眠を取れるというのも、ナイトキャップが持つ魅力です。
暑い日は髪の毛が汗でべた付くことがなくなり、寒い日は頭を冷えから防いでくれます。特にロングヘアの人などは、熱帯夜に髪が張り付いて不快な思いをしたこともあるのではないでしょうか?
髪の毛の質を高める他に、睡眠の質を高めるという目的でもナイトキャップは活躍してくれます。
ナイトキャップの正しい使い方。ヘアケア・アレンジ方法
使い方は「被って眠るだけ」というシンプルなアイテムですが、ナイトキャップの基本の使い方をチェックしておきましょう。
髪を完ぺきに乾かして被る
ナイトキャップを被るときは、髪の毛を完ぺきに乾かした状態にしておきましょう。濡れたり湿ったりした状態で被ると逆効果です。
髪が濡れたままナイトキャップを被ると、髪が傷んでしまったり、ナイトキャップに雑菌が繁殖したりします。
タオル地のナイトキャップもありますが、こちらも濡れた髪をそのままにして眠って良いアイテムではありません。髪の毛の生え際や頭皮まで、よく乾かしてからナイトキャップを被ってくださいね。
前髪にクセがつかないように注意
ナイトキャップを被るときは、前髪も後ろ髪も全部キャップの中に入れて、おでこを出した状態になります。前髪の入れ方次第ではクセがついてしまう可能性があるので注意してくださいね。
- あらかじめ前髪の分け目を作る
- 前髪が短い場合は整えておき、その上からナイトキャップを被る
- 前髪をピンで留めてからナイトキャップを被り、キャップの中でピンを取る
前髪が浮きやすい人やはねやすい人は特に気を付けてください。
前髪ごとナイトキャップで覆うように被ると、前髪に妙なクセがつかず、むしろ前髪も後ろ髪と一緒にまとまりやすくなりますよ。
後ろ髪を綺麗にまとめて被る
後ろ髪をナイトキャップに入れるときは、まず入れ残しがないか確認してください。髪の毛を結ぶときと同じように、手で髪全体を持ってからナイトキャップに入れます。
上手くいかないときはシュシュで髪の毛を緩く縛った上で、ナイトキャップを被りましょう。
結んだシュシュはナイトキャップの中で取っても良いですし、そのままにしていてもOK。ロングヘアの人はあらかじめ髪をブラシで梳かしておくと、翌朝サラサラになりやすいですよ。
流さないトリートメントでヘアケア
念入りなヘアケアで髪質をUPさせたい人は、ナイトキャップを被る前に洗い流さないタイプのトリートメントを髪に馴染ませてみてください。もしくはヘアオイルでもOK。
トリートメントやオイルがナイトキャップの中で保湿され、成分が髪の毛に浸透しやすくなります。
軽いヘアパックのような状態を作って、翌朝にはツヤツヤでサラサラの髪の毛と対面できます。寝る前のトリートメントやヘアオイルで、髪がべたついて気持ち悪いという悩みも解消です。
被る前のセットで身支度の時短
眠る前にあらかじめ髪の毛をセットしておき、その上からナイトキャップを被って眠れば翌朝はヘアセットの手間がかかりません。
コテで髪の毛を巻いたり、髪をお団子にした状態でナイトキャップを被って眠ると、起きたときに巻き髪スタイルが完成します。
起きてすぐに髪が巻かれているので、いろんなヘアアレンジが時短でできちゃいます。髪を巻きづらい・まとまりづらいという人におすすめの小技です。
素材によって違うナイトキャップの特徴
ナイトキャップも素材によっては発揮する効果やメリットが異なります。有名なのはシルクのナイトキャップですが、他の素材もチェックしておき、ご自分の体質や希望に合ったナイトキャップを選んで使ってみてくださいね。
- シルク素材
- サラサラのシルクで出来たナイトキャップは、最も美髪効果に優れています。髪の毛を保湿し、摩擦から守ってくれます。ただしコストが高くなりがちなのと、気軽に洗濯できないのがデメリット。
- コットン素材
- 通気性抜群のナイトキャップで、寝やすくお手入れもしやすいのが特徴です。美髪効果はシルク素材には劣るものの、コストもお手頃なので複数用意して使い回しができます。
- パイル素材
- タオルによく使われている素材で、吸汗性抜群です。お手入れしやすく低コストで手に入れやすい反面、シルクやコットンのような美髪効果は期待できません。
ナイトキャップを被って朝の時短・美髪をゲット
時代錯誤なアイテムと誤解されがちなナイトキャップですが、蓋を開けてみれば美髪効果は高く衛生面・効率面も優秀と、かなり心強いアイテムです。
被って眠るだけなので、どんなに忙しい人でも本格的なヘアケアができますよ。
美髪は女性を何倍も美しく見せてくれます。好みのデザインのナイトキャップを見つけたら、翌朝を楽しみに使ってみてください。
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